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Chapter 1.3「通信 - 発信者: 旗艦パノペア指揮官セラ・ヴァース」
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Chapter 1.3
翻訳者: AFK: Twitter
通信 - 発信者: 旗艦パノペア指揮官セラ・ヴァース
連邦宙域外「ヴァーガス」における探査計画 レポート No.3
我々の船団は例の信号の発信源周辺へと近づくことに成功した。前回の報告では、信号は悪意ある者の手によって発せられたものではないかとの推測を述べた。しかし信号を追っていくと、とある「太陽系」にたどり着いた。およそ 15 の惑星と 2 つの恒星から成るものだ。この星系へと侵入すると、船のセンサーが干渉を受け機能が阻害された。詳細は後ほど記す。なおこの干渉は信号との距離が近づくにつれて増大し、正確な発信源の特定が困難となった。だが幸い、いくつか惑星の軌道を分析し、信号の暗号解読を進めたところ、技術班が発信源であろう惑星を突き止めた。以降この惑星を「ミマー」と呼ぶことにする。現在ミマーの地表への降下準備を進めている。降下完了後は、発信源の特定を進める予定である。
ここで一つ評議会に報告しておきたいことがある。前述のとおり、この星系に侵入すると複数の船のセンサーが大きな測定値を叩き出した。さらに惑星群の解析を進めたところ、この星系全体に高密度の埋蔵クアンタムを確認できた。これまでのコアシステム外宙域探査で確認された量を遥かに上回る埋蔵量である。加えて、この惑星群は豊かな生態系を有しており、多様性に深く富んだ動植物が存在している。なお生物圏専門家からは、このクアンタム埋蔵量と生態的多様性における関連性が示唆されている。
この事実を鑑み、評議会から貨物船団と掘削船団をこちらに送り、埋蔵クアンタムを発掘・回収する作戦を提案する。なお、その間に我々は探査を進めるつもりである。また、このクアンタム回収によってセンサーへの干渉がいくぶん軽減され、探査の進捗を早めることにもつながると考えられる。ミマー地表への基地設置が完了次第、次の報告を送る。なお地表ではクアンタムによるセンサー干渉が大きくなるため、信号発信源の座標特定には数日間を要する見込みである。
報告は以上。通信を終える。