Chapter 10.1
翻訳者: AFK: Twitter
征圧
第 26 回宇宙評議会会合録 - ζ サジタリィ 3.32 星紀
開催地: コアシステム中立地帯 ステーション・イグニス評議場
開催地: コアシステム中立地帯 ステーション・イグニス評議場
評議会 帝国代理人: ジー・ヨンジュー、フェルス・ヘイドン、トゥラニ・アデ・ク
評議会 連邦代理人: オーレア・アドニス、ヴィクター・ハクスレイ、イライジャ・バーク
評議会 連合代理人: アイシュ・フィニクス、マンドラ・バンコール、ハーレイ・グエン
評議会 連邦代理人: オーレア・アドニス、ヴィクター・ハクスレイ、イライジャ・バーク
評議会 連合代理人: アイシュ・フィニクス、マンドラ・バンコール、ハーレイ・グエン
- 以下は探査計画にまつわる投票についての話し合いを書き起こしたものです
…帝国による捜査ですが、今のところ成果は出ていません。モンテスも未だ行方知れずです。護送船の襲撃者についても、確たる痕跡は見つかっていません。現状では、外部の支援受けてのものではなく、モンテスが単独で逃走を実行したものという見方が強まっています。なお、コアシステムへ輸送中であったクアンタムが行方不明となった件についても、未だ手がかりはつかめていません。どちらの件についても情報が入り次第評議会に報告するよう指示を出しておきます。
さて、ここからは投票に関する議題に移りたいと思います。今お集まりの方々もすでにご存知かもしれませんが、2 日前評議会にある通信が届きました。惑星ミマーを飲み込んだあの光の塊、通称「アノマリー」に関するものです。なおその通信はノイズまみれであったため、内容の解読はほぼ不可能といっていいものでした。
コアシステム外の評議会船団との直接通信は無理であると思われたことから、ステーション・イグニスの科学者たちは離れた位置からアノマリーの観測を試み、乱活動のメカニズムを突き止めようとしています。少し前のアノマリーは可視スペクトルでの淡い色合いであったのですが、拍動と膨張を開始し、その膨張の境界付近には鮮明な色の縞がつき始めています。船団はすでに周辺からの撤退を行っていますが、アノマリーのただならぬ膨張の速度を鑑みると、船団が飲み込まれてしまうのは時間の問題であると思われます。もちろんこの膨張が一時的な現象である可能性はあります。しかし短期間でそれを見極めるのは不可能でしょう。
なお船団から届いたノイズまみれの通信には、アノマリーの膨張を抑制する手段についての言及もありました。残念ながらその手段の詳細はノイズでかき消されていましたが。ただし、探査船団との合流に向かっている評議会船団にはクラス S 船が複数所属しています。そのため、当該船の設備および機器の中に、アノマリーの膨張抑制手段に必要なものが存在している可能性があります。ただしテクノロジーを多大に要する作戦では、船のエンジンパワーを機器に割り当てる必要があります。つまり、船団がアノマリーの膨張から逃げ切れなくなる可能性があります。
ここに至るまで評議会では様々な解決策が検討されてきました。パノペアのように、再度船をアノマリーの中へ送り込むことを中心として。しかし、そのような手段は船団との通信が確実に行えなければ極めて実現が難しいでしょう。この状況下においては通信の回復を待てるだけの時間もありません。
この膨張によりコアシステム中に影響が及んでいますが、とりわけ連邦への影響は相当なものです。ネクサスからの通信は今も崩壊状態にあり、連邦内の惑星は闇に包まれているかもしれません。この状況を考慮すると、評議会から船団へ通信を送っても、内容が損なわれる可能性は非常に高いと思われます。このような内容の損失を回避するため、船団への通信は短いものにし、頻度を多めにして送る必要があります。以上のことから、当評議会は以下のどちらを実行するか投票で採決を取ります。
1) コアシステム外の船団にアノマリーの膨張を止める可能性のある作戦を実行させる
2) アノマリーの膨張速度が緩まる可能性に賭け、このまま船団に撤退を続けさせる
各所属勢力の投票チャンネルにてこの件についての告知を行います。なお、投票受付開始は告知の 12 時間後からとなります。