Chapter 10.2
翻訳者: AFK: Twitter
復活
発信者: ソレン・リンク
発信地: 評議会第三 S クラス船オベリスク
レポート No.26 - ζ サジタリィ 3.32 星紀
分類: 任務報告
発信地: 評議会第三 S クラス船オベリスク
レポート No.26 - ζ サジタリィ 3.32 星紀
分類: 任務報告
もしもし?聞こえますか?こちらオベリスク通信担当のソレン・リンクです。アノマリーによる通信障害はおさまってきているようです。この通信もちゃんと届いているとよいのですが。他の S クラス船からアノマリーが縮小している、との報告がありました。ただ S クラス船「フィンチ・スピア」が、アノマリーから放たれる「ツル」と激突してしまいました。私はその光景を直接見ていないのですが、周囲にいた船の者によると船殻が引きはがされ、気化したかのようであった、とのことです。
現在この通信はオベリスクのメイン観測デッキから行っています。アノマリーとの距離が取れたことで、今その姿をはっきりと捉えられています。あれはまるで…自身が出現した地点へと吸い込まれているように見えます。この現象がクアンタム共鳴実験の結果によるものであるかはまだ確定していません。しかし S クラス船団の協同作戦開始とともに現象が始まったことを考えると、その可能性は非常に高いと思われます。
いずれにせよ、見事な成果が得られました。S クラス船を除いた船は現在も撤退を続けています。なお、船団全体の合流判断はS クラス船団に委ねてあります。今回の成果が今後どのように影響を…えっ?何かが…ブリッジの窓から見えます。急いでモニターを確認してみます。うん…これでよし。あれは…凝固しているように見えます。星々に誓っていいます!アノマリーがかなり縮んでいます!あらゆる色が混ざり合い…形が変わって…今のあれはまるで球体のようです。しょ、少々席を外します
(かすかに聞こえる声) ジェーン、この事を他の船と話してもいいか?ジェンスン、無線出力を短波に切り替えてくれ。もし俺の予想通りなら、今すぐ連絡を取らなければ。
お待たせしました。すみません少し騒がしいかもしれません。今何人かこのブリッジに集まっていて…ええっと、アノマリーは…その、消失し始めています。本体端部の周りから糸のような光が出ており、本体は中心部で崩壊しています。あっ…今完全に消えました。影も形もなくなりました。見間違いではありません。ええ、この距離でもそれは間違いないです。技術者からも消失を確認したとの報告が今入ってきました。雲に覆われた大気も消えたと思われます。信号が阻害される謎の現象も。ですがあれは…ああ、前見たときと同じ惑星だ。惑星ミマーが復活しました。
ジェンスン、ローカル通信にしてくれ。船団に伝えるぞ。これからあそこに戻る、と。
- 通信終了 -