共通ストーリー #14 (2/12)
翻訳者: AFK: Twitter
予期せぬ結果
発信者: チャヤ・アディン
発信地: ライカニス家豪華客船「クラヴァラム」、惑星エデン軌道上
レポート No.1 - ζ サジタリィ 3.32 星紀
分類: 科学捜査レポート
発信地: ライカニス家豪華客船「クラヴァラム」、惑星エデン軌道上
レポート No.1 - ζ サジタリィ 3.32 星紀
分類: 科学捜査レポート
DNA 鑑定および科学捜査の完了を報告いたします。報告が遅くなり申し訳ありません。分析結果を厳密に検証していたため、ここまで時間がかかってしまいました。我々は検査を複数回行い、複数の DNA サンプルを採取しました。なお分析データの裏付けがとれるよう短剣だけではなく、船室からも採取を行いました。DNA 鑑定は改ざんの困難な検査ですが、採取サンプル量が乏しい場合、改ざんが起こり得ます。そのため我々は十分な量のサンプルを採取する必要があったのです。
モイラ・クレインおよびアナ・プリスコヴァ両名のユリウス・ライカニス船室への入室記録ですが、正しいものであることが確認できました。船室内から採取した DNA が、評議会のデータベースに両名のものと一致しました。また、ユリウスの死因が短剣による外傷ではなく、連邦製の毒によるものであることも確定しました。この毒は遅効性のものであり、船室内の血痕の残され方を考慮すると、ユリウスは毒が効き始めてから少なくとも 10 分程度は意識があったと思われます。ここでなぜ彼は警報機を使用しなかったのか、という疑問が浮かびますが…それよりも次に判明した事実の方が重大です。
短剣、船室の周囲、およびユリウスのローブに付着していた体液から採取できた DNA は、 モイラ・クレイン、アナ・プリスコヴァいずれのものではありませんでした。また、評議会の DNA データベース内にも一致するものはありませんでした。ただしこれはそれほど不思議なことではありません。評議会のデータベースはデータ量が少ないものですから。そのため我々は各派閥の DNA データベースをあたることにしました。その結果、帝国のデータベースで一致するものが見つかりました。先に申し上げておきますが、我々捜査班は今回徹底的な分析を行っております。専門家としての矜持をかけて、この分析結果が正確なものであると保証いたします。
ユリウスの背中に刺さっていた短剣から採取した DNA は、紅狼の首領「モンテス・ライカニス」のものでした。この船から数百マイル下の位置にあるライカニス家の惑星「エデン」…そこで収監されているはずの男のものであったのです。
通信終了
エデンのライカニス家一族にはこの通信内容を転送済みです。前回の投票結果を伝えられて以来、マーシャ・ライカニスは評議会との通信を遮断しています。しかし他のライカニス家一族から情報提供の申し出がありました。それによるとモンテスは今も独房に収監されており、帝国のフォージ・ワールド製の頑丈な手枷・足枷で拘束されている、とのことです。またモンテスは常時監視下にあり、ライカニス家警備兵から不審な行動の報告はありません。しかし、モンテスの処刑執行は帝国皇帝の指示で無期限の延期となっているようです。
加えて、ライカニス家より「当家はこの事案から手を引く。今後は評議会も手出し無用である」との言葉が評議会に届けられました。評議会の船団はすでに解散しており、現在帰還中です。これにて本件におけるプリスコヴァ氏の直接的関与の疑いは晴れました。氏はすでにステーション・イグニスでの拘留から釈放されており、連邦における探査計画関係者との連絡役に復帰する予定です。