共通ストーリー #05 (2022/01/18)
翻訳者: AFK: Twitter
探査計画参加者への緊急連絡
- 以下はコサック号船長ヤン・チェンからの通信の内容です
発信元: バールレ 3 小艦隊所属 アルダー号
送信日: ζ サジタリィ 3.32 星紀 - 第一次ケプラー星系戦役
分類: ミッションレポート
送信日: ζ サジタリィ 3.32 星紀 - 第一次ケプラー星系戦役
分類: ミッションレポート
こちらヤン…ヤン・チェン…ああ、ローチェ 7 小艦隊所属の者だ。すまない…まだ少し震えが残っていてな。あんな光景は見たことがない。100 隻以上の艦隊をあれほど容易く指揮するとは!言葉に出来ない光景だった。乗組員たちはまったく船間通信を使わなかったと思う。いや、そんなの必要なかったんだ。あの規模の艦隊がまるで 1 隻の船であるかのごとく、同じ動きを取れていたんだからな。
紅狼の旗艦は上手く探し出せたし、奴らの戦力も大したことはなかった。せいぜい 12 隻かそこらってとこだった。だが油断せず、こっちは素早く攻撃を仕掛けた。情け容赦はなしでだ。イヴォーナ指揮官は、始まりから終わりまで一切手を緩めなかった。彼女の命令の元、旗艦に的を絞って俺たちは何度も攻撃した。周りの敵船には目もくれずにな。そのときの俺たちときたらひたすら旗艦に突撃をかけて、まるで城の門にぶつかる破城槌のようだったよ。で、奴らが反撃して来たら鳥の群れのようにこっちは散開。一発もくらうことはなかった。
そのときは、指揮官から各船にそれぞれ指示が出ていたんじゃないかな。こっちの艦隊は「指揮者」のリズムに乗って動いてた。けど、相手には予測できない動きだったみたいだな。敵船がこっちの下に潜り込んできたときもあったが、誰一人として慌ててなかったぞ。あの指揮官の話し方からは何か特別な自信のようなものを感じた。「この人の指揮の元なら敵の攻撃なんて絶対当たらない」、そう思わせてくれるような力があったんだ。ちなみに、イヴォーナ指揮官の船は紅狼旗艦をバラバラにする勢いで徹底的に攻撃してた。モンテスはよくあそこまで耐えたもんだ。ああそういや、ボロボロになった紅狼旗艦から指揮官がモンテスを引きずり出していった、って風のうわさで聞いたな。本当の話だったとしても、何も不思議じゃない。
あとこっちの攻撃が終わったときになんていうか…トランス状態からシラフに戻った、ってな感じがあった。夢から覚めたとでもいうか…まあそんな感じだ。誰もが同じような感覚だったと思う。急激な変化が起こったように感じたのは、きっとそれが原因なんだろう。
それでその後…紅狼旗艦の周りの空間が歪みだしたんだ。俺は慌ててヘルメットを手に取ったよ。観測デッキの窓のシャッターが閉じる前にな。で、光が押し寄せてきて…おかしな話だが、それまで固体の光なんて発想はしたこともなかった。だが、あれはまさに固体だったんだよ。輪郭のくっきりした光が、デッキに飛び込んできたんだ。激しい気流で耳が何も聞こえなくなった。それでも俺は懸命にその光に耐えたんだ。数秒後、光は消えた…紅狼の旗艦も一緒に。ついでに旗艦の周りにいた船も…中には味方の船もいたと思う。悪いが今思い出せるのはこれだけだ…頭痛がひどくてな。ところでそろそろ俺を帰…
- レポート内の紅狼戦役関連箇所は以上です
紅狼戦役におけるチェン船長の報告は他の者の報告内容と一致しています。報告者は皆空間の歪みと異常な光の発生について触れています。光の色については様々な意見があるようですが。紅狼旗艦が消失した原因については特定できていません。紅狼旗艦から急激に発せられたエネルギーの初期分析によると、当該船のクアンタム・ドライブが消失に関係していると確認されています。しかし、クアンタム・ドライブで複数の船を転送することは不可能です。ましてや、周りの船を巻き込んでの転送など…今回の作戦に参加した艦隊のうち 5 隻が消失し、行方不明になっています。従って、評議会で直ちに捜索作戦を実行せねばなりません。
また、予期されていた通りケプラー星系のフォージ・コロニー群は甚大な被害を受けました。コロニー群の 1/4 近くが機能不全となっており、総死者数も 100 万人以上に上る可能性があります。幸いコロニーを襲撃していた紅狼の軍は撤退し、ケプラー星系外へと逃走したものとみられます。また、旗艦を失ったためしばらく戻ってくることはないでしょう。イヴォーナ・クレインと第三艦隊には損害はなく、モンテス・ライカニスの身柄を確保してケプラー星系から帝国のインナー・リムへと戻りました。なお、帝国はモンテスの生死について宇宙評議会への返答を拒否しています。