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アリスティア編その9 STRANGEだねマイトくん!

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だれでも歓迎! 編集
[舞人]
「・・・・・・・・・・・・」
[カヅ]
「・・・・・・・・・・・・」
[エフィー]
「だいたいカヅ、あなたは落ち着きがなさすぎるの。もう少し大人になって――」
[その他]
仲良く同じベッドにお世話になっていた舞人とカズ。目を覚ました彼らを待っていたのは額にアオスジを浮かべたエフィーであった。
今カヅは床に正座させられ、エフィーの有難いお説教に耳を傾けている。
[舞人]
「既に10分が経過しようとしているが、未だに話が終わる気配はない」
[エフィー]
「何ですか?マイトさん?」
[舞人]
「何でもないです」
[エフィー]
「そうですか。・・・・・・カヅ、ちゃんと聞いてた?」
[カヅ]
「はい、先生・・・・・・」
[エフィー]
「で、この前だってあなたは――」
[その他]
エフィーはカヅに再び説教を再開した。
カヅは自分が悪いということは分かっているのか、疲れを見せながらも素直に話を聞いている。
[舞人]
「そして舞人は何故か一緒に正座させられている。もはや彼の足は限界に近い」
[エフィー]
「何ですか?マイトさん?」
[舞人]
「何でもないです」
[エフィー]
「そうですか。・・・・・・カヅ、ちゃんと聞いてた?」
[カヅ]
「はい、先生・・・・・・」
[エフィー]
「で、それから――」
[舞人]
「もう許してぇ!」
[エフィー]
「なんでマイトさんが泣いてるんですか・・・・・・」
「・・・・・・まあそろそろいいかな。じゃあカヅ、これからは気を付けるのよ?」
[カヅ]
「うん・・・・・・ごめんなさい・・・・・・」
[エフィー]
「よろしい。でもカヅ、もうひとり謝る相手がいるでしょう?」
[カヅ]
「ちょっ、先生!確かに俺も悪いけど・・・・・・ケンカ売ってきたのは向こうからだよ!?」
[エフィー]
「そこをグッとこらえるのが大人なのよ?」
[カヅ]
「ぅぅ・・・・・・・・・・・・」
[エフィー]
「ほらカヅ。あなたももうお兄さんなんだから・・・・・・ね?」
[カヅ]
「・・・・・・分かったよ・・・・・・さっきは投げ飛ばして、ごめん・・・・・・」
[舞人]
「俺もお兄さんなんですけど・・・・・・」

[その他]
お説教も終わり、カヅは部屋を出て外に遊びに行った。
エフィーはそれを笑顔で見送ると、舞人の方に向き直り頭を下げた。
[エフィー]
「本当にごめんなさいマイトさん・・・・・・。でも根は優しい子なんです」
[舞人]
「いや、もういいですよ。ていうか正直俺が大人気なかったし」
[エフィー]
「それはそうですね」
[舞人]
「でも根は優しい子なんです」
[エフィー]
「フフフ、それも分かってますよ。アリスティアさんとお知り合いですもんね」
[舞人]
「あっ!そうだアリスは!?もう帰っちゃってんじゃ!?」
[エフィー]
「いえ?外でマイトさんが起きるの待ってますよ。中で待ってくれてよかったんですけど、森の方が良いらしくて」
[舞人]
「そっか、良かった。置いてかれたら帰り道分かんないとこだった」
「っていうかここって孤児院だよね?アリスは何の用があって来たんだろ」
[エフィー]
「ああ、アリスティアさんは時々ここに物々交換に来るんですよ」
[舞人]
「物々交換?」
[エフィー]
「はい。主にこっちは食料とか調味料とか日用品で、アリスティアさんは森で取れる薬草なんかですね」
[舞人]
「へぇ、食料はルネーニまで買い出しだと思ってたよ」
[エフィー]
「さすがに森からルネーニまではちょっと遠すぎますよ・・・・・・」
[舞人]
「でもここもそんなに町に近くはなさそうだけど」
[エフィー]
「一応近くに道路がありますし。行商の方も来てくださるので」
[舞人]
「なるほど、よく分かりました。アリスは聞いても華麗にスルーするからなあ・・・・・・」
[エフィー]
「・・・・・・それはともかくマイトさん。ひとつお聞きしたいのですが・・・・・・」
[舞人]
「OK、今度はキミの質問を聞こうッ!」
[エフィー]
「マイトさんとアリスティアさんって・・・・・・やっぱりそういう関係なんですか?」
[舞人]
「どういう関係?」
[エフィー]
「だからその、恋人関係というか・・・・・・」
[舞人]
「・・・・・・こい・・・・・・びと・・・・・・?」
[エフィー]
「あれ?ひょっとして違うんですか?」
[舞人]
「どうしてそういう結論に至ったのか小一時間問い詰めたい」
[エフィー]
「だって、アリスティアさんが男の人連れてるところなんて今まで見たことないですもん」
[舞人]
「それにしたって、いくらなんでもそれはねーよwww」
[エフィー]
「そうなんですか・・・・・・じゃあどういう関係なんですか?」
[舞人]
「肉体関係」
[エフィー]
「・・・・・・・・・・・・えっ!!?」
[舞人]
「・・・・・・あっ!いや、違う!正しくは」
「(住むところと提供してもらう代わりに)肉体(労働でお返しするような、そんな)関係」
[エフィー]
「どれだけ略してるんですか!・・・・・・びっくりしましたよ!」
[舞人]
「さらに略してSNK」
[エフィー]
「もう略はいいですよ!・・・・・・って、一緒に住んでるんですか?」
[舞人]
「んー、まあ居候させてもらってるというか・・・・・・」
[エフィー]
「へえ・・・・・・それじゃあ、あながち間違いでもないかもですね」
[舞人]
「なんで?」
[エフィー]
「どうでもいい人と一つ屋根の下で暮らしたいとは思わないでしょう?アリスティアさんは他人とあまり関わろうとはしませんし・・・・・・」
[舞人]
「うーん。それには浅い事情があるんだよ」
[エフィー]
「どんな事情が?」
[舞人]
「・・・・・・スマン、測りなおしてみたらとっても深い事情でした。聞かないでくれ」
[エフィー]
「そ、そうですか。じゃあ止めておきます」
[舞人]
(日々仕事もせず子作りに励んでます、とか言えないよな。常識的に考えて)
「まぁだから、一緒に住んでるからって好かれてるってのはないよ。・・・・・・ってかむしろ嫌われてるっぽいし・・・・・・」
[エフィー]
「うーん・・・・・・それでも嫌われてるっていうのはないと思いますよ?」
[舞人]
「だって最近ひどいんですよ、あの子ったら!何かと冷たい視線を向けてくるし!」
[エフィー]
「でもアリスティアさんは嫌いな相手をわざわざ気にするような人でもないと思いますけど・・・・・・」
「むしろ嫌いな人とか興味のない人はとことん無視しそうというか・・・・・・」
[舞人]
「・・・・・・んん・・・・・・言われてみれば確かにそうかも・・・・・・」
「で、でも特訓するとき俺に矢を容赦なく当ててくるんだぜ?ホラ、見てよこのアザ!」
[エフィー]
「でも私もカズの稽古のときとかコレくらいやりますし」
[舞人]
(カズ・・・・・・お前もか・・・・・・)
[エフィー]
「それにさっきマイトさんの様子を見に来たんですよ?」
[舞人]
「そうだったの?」
[エフィー]
「ええ、心配されてたんでしょう。聞いても答えてはくれませんでしたけど・・・・・・」
[舞人]
(そうか・・・・・・やっぱ俺カッコイイもんな)
[エフィー]
「マイトさんってなんだか変な人ですもんね」
[舞人]
「変な人と申したか!?」
[エフィー]
「い、いえ!そうじゃなくて!そのー、面白い人だなーって」
[舞人]
「おいおい、イケメンの俺のどこに面白い要素が?」
[エフィー]
「アハハ、やっぱり面白いですね」
[舞人]
「・・・・・・・・・・・・(^ω^;)」
[エフィー]
「だから、アリスティアさんも興味もたれたんじゃないかなーって思いますよ。まぁこれは私の希望でもあるんですけど」
[舞人]
「希望?」
[エフィー]
「さっきも言いましたけど、アリスティアさんが誰かと一緒にいるところって初めて見たんですよね」
「生活用品もいつも一人分だけしか持っていかないし、ずっと一人で暮らしてるのかなって気になってて」
「でも私はこの孤児院を離れるわけにはいきませんし・・・・・・仲良くしようとしても、なかなか上手くいかなくって・・・・・・」
[舞人]
(まぁあんだけ無口じゃあな・・・・・・」
[エフィー]
「だからマイトさんがアリスティアさんのお知り合いだって知って嬉しかったんですよ。まぁ、こんなの余計なお世話かもしれませんけど」
[舞人]
「いや、他人の事そこまで心配するってのは立派なことだと思うよ。僕は敬意を表する!」
[エフィー]
「フフッ、ありがとうございます。・・・・・・じゃあそろそろ行きましょうか。あまりアリスティアさんを待たせるのも悪いですし」
[舞人]
「そうだな」
[エフィー]
「その前にマイトさん、もう一つ聞いてもいいですか?」
[舞人]
「ああ、何でもこい」
[エフィー]
「なんでずっと正座してるんですか?」
[舞人]
「足しびれて立てません」
[エフィー]
「・・・・・・・・・・・・」
[舞人]
「オンブして」
[エフィー]
「やっぱり変な人かも・・・・・・」

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