[ルーシィ]
「ボクは魔王に負けたんだ……もう勇者なんかじゃないよ」
[舞人]
「で、でも素質はあるんだろ? それを俺に……」
[ルーシィ]
「ボクに人を導く力なんてないよ! そんなに立派な人じゃない。生活も荒んじゃったもの……悪いこともたくさんしてきた」
[舞人]
「……悪いこと?」
[その他]
そういえば、事前に仕入れた情報の中に、勇者ルーシィは魔王に敗北を喫して以来、グレてしまったということも含まれていた。
[ルーシィ]
「そうだよ。ゴミのポイ捨てもしたし、燃えるのと燃えないのを分別せずに捨てたこともある」
[舞人]
「(゜д゜)」
[ルーシィ]
「買い食いも、塀にラクガキだってした、公園の芝生に無断で入ったりもした!」
[舞人]
(勇者の悪事小せぇwwwwwwwww)
[ルーシィ]
「これでわかったろ、ボクは勇者の名には相応しくない人間だって」
[舞人]
「……プッ」
[ルーシィ]
「そんなに滑稽? なら遠慮なく笑ってくれていいよ、異世界の勇者様」
[その他]
ルーシィは吹き出した舞人を憮然としない表情で眺めてから吐き捨てた。
[舞人]
「いやいや、そうじゃなくて……ぶはははは! なんつーか、悪事小さすぎ!wwww」
[その他]
ついに舞人はこらえきれず、腹を抱えて笑い出した。
[ルーシィ]
「な、なんだよ! もっと凄いことだってしてるんだぞ! 本当だぞ!」
[舞人]
「ぶはははは! もっと凄いことってなんだ? 言ってみ?」
[ルーシィ]
「ね、猫の交尾を邪魔し……っ!! 何言わせるんだよ!!」
[その他]
ドゴォォッ!!
[舞人]
「ぐぼぉぉっ!!」
[その他]
ルーシィの顔が茹で蛸よりも赤くなった次の瞬間、舞人の頬にルーシィの鉄拳がめり込んだ。
無駄にカッコイイ悲鳴を上げて吹っ飛ぶ舞人。
[ルーシィ]
「あ、あれは結果論であって、てっきり下の猫がいじめられてるんだと……じゃなくて!!」
[舞人]
(自爆しすぎじゃね?wwww)
[その他]
ズキズキと痛む頬を押さえながら舞人は心中で突っ込む。
[舞人]
(と、とりあえずここはフォローを入れてどうにか関係の回復を……)
[その他]
元から回復できるような状況でもない気がするが、舞人はフォローの言葉を必死で考えた。
[舞人]
「そ、そうだ……。いじめられてるって思って助けたってことだろ? なら、やっぱりお前は勇者じゃないか」
[ルーシィ]
「……うっ」
[舞人]
「困ってるやつを見捨てておけない、たとえそれが動物でも人間でも。それは立派な……立派な……ええと」
[その他]
ゴン「人徳」
[舞人]
「そう、それそれ……って、今なんか変なヤツいなかったか?」
[ルーシィ]
「……さぁ」
「ボクは魔王に負けたんだ……もう勇者なんかじゃないよ」
[舞人]
「で、でも素質はあるんだろ? それを俺に……」
[ルーシィ]
「ボクに人を導く力なんてないよ! そんなに立派な人じゃない。生活も荒んじゃったもの……悪いこともたくさんしてきた」
[舞人]
「……悪いこと?」
[その他]
そういえば、事前に仕入れた情報の中に、勇者ルーシィは魔王に敗北を喫して以来、グレてしまったということも含まれていた。
[ルーシィ]
「そうだよ。ゴミのポイ捨てもしたし、燃えるのと燃えないのを分別せずに捨てたこともある」
[舞人]
「(゜д゜)」
[ルーシィ]
「買い食いも、塀にラクガキだってした、公園の芝生に無断で入ったりもした!」
[舞人]
(勇者の悪事小せぇwwwwwwwww)
[ルーシィ]
「これでわかったろ、ボクは勇者の名には相応しくない人間だって」
[舞人]
「……プッ」
[ルーシィ]
「そんなに滑稽? なら遠慮なく笑ってくれていいよ、異世界の勇者様」
[その他]
ルーシィは吹き出した舞人を憮然としない表情で眺めてから吐き捨てた。
[舞人]
「いやいや、そうじゃなくて……ぶはははは! なんつーか、悪事小さすぎ!wwww」
[その他]
ついに舞人はこらえきれず、腹を抱えて笑い出した。
[ルーシィ]
「な、なんだよ! もっと凄いことだってしてるんだぞ! 本当だぞ!」
[舞人]
「ぶはははは! もっと凄いことってなんだ? 言ってみ?」
[ルーシィ]
「ね、猫の交尾を邪魔し……っ!! 何言わせるんだよ!!」
[その他]
ドゴォォッ!!
[舞人]
「ぐぼぉぉっ!!」
[その他]
ルーシィの顔が茹で蛸よりも赤くなった次の瞬間、舞人の頬にルーシィの鉄拳がめり込んだ。
無駄にカッコイイ悲鳴を上げて吹っ飛ぶ舞人。
[ルーシィ]
「あ、あれは結果論であって、てっきり下の猫がいじめられてるんだと……じゃなくて!!」
[舞人]
(自爆しすぎじゃね?wwww)
[その他]
ズキズキと痛む頬を押さえながら舞人は心中で突っ込む。
[舞人]
(と、とりあえずここはフォローを入れてどうにか関係の回復を……)
[その他]
元から回復できるような状況でもない気がするが、舞人はフォローの言葉を必死で考えた。
[舞人]
「そ、そうだ……。いじめられてるって思って助けたってことだろ? なら、やっぱりお前は勇者じゃないか」
[ルーシィ]
「……うっ」
[舞人]
「困ってるやつを見捨てておけない、たとえそれが動物でも人間でも。それは立派な……立派な……ええと」
[その他]
ゴン「人徳」
[舞人]
「そう、それそれ……って、今なんか変なヤツいなかったか?」
[ルーシィ]
「……さぁ」
[舞人]
「ともかく! お前は今でも勇者の心を忘れちゃいないってことだよ。だから頼む、俺に勇者としての特訓を!」
[ルーシィ]
「………」
[その他]
長い長い沈黙。
ルーシィの葛藤が目に見えてくるような錯覚に陥る。
[ルーシィ]
(勇者の心を忘れてない、か……他のみんなは魔王に負けたボクを罵りはしてもそんな風に言ってくれたこと、なかったな)
[その他]
さっきまで嫉妬に支配されていた心に、不意に暖かいものが戻ってきたような気がした。
[ルーシィ]
(べ、別にボクは同情してほしかったわけじゃないぞ……でも、なんかちょっぴり、うれしかったかも)
[その他]
ルーシィは目を閉じ、舞人の言葉を反芻する。
[ルーシィ]
(今の自分じゃダメでも、強くなればいい、か……。ボクにそれが出来るんだろうか?)
[その他]
舞人の中に眠る勇者の素質がどこまで伸びていくかは未知数だ。
だけど、それに賭けてみるのもいいかもしれない。
[ルーシィ]
(そう、何もしないで腐ってるより、よっぽど有意義じゃないか……)
[その他]
ルーシィの表情に、心なしか活力が戻ってきたような気がした。
そして、沈黙が破られた。
[ルーシィ]
「……わかったよ。特訓、してあげるよ。どこまでやってあげられるかはわからないけどね」
[舞人]
「ktkr!wwwwww」
「ともかく! お前は今でも勇者の心を忘れちゃいないってことだよ。だから頼む、俺に勇者としての特訓を!」
[ルーシィ]
「………」
[その他]
長い長い沈黙。
ルーシィの葛藤が目に見えてくるような錯覚に陥る。
[ルーシィ]
(勇者の心を忘れてない、か……他のみんなは魔王に負けたボクを罵りはしてもそんな風に言ってくれたこと、なかったな)
[その他]
さっきまで嫉妬に支配されていた心に、不意に暖かいものが戻ってきたような気がした。
[ルーシィ]
(べ、別にボクは同情してほしかったわけじゃないぞ……でも、なんかちょっぴり、うれしかったかも)
[その他]
ルーシィは目を閉じ、舞人の言葉を反芻する。
[ルーシィ]
(今の自分じゃダメでも、強くなればいい、か……。ボクにそれが出来るんだろうか?)
[その他]
舞人の中に眠る勇者の素質がどこまで伸びていくかは未知数だ。
だけど、それに賭けてみるのもいいかもしれない。
[ルーシィ]
(そう、何もしないで腐ってるより、よっぽど有意義じゃないか……)
[その他]
ルーシィの表情に、心なしか活力が戻ってきたような気がした。
そして、沈黙が破られた。
[ルーシィ]
「……わかったよ。特訓、してあげるよ。どこまでやってあげられるかはわからないけどね」
[舞人]
「ktkr!wwwwww」