……も死んだし、そろそろ本気出す ◆LcLEW3UbhI
「千秋!」
放送と称して流された映像を前に南春香は思わず声を上げ、だがすぐに口を噤んだ。
今は放送を聞くことに重点を置くべきだろう。今もしも彼女が五月蝿くし、そのせいで禁止区域や死者の詳細が分からなくなれば、アカギ達にまで迷惑が掛かる。
今は放送を聞くことに重点を置くべきだろう。今もしも彼女が五月蝿くし、そのせいで禁止区域や死者の詳細が分からなくなれば、アカギ達にまで迷惑が掛かる。
『……では次に会うときにまでごきげんよう』
『バイニ~』
『バイニ~』
ふざけた物言いと共に放送が終了する。だが、それに腹を立てる人間は、ここにはフェイト独りしか居ない。
春香は妹や仲間の名前が無かった事に内心ほっと一息吐いていた。これは死者の数が予想を遥かに下回っていた為でもある。
フラグビルドは死者の名の中にChain-情の名が含まれて居ない事に露骨に安堵を示し、アカギに至っては冷静そのもので、表情一つ動かしていない。
春香は妹や仲間の名前が無かった事に内心ほっと一息吐いていた。これは死者の数が予想を遥かに下回っていた為でもある。
フラグビルドは死者の名の中にChain-情の名が含まれて居ない事に露骨に安堵を示し、アカギに至っては冷静そのもので、表情一つ動かしていない。
「それで、その……死んだ人の中に知り合いは……」
春香が恐る恐るといった様子で切り出す。
フラグビルドが即座に首を横に振り、フェイトもそれに続く。
フラグビルドが即座に首を横に振り、フェイトもそれに続く。
この分なら大丈夫か……そう思いつつ、春香がアカギに顔を向けると、アカギは静かに煙草に火を付けた後、煙と共に言葉を吐いた。
「同姓同名という事が無ければ、桂ヒナギクは俺達の世界で共にBADAN……主催者と戦った仲間だ。後は川田章吾だが、こいつも俺の世界の人間だ。たしか、途中から殺し合いに乗っていた」
淡々と言うアカギに、春香達の非難の視線が突き刺さるが、アカギがそれを気にするはずも無い。アカギは全ての視線を煙草で文字通り煙に巻くと、更に言葉を重ねる。
「さて、今の放送の中で分かった事がいくつかあるが、その前に聞いておきたい。南春香。お前の妹は何かしら、この殺し合いを台無しにしかねないような能力……例えば、この首輪を楽々解除できそうな能力を持ってたりはしない。これに間違いはないな?」
春香が頷く。そんな能力には心当たりが無い。彼女同様、竜に変身する事は出来るが、それでこの首輪が何とかなるのであれば、春香もまた、首輪を外す事が出来るはずである。
「千秋は、私と同じように竜になる事は出来るけど、他は普通の人と一切変わらない、普通の子よ」
「成る程な……」
「成る程な……」
アカギが再び煙を吐き、悩むようにして何も無い虚空を見つめる。
と、アカギは短くなった煙草を灰皿に置いた。そして一息吐くと、指を三本立てる。
と、アカギは短くなった煙草を灰皿に置いた。そして一息吐くと、指を三本立てる。
「可能性は三つだ。一つ目。南千秋はここに来てから、例えば支給品によって、この殺し合いを無力化しかねないような手段を得た。当然、主催側はそれを警戒し、南千秋に監視を付けた」
言い終えて、指を一本折る。春香だけでなく、フェイトやフラグビルド、猫までもが沈黙してアカギの言葉に集中している。
「二つ目。南千秋の近くにこの殺し合いを台無しにしかねないような能力の持ち主がいた。そしてその人物を監視していた時に、偶然南千秋が映像に混じってしまった」
更に指を一本折る。残りは一本のみ。
「最後……これが最も厄介な場合だが、俺達参加者全員に、監視が付けられている。悪い事に、奴等の放送中の会話から考えると、この可能性が最も高い」
春香は、静かに息を飲んだ。フェイトとフラグビルドも同様にに緊張しているのが分かる。
「それって……」
「ククク……。そうだ。主催者に反逆する事……首輪を外す事は不可能に近い。かつて俺達が会話に使った方法……筆談という方法をとっても、何処に俺たちを監視している目があるのか分からない以上、悟られる可能性は低くないっ……!
となると、俺達はどんなに集まったとしても、お互いに首輪に関することや主催に関することで迂闊な情報交換が出来ない。そうなれば首輪を外すことなどほぼ不可能っ……! 絶望的っ……!」
「私達のお風呂も覗かれていたってこと!?」
「ククク……。そうだ。主催者に反逆する事……首輪を外す事は不可能に近い。かつて俺達が会話に使った方法……筆談という方法をとっても、何処に俺たちを監視している目があるのか分からない以上、悟られる可能性は低くないっ……!
となると、俺達はどんなに集まったとしても、お互いに首輪に関することや主催に関することで迂闊な情報交換が出来ない。そうなれば首輪を外すことなどほぼ不可能っ……! 絶望的っ……!」
「私達のお風呂も覗かれていたってこと!?」
フラグビルドが悲鳴のような声を上げ、同時に春香とフェイトが面白いように顔を真っ赤に染めた。
「ニャーーニャッニャー」
何時の間に部屋に入ってきていたのか、猫2号が何かを言いたそうに五月蝿く喚く。
アカギは一瞬こそ、その反応にあっけに取られたものの、すぐに表情を戻すと、
アカギは一瞬こそ、その反応にあっけに取られたものの、すぐに表情を戻すと、
「百パーセントじゃない。その可能性もあるというだけだ……。だが、常にそのことだけは頭に入れて行動するべきだろう」
アカギの言葉に、フラグビルドが沈黙する。猫2号は相変わらずニャーニャー五月蝿かったが、そこは機転を利かせた春香が抱え上げ、部屋の外へと出す。
部屋に戻った春香が再び椅子に座り直すと、アカギが再び口を開く。
「とはいえ、だ。もし仮に最悪の場合……全員に監視が付いていたとしても、付け入る隙はある」
煙草が灰皿の中で焼け落ち、完全な灰と化した。
アカギが言葉を止めるのと同時にその灰の煤ける音が短く響く。
アカギが言葉を止めるのと同時にその灰の煤ける音が短く響く。
「例えば、主催の方で何かしらの問題が起き、それへの対応に追われている場合、奴らは俺達へ注意を割くことが出来ない。この状況を狙う……つまり、相手の自滅を狙うパターンっ……!
無論、条件で言えば厳しいっ……! 相手に偶然なんらかのトラブルが起こり、しかもそのタイミングをこちらが察知して行動するなど、まず不可能。まさに無謀っ……! 無謀極まりないっ……!」
「なら……」
無論、条件で言えば厳しいっ……! 相手に偶然なんらかのトラブルが起こり、しかもそのタイミングをこちらが察知して行動するなど、まず不可能。まさに無謀っ……! 無謀極まりないっ……!」
「なら……」
ならどうしようもないの!? 春香はアカギの物言いに思わず反対しそうになったが、思い直してやめる。
アカギが態々不可能だということを確認するために、言葉を放つはずがない。
アカギが態々不可能だということを確認するために、言葉を放つはずがない。
アカギは再び沈黙した春香達に向けて更に言葉を重ねる。
「そう、無謀なはずだった……。だが、相手、主催側にどうしようもない程の無能……或いは、それを演じ、こちらに味方する者がいるというならば話は別っ……!」
誰の事かは言うまでも無い。春香の頭にすぐに先程の放送中の騒ぎが思い起こされる。
「ククク……。そうだ。放送の初めに妙な映像、そして南春香、お前の妹の映像を流した救いようの無い馬鹿っ……! こちらに情報を流した大間抜けっ……! そいつがいればいずれは発生するだろう……。更なるトラブル……、情報漏れ……。」
「けど、もし、そういうことが本当に発生したとしても、そのタイミングを掴むのは難しいんじゃんない?」
「けど、もし、そういうことが本当に発生したとしても、そのタイミングを掴むのは難しいんじゃんない?」
春香が疑問を挟み、フェイトとフラグビルドがそれに頷く。だが、アカギはその浮かべた笑みを絶やさない。
「そうだ。俺達が主催者の情報を知る方法は、今のところ一つしかない。とはいえだ。もしもさっきの可能性三つのうちの最後……全員に監視が付いているとしたら、俺達はその監視しているものを見つけることで、逆に主催の情報を探る事が出来る可能性がある」
「それって……」
「もしも主催が俺たちに付けている監視が機械ではなく、なんらかの生物だった場合……そいつから情報を吐き出させることによって、奴等の内情を少しでも知ることが出来る。
もしも機械だったとしても、その機械を逆にこっちで利用する事が出来れば、奴等の内情を探れる可能性は十二分にある」
「それって……」
「もしも主催が俺たちに付けている監視が機械ではなく、なんらかの生物だった場合……そいつから情報を吐き出させることによって、奴等の内情を少しでも知ることが出来る。
もしも機械だったとしても、その機械を逆にこっちで利用する事が出来れば、奴等の内情を探れる可能性は十二分にある」
言って、アカギは部屋の周囲をグルリと見渡す。カメラを探そうとでも言うのだろうか。だが、そんなものがあれば、既にこの部屋にいる者が気付いてもよさそうなものである。
「じゃあ、これから私たちはそのカメラを探すという事?」
ずっと黙っていたフェイトが初めて口を開く。だが、アカギはそれに軽く首を横に振った。
「いや。南春香の妹……南千秋を探す。俺達全員に監視が付いている可能性は高いが、それでもあくまで『可能性』でしかない。それに対し、南千秋に監視が付いていたのは紛れもない『事実』だ。
ならば南千秋を探し、その周囲を徹底的に探るっ……! これが最も確実な手っ……!」
ならば南千秋を探し、その周囲を徹底的に探るっ……! これが最も確実な手っ……!」
「じゃあ、この船のフラ……さっきの鍵は?」
「この船の扉という扉全てに鍵を掛けてから、船を出ればいい。あの猫を逃がさなければ鍵はこの船の中から出ようが無い。
これから先、行動に行き詰ったらここに戻ってきて鍵を探す。今必死になって船を探るよりも、その方が効率はいいだろう。まずはやれるところから詰めていく」
「この船の扉という扉全てに鍵を掛けてから、船を出ればいい。あの猫を逃がさなければ鍵はこの船の中から出ようが無い。
これから先、行動に行き詰ったらここに戻ってきて鍵を探す。今必死になって船を探るよりも、その方が効率はいいだろう。まずはやれるところから詰めていく」
フラグビルドの疑問にアカギは静かに答えると、テーブルの上の銃と煙草を服のポケットへと突っ込んだ。
「けど、もしもよ。もしも、あのピエロがさっき放送で失敗をした人を殺しちゃってたとしたら……」
「それはない」
「それはない」
フラグビルドが再び疑問を挟み、だがアカギはそれを真っ向から否定する。
「もしそれをやるとしたら、俺達の目の前……放送の最中にやるだろう。そうすることで、他の部下達への示しと同時に、俺達に対して
『自分はたとえ部下だろうが、簡単に殺す。お前らも逆らった場合はすぐ殺す』
という絶好のアピールになり、俺達の主催に対抗する意思を萎えさせ、更に恐怖を植え付ける事が出来るからな」
『自分はたとえ部下だろうが、簡単に殺す。お前らも逆らった場合はすぐ殺す』
という絶好のアピールになり、俺達の主催に対抗する意思を萎えさせ、更に恐怖を植え付ける事が出来るからな」
灰と化していた煙草から火の証……赤い色が完全に消滅する。アカギは何時の間にか彼の膝に乗っていた猫をテーブルの上へと移動させた。
「かなり推測が混じるが、あの道化師は基本的に小者っ……! かつて俺のいた世界で殺し合いの主催をしていたJUDOとは、全く比べ物にならないっ……!」
アカギはそこで一息つくと、再び煙草を取り出そうとし、やめる。
春香はアカギが多少なりとも自分たちのことを慮ったのか、と期待したが、実際のところ、残りの本数から考えてあまり早いペースで消費するのもどうかとアカギは考えただけだ。
春香はアカギが多少なりとも自分たちのことを慮ったのか、と期待したが、実際のところ、残りの本数から考えてあまり早いペースで消費するのもどうかとアカギは考えただけだ。
「あの道化師が部下を殺せない優しい……正確に言えば甘い奴だったのか、さっきの考えが思いつかなかった程に動揺していたのかは分からない。
だが、どちらにしろ、あの道化師はこのバトルロワイヤルという現場にあまりにも不向きな主催者っ……! 圧倒的小者っ……!」
だが、どちらにしろ、あの道化師はこのバトルロワイヤルという現場にあまりにも不向きな主催者っ……! 圧倒的小者っ……!」
春香は思わずアカギの首輪を見た。もしもかつて彼女のいたバトルロワイヤルだったなら、このような暴言は即座に首輪爆破に繋がりかねない。
だが、アカギの首輪はまるで反応を示さない。ただ厳然と、鉄の塊としてそこにある。
「ククク……。安心しろ南春香。いくらあの道化師でも、多少馬鹿にされたくらいで首輪を爆破したりはしないさ。それこそ、自分が小者だってことを自ら認めるような物っ……! あの道化師に……」
ギギッギギギギー!!
不快な音が船に響き渡る。咄嗟に春香はその音源を見ると、部屋から出したはずの猫2号が扉に飛び掛って引っかいていた。
「南春香……そいつを連れて来い」
アカギが珍しく多少強い口調で春香へと言う。春香は少しだけ疑問を抱いたが、特に躊躇わず部屋の外に出ると、猫2号を連れて部屋へと戻ってきた。
「はい、アカギさん。けど、何をする気なの?」
「こういう奴には体で分からせる」
「こういう奴には体で分からせる」
え?
春香が疑問に思うよりも早く、アカギは左手で猫2号を持ち上げると、デコピンの形の指で、猫2号の尻を激しく打ち据えた。
春香が疑問に思うよりも早く、アカギは左手で猫2号を持ち上げると、デコピンの形の指で、猫2号の尻を激しく打ち据えた。
「ちょ、ちょっとアカギさん!?」
慌てて春香はそれを止めた。
オッス、オラ猫2号。
さっきまでこの船の中に他に可愛い女の子がいないのか探してたんだけど、残念な事に誰も居なかったから、結局もとの部屋に戻ってきちゃったんだZE。
で、部屋に入ってみたらあの顎お化けが良く分からん小難しい話を延々としてやがった!
下手に口を挟める雰囲気でもなかったので(ニャーしか言えないけどな!)空気を読んで黙っててやったんだが、話が風呂の覗きということに及んだ時、オラの怒りは爆発した!
オラが覗けなかった風呂を主催の連中は覗いていただと!? おのれ主催者許すまじ!!
オラは怒りに燃えて断固抗議すべきだと主張したんだが、残念なことに誰一人としてオラの主張を分かってはくれず、オラは部屋の外に追い出されちまった。
だが、オラの怒りはそんな逆境にも燃え尽きることなく、むしろ更に燃え上がった!!
オラは必死になって船室のドアに体当たりした! 当然、まるで動く様子は無かったが、それでもオラは諦めることなく考え、遂に考え付いた!
つまり、開かぬなら、開かせて見せよう女の子ってやつだ。ありがとう昔の偉い人!(エロい人だったかもしれない)
オラは早速その考えを実行するために助走を付けると、扉に向かって飛び掛った! だが扉は開かない。しかしこれもまた予想通りだ!
さっきまでこの船の中に他に可愛い女の子がいないのか探してたんだけど、残念な事に誰も居なかったから、結局もとの部屋に戻ってきちゃったんだZE。
で、部屋に入ってみたらあの顎お化けが良く分からん小難しい話を延々としてやがった!
下手に口を挟める雰囲気でもなかったので(ニャーしか言えないけどな!)空気を読んで黙っててやったんだが、話が風呂の覗きということに及んだ時、オラの怒りは爆発した!
オラが覗けなかった風呂を主催の連中は覗いていただと!? おのれ主催者許すまじ!!
オラは怒りに燃えて断固抗議すべきだと主張したんだが、残念なことに誰一人としてオラの主張を分かってはくれず、オラは部屋の外に追い出されちまった。
だが、オラの怒りはそんな逆境にも燃え尽きることなく、むしろ更に燃え上がった!!
オラは必死になって船室のドアに体当たりした! 当然、まるで動く様子は無かったが、それでもオラは諦めることなく考え、遂に考え付いた!
つまり、開かぬなら、開かせて見せよう女の子ってやつだ。ありがとう昔の偉い人!(エロい人だったかもしれない)
オラは早速その考えを実行するために助走を付けると、扉に向かって飛び掛った! だが扉は開かない。しかしこれもまた予想通りだ!
ギギッギギギギー!!
派手な音がオラの爪から響き渡る。この音は無視できまい!!
と思ったら、早速扉が開いた。出てきた姉さまはオラを抱え上げて部屋の中へと迎え入れてくれる。
と思ったら、早速扉が開いた。出てきた姉さまはオラを抱え上げて部屋の中へと迎え入れてくれる。
計 画 通 り
オラは内心、流石オラと思っていたんだが、ここで予想外の事態発生。
なんとオラが連れて行かれたのは顎お化けの前だった!
ヤバイ!
オラの本能が警告音を鳴らして、オラはすぐにそこを飛び退こうとしたんだが、何もかも遅かった……。
顎お化けはオラを左手で抱えると、オラのプリチーなお尻を指でばしばし弾きやがったんだ! なんでドSのオラが尻を弾かれなければならないんだ! しかも姉さまでもなく、フラグビルドたんやフェイトそんでもない顎お化けに!
ん?
そう言えば、主催者はどうやって風呂の中の三人を覗いたんだ? あの桂馬とか言う奴がいる限り、悪意のある奴は入れなかったはずなんだが……。
風呂の中にカメラがあってもあの湯気の濃さじゃあ何も見えなかっただろうし……。
首輪にカメラでも付いてたのか? けど、カメラの位置にもよるだろうけど、でも、それで覗くんならお互いに向き合ってないと覗けないよな……。
三人で風呂に入るときに、湯気に隠れないような近距離でお互いに向き合って入るなんてことあるの……。
痛ッ
こら顎お化け、オラのプリチーなお尻に何度攻撃すれば気が済みやがる! いい加減やめやがれ!
オラの声が届いたのか姉さまがオラを顎お化けの魔の手から救い出してくれた。(言葉が通じない? オラと姉さまは心と心が通じ合ってるんだよ!)
なんとオラが連れて行かれたのは顎お化けの前だった!
ヤバイ!
オラの本能が警告音を鳴らして、オラはすぐにそこを飛び退こうとしたんだが、何もかも遅かった……。
顎お化けはオラを左手で抱えると、オラのプリチーなお尻を指でばしばし弾きやがったんだ! なんでドSのオラが尻を弾かれなければならないんだ! しかも姉さまでもなく、フラグビルドたんやフェイトそんでもない顎お化けに!
ん?
そう言えば、主催者はどうやって風呂の中の三人を覗いたんだ? あの桂馬とか言う奴がいる限り、悪意のある奴は入れなかったはずなんだが……。
風呂の中にカメラがあってもあの湯気の濃さじゃあ何も見えなかっただろうし……。
首輪にカメラでも付いてたのか? けど、カメラの位置にもよるだろうけど、でも、それで覗くんならお互いに向き合ってないと覗けないよな……。
三人で風呂に入るときに、湯気に隠れないような近距離でお互いに向き合って入るなんてことあるの……。
痛ッ
こら顎お化け、オラのプリチーなお尻に何度攻撃すれば気が済みやがる! いい加減やめやがれ!
オラの声が届いたのか姉さまがオラを顎お化けの魔の手から救い出してくれた。(言葉が通じない? オラと姉さまは心と心が通じ合ってるんだよ!)
ああ、やっぱり姉さまに抱かれてる時が一番幸せだ……。
桂ヒナギク……また死んだか。
殺し合いに乗ってる奴に殺されて死んだか? 仲間に裏切られて死んだか? あるいは……またつまらないミスでもして、何処かに落ちて死んだか?
いずれにしても、きっとここでもお前は以前と同じように……ただの一人の人間として、この死地の中で生を拾おうとし、その結果として死んだのだろう。
今更お前に言葉を手向けようとは思わない。俺に手向ける資格があるとも思わない。
だが俺はせめて覚えておこう。
お前のことを、お前の生き方が敬意に値するものであったことを覚えておこう。
殺し合いに乗ってる奴に殺されて死んだか? 仲間に裏切られて死んだか? あるいは……またつまらないミスでもして、何処かに落ちて死んだか?
いずれにしても、きっとここでもお前は以前と同じように……ただの一人の人間として、この死地の中で生を拾おうとし、その結果として死んだのだろう。
今更お前に言葉を手向けようとは思わない。俺に手向ける資格があるとも思わない。
だが俺はせめて覚えておこう。
お前のことを、お前の生き方が敬意に値するものであったことを覚えておこう。
だから、ゆっくりと休め……。
【A-7/豪華客船内スイートルーム/1日目-朝】
【赤木しげる(19歳)@漫画ロワ】
[状態]:健康、額に引っ掻き傷があるけど手当て済み 些細なやる気、脱ひきこもりの予感
[装備]:マイルドセブンワン@現実 ねこ鍋に入っていたねこ
[持物]:マイルドセブンワン1カートン(実質8個)@現実、六発式リボルバー拳銃+弾(12/12)@現実、
トランプ@現実、基本支給品一式、
[方針/行動]
基本方針:少しだけ勝負の為に意欲を出す。
1:南千秋を探す。
2:春香とともに行動する。
3:メインキーは後回し。
4:春香の決断の結果を見届ける。
[備考]
※死亡後からの参戦です。
※いつ死んでもいいと思っています(ただし以前と大分違う模様)
※ねこ鍋の鍋が壊れただのねことなりました。
※中のねこは一匹だけアカギが持っています。残りは下記参照
※春香の下着姿、フェイトの上下両方の恥部、フラグビルドの全裸を目撃しました。
[状態]:健康、額に引っ掻き傷があるけど手当て済み 些細なやる気、脱ひきこもりの予感
[装備]:マイルドセブンワン@現実 ねこ鍋に入っていたねこ
[持物]:マイルドセブンワン1カートン(実質8個)@現実、六発式リボルバー拳銃+弾(12/12)@現実、
トランプ@現実、基本支給品一式、
[方針/行動]
基本方針:少しだけ勝負の為に意欲を出す。
1:南千秋を探す。
2:春香とともに行動する。
3:メインキーは後回し。
4:春香の決断の結果を見届ける。
[備考]
※死亡後からの参戦です。
※いつ死んでもいいと思っています(ただし以前と大分違う模様)
※ねこ鍋の鍋が壊れただのねことなりました。
※中のねこは一匹だけアカギが持っています。残りは下記参照
※春香の下着姿、フェイトの上下両方の恥部、フラグビルドの全裸を目撃しました。
【南春香@カオスロワ】
[状態]:健康 変身による疲労だが少し回復
[装備]:なし
[持物]:基本支給品一式、ふじおか(くまの人形)@カオスロワ、不明支給品(0~1個)
:大量の着替え
[方針/行動]
基本方針:ゲームに乗らない。仲間を集めて主催を打倒。
1:仲間と合流する。特に千秋とは絶対合流する。
2:アカギの脱ひきこもり宣言に歓喜。
[備考]
※5期最終話エピローグ後からの参戦です。
※龍に変身できますが、大きさと攻撃力などが制限され、
衣服がなくなります。(下着はなくならない)
また解除後はしばらく変身できなくなるようです。
※赤木しげる(19歳)と情報交換をしました。
※フェイト、フラグビルドと情報交換をしました。
※猫二号を抱えています
[状態]:健康 変身による疲労だが少し回復
[装備]:なし
[持物]:基本支給品一式、ふじおか(くまの人形)@カオスロワ、不明支給品(0~1個)
:大量の着替え
[方針/行動]
基本方針:ゲームに乗らない。仲間を集めて主催を打倒。
1:仲間と合流する。特に千秋とは絶対合流する。
2:アカギの脱ひきこもり宣言に歓喜。
[備考]
※5期最終話エピローグ後からの参戦です。
※龍に変身できますが、大きさと攻撃力などが制限され、
衣服がなくなります。(下着はなくならない)
また解除後はしばらく変身できなくなるようです。
※赤木しげる(19歳)と情報交換をしました。
※フェイト、フラグビルドと情報交換をしました。
※猫二号を抱えています
【素晴らしきフラグビルド@書き手ロワ2nd】
[状態]:疲労(小)、精神疲労(小)
[装備]:なし
[持物]:デイパック、支給品一式(水のペットボトルx2消費)、乾きかけた衣服一式
:かいふくのマテリア@なのはロワ、桂馬@オールロワ
[方針/行動]
基本方針:私はChain-情さんと添い遂げる! (二人で生還する)
1:とろあえずアカギに付いて行く。
2:アカギには色んな意味で用心する。
3:Chain-情さんを探し出して同行する。
4:↑を達成するまでは、徹底的に危険を避ける。
[備考]
※死亡後からの参戦です。
※アカギ、春香、フェイトと情報交換をしました。
[状態]:疲労(小)、精神疲労(小)
[装備]:なし
[持物]:デイパック、支給品一式(水のペットボトルx2消費)、乾きかけた衣服一式
:かいふくのマテリア@なのはロワ、桂馬@オールロワ
[方針/行動]
基本方針:私はChain-情さんと添い遂げる! (二人で生還する)
1:とろあえずアカギに付いて行く。
2:アカギには色んな意味で用心する。
3:Chain-情さんを探し出して同行する。
4:↑を達成するまでは、徹底的に危険を避ける。
[備考]
※死亡後からの参戦です。
※アカギ、春香、フェイトと情報交換をしました。
【フェイト・T・ハラオウン@なのはロワ】
[状態]:右手に浅い切り傷
[装備]:無し
[持物]:デイパック、基本支給品一式、ランダム支給品0~2 激戦@漫画ロワ
[方針/行動]
基本方針:一般人の保護
1:アカギに付いて行く。
2:なのはに似た相手(熱血王子)の事情を聞き、救いたい。
※愛媛のことをつかさだと思っています
※なのはロワ58話「やわらかな温もりに瞳閉じ」から参加
※アカギ、春香、フラグビルドと情報交換をしました。
[状態]:右手に浅い切り傷
[装備]:無し
[持物]:デイパック、基本支給品一式、ランダム支給品0~2 激戦@漫画ロワ
[方針/行動]
基本方針:一般人の保護
1:アカギに付いて行く。
2:なのはに似た相手(熱血王子)の事情を聞き、救いたい。
※愛媛のことをつかさだと思っています
※なのはロワ58話「やわらかな温もりに瞳閉じ」から参加
※アカギ、春香、フラグビルドと情報交換をしました。
※豪華客船のどっかに猫が1匹います。適当にぶらついて、豪華客船のメインキー@アニ2を持っています
081:君は僕に似ている(後編) | 投下順 | 083:私が『私』であるために |
081:君は僕に似ている(後編) | 時系列順 | 083:私が『私』であるために |
076:夢のかけら | 赤木しげる(19歳) | 098:飢え「無我夢中」の無礼講 |
南春香 | ||
素晴らしきフラグビルド | ||
フェイト・T・ハラオウン |