ソビエト共産主義共和国連邦のイデオロギー

ここではソビエト共産主義共和国連邦の主要な政治イデオロギーについて記載する。

正統派マルクスレーニン主義
マルクス・レーニン主義は文字通りマルクス・レーニンの主義主張を継承する社会主義勢力である。国際的にはマルクス・レーニン主義はスターリニズムとイコールであると考えられているが、新ソ連ではその限りではない。新ソ連のマルクス・レーニン主義者は主に永続革命と二段階革命論を党是としており、スターリン主義というよりトロツキズムに親和性を持つ。また古典的封建主義国家を敵視しているが、これがあくまで国家的な復讐主義に過ぎないと反対派は主張している。

労働組合主義(サンディカリズム)

加速共産主義

ルクセンブルク主義
ルクセンブルク主義は評議会社会主義とも呼ばれる社会主義の一派で、ローザ・ルクセンブルクとその著作にイデオロギーの源流を有する。ルクセンブルク主義者はマルクス・レーニン主義者の言うところの民主集中制を強く批判し、党を基盤としつつも開かれた議会で言論闘争を行う事を原則に定めている。ルクセンブルク主義はアナーキズムとスターリン主義、トロツキズムにそれぞれ類似する性質を持ちつつも完全に一致しない完全に独自のイデオロギーであり、新ソ連でも有力な主義主張の一つである。

無政府主義

民主社会主義

アラブ社会主義

イスラム社会主義

国家社会主義
新ソ連の国家社会主義は国際主義に立脚する新ソ連では異端と言える思想で、「結束主義国家」レグルス帝国への共感とレグルス民族主義に基づいている。新ソ連では国家主義運動は公式に禁止されているが、アナキストの脅威が蔓延する中で極めて小さなコミュニティしか持たない国家社会主義運動は許容されている。
新ソ連の国家社会主義を主導しているのはミハイル・ロジンスキーの民族労働社会主義党である。ロジンスキーはマルクス主義の反民族性を非人間性と捉え批判し、国民国家の復活を掲げている。また反モレラ国を党の公約に掲げており、エーゲ海の奪還を公式に求めている。党の規模は現在全国で百数十人程度と考えられている。

復讐共産主義
復讐共産主義は国家秩序本部長官オズワルド・ヴェーヴェルスベルクの掲げるイデオロギーである。ヴェーヴェルスベルクは帝国主義と資本主義を人々を搾取する最も悪きイデオロギーと糾弾し、その背景にあるキリスト教とローマ世界に源流を持つ欧州法制を強く批判した。ヴェーヴェルスベルクの史観によればローマ人とキリスト教徒はその傲慢さと過去の罪のために報復を受ける義務があり、全ての非欧州人種は報復をする権利と義務があると述べている。ヴェーヴェルスベルクはまたマルクス主義とレーニン主義、ナチズムが欧州中央(つまりローマ世界の中央)から遠いドイツ、ロシアで興隆したことに着目しこれらを欧州世界の旧秩序に対する自発的な抵抗であると考えた。一方で過去のソ連、ナチスドイツの失敗を旧来の帝国主義へ傾倒したためと批判する。
最終更新:2022年03月28日 19:01