レグルス第三帝国

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帝国歴2461日

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レグルス第三帝国 (Third Reich of Regulus)ポストコラプス・カノンにおいてレバントからイラクまで支配する国家である。


-体制
レグルス国家社会主義祖国統一党と国家指導者であるアレス・レクスフォード総統による全体主義カルトによる支配が行われている。レクスフォードはE.F.60年代初頭の国家解放戦役で指導的地位を果たした後絶対的指導者として君臨し続けていることになっている。第三帝国では総統と国家と党は不可分のものとして神格化され、国民はそれに絶対の忠誠を果たす事が義務とされている。
MOBとの長い戦い(先の大戦を含めるとE.F.150年時点で160年以上)の中で国家は総力戦という戦争形態へ最適化され国家の全てが戦争継続のために動員され続けている。ここでは先に述べた総統、国家への忠誠と、国家教会を始めとする諸機関が精神的支柱となっている。
国家の意思決定の全ては国家機密のベールに覆われている。名目上は国家=党の幹部による帝国最高会議において総統が意思決定を下す事になっている。第三帝国は高度に技術化され、諸機関にはいずれも国家の専門家によって統制されている。第三帝国はこの最高意思決定と諸機関の技術官僚的意思決定のシステムを総括してレグルス国家社会主義と呼ぶ。

-歴史
レグルス戦争の条件付き講和と直後の混乱でレグルス第二帝国は崩壊し第二共和政が始まった。その後長く軽武装中立を貫き平和を謳歌したが、先の大戦に巻き込まれる。更に大戦末期に起きた「壊滅の日」によって大きな打撃をこうむる。政府は国家要塞に移転し60年以上抵抗を続け、その中で国家は軍国主義に傾倒していった。E.F.60年代の国家解放戦役の勝利によってそれはピークに達し、レグルス国家社会主義祖国統一党とアレス・レクスフォードによる独裁が始まった。

-経済
長きにわたる総力戦のなかで国家は総力戦へ最適化され、経済もまた例外ではない。経済はコンピューターによる需給予測をもとにしたテクノクラートによる完全な計画経済が敷かれている。国家の生産能力は第一に軍需物資の生産に割り振られ、消費財の生産などは低調である。
レグルス国
Regulus Reich
国旗
国の標語
一つの国家、一つの党、一人の総統
国歌
忠誠無くして勝利なし
公用語 アラビア語
首都 要塞都市ニネヴェ
総統 アレス・レクスフォード
政党 レグルス国家社会主義祖国統一党
通貨 ライヒス・ネオドル
(1ネオドル=約200円)
補助通貨 ライヒスネオセント
(1ネオドル=100ネオセント)
人口
総計 約63,190,000人
民族
_レグルス人
1民族
国教 国家教会
建国
レグルス連合帝国 統一歴119年(2018年11月)
レグルス第二帝国 統一歴126年(2019年6月)
レグルス第二共和政 統一歴149年(2021年5月)


社会主義 ■----- 資本主義
計画経済 ■----- 自由経済
孤立主義 ----■- 介入主義
独裁的 ■----- 民主的
ハト派 ------■ タカ派
皆幸福 重要ではない 皆不幸



【歴史】
正史とはレグルス戦争の途中から分岐する。レグルス第二帝国の総力戦は頓挫し148年には連合国に対し条件付き講和を行った。体制の維持のため領土の大幅な削減と軍縮を含む過酷な条約を飲んだ第二帝国政府は、しかしその後の軍のクーデターと連合国の再介入によって瓦解、レグルス第二共和政が樹立された。
第二共和体制はレグルス戦争の反省から軽武装中立を掲げ、原油輸出による貿易立国を志した。この政策は長年にわたってレグルスに富と平和をもたらした。しかし先の大戦が始まると世界最大の産油地であったレグルスも巻き込まれることになる。大戦の中で平和の中の体制であった第二共和政は徐々に解体され軍事国家へと変貌を遂げていった。しかし議会は依然として影響力を保ち「壊滅の日」までその天秤がどちらかに傾くことはなかった。
「壊滅の日」が訪れると他の諸国と同様にレグルスにも厄災が襲った。レグルス政府は西部を放棄し国家要塞へ移転した。国家要塞は険しい山岳地形のクルディスタンに位置する空前絶後の規模の要塞地帯でレグルス戦争中に計画・建設が開始され、大戦中に建設が再開されていた。レグルス軍の防衛線は当初イラク全域に及んでいたが、徐々に縮小していきE.F.8年ごろには国家要塞は包囲される形になった。しかし最悪に備え内部で国家運営ができるように設計されていた国家要塞は避難民による地下都市を築き、地下工場・農場を備え、山岳と無数の火砲、コンクリートトーチカで武装しており難攻不落の文字通りの国家要塞であった。国家要塞は防衛戦中も地下へ地下へ拡張を続け50年に渡り抵抗を続けた。この50年にわたる国家要塞での生活で人々と国家、軍の結びつきは強化され、議会という意思決定プロセスも変容を遂げていった。
そしてE.F.60年4月15日に度重なる戦闘と技術開発、物資備蓄によって十分な戦力を整えたレグルスは大反攻作戦、通称「国家解放戦役」を開始する。レグルス軍はまず要塞から南進、僅か6ヶ月でペルシア湾に達した。その後地形が緩やかで旧領でもあるシリアへの進撃を開始した。数十年ぶりの攻勢作戦にレグルス軍の進撃は鈍ったが軍最高司令官であったアレス・レクスフォードの強硬な戦争指導の下で前進を続けた。レグルス軍は64年2月10日に首都ダマスカスを解放、10月には地中海に達した。翌65年4月30日にはパレスチナ全域を奪還しレグルス戦争の敗戦で失われた領土を含むレグルス全域を解放した。
国家解放戦役の後、既に軍と省の翼賛機関に過ぎなくなっていたレグルス議会は最後の選挙を行った。選挙にはレクスフォードが組織したレグルス国家社会主義祖国統一党のみが出馬した。議会を掌握したレクスフォードは議会の承認によって帝国宰相に就任、宰相兼軍最高司令官である「総統」の座に着いた。
総統となったレクスフォードは既に著しく進んでいた国家の軍事化をさらに推し進めた。レクスフォードは国家と軍、政治の強力な結合を行いE.F.30年代には既に基礎が築かれつつあった第三帝国体制を完成させた。




【国の象徴】


【国名】
正式名称は「Regulus Reich(レグルス国、レグルス帝国)」である。この国号は66年のレクスフォードの総統就任後レグルス共和国から改称されたものである。「レグルス第三帝国」は正式な国号ではないが多くの公文書、切手などで用いられていることから事実上の国号となっている。第三帝国という呼称はレグルス連合帝国、レグルス第二帝国に次ぐ正統な(権威的、国家社会主義的、軍国主義的な)レグルス国家としての意味がある。帝国という名称だが、皇帝がいるわけではなくこれは複雑な意味を持つReichの訳語として考えるのが適当である。


【国旗】

黒地に赤の帯、中心に白円と旋風のシンボル(旋風十字)が描かれている。黒白赤の組み合わせはレグルスを表す伝統的な配色である。党の公式見解では黒が国家、赤が戦争とその中で流れた血、白が勝利を表している。旋風十字は古代シリアに由来する紋章で、四本の腕はそれぞれ忠誠、規律、義務、犠牲の四つの美徳を表している。

【国章】
国民国にはこれまでのレグルス国家と同様に正式な国章はない。国旗に用いられている旋風十字が国章の代わりとして用いられることがある。

【国歌・党歌】
国歌は「忠誠なくして勝利なし」。E.F.30年代に軍人のアン・ヴェッセルが作詞作曲した軍歌に由来する。レグルス国家社会主義祖国統一党の党歌も兼ねる。

【その他】
国獣は国名の由来になっているライオン。ただし国内のライオンは20世紀を最後に絶滅している。

【地理】


【国土の変遷】
レグルス第二帝国はドデカネス諸島、キプロス、パレスチナ、ヨルダン、シリア、レバノン、イラク、クウェートを領土とした。レグルス戦争の敗戦によって領土は大きく削減されドデカネス、キプロス、パレスチナ、シリア北部を割譲することを余儀なくされた。「壊滅の日」以降はMOBの侵攻を受けレグルスの支配領域は減少し国家要塞となったクルディスタン地域のみを支配した。国家解放戦役ではこれらの失った領土の多くを解放し、キプロスとドデカネスを除く領土を奪還した。

北西レグルス
北西レグルスはほぼシリア地域と重なる。アンチレバノン山脈によって内陸と隔離されている沿岸部を除き荒涼とした砂漠が広がる。人の居住は主にオアシスとユーフラテス川沿岸に限られる。

南西レグルス
パレスチナ、ヨルダン地域を指す。激戦地であるシナイ=アラビア戦線に近いため再定住は進んでいない。

北東レグルス
クルディスタン、アッシリア地域と重なる。クルディスタンには世界最大級の要塞地帯であるレグルス国家要塞が存在する。山岳地帯に建設された国家要塞には国家機能、地下都市、トーチカ群が存在し第三帝国の戦争継続を壊滅の日以来支えてきた。

南東レグルス
レグルスの建設以来レグルス国家を支えてきた穀倉地帯、資源地帯、工業地帯。MOBとの戦いが始まった後もその重要性は変わらず重要地域であり続けていた。E.F.8年に失陥したが国家解放戦役では最初の奪還目標とされ、奪還後は大油田地帯として人類の反攻を支えた。

【国民】

【人口】
国民国の人口はE.F.140年時点で6319万人である。壊滅の日以降のMOBの侵攻とそれ以降続く激戦でE.F.35年には人口3000万人を割った。しかしその後は強制出産プログラムに代表される人口回復計画によって人口は増加に転じた。

【民族】
第三帝国に民族は無くただレグルス人あるのみ

【言語】
レグルス・アラビア語が用いられる。壊滅の日以前はアッシリア語やヘブライ語も使われていたが国家要塞での生活の中で統合され消えていった。現在のレグルスアラビア語は連合帝国時代からのドイツ語やロシア語の語彙を含むレグルス・アラビア語に国家要塞地帯のあったクルド語が混ざったものになっている。

【宗教】
第三帝国には国家教会を除く宗教は存在しない。国民の3割が無神論、7割が国家教会を信仰する。国家教会はユダヤ、イスラム、キリスト教の教えを元に国家主義と古代の異教を広く混合した体制宗教である。国家教会はレグルス帝国を天命を受けた永遠の超国家的存在と規定し、総統を救世主として崇拝する。総統は国家教会において指導者的地位も有し、国家教会の宗教的な儀式や礼拝も行う。国家教会は幹部を除きボランティアで運営され、殆どのメンバーは国家教会での役職と別に職業がある。

【教育】
壊滅の日以降レグルスの教育体制は破綻した。兵士不足からティーンエイジャーの少年兵が前線に投入され、それが日常となった。この情勢が大きく変化するには戦局が安定するE.F30年代を待たなければならない。戦局が安定すると技術開発や熟練技術者が必要とされたことから再び教育計画が大規模に再始動した。現在のレグルスの教育は6年の初等教育のあと能力・適性に応じて5年、もしくは6年の職業学校か9年の高等教育機関に進む。

【福祉・衛生】
国家総力戦のため国家のもはや奉仕することができないと判断されたものは安楽死することが義務である。ただし医療技術の向上によって四肢の喪失程度であれば高度な義肢によって職場復帰が可能で、また志願制ではあるが脳をコンピューターとして運用することもある。
衛生器具、医薬品が常に前線で消耗するため国内の医療環境は十分とは言えない状態が続いている。

【祝日】
  • 1月1日:元日。新年を祝う。
  • 4月30日:解放記念日。国家解放戦役の勝利を祝う。
  • 11月9日:建国記念日。レグルス連合帝国の成立日。

【イデオロギー】

第三帝国の全ての政治的思想は究極的に国家の永続的な存続をその目的とする。そのための手段である第三帝国のイデオロギーがレグルス国家社会主義軍国主義である。

【レグルス国家社会主義】
レグルス国家社会主義は指導者原理による国家の統制と国家の専門家による諸機関の統制を根底に置くイデオロギーである。国家の統制という側面では、総統=国家=党という結合の下で国家の最高意思を決定する機構の思想的基盤である。専門家による諸機関の統制の思想的源流は正にレグルス国家で見られた官僚主義的側面の拡大である。この国家社会主義体制が軍隊的意思決定を国家全体に適用している。なお国家社会主義運動が元はE.F.30年代までの軍と政治の対立と軍の優位を解消するために形成された思想であることはあまり知られていない。現在の第三帝国は国家全体が軍隊のようになっているが、一方で軍が完全に総統=党の意思決定の下にあることを鑑みると一定の成功を収めている言える。

【軍国主義】
軍国主義は第三帝国の性質に明確に表れている性向である。長年にわたるMOBとの総力戦で国家の軍事化が進み、第三帝国の国家機能は軍を運用し総力戦を継続するために最適化されている。国家の資源は軍へ供給され、模範的な市民のモデルは死を厭わない兵士である。

【政治】

第三帝国の政治体制は軍最高司令官と宰相を兼任する総統アレス・レクスフォードを頂点とする指導者原理によって指導されるものとされている。実際にはこれに総統を輔弼する機関である国家最高会議が意思決定に加担する。総統と国家最高会議の決定は国家のあらゆる分野に及び、政治・軍の分野だけでなく市民生活にまで関与する。
総統と国家最高会議には政治機構と軍事機構が並ぶ。これらの機関は各分野の専門家、軍人、テクノクラートによって運用され、最高会議が提示する目標を達成するために動く。これらの機関は原則相互干渉することはなく、必要に応じて最高会議や調整機関を通じて意思疎通や融通を行うものとされた。国民生活はこれらの機関に従属する。このような国家機構は天井と柱、土台のモデルからしばしばアクロポリス型政治機構と呼ばれる。

【総統】
第三帝国における総統とは宰相と軍最高司令官を兼任するアレス・レクスフォードその人個人である。レクスフォードの意志は国家と党の総意であるとされ、その言葉は全ての明文法に優越する。第三帝国ではレクスフォードの神格化と個人崇拝が活発に行われ、プロパガンダではレクスフォードは無謬の存在として扱われている。また総統は第三帝国の唯一の宗教である国家宗教における最高司祭であり、救世主である。一方でプロパガンダに登場するレクスフォードは政権を奪取したときから外見が変わっておらず、レクスフォード本人を直接見たことがあるものがいないことから架空の存在ではないかと分析するアナリストもいる。この疑問に対し第三帝国は総統は既にテクノロジーによって人智を超えた力を持っていると説明している。

【党】
第三帝国の政治結社は唯一「レグルス国家社会主義祖国統一党(Nationalsozialistische Einheitspartei Regulus,NSEPR)」のみである。レグルス国家社会主義によれば国家、総統、党は同一であり三位一体であると形容される。これは第三帝国の国家スローガンである「一つの国家、一つの党、一人の総統」にも表れている。
党は縦割り的な国家体制から来る国家の階級分裂を抑止し国家の統一性を保全、および国家の形態を監視し内部からの腐敗を制圧する機関であると定義された。実務的には党は国家よりさらに密接な国民生活の分野に干渉し統制する役割を果たした。例えば国民に数少ない娯楽であるラジオ放送を提供し、国民を政治運動に動員し、労働者階級からの通報によって国家全体の改善を行っている。このような性質から特に労働者階級や小市民にとっては国家よりも身近な存在である。党員は各階級・役職問わず幅広く存在し、国民の3割が党に所属している。

【国家最高会議】
国家の最高意思決定者である総統を輔弼する機関である国家最高会議はレクスフォードを偶像に過ぎないと考える人々にとっては事実上の意思決定機関である。最高会議は議長である総統と10の国家機関の代表、および3人の党幹部によって構成される。しばしば党幹部は国家機関の代表を兼任している場合もあるが、その場合も補充などは行われない。

【行政機関】

継承順位 行政機関 役職名 備考
- 軍司令官兼宰相 総統 国家の二柱である軍と政治の最高指導者。
1 軍務省 軍務相 帝国陸海空宇宙軍および国家憲兵を組織、維持、運用を所管する。
2 生産省 生産相 国家維持のため国内の全ての生産活動・流通活動を統制し資源供給を管制する。
3 労働及び教育省 労働及び教育相 国民の状態を監視し最高効率の労働を行える状態を保ち、小市民に対しては国家が求める教育水準を提供する。
4 技術省 技術相 戦争遂行を円滑化し生産を増大するすべての科学テクノロジーの発展を監督し、これを推進する。
5 国家秘密警察 国家警察長官
6 魔法省 魔法相 MOBに由来する通常の物理法則では説明できないテクノロジー「魔法」について解析、運用し、その能力者を発見する。
7 外務省 外務相 外交政策、外交使節、通商航海、条約等の国際法規の締結・運用、外国政府との交渉、情報収集・分析・発信、在留邦人の保護および文化広報活動など国の対外関係事務全般を司る。

【外交】

国家・機構名 状態 備考


【秩序】

第三帝国はその軍国主義的なイデオロギーの下で国家秩序を形成している。国民生活は党と国家と密接に結びつけられ、一切の人権は国家を危機に陥れるものとして認められていない。

【法執行機関】
第三帝国の通常警察機能は軍内部の法執行とともに第五の軍である国家憲兵が管轄しており、民間警察は存在しない。国家憲兵は第三帝国の主権が及ぶすべての領域(つまり占領地も含む)で行政警察活動、司法警察活動を行う。また有事の際には国家憲兵は軍属として前線に投入されることも多い。
国家秘密警察
国家秘密警察(Geheime Reichspolizei)は第三帝国の秘密警察である。長官は国家警察長官と呼ばれ国務長官級として扱われる。
戦争継続の障害になるすべての人物を排除・矯正を使命とし軍を含む国家全体に監視ネットワーク網を張り巡らせている。監視は市民の相互監視から盗聴、諜報員を市民生活に張り巡らせる事に至るまであらゆる手段で行われる。そして監視の結果反体制的、敗北主義的、怠惰と判断された人物は強制失踪し、拷問、洗脳、殺害などの手段で無害化される。

【人権】
第三帝国では人権は著しく制限されており、法的にその存在が否定されている。反体制派は強力に抑圧され、市民生活のレベルは著しく低い。国民は国家への奉仕を最大の目的とすべきであり、必要であれば進んで自殺的使命を果たすべきであるという社会的規範が形成されている。

【死刑】
第三帝国は最高法規として死刑を導入し広範な犯罪に適用している。しかし軍規違反を除き実際に死刑執行が行われることは少ない。これは人道的配慮ではなく、犯罪者を強制労働させる方が無駄が少ないためである。


【歴史】

統一歴148年
  • レグルス戦争終結
ドデカネス、キプロス、シリア北部、パレスチナの割譲と莫大な賠償、軍縮を条件とした「イスタンブール条約」を締結。

149
  • 茨の夜事件
イスタンブール条約に反発した軍によって総統府が襲撃される。政府主要メンバーは拘束されるか殺害された。クロムウェル総統は地下壕に避難したものの自殺。
  • 軍が新政府の形成を宣言
第二帝国体制に嫌気がさしていた国民の多くが歓迎する。

151
  • 国内の不安定化が進む
第二帝国時代と変わらない政策に反発する国民が増加。第二帝国派の秘密警察・諜報機関が軍への協力を拒んだことで国内の不安定化が加速する。
  • マルジェ虐殺事件
首都ダマスカスで発生した抗議デモに軍が発砲する。事件の余波は全国に波及し軍は全土に戒厳令を布告する。
  • 第二次レグルス内戦
軍の民主派エルマー・フォン・レーデルン将軍と重鎮リカルド・フォン・ヘルシング元帥が東部で蜂起。レグルスを東西に分け第二次レグルス内戦が始まる。

152
  • CELTO軍、ビザンティウム軍、神聖ローマ帝国軍が内戦に介入。反乱軍が全土を統一する。
  • ダマスカス条約
レグルスの国際的な中立が宣言される。

160〜
  • 世界各地の戦争に伴う石油需要の拡大を受け輸出額が飛躍的に増加、戦後復興が進む。
  • フードペーストが発明される
完全食品フードペーストが開発される。苔をベースにしたペーストで工場でゼロから作ることができたが、味が酷く製品化には至らなかった。

E.F.-10年 
  • 「先の大戦」
世界的な規模の大戦が始まる。開戦当初レグルスは中立を保った。

E.F.-8年
  • 予備計画1号
大戦が全世界的に波及。大規模な軍拡・国防計画である「予備計画1号」が承認される。

E.F.-6年
  • 両陣営の飴と鞭を用いた自陣営への勧誘工作が加速。
  • ベイルート密約
旧領返還を条件にダマスカス条約を破棄し大戦に参戦する。

E.F.-4年
  • アンブロシア計画がスタート
キサラギ陸軍中将の下で戦局打開を目的とした超兵士開発の秘密研究「アンブロシア計画」が始まる。

E.F.-3年
  • 国家要塞の再建が始まる
戦線はレグルスからは以前として離れていたが、本土が戦場になる可能性が高まる。国家要塞計画が復活し予備計画1号に組み込まれる。
  • 魔術の発見
ダマスカス大学のシグナス博士が魔術を発見、魔術理論を定型化する。魔術は国家機密として同盟国へも秘匿され研究が続行された。

E.F.-2年
  • オルガノイド計画が始まる
国家要塞内に地下都市を建設することを目的とするオルガノイド計画が結成される。地下都市のスペースの採掘を検証する核実験「パレオロゴス作戦」が行われ、成功する。パレオロゴス作戦によって作られた地下空洞はセダンⅡと命名され研究施設が建設された。

E.F.-1年 
  • EXPオーブの発見
アンブロシア計画の副産物としてEXPオーブが発明される。EXPオーブを投入された生物が広範な形態変容と代謝の活性化を引き起こすことが判明。EXPオーブを用いた生物兵器開発計画「ゴーレム計画」が分離する。
  • マテリアル1が製造される
ゴーレム計画による最初の生物兵器マテリアル1が完成。マテリアル1は後のMOBとよく似た特性を有していた。
  • スポナー衛星打ち上げ
某国がスポナー衛星を大量に打ち上げる。打ち上げから翌週にかけて世界中へのMOBの落着が始まる。

E.F.1
  • 「壊滅の日」
  • アラビア戦線
MOBの大群がアラビア半島に降下、アラビア戦線が形成される。レグルス共和国は国内軍を展開しMOBによる本土侵攻を阻止。
  • 予備計画2号
国家要塞への国家機能移転を含む予備計画2号が起案、準備が開始される。
  • 徴兵拡大
MOBによる侵攻を受け徴兵年齢を2歳拡大し18歳から22歳まで兵役に就く事になった。

E.F.2
  • MOBによってそれまで細々と続いていた海上交通が完全に遮断される。
  • シリア北部アレッポにMOBが降下
レグルス戦争後外国領となっていたが現地軍は阻止に失敗。シリア戦線が形成される。
  • 予備計画2号発動
シリア戦線の形成を受け政府機能が国家要塞へ移転。国民の国家要塞への疎開を含むアーク計画が開始される。
  • ダイダロス計画
MOBの知識収集を目的とするダイダロス計画が開始される。

E.F.3
  • レグルス中部シンジャールにMOBが降下
シリア戦線を含む西部全域が国家要塞から遮断されることを恐れた政府によって落着と同時に戦術核12発による核攻撃が実施される。住民24万人の犠牲に全落着MOBを排除。
  • 戦略防空構想(Strategic Air Diffence Initiative)を発表
度重なるMOB降下に危機感を抱いた政府によってMOB落着を阻止する防空体制の形成を謳った。
  • 知識人疎開命令
国中からリストアップされた研究者とその家族が国家要塞へ強制的に移住させられた。

E.F.4
  • MOBの大群が西海岸に上陸
シリア戦線が崩壊する。レグルス西部の放棄を決定。シリア戦線とアラビア戦線が合流する。
  • ディスペンサー作戦
放棄される西部からの大規模な民間人・資源避難を目的とした作戦だったが、戦線の崩壊によって失敗。避難できた人数・資源は予定の20%に留まり、7500万人の人口のうち2000万人以上が死亡/行方不明となった。

E.F.6
  • フォウ・リーフプラント稼働開始
国家要塞内のフードペースト生産施設であるフォウ・リーフプラントが完成する。理論上200万人分の食料を生産できるプラントの運用に目処がついたことによって国家要塞への国民退避が現実的なものとなる。
  • MOBによる大攻勢が始まる
年末にかけてMOBの攻勢圧力が飛躍的に高まる。アンブロシア計画由来の強化兵士が前線に初めて投入される。
  • 選挙が無期限延期される
国家の危機を受け議会の選挙が無期限延期となる。

E.F.7
  • アリアンロッド作戦
MOBの攻勢を受けメソポタミア地域の民間人・文明の脱出を目的とするアリアンロッド作戦が発動する。メソポタミアが陥落する翌年E.F.8まで継続。
  • 教育法改正
凄まじい兵員損耗のため学徒動員が決定。大学の繰り上げ卒業や義務教育の切り捨てを含める改正教育法が施行される。

E.F.8
  • バグダッド陥落
メソポタミア戦線最期の拠点であったバグダッドが陥落、メソポタミア戦線の放棄が決定される。これによって残る支配地域は国家要塞のみとなる。

E.F.9
  • 第一次要塞戦役
MOBによる国家要塞への大攻勢が始まる。要塞の未完成の区画が未だ多数存在していたことで危機に陥るが多大な犠牲を払い防衛に成功。

E.F.11
  • 第二次要塞戦役
再びMOBによる国家要塞への大攻勢が始まる。再び防衛に成功するものの消耗が激しく次の攻勢には耐えられないと判断される。
  • 徴兵拡大
第二次要塞戦役で失った兵員を補充するため徴兵が拡大する。女性も徴兵対象となる。

E.F.13
  • 第三次要塞戦役
三度目の国家要塞への攻撃が始まる。戦術核を全戦線に対して投入しMOBを消滅させる。僅か24時間で戦役は終了。

E.F.14
  • 幻の戦役
2年ごとに起きていた要塞戦役に備えて準備を行ったが、予想された攻勢は起こらず。前線のMOBの絶対数不足が原因であるとの仮説が提唱される。
  • レーザー兵器が実用化される
確実視されていた将来的な弾薬枯渇に備えるため開発されていたレーザー兵器が実用化される。

E.F.15
  • 第四次要塞戦役
四度目の国家要塞への攻撃が始まる。再び戦術核を使用し12時間で戦役は終了。パターン分析によって大攻勢の開始と終了が前線のMOBの数を参照していることが確実視される。

E.F.16
  • 虹霓作戦
MOBの「間引き」を目的とする攻勢作戦が始まる。歩兵攻勢によって前線を飽和させ味方諸共砲撃によって破壊する対超大型MOB戦術が初めて実行される。

E.F.17
  • 要塞戦役起こらず
予想通り攻勢は起こらず。以後継続的な間引き作戦が始まる。

E.F.21
  • アメリの虐殺
初めて飛行型のMOB、ファントムが確認される。これまで絶対的だった制空権を失い間引き作戦を行っていた2個大隊が12時間で殲滅される。一時的に間引き作戦が中止される。

E.F.22
  • 第五次要塞戦役
間引き作戦の中止によって前線のMOBの数が再び増加に転じ攻勢が発起される。制空権を失ったことで戦術核が投入できず第二次要塞戦役と同様の激戦となる。総力戦の末防衛に成功する。

E.F.23
  • 対空地雷の敷設開始
対ヘリコプター用であった対空地雷を転用しMOBの制空権を奪うことが計画される。

E.F.24
  • レーザー対空砲の配備開始
要塞動力に接続するレーザー対空砲の配備が始まる。要塞全域への配備が急速に進む。
  • 第六次要塞戦役
MOBによる大攻勢が始まる。対空兵装が活躍し撃退に成功する。

E.F.25
  • 第七次要塞戦役
前線のMOBの数が攻勢開始の水準に達していないにもかかわらず突如としてMOBが大攻勢を開始。
  • 洞窟グモが観測される
地中を掘削するMOBが岩盤を突破し要塞内部へ侵攻する。観測されたMOBの数が少ないのは彼らが地中に存在したからであった。レグルス軍は内部の非戦闘員諸共区画閉鎖、注水、区画爆破によって遅滞戦闘を行った。
  • 非戦闘員を含めた全員に戦闘指令が下される
  • MOBの大群が要塞に降下を開始する
  • ダモクレス作戦
レグルス軍による起死回生の反撃作戦が開始される。降下中のMOBに対し対空核兵器を使用、続けて陥落の危機にあった要塞サウスブロックから最低限の戦力を残し戦力を抽出、残された部隊・人員への事前通告なしにサウスブロックの核融合リアクターを暴走させ一帯を消滅させた。サウスブロックから抽出された戦力は他方面に配備され戦線の立て直しに成功、軍人220万人、民間人690万人の犠牲を払い勝利する。

E.F.26
  • 犠牲祭
これまでに戦死した兵士たちを慰霊する祭りが行われる。以後戦死者を神格化する風潮が生まれ、国家教会へ発展する。

E.F.29
  • 小型核融合炉の実用化に成功


E.F.32
  • A-203-!歩兵携行ビームライフルが実戦投入される。
重爆撃か集中砲火によってのみ排除できた超大型MOBを排除可能な歩兵火器の配備によって前線の負担が一時的に軽減される。


E.F.38
  • 機動火力プラットフォーム計画
大火力による敵の一掃を志向する新兵器の開発が始まる

【経済】


【経済構造】
第三帝国の経済は戦争を継続するための物資生産へ最適化され、物流や管理システムのロジスティクスもこれに準ずる。市民生活が必要とする消費財や耐久財の生産は補助的で最低限のものに過ぎない。
最も中央集権的計画経済を敷き、生産消費計画は半年ごとに生産省によって策定される。生産手段はすべて国有であり、私有財産は認められていない。
生産量の増大と一人でも多くの人間を前線に送るため多くの分野で機械化・省人化が重要な課題であり、教育水準が回復した50年代以降に急速に進展している。特に国家要塞の内部には半世紀に渡る籠城戦を支えた地下工場群が存在し、拡張と修繕を続けながら現在でも国内生産の9割をまかなっている。



【通貨】
公定通貨はライヒス・ネオドル。レグルス戦争後に発生した激しいインフレに対処するため1万分の1デノミネーションによってネオドルから移行した通貨である。ただし長きにわたり厳密な配給制と国有生産手段による経済体制を取り続けてきたため通貨は統計単位上の意味しかなく、多くの市民はその存在すら把握していない。市民間の取引は通貨が存在しないためもっぱら物々交換によって成り立っている。

【インフラ】
長く国土そのものであった国家要塞はファントムや降下する敵MOBの侵入を妨げるため殆どの輸送活動は地下通路を経由して行われた。国家要塞の地下に張り巡らされた通路の総延長は数万kmに及び、物資輸送用のパイプライン、ベルトコンベア、四車線道路や鉄道すら存在する。
一方で国家解放戦役で解放された地域のインフラは、MOBによる長い占拠の間に荒廃した。MOBによる再侵攻を懸念し遅々として進まない復興の中でインフラの再建もまた先送りにされ続けている。

【食料生産】
第三帝国の食糧生産はほぼすべて工場で行われている。このような工場での食糧生産の歴史は国家要塞に建設されたフォウ・リーフプラントの建造にさかのぼる。同工場は生産性に優れ未来の食糧とされながらも味がなく、流動食特有の食感の悪さから歴史に埋もれていたフードペーストの生産工場だった。同工場はE.F.2年に同型の工場5つと同時に建設され、E.F.6年に初めて稼働を開始した。プラントの生産能力は当時の時点で理論上200万人を養うことができ、以後フードペースト工場は30年代後半まで国家再生政府の食料生産を支えた。
このように優れた生産性を持っていたフードペーストだったが、一方でその味は通常食品に比べるとかなり劣るもので士気の低下が懸念された。前線では連日のフードペーストに耐えかねた兵士が倒したゾンビの肉を食べ腹を壊す事件が頻発し、これはゾンビ肉食禁止令が出されてからも続いた。このため政府は食糧改善委員会を設置し対応に乗り出した。新たな食品開発はリソース不足から早々に放棄され、代わりに味付けや食感の変更などで対応した。
しかし30年ごろには再びフードペーストへの反発が強まり、遂に工場生産可能な代替食品の開発が始まった。現在の第三帝国の食糧生産はこのときに開発されたバイオ食品を加工したものである。

【工業】
国家の資源を無尽蔵に消費する総力戦体制下である第三帝国では工業(第二次産業)がGDPに占める割合が非常に高い。労働人口別割合でも約7割が何らかの製造・建設に従事している。
第三帝国の工業最大の課題は資源不足にある。特にE.F.60年までは天然資源が石油や僅かな非金属資源しか産出しなかったため厳しい資源統制が敷かれた。多くの金属製品がプラスチックや陶器で代替され、多くの金属製品が回収された。また限られた資源を活用するためリサイクルが徹底され、金属資源のリサイクル率は95%以上に達している。
また不足する資源は金属に限らない。軍事資料の作成のため第三帝国では大量に紙資源が必要とされているが、E.F.初頭は生産が不足し古紙の大量回収が行われ、またパルプ不足から化学繊維や炭酸カルシウムを用いた紙が通常の印紙に代わって利用されている。

軍需産業
MOBとの戦争を続ける第三帝国にとって軍需産業は死活的な分野である。兵器生産に絞っても製造業の内4割を占め、軍需関連産業全てではその倍に膨れ上がる。

【企業】


【人物】
【アレス・レクスフォード】
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役職 総統
レグルス第三帝国の頂点に君臨する独裁者。国家の中枢たる政治と軍の最高指導者であり党の指揮者。E.F.60年代の国家解放戦役を軍最高司令官として指揮し、その後祖国統一党を結成し第三帝国体制を築いた。
レクスフォードは国家の中で無謬で全能の存在として扱われており、個人崇拝の対象となっている。
一方でその存在には不可解な点も多い。E.F.140年の時点でレクスフォードは120歳を超えているにもかかわらず国家解放戦役のころと変わらない外見でテレビジョンに登場し続けている。

【国防軍】


【国防軍陸軍】

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師団 所属人数 資料 状態


総兵力:

銃火器
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戦車
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水陸両用車両
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回転翼機
+ ...


【国防軍海軍】

【国防軍空軍】

戦闘機
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爆撃機
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近接航空支援機
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【帝国宇宙軍】

【国家憲兵】
最終更新:2024年07月18日 16:26
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