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前回のあらすじ担当のクヌム神…いやトトだっけ?
まあどっちでもいいんだぜ~
ジョセフ・ジョースターのおじいちゃんは~
サカキおじさんが開いちゃった
幹部決め大会ことバトルロワイヤルに出場しちゃったじゃねぇかぁぁぁ~~
とってもアンラッキーィィィィィざまみろォ
まあどっちでもいいんだぜ~
ジョセフ・ジョースターのおじいちゃんは~
サカキおじさんが開いちゃった
幹部決め大会ことバトルロワイヤルに出場しちゃったじゃねぇかぁぁぁ~~
とってもアンラッキーィィィィィざまみろォ
しかもなんかもりもりしっとしているショタにご対面してからの~
イッケナーい! うわき相手の名字が名簿画面にうつったじゃねえか~
イッケナーい! うわき相手の名字が名簿画面にうつったじゃねえか~
みじめなもんだー。
そんなジョセフおじいちゃん&巌勝きゅんの~
楽しいゆかいな珍道中を見てやってくれよな!
楽しいゆかいな珍道中を見てやってくれよな!
☆☆☆
「………」
「………」
老人と幼子がそれはそれは気まずそうにのしのしと歩いていた。
殺し合いが始まってからそこそこ歩きB-3の山の麓まで歩いていた。
殺し合いが始まってからそこそこ歩きB-3の山の麓まで歩いていた。
(いや…ないじゃろ多分。)
気まずいその1ことジョセフは名簿を確認して
なんと前に浮気した相手の名字を発見してしまったのだ。
なんと前に浮気した相手の名字を発見してしまったのだ。
その浮気相手の東方朋子の名がそのまんま書かれていたわけではない。
書かれていたのは東方仗助という名前だった。
書かれていたのは東方仗助という名前だった。
浮気相手の本人の名ではないから大丈夫だ、
仗助なる人物は血縁関係のない赤の他人…
と思い込めば楽だろうがそうはいかない
仗助なる人物は血縁関係のない赤の他人…
と思い込めば楽だろうがそうはいかない
知恵が良くも悪く働き、頭の回転が早いジョセフはどうしてもこう考えてしまう。
東方仗助………わしの子じゃね?
と、
もし本当に我が子であったらどうしようか、
とんでもない家庭問題に発展するのは確実。
とんでもない家庭問題に発展するのは確実。
孫の承太郎は「おじいちゃんうわきしてアレだからぐれるぜ」と
不良生活がメイドインヘブンみたいにどんどん加速し、
一人娘のホリィは「たいへんよォ!」とてんてこまいに陥り、
最愛の妻ことスージーQは「あの世を見てェ~~」とか言われて
マジに殺しにかかってくるんじゃないだろうか。
不良生活がメイドインヘブンみたいにどんどん加速し、
一人娘のホリィは「たいへんよォ!」とてんてこまいに陥り、
最愛の妻ことスージーQは「あの世を見てェ~~」とか言われて
マジに殺しにかかってくるんじゃないだろうか。
(もし…ほんとにわしの子じゃったらマジでもうやばいぞい。)
(なあんでこんな思いせにゃイカンのじゃあ…
わしが……一体なにをしたんじゃ…あ、浮気したんじゃった。)
わしが……一体なにをしたんじゃ…あ、浮気したんじゃった。)
アホな不倫老人ことジョセフは浮気のことで頭がいっぱいになってしまったのだ。
(縁壱がいるのか…)
どんな思いで会えばいいか
平常に顔会わせられる気がしない
焼け付くほどの妬みを覚えた弟
再会すれば正気すら保てると思えない。
嫉妬で狂う。
平常に顔会わせられる気がしない
焼け付くほどの妬みを覚えた弟
再会すれば正気すら保てると思えない。
嫉妬で狂う。
ないてないて泣いた後、落ち着いた巌勝は説明書を読んで
バトルロワイヤルに連れてこられた事実を受け入れ、その後ポケナビを
説明書を読みながら操作し名簿を見た。
殺し合いに巻き込まれた動揺など縁壱が
己より遙かに超越した神童という事実をしった衝撃に比べたら、
無すら等しかった。
バトルロワイヤルに連れてこられた事実を受け入れ、その後ポケナビを
説明書を読みながら操作し名簿を見た。
殺し合いに巻き込まれた動揺など縁壱が
己より遙かに超越した神童という事実をしった衝撃に比べたら、
無すら等しかった。
そして名簿にある名でしっている名はただひとつ
継国縁壱という弟の名だけ。
継国縁壱という弟の名だけ。
殺し合いに世界に弟もいる
だからなんだというのか
だからなんだというのか
自分のような凡府などいくら鍛錬を重ねても
神域に在る者にはとどかぬ、
神仏の世界には片足すら入らない。
神域に在る者にはとどかぬ、
神仏の世界には片足すら入らない。
縁壱から見れば自分のような有象無象など
最低限の恩義はともかく、基本的には興味すらないだろう。
最低限の恩義はともかく、基本的には興味すらないだろう。
誰よりも強く、他人には見えないなにかすらも見えて
生きる者全てが追いつけぬ神童。
それが弟の継国縁壱。
生きる者全てが追いつけぬ神童。
それが弟の継国縁壱。
おまえはどうして生まれた?
…いや違う。
“なぜ”生まれたのは……俺の方なのだ。
神の化身には支えなんていらない
だから守ってくれるような家族
ましてや兄なんて不要だろう。
だから守ってくれるような家族
ましてや兄なんて不要だろう。
もし継国の家にお前だけが生まれたら
継国一族は神童を生誕させた一族として知られ
縁壱はその強さで戦国の世を平定し、
まさに神の如く戦乱の国々に対して無敗をほこるに違いない。
継国一族は神童を生誕させた一族として知られ
縁壱はその強さで戦国の世を平定し、
まさに神の如く戦乱の国々に対して無敗をほこるに違いない。
そして母上のように慈悲深く傲りとは無縁の弟だ。
きっとありとあらゆる乱を収め
全てに安寧と絶苦からの解放を与えることができただろう。
全てに安寧と絶苦からの解放を与えることができただろう。
継国家の次代当主になれば
しかし全ては違う
なにもかも違った。
なにもかも違った。
俺が兄と生まれたから、
お前が俺の弟だから
すべてがこじれた。
お前が俺の弟だから
すべてがこじれた。
本来ならお前は救いを
振りまくために生きるはずだった
だけどだけど、
振りまくために生きるはずだった
だけどだけど、
俺がいたから…
おれはなんのためにいきている
おれはなんのためにいきている
おまえになれたらいいのに。
おまえになりたい
おまえになりたい
◆
「ジョセフどのはどうしたいのですか?」
「あー…うん、何って言われてもな…まず知ってるヤツから探そうと思う。」
明るくはない考え事を中断した二人は簡潔に自己紹介を終わらせた後に
歩みを進めてバトルロワイヤルにおいてどうすべきか話し合っていた。
歩みを進めてバトルロワイヤルにおいてどうすべきか話し合っていた。
「わしのしっているヤツは4人いてな、
そのうち二人は仲間で後の二人は中が悪いというかイヤな知り合いじゃよ。」
そのうち二人は仲間で後の二人は中が悪いというかイヤな知り合いじゃよ。」
「いやな知り合いとは?」
ポケナビの名簿画面に表示されたDIOとテレンス・T・ダービーの名を指さした。
ジョセフの言うことに間違いは無い
DIOは時間を止めて、いたずらしてびっくりさせたり
テレンスは人の魂をボヘェ(強奪)して人形に閉じ込めるような陰険な変人だ。
DIOは少なくとも祖父のジョナサンと花京院を殺害し
テレンスのボヘェで魂を失った肉体は果てて死に至る。
DIOは時間を止めて、いたずらしてびっくりさせたり
テレンスは人の魂をボヘェ(強奪)して人形に閉じ込めるような陰険な変人だ。
DIOは少なくとも祖父のジョナサンと花京院を殺害し
テレンスのボヘェで魂を失った肉体は果てて死に至る。
殺しを躊躇しない悪人に会いたいと思う者はほぼいないだろう。
このバトルロワイヤルでも会いたくはない。
このバトルロワイヤルでも会いたくはない。
しかしそうもいっていられない。
DIOを倒さないと娘のホリィがますますやばくなって死ぬかもしれないのだ。
当初は50日で死ぬと思われていたが、すごい腕利きの医者とやらが頑張って
死ぬ日数がどんどん伸びているようだが
いつまで伸びるかわからないのでさっさと倒すに限る。
当初は50日で死ぬと思われていたが、すごい腕利きの医者とやらが頑張って
死ぬ日数がどんどん伸びているようだが
いつまで伸びるかわからないのでさっさと倒すに限る。
テレンスも放置するわけにはいかない。
殺し合いというなんでもありの世界では
一般人に無理矢理に賭け事を仕掛け
スタンドのアトゥム神で魂をどんどんボヘェ(強奪)するに違いない。
殺し合いというなんでもありの世界では
一般人に無理矢理に賭け事を仕掛け
スタンドのアトゥム神で魂をどんどんボヘェ(強奪)するに違いない。
テレンスは懲らしめる程度で良いかもしれんが
DIOとにかくはさっさとお亡くなりになってもらわねば困る。
DIOとにかくはさっさとお亡くなりになってもらわねば困る。
「あと巌勝くんは知っているヤツはいるのか?」
「一人もいない」
「え!!マジ!?生えてくることもないのか?」
「ああ、いない(生えるってどういうことだ…)」
巌勝の発言は真っ赤な嘘だ、こんなウソをついた理由は
縁壱との再開をなにより拒んでいるからだ、邂逅など御免被る。
縁壱との再開をなにより拒んでいるからだ、邂逅など御免被る。
「じゃあこの継国縁壱つーのはなんなんじゃあ?同じ名字じゃから…
家族とか親戚とかブラザーなんじゃないの?」
家族とか親戚とかブラザーなんじゃないの?」
ジョセフは画面に表われた継国縁壱という名に疑問を覚えた。
同行者の巌勝と同じ名字であることから親族であると予測する。
同行者の巌勝と同じ名字であることから親族であると予測する。
いまこの場で見え見えのウソつくのはなぜだ?
たまたま名字がかぶっている他人というのは正直言って無理がある気がする。
たまたま名字がかぶっている他人というのは正直言って無理がある気がする。
可能性としては0ではないかもしれないが
わざわざ同名かつ血のつながりがない他者を呼ぶのだろうか?
ジョセフも孫という家族の承太郎と
いろいろ怖くて考えたくもないが隠し子疑惑の東方仗助なる人物がいるのだ。
わざわざ同名かつ血のつながりがない他者を呼ぶのだろうか?
ジョセフも孫という家族の承太郎と
いろいろ怖くて考えたくもないが隠し子疑惑の東方仗助なる人物がいるのだ。
だから自分のように家族も召喚された参加者はいるのだろう。
巌勝と縁壱が無関係と考えたのはこれが理由なのだ。
巌勝と縁壱が無関係と考えたのはこれが理由なのだ。
「いないものはいない。」
「あ…もしかしたらその縁壱とはきまずい関係なのかな?」
「…気まずい?」
(……………あっ!)
いま全てわかってしまった。
縁壱とやらは巌勝の父親の隠し子、または母が不倫した結果生まれた子供なのだ。
だからこんなに気まずそうに元気がなく
しょぼくれながら知り合いはいないなんて答えたのだ、そうにちがいない。
縁壱とやらは巌勝の父親の隠し子、または母が不倫した結果生まれた子供なのだ。
だからこんなに気まずそうに元気がなく
しょぼくれながら知り合いはいないなんて答えたのだ、そうにちがいない。
(ひ、皮肉なもんじゃの~、こんな事実、浮気せんかったら気づけなかったんじゃろーな…)
縁壱が不倫によって誕生したという真実は
ジョセフ自身が不倫という真っ黒い経験が無ければ気づくことが無かった。
あのとき悪い意味で思い切ってスージーQ以外の女性といい仲になったからこそ
悟ることができたのだ。
ジョセフ自身が不倫という真っ黒い経験が無ければ気づくことが無かった。
あのとき悪い意味で思い切ってスージーQ以外の女性といい仲になったからこそ
悟ることができたのだ。
うん、そりゃ気まずい。
なきたくもなる、巌勝の家庭で不倫が発覚した際は
それはそれはとんでもない修羅場になったのだろう。
それはそれはとんでもない修羅場になったのだろう。
10にも満たない子供には一生もんのトラウマだ。
ずっと情緒不安定になっても不思議じゃない。
耐えがたい罵声がいやでも耳に入り
精神が限界近くまで疲弊しているのだ。
ずっと情緒不安定になっても不思議じゃない。
耐えがたい罵声がいやでも耳に入り
精神が限界近くまで疲弊しているのだ。
秘密とはいずれ剥ぎ取られる薄いカーテン、
秘密とは納豆についてある薄い膜みたいなアレ、
ジョースター家でもいつかはジョセフの不倫が判明し
修羅場という阿鼻叫喚の地獄が待ち受けている。
秘密とは納豆についてある薄い膜みたいなアレ、
ジョースター家でもいつかはジョセフの不倫が判明し
修羅場という阿鼻叫喚の地獄が待ち受けている。
(ほんっっっとうに気の毒じゃな……)
ジョセフは巌勝の境遇を心底哀れんだ。
巌勝がかつて三畳の畳に閉じ込められていたころの縁壱を哀れんだように。
巌勝がかつて三畳の畳に閉じ込められていたころの縁壱を哀れんだように。
当たり前だが継国家は不倫とは無縁であり、
母の朱乃はもちろん、巌勝と縁壱の父は妻である朱乃が亡くなっても
他の女性を妻に迎えないほど朱乃を一途に愛しており浮気を絶対にしない人物だ。
巌勝が塞ぎ込んでいるのは全く別の出来事が要因である。
母の朱乃はもちろん、巌勝と縁壱の父は妻である朱乃が亡くなっても
他の女性を妻に迎えないほど朱乃を一途に愛しており浮気を絶対にしない人物だ。
巌勝が塞ぎ込んでいるのは全く別の出来事が要因である。
というかジョセフはさっきに
(いったい何がわかる!望まれた才を一切与えられない苦しみが!
弟のような神の歩みの前では、私のような者進歩なんて亀の歩みに過ぎないんだ!)
と言われたので少なくとも気落ちしている理由が
不倫騒動ではないことがわかるはずである。
(いったい何がわかる!望まれた才を一切与えられない苦しみが!
弟のような神の歩みの前では、私のような者進歩なんて亀の歩みに過ぎないんだ!)
と言われたので少なくとも気落ちしている理由が
不倫騒動ではないことがわかるはずである。
にも関わらずジョセフが勘違いした理由は
東方という浮気相手の名字を見て隠し子かもしれないと
焦燥感に駆られ冷静さが常時より欠けているのが要因でこんな突拍子もない思い込みをしたのだ。
東方という浮気相手の名字を見て隠し子かもしれないと
焦燥感に駆られ冷静さが常時より欠けているのが要因でこんな突拍子もない思い込みをしたのだ。
もしこれが原作本編のジョセフであれば勘違いはしない……かもしれない。
実際にはわからない。
実際にはわからない。
(じゃからって…どんな対応すりゃあいいんじゃ?)
親が浮気している子供に対してどんな言葉をかければいいのかジョセフは全く知らない。
苦悩している人物を説得して救う感じのキャラクターではないのだ。
苦悩している人物を説得して救う感じのキャラクターではないのだ。
(ワシ…マジでなにをすりゃあいいんじゃ?)
バトルロワイヤルの舞台で闘いや殺しとは無縁の理由で困ってしまった。
「巌勝くんよ…一応こちらからは聞かないが…
愚痴りたくなったらとにかく言ってくれ、
不満…もやもやが爆破解体みたいな感じで……
それでスカッとするかも…しれんぞ?」
愚痴りたくなったらとにかく言ってくれ、
不満…もやもやが爆破解体みたいな感じで……
それでスカッとするかも…しれんぞ?」
一応愚痴を言うように催促してみた。
だが継国巌勝は恥を嫌う。
愚痴なんてもってのほかだ。
侍の家に生まれ当代を継ぐ者として恥をさらすわけにはいかない。
他人に弱音を吐くのは弱い者の証だ。
本当の侍は弱みを見せはしない。
愚痴なんてもってのほかだ。
侍の家に生まれ当代を継ぐ者として恥をさらすわけにはいかない。
他人に弱音を吐くのは弱い者の証だ。
本当の侍は弱みを見せはしない。
「…そうか、気遣い感謝する。(爆破解体…?)」
口ではそう言いつつもジョセフに縁壱へのことを言うつもりは毛頭無い。
「遠慮せず言って良いんじゃぞォォォ~~、言ったらすっきりくっきりで頭バラ色に化けっぞーい。」
ジョセフはどちらかというと愚痴を言ったり
だだをこねて他人を困らせることにも迷いがない。
1秒に10回の呼吸ができず、花京院につっこまれて
『年は取りたくないもんじゃのォォォ~~~』と嘆き
ゲバブの値引き交渉で『1円!!1円!!!』とわめいたり
とにかく弱みも強みも見せてフリーダムに生きているのだ。
だだをこねて他人を困らせることにも迷いがない。
1秒に10回の呼吸ができず、花京院につっこまれて
『年は取りたくないもんじゃのォォォ~~~』と嘆き
ゲバブの値引き交渉で『1円!!1円!!!』とわめいたり
とにかく弱みも強みも見せてフリーダムに生きているのだ。
(いったいこいつはなんなんだ…?)
巌勝はジョセフに対し少なくとも前向きな感情は抱いていない。
襲いかかるようなことはしていないから
バトルロワイヤルに対しては積極的ではなく危険で邪悪な男ではないのだろう。
襲いかかるようなことはしていないから
バトルロワイヤルに対しては積極的ではなく危険で邪悪な男ではないのだろう。
だが発言や行動全てにおいてとことん珍妙であり
ぴんと来るような要素は皆無で
常に見る者が疑問を抱き続けると思わせるような奇怪な老人だ。
ぴんと来るような要素は皆無で
常に見る者が疑問を抱き続けると思わせるような奇怪な老人だ。
今までであった者の中にここまで変な者はいなかった。
縁壱とは違う意味でよくわからない人物だ。
このジョセフの知り合いも相当な変人に違いない。
縁壱とは違う意味でよくわからない人物だ。
このジョセフの知り合いも相当な変人に違いない。
「ようし!!巌勝ぼうやよ!ここでずうううんとした雰囲気を作っても
なんにも始まらん!!とりあえずワシの知っている仲間を探しにいくぞ!」
なんにも始まらん!!とりあえずワシの知っている仲間を探しにいくぞ!」
そして嫌な知り合いと対面した。
「オ、オうおおううおうおお~~~~!!???」
「お、お前は!」
「ジョセフゥゥゥゥジョースターアアァアアア~~~!!???
なんでこんなとこに生えているゥゥゥゥゥ!??」
なんでこんなとこに生えているゥゥゥゥゥ!??」
「お前はダービー(弟)ことテレンス!
あと生えるってわしゃ植物ではない!!
あ、いやでもワシのハーミットパープルは茨すなわち植物じゃから…
なるほどそのハーミットパープルを使うワシもまた植物ということか
お前さん、なぞかけとかの言葉遊びがうまいタイプじゃな。」
あと生えるってわしゃ植物ではない!!
あ、いやでもワシのハーミットパープルは茨すなわち植物じゃから…
なるほどそのハーミットパープルを使うワシもまた植物ということか
お前さん、なぞかけとかの言葉遊びがうまいタイプじゃな。」
「てれんす……?この者が?」
戦国時代という古き時代に生まれた巌勝から見てもそいつ風体は珍妙に見えた。
ジョセフと巌勝の前に現れたのは魂をボヘェする悪質スタンド使いことテレンス・T・ダービーであった。
テレンスはアクジキングから逃げ続け偶然にもB-3の山の麓までたどり着いたのだ。
テレンスはアクジキングから逃げ続け偶然にもB-3の山の麓までたどり着いたのだ。
テレンスにとってジョセフも忘れがたい仇敵だ。
こいつがハーミットパープルとかいう
うねうね触手でイカサマをしなければ負けていなかったのだ。
最悪だ、化け物から逃げ切れたと思いきや
会いたくないヤツその3くらいのじじいに出くわしてしまった。
うねうね触手でイカサマをしなければ負けていなかったのだ。
最悪だ、化け物から逃げ切れたと思いきや
会いたくないヤツその3くらいのじじいに出くわしてしまった。
「アおおおおおォォォォ!!」
奇声を吐き散らし、右方向へ脱兎のごとく全力で逃げた。
「違う違う!ワシのはパープル(紫)!!
ブルー(青)はたしか偽船長じゃん!!」
ブルー(青)はたしか偽船長じゃん!!」
アおおおという奇声を色の青と認識したため
ジョセフはなぜか色の名がついたスタンドを指摘したと勘違いした。
青(ブルー)の名が付いたスタンドは偽テニール船長が操る
ダークブルームーンである、しかし偽船長は墜落した飛行機に潰されて
ジョースター一行とご対面する前に死んだのに
ジョセフが偽船長およびダークブルームーンを知っているかは謎である。
ジョセフはなぜか色の名がついたスタンドを指摘したと勘違いした。
青(ブルー)の名が付いたスタンドは偽テニール船長が操る
ダークブルームーンである、しかし偽船長は墜落した飛行機に潰されて
ジョースター一行とご対面する前に死んだのに
ジョセフが偽船長およびダークブルームーンを知っているかは謎である。
「ちょちょちょちょ待てい!待たんか!」
巌勝を右腕で抱え、逃げたテレンスを追いかけはじめた。
「わわっ!」
唐突に抱えられた巌勝は驚いた。
テレンスは力を込め走り走り走り抜いた
だが現実は非情であった。
だが現実は非情であった。
「どいりゃ!」
あっという間に追いつかれ左腕で頸をめきめきと締め付けられた。
「おげがっ!」
逃げ切れないのは当然だ。
身体に特殊な類いの訓練をしていないテレンスと
かつて波紋の修業を行いただでさえ
ピカイチだった運動能力がますます磨かれたジョセフから逃げられる道理はなかった。
身体に特殊な類いの訓練をしていないテレンスと
かつて波紋の修業を行いただでさえ
ピカイチだった運動能力がますます磨かれたジョセフから逃げられる道理はなかった。
「お、お命はぁぁ~お命だけはへぅぷみィィ~~」
「なあに心配するこたあない!またちょっくら再起不能になってもらうだけじゃよ」
「今回はわし特性の波紋でなっ!」
「あいあごごごごお!!」
ジョセフはハーミットパープルでテレンスをぐるぐるまきにして波紋を流した。
吸血鬼にはとても有効な波紋は人間にも効き目がある。
過剰に与えれば殺傷すらも可能だ。
吸血鬼にはとても有効な波紋は人間にも効き目がある。
過剰に与えれば殺傷すらも可能だ。
しばらく足腰が動けなくなる程度の強さに波紋を調整した。
波紋を流されたテレンスはハーミットパープルから解放された後倒れ
浜辺に打ち上げられた魚介のようにぴくぴくぴちぴちしている。
波紋を流されたテレンスはハーミットパープルから解放された後倒れ
浜辺に打ち上げられた魚介のようにぴくぴくぴちぴちしている。
「ノオオオオオオオおお…」
「よし、これでこいつはボヘェはできんはずじゃ」
「あっそーいややべ!あの巌勝とかいうがきんちょを落っことしちまった!」
テレンスを追いかけるのに夢中で抱えていたはずの巌勝をすっぽりと
抜け落ちてしまい、置いてけぼりにしてしまった。
抜け落ちてしまい、置いてけぼりにしてしまった。
「しょーがないしょーがないちょっと引き返すか…」
落とした巌勝と合流するべく引き返そうとするジョセフだったが
戻るために後ろを向いた瞬間、落っことされてむっとした顔の巌勝が立っていた。
戻るために後ろを向いた瞬間、落っことされてむっとした顔の巌勝が立っていた。
「あ~~あああ申し訳いない、ツギカラハキヲツケマス」
両手は合わせるのはまだわかるが片言口調になるあたりまともな謝罪には見えないが
これでもジョセフなりに誠意を込めているつもりだ。
これでもジョセフなりに誠意を込めているつもりだ。
巌勝は落とされた時から一直線に追いかけたのであった。
「そこに倒れているのがてれんすという者なのか?」
「あーあーそうじゃよけどこの通りワシが勝ってうごかなくしてやったーわいっ」
Y字型のマッスルポーズを決めて勝利宣言をする。
「ではではこの調子でDIOもギタギタにやりにいくぞ、
誰かが血を吸われたり、ヤツのいたずらにはめられるに違いないからな」
誰かが血を吸われたり、ヤツのいたずらにはめられるに違いないからな」
このままガンガン行ってDIOもぶっ飛ばそうとますます調子づくが
「うぇーんひっひっひっひ」
殺し合いに巻き込まれた悲劇の泣き声か
バトルロワイヤルというゲームへの狂喜の笑い声か
なんとも判断しがたい笑い声を上げる道化がゆらりと揺れ動きつつ現れた。
バトルロワイヤルというゲームへの狂喜の笑い声か
なんとも判断しがたい笑い声を上げる道化がゆらりと揺れ動きつつ現れた。
「おーんおんおんコンチクワー!」
ジョセフはいつものように陽気でフィーバーしてる感じの挨拶で
フレンドリーに接するが道化師のどこか貼り付けたように無機な笑顔はピクリとも変わらない。
フレンドリーに接するが道化師のどこか貼り付けたように無機な笑顔はピクリとも変わらない。
「どうしたんじゃあ~そんなに泣いちゃってーえェェ
やっぱバトロワがびびっているんか~??」
やっぱバトロワがびびっているんか~??」
「バトルロワイヤルですヨバトルでロワイヤル!楽しむ以外選択肢はなし!」
この道化はバトルロワイヤルへ前向きなようだ、
常人であれば驚嘆や怯えもするだろうが
楽しもうとするあたりまともな者ではないらしい。
常人であれば驚嘆や怯えもするだろうが
楽しもうとするあたりまともな者ではないらしい。
「もう楽しむのです徹底的に、来るのが飽きでもオカマナシのオカマイナシ!」
「あーん?よーするにバトルロワイヤルにノリノリってことでいいのかな?
そーゆーのはBADなんじゃよー、んな姿勢でいたらSNSが炎上するぞ」
そーゆーのはBADなんじゃよー、んな姿勢でいたらSNSが炎上するぞ」
「ノリののりのりじゃ!そのためおまえたち3人とあります!やるべきこと!」
「なにを…やるんじゃポーカーか?」
ジョセフにはピエロ=ポーカーというイメージがあるみたいだ、
ポーカーに使うトランプのjokerにはキャラクターのトランプを除いて
ピエロが書かれているからそう連想したのかもしれない。
ポーカーに使うトランプのjokerにはキャラクターのトランプを除いて
ピエロが書かれているからそう連想したのかもしれない。
「一つしか無い、やるのはゲームです!」
「あ~あのぴこぴこか~ワシあれあーんまやっていないんでやるなら
ゲーマーなのにゲーマーの風上にも置けんこいつとやってくれ」
ゲーマーなのにゲーマーの風上にも置けんこいつとやってくれ」
ゲームで対人戦のまっただ中なのに途中で
席を立つような男なのだテレンスとは、
ゲーマーとしてのプライドがあるならマナーに反する行動は
慎んでもらいたいね。
席を立つような男なのだテレンスとは、
ゲーマーとしてのプライドがあるならマナーに反する行動は
慎んでもらいたいね。
「ノオオォォォォ……うごけませんデキマセーン」
ジョセフは動けなくなる程度の波紋を浴びせたことをちょっと後悔していた。
いざというとき逃げる場合にはこいつを戦わせるなり、
盾にするなりできたかも知れないからだ。非道徳かもしれないが
適当にクイズでもふっかけて負けを認めさせ魂を奪えば良いと考えていた。
いざというとき逃げる場合にはこいつを戦わせるなり、
盾にするなりできたかも知れないからだ。非道徳かもしれないが
適当にクイズでもふっかけて負けを認めさせ魂を奪えば良いと考えていた。
「ご心配なく!今からやるのは誰だって参加できる!ルールもとにかくシンプルわかりやすい!」
「ああ…うん、でどういうゲームなんじゃ?」
「簡単な数字のゲームさ!われかおまえたちのHPが…」
「0になるまでやるゲームぞよ!」
今の言葉実質死刑宣告のようなものだ。
宣告を言い終えたのとほぼ同時に天から回転する鎌がジョセフたち目がけて放たれた。
宣告を言い終えたのとほぼ同時に天から回転する鎌がジョセフたち目がけて放たれた。
「うわっ!」
「さあさあやるぞよ!楽しいゲームの幕開けさ!」
「いきなりあぶなーい老人とお子様は虐待するもんじゃなーい!」
「若者も虐待するモンジャナイデース…」
それぞれがいきなり攻撃をしてきたことへ憤慨する。
ジョセフはハーミットパープルで巌勝をひっぱりつつ回避し
テレンスは持てる力の全てを振り絞って転がりどうにか避けた。
ジョセフはハーミットパープルで巌勝をひっぱりつつ回避し
テレンスは持てる力の全てを振り絞って転がりどうにか避けた。
ジョセフはハーミットパープルをジェビル目がけて素早く伸ばしたが
のらりくらりとダンスのように回りながら避けて当たらなかった。
のらりくらりとダンスのように回りながら避けて当たらなかった。
「そこはよけちゃいかん!どうして当たろうとしないんじゃもー!」
ジェビルの回避行動に憤慨するが戦闘する上で回避とは支極当然の行動である。
ぷんすこおこるジョセフを無視して、ジェビルは次の攻撃へ移った。
ぷんすこおこるジョセフを無視して、ジェビルは次の攻撃へ移った。
「カオスだヨ?
カオスだネ!
ボクをつかまえ
られるかな?」
カオスだネ!
ボクをつかまえ
られるかな?」
ジョセフの右へテレポートした刹那にスペード型のエフェクトを
同時に五発撃ち飛ばし打ち終われば
すぐに左へテレポートし、それがまた終われば右から打つのを繰り返した。
狙いはジョセフただ一人のようだ。
子どもと怪我人は後で楽に始末できる考えているらしい
同時に五発撃ち飛ばし打ち終われば
すぐに左へテレポートし、それがまた終われば右から打つのを繰り返した。
狙いはジョセフただ一人のようだ。
子どもと怪我人は後で楽に始末できる考えているらしい
「うおっ!ぬん!やべ!もうちょっと下げないか難易度!」
スペードの弾幕を四方八方に飛び回りつつ、
しゃがんだり大ジャンプで華麗な動きではないが
着実に避けていくときには被弾スレスレであった。
しゃがんだり大ジャンプで華麗な動きではないが
着実に避けていくときには被弾スレスレであった。
スペード弾幕が終わった瞬間ジョセフは好機を逃さず今度こそ波紋を流すために
ジェビルへ再びハーミットパープルを伸ばす。
今度は命中しジェビルは茨のスタンドでミイラのようにグルグル巻きにされた。
ジェビルへ再びハーミットパープルを伸ばす。
今度は命中しジェビルは茨のスタンドでミイラのようにグルグル巻きにされた。
「よーしよし糸のいーと巻き巻きじゃあ!」
このまま波紋を流し行動不能すれば戦いは即終了だが受難はまだ終わらなかった。
「さあ お次は
「リングリング
ゲーム」の
時間ですッ!」
「リングリング
ゲーム」の
時間ですッ!」
なんとジョセフの囲むようにさきほどより一回り大きいスペードが10も現れ、
真後ろのスペードから反時計回りに突撃してきた。
真後ろのスペードから反時計回りに突撃してきた。
それもまた一度ではない、10全てが突撃し終えれば
また新たに10のスペードが囲むように現れた。
これをやつは3回も繰り返してきた。
また新たに10のスペードが囲むように現れた。
これをやつは3回も繰り返してきた。
「なんでまたでてくるの!」
またまた動き回り隙間を掻い潜りぶつかるぎりぎりの状態に
追い込まれたりするもどうにかノーダメージで対応したが
回避に専念するためハーミットパープルを解除してしまった。
追い込まれたりするもどうにかノーダメージで対応したが
回避に専念するためハーミットパープルを解除してしまった。
こんな猛攻を繰り返されては波紋を流すのは至難の業となる。
あたり空気の自由が満ちるも今のジョセフはだれよりも不自由、
回避する以外の行動は到底許されないようだ。
回避する以外の行動は到底許されないようだ。
「罪人くん!
ボクのハートを
受け止めて!」
ボクのハートを
受け止めて!」
左右に黒いハートが描かれた純白の正方形が11個降ってきて現れ
爆発し、中身から4つのハートが飛び出し
風車のようにまわりながら迫ってきた。
爆発し、中身から4つのハートが飛び出し
風車のようにまわりながら迫ってきた。
「なんでなんじゃー避け疲れるだけじゃあん!」
愚痴をたれつつも波紋使いが練る波紋には身体能力を練りあげる前とは
比較にならぬほど上昇させる効力がある。
もし常人であればこの苛烈な弾幕を避けるのは圧倒的に難しいが
ジョセフは波紋で俊敏な動きが可能なため
難しくはあるが回避するのは圧倒的というほど困難ではない。
比較にならぬほど上昇させる効力がある。
もし常人であればこの苛烈な弾幕を避けるのは圧倒的に難しいが
ジョセフは波紋で俊敏な動きが可能なため
難しくはあるが回避するのは圧倒的というほど困難ではない。
それでもスタミナがそこを尽きてじり貧になるのは確実だろう。
どうにか避ける最中ジョセフは巌勝に向けてバックを投げた。
「下手したら泣いても笑ってもここでおじゃんになるかもしれん!
それだけはいやじゃからとことんバックを
あさってこのピエロ倒せそうなすごいもんをあればつかうんじゃー!
ないときは戦略的てけてけてったーいするしかない!」
それだけはいやじゃからとことんバックを
あさってこのピエロ倒せそうなすごいもんをあればつかうんじゃー!
ないときは戦略的てけてけてったーいするしかない!」
ジョセフは埒を明けるために賭に出た。このまま自力で倒すのが難しいなら
支給された道具に頼ればいい。もし良い道具がなければ撤退以外手立ては何もない。
支給された道具に頼ればいい。もし良い道具がなければ撤退以外手立ては何もない。
「わかった!なにか見つけてみる!」
「テレンスもじゃー!ワシがやられちゃったら
次は多分お前もおじゃんかもしれん!
嫌ならバックからすごいみつけるんじゃ!」
次は多分お前もおじゃんかもしれん!
嫌ならバックからすごいみつけるんじゃ!」
このときジョセフはから
(ああ…手だけは動けるようにしといてマジで良かった)と思った。
もしこいつの“全身”を動けなくすれば有効な道具を使える確率が減るからだ。
(ああ…手だけは動けるようにしといてマジで良かった)と思った。
もしこいつの“全身”を動けなくすれば有効な道具を使える確率が減るからだ。
「えすけーぷ、えすけーーぷゥゥ……」
だがテレンスは今の呼び声で気絶から起きて
あたりをきょろきょろ見てとりあえず危険な事だけはわかったのか
休憩中のアザラシのように転がり逃走した。
背負っているバックのせいで上を向いたときに
少し上半身があがりそこそこ逃げづらそうであった。
あたりをきょろきょろ見てとりあえず危険な事だけはわかったのか
休憩中のアザラシのように転がり逃走した。
背負っているバックのせいで上を向いたときに
少し上半身があがりそこそこ逃げづらそうであった。
「あ、あほんだらー!」
テレンスには逃げられてしまった。
だがジョセフには狙いが他にあった。
道具で逆転を狙うのを大声で説明すれば
道化師ことジェビルにやろうとすることがバレて道具をさがす
巌勝とテレンスを始末しに掛かるだろう。
集中がジョセフ以外に向いた隙を逃さず今度こそ波紋を流そうとしたが
その策略もジェビルに通用することはなかった。
なにか恐ろしい物が迫ろうとしている。
だがジョセフには狙いが他にあった。
道具で逆転を狙うのを大声で説明すれば
道化師ことジェビルにやろうとすることがバレて道具をさがす
巌勝とテレンスを始末しに掛かるだろう。
集中がジョセフ以外に向いた隙を逃さず今度こそ波紋を流そうとしたが
その策略もジェビルに通用することはなかった。
なにか恐ろしい物が迫ろうとしている。
「そんなこと
されりゃアタシ
ヘトヘト圧倒今に…」
されりゃアタシ
ヘトヘト圧倒今に…」
弱気な台詞を吐いた。通じる支給品があればに限るが有利なれるかもしれない。
「なーんてね!
はやいがくらえ!
ファイナル
カオス!」
はやいがくらえ!
ファイナル
カオス!」
へ~んしんのかけ声でジェビルは鎌そのものへ化け
Bye-byeという陽気な声が聞こえ
鎌となったジェビルは空へ駆け上り
直後、流星のようなおそろしい速度で大量の鎌が降り注いだ。
Bye-byeという陽気な声が聞こえ
鎌となったジェビルは空へ駆け上り
直後、流星のようなおそろしい速度で大量の鎌が降り注いだ。
「ののののうNO――!!!おまえさすがにそれはないじゃろ!!」
ジョセフは巌勝のもとへ全力で駆け込み右手で抱えた。
とにかく動き回り避けまくった。
巌勝もジョセフも回避に夢中になるしかなく支給品のことは頭から消し飛んだ。
とにかく動き回り避けまくった。
巌勝もジョセフも回避に夢中になるしかなく支給品のことは頭から消し飛んだ。
こんどの連撃は範囲があまりに広く本来なら
視野になかった巌勝とテレンスも対象となった。ジョセフの作戦を
全て見破ったジェビルは
仮に狙い通りに動かれれば不利になり
そのまま敗北へ直結することを視野にいれ最大の猛撃でいっきにけりをつけようとした。
視野になかった巌勝とテレンスも対象となった。ジョセフの作戦を
全て見破ったジェビルは
仮に狙い通りに動かれれば不利になり
そのまま敗北へ直結することを視野にいれ最大の猛撃でいっきにけりをつけようとした。
先ほどよりもさらに激しい連続の鎌落としはさすがに全部避けきることはできず
鎌そのものは少しなんどかかすってしまい、鎌が地面と触れたときと同時にできる白閃光の柱にはなんどか激突してしまいジョセフはこの戦いで初めてダメージを負った。
鎌そのものは少しなんどかかすってしまい、鎌が地面と触れたときと同時にできる白閃光の柱にはなんどか激突してしまいジョセフはこの戦いで初めてダメージを負った。
「オーノー今日も昨日もたぶん明日も厄日じゃあ!」
鎌がぶつかった地点に真っ白なエネルギーの柱が一瞬だけ聳えては消えて
また鎌が降っては白光がそびえては消える。
狙った獲物を何が何でも仕留めようとする猛烈な弾幕。
在るときは左に他は右にそして中央にも
法則がなく降り注ぐ鎌だが、
また鎌が降っては白光がそびえては消える。
狙った獲物を何が何でも仕留めようとする猛烈な弾幕。
在るときは左に他は右にそして中央にも
法則がなく降り注ぐ鎌だが、
「真のNEOCHAOS!」
本当の混沌を示す言葉を楽しげにノリノリでジェビルが叫び
途中で並んだ鎌が両サイド同時に
閉じるかのように鎌が降り落ち、その次は開くかのように中央から左右へ順に鎌が落ちた。
閉じるかのように鎌が降り落ち、その次は開くかのように中央から左右へ順に鎌が落ちた。
(よっしゃ!今度からの鎌はなんとなくだが落ちる法則があるかもしれん!
パターンを見極めりゃ避けるのは楽だろ楽だろう!)
パターンを見極めりゃ避けるのは楽だろ楽だろう!)
無造作に落ちる先ほど鎌とは異なり今回の場合はこぎれいに並んで降ることから
パターンがありこれなら回避しやすいと踏むが
それは文字通り真の地獄の前触れであった。
パターンがありこれなら回避しやすいと踏むが
それは文字通り真の地獄の前触れであった。
先ほどとは比べることすらばかばかしくなるほど
巨大な大鎌が大気を震わせるような威圧的な轟音とともに落下してきた。
巨大な大鎌が大気を震わせるような威圧的な轟音とともに落下してきた。
「あれ…?」
「え…」
あまりの驚愕ぶりに素っ頓狂な声がこぼれるジョセフと巌勝だが
「あれだけはマジヤバイ!
こいつわしらの手に負えない!
脱兎の如く猛逃げる!」
こいつわしらの手に負えない!
脱兎の如く猛逃げる!」
巌勝を抱えたままがむしゃたにジョセフは逃げた。
それはそれはもう見事な逃げ様だった。
それはそれはもう見事な逃げ様だった。
子どもとはいえ人を抱えてるのにも関わらず
足の動きや腕の動きにも一切の無駄がなく
もし世界逃げっぷり大会があれば少なくとも
準優勝以上は間違いなく狙えるほどの見事な逃げ方だった。
足の動きや腕の動きにも一切の無駄がなく
もし世界逃げっぷり大会があれば少なくとも
準優勝以上は間違いなく狙えるほどの見事な逃げ方だった。
そして恐怖を感じるほど巨大な鎌は
大地との距離が縮むにつれ周囲は白く染まり
地面に激突したときには全てが純白となり
鼓膜がへたすればやぶれかけるくらいの爆発音が鳴り響いた。
大地との距離が縮むにつれ周囲は白く染まり
地面に激突したときには全てが純白となり
鼓膜がへたすればやぶれかけるくらいの爆発音が鳴り響いた。
◆
その場立ち尽くしていたのは
ジェビルだけであった。
ジェビルだけであった。
「ウェーン ヒッヒッ ウェンヒッヒ…
全く面白オカシイこのバトルロワイヤル!
ウェーン ヒッヒッ ウェンヒッヒ…!」
全く面白オカシイこのバトルロワイヤル!
ウェーン ヒッヒッ ウェンヒッヒ…!」
あたりに流れたのは己の実力を誇示できた喜びの笑い声か
それとも一人を嘆き悲しむ泣き声か
形容できぬ声がただ流れていた。
それとも一人を嘆き悲しむ泣き声か
形容できぬ声がただ流れていた。
【B-3/未明/一日目】
【継国巌勝@鬼滅の刃】
[状態]:縁壱への妬みと憎悪(中)、悔しさと無力感(大)、ジェビルへの驚愕(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3、
[思考・状況]基本行動方針:????
1:あの道化師は…!?
2:縁壱には会いたくない。
[状態]:縁壱への妬みと憎悪(中)、悔しさと無力感(大)、ジェビルへの驚愕(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3、
[思考・状況]基本行動方針:????
1:あの道化師は…!?
2:縁壱には会いたくない。
[備考]
母である朱乃の日記を読んだ直後に参戦しました。
母である朱乃の日記を読んだ直後に参戦しました。
【ジョセフ・ジョースター@うろ覚えで振り返る 承太郎の奇妙な冒険】
[状態]:動揺(中)、ジェビルへの驚愕(大)、ダメージ(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3、
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いには乗らない。
1:ジェビルからとことんにげる。
2: 東方…まさか…。
3: 一応承太郎やポルナレフと合流したいが…
4: なんというか…その…気まずい…
5:別人…であることを祈るぞい。
6: DIOは打ち倒したい。
7:不倫騒動に巻き困られたのか巌勝くんは…
[備考]
参戦時期はパート57でナイフを首に刺され失神したあとです。
制限で波紋法によって20歳の姿に若返ることはできません。
巌勝が元気がないのは親の不倫騒動に巻き困られたからだと思い込んでいます。
[状態]:動揺(中)、ジェビルへの驚愕(大)、ダメージ(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3、
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いには乗らない。
1:ジェビルからとことんにげる。
2: 東方…まさか…。
3: 一応承太郎やポルナレフと合流したいが…
4: なんというか…その…気まずい…
5:別人…であることを祈るぞい。
6: DIOは打ち倒したい。
7:不倫騒動に巻き困られたのか巌勝くんは…
[備考]
参戦時期はパート57でナイフを首に刺され失神したあとです。
制限で波紋法によって20歳の姿に若返ることはできません。
巌勝が元気がないのは親の不倫騒動に巻き困られたからだと思い込んでいます。
【テレンス・T・ダービー@うろ覚えで振り返る 承太郎の奇妙な冒険】
[状態]:怯え(大)、精神的負担(大)、波紋によるしびれ(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、1~3、
[思考・状況]基本行動方針:死にたくありまセーン。
1:めっちゃしびれてマース…
2:転がってでもトウソウしなくては…
3:死にたくありまセーン。
4:こいつ(匡近)の言う鬼は吸血鬼ことDIO様のことカ?
4:DIO様に会ったら、配下の私は(鬼)の配下だと思われしぬカモ…。
5:ジョースターどもにもDIO様にも会いたくないないデース。
6:化け物(アクジキング)から逃げるんだヨオオオ。
7:ピエロ(ジェビル)からも逃げるんだヨオオオ。
8:ジョースターからも逃げるんだヨオオオ。
[備考]
ジョースター一行に敗北した後からの参戦です。
逃げた方向については後続の書き手様にお任せします。
[状態]:怯え(大)、精神的負担(大)、波紋によるしびれ(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、1~3、
[思考・状況]基本行動方針:死にたくありまセーン。
1:めっちゃしびれてマース…
2:転がってでもトウソウしなくては…
3:死にたくありまセーン。
4:こいつ(匡近)の言う鬼は吸血鬼ことDIO様のことカ?
4:DIO様に会ったら、配下の私は(鬼)の配下だと思われしぬカモ…。
5:ジョースターどもにもDIO様にも会いたくないないデース。
6:化け物(アクジキング)から逃げるんだヨオオオ。
7:ピエロ(ジェビル)からも逃げるんだヨオオオ。
8:ジョースターからも逃げるんだヨオオオ。
[備考]
ジョースター一行に敗北した後からの参戦です。
逃げた方向については後続の書き手様にお任せします。
【ジェビル@DELTARUNE】
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3。
[思考・状況]
基本方針:さあ ゲームを楽しもう
1:ゲーム(バトルロワイヤル)を楽しむ。
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3。
[思考・状況]
基本方針:さあ ゲームを楽しもう
1:ゲーム(バトルロワイヤル)を楽しむ。
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どんなものでもいいから喰わせてくれ | 投下順 | マスクウーマン誕生!!の巻 |
時系列順 | ||
妬みの中で迷いゆく | ジョセフ・ジョースター | [[]] |
どんなものでもいいから喰わせてくれ | テレンス・T・ダービー | [[]] |
妬みの中で迷いゆく | 継国巌勝 | [[]] |
GAME START | ジェビル | [[]] |