魔法国家エノワス (砂薔薇と戦乙女)
概要
帝國と連合の狭間に位置する小国。始祖女王リマジュエールは飛竜と契約した【契約者】であり、現代では信仰の対象である。
隣国ギレアドに侵略されて滅んでしまい、いまは国としての機能を持っておらず、生き残った民はひっそりと暮らしている。
隣国ギレアドに侵略されて滅んでしまい、いまは国としての機能を持っておらず、生き残った民はひっそりと暮らしている。
音楽と踊りを愛し、比較的温厚な性格の民が多い。
体の何処かに魔術を使うための紋章が浮き出ており、王族は額に砂薔薇の紋章が浮かぶとされている。
体の何処かに魔術を使うための紋章が浮き出ており、王族は額に砂薔薇の紋章が浮かぶとされている。
もともと古くから、女神の封印についての研究を行っており、人間の体を魔法回路にする方法を追求した結果、人間兵器を作る技術を生み出してしまう。
王国でもっとも優れた魔術センスを持っているとされる王族を用いての実験に、当初は非難の声も強かったが、隣国ギレアドからの侵略前の近代では、それが当たり前の風習となっていた。(そのため、シュトリは都合の良い実験台である:成功例)
王国でもっとも優れた魔術センスを持っているとされる王族を用いての実験に、当初は非難の声も強かったが、隣国ギレアドからの侵略前の近代では、それが当たり前の風習となっていた。(そのため、シュトリは都合の良い実験台である:成功例)
古代より伝わる伝承を受け継ぐ家系であり、始祖女王からの血脈はその伝承と始祖の血脈たる証として【逆翼】を持っている。【逆翼】はエノワス王家の証でもあり、他国からはそれを称し、エノワス国王を【逆翼の統治者】と呼んだ。
雪深き北の大国エリステム<Elithtem> (封印の神子と導き手)
概要
位置:最北端
首都:サライ=ルージェ
王朝:サリステンス王朝
国王:ダナス・クレケンス・エリステム
気候:年の四分の三が雪で閉ざされている。雪解けの春を【解雪節】と呼ぶ。
特産:技巧技術・寒トリビンス(トビウオに似た魚)・発光エビ・夜光花
首都:サライ=ルージェ
王朝:サリステンス王朝
国王:ダナス・クレケンス・エリステム
気候:年の四分の三が雪で閉ざされている。雪解けの春を【解雪節】と呼ぶ。
特産:技巧技術・寒トリビンス(トビウオに似た魚)・発光エビ・夜光花
大陸の最北端に位置する国。
年の四分の三が雪で閉ざされているため、地表で生活することが出来ず、比較的温暖な地底に暮らしている。物資は少ないが、それを技術で補ってきた。
太陽の光の変わりに『夜光花』という特別な植物から発せられる光を用いており、地下だが日光の半分くらいの明るさを保っている。国民の半分は外の世界を知らずに人生を終えることが多く、また日光に適応できる民も約半分程なので、基本的には国内から出たりはしない。
基本的に魔力が低いものが多く、魔力の代わりに武術や技術が発達した経緯がある。
年の四分の三が雪で閉ざされているため、地表で生活することが出来ず、比較的温暖な地底に暮らしている。物資は少ないが、それを技術で補ってきた。
太陽の光の変わりに『夜光花』という特別な植物から発せられる光を用いており、地下だが日光の半分くらいの明るさを保っている。国民の半分は外の世界を知らずに人生を終えることが多く、また日光に適応できる民も約半分程なので、基本的には国内から出たりはしない。
基本的に魔力が低いものが多く、魔力の代わりに武術や技術が発達した経緯がある。
しかし近年、もともと少ない物資が枯渇し、技術進歩も低迷してきたため隣国に侵攻する準備がされている。
地表に唯一建設されている『嘆きの塔』は、かつて【封印の神子】を安置する場所だったと伝えられている。
亡国歴史を刻む国エノワス<Enoworth>(封印の神子と導き手)
概要
位置:やや北より
首都:エルティンフェン
王朝:キクスプレイル王朝
国王:アクソス・ゲルド・エノワス
気候:国内の七割が乾燥地帯。一部砂漠を有する。二国との国境では気候が若干違う。
特産:鉱山資源・宝石・水晶治水(特定の場所で取れる湧き水で浄化の効果がある)
首都:エルティンフェン
王朝:キクスプレイル王朝
国王:アクソス・ゲルド・エノワス
気候:国内の七割が乾燥地帯。一部砂漠を有する。二国との国境では気候が若干違う。
特産:鉱山資源・宝石・水晶治水(特定の場所で取れる湧き水で浄化の効果がある)
魔法大国の名残で、原初からの歴史を刻んだ【知識の書】を管理していたとされている王国。一夫多妻制で、国王には6人の妻と14人の子供がいた。
唯一近代まで【封印の神子】をつくり続けてきた。【負】を封印する方法を知る存在として封印すべてを管理していたが、14年前に一晩にして消滅してしまった。
唯一近代まで【封印の神子】をつくり続けてきた。【負】を封印する方法を知る存在として封印すべてを管理していたが、14年前に一晩にして消滅してしまった。
魔法大国が存在していた時分では、首都があった場所だとされており、文明はある程度発達していた。特に【封印の神子】を意図的に作り上げる研究をしており、古い伝承に残っている【負】を封じることができるシステムを発達させ、守り抜こうとする体質があった。
国土の殆どが乾燥地帯で雨季に降る雨を貯蔵する独自の治水工事がされている。
その特殊な建築の作りは、他国にも技術として提供されており、水道などのライフラインはどの国よりも発達していたとされる。
また国土に砂漠を持っている国はエノワスのみであり、そこで取れる鉱物は世界でも類を見ないほど純度の高いものばかりである。
その特殊な建築の作りは、他国にも技術として提供されており、水道などのライフラインはどの国よりも発達していたとされる。
また国土に砂漠を持っている国はエノワスのみであり、そこで取れる鉱物は世界でも類を見ないほど純度の高いものばかりである。
歌姫の死んだ丘〈Dead Diva〉
エノワスの【封印の神子】を住まわせていた塔のある丘。
今も尚残り続けており、中には【封印の神子】がいるとされていた。
実際は【封印の神子】を意図的に作成する研究施設が内部に建設されており、国内で発見された【封印の神子】の適正のある人間達で研究を重ね、前世紀のクオリティで【封印の神子】を作りたいと願ってきた。
今も尚残り続けており、中には【封印の神子】がいるとされていた。
実際は【封印の神子】を意図的に作成する研究施設が内部に建設されており、国内で発見された【封印の神子】の適正のある人間達で研究を重ね、前世紀のクオリティで【封印の神子】を作りたいと願ってきた。
しかし、14年前。エノワスを襲った大地震の際に半壊し、今は塔だけが残っている。
豊かな技術大国アルデロ<Aldero>(封印の神子と導き手)
概要
位置:中央大陸
首都:アウラン=コーラウ
王朝:リエスタリ王朝
国王:グロリア・アルデロイトファガス 三世
気候:標高の高い地域と盆地で形成されているため、四季がはっきりしている
特産:工芸品・ブラックマイケルファントム(キノコ)・毛皮
首都:アウラン=コーラウ
王朝:リエスタリ王朝
国王:グロリア・アルデロイトファガス 三世
気候:標高の高い地域と盆地で形成されているため、四季がはっきりしている
特産:工芸品・ブラックマイケルファントム(キノコ)・毛皮
高い山脈に囲まれた高山地帯を多く所有する王国。首都は盆地。
古くからドラゴンや妖精・精霊といった類のものが住まうとされ、国土内に大陸で一番高い聖山ファブニルがある。
標高が高いため作物の育ちはあまり良くなく、また深い森も多いため魔物も多い。
しかし地形の関係で人里には降りてこないことから、魔物と共存する王国とも言われている。
古くからドラゴンや妖精・精霊といった類のものが住まうとされ、国土内に大陸で一番高い聖山ファブニルがある。
標高が高いため作物の育ちはあまり良くなく、また深い森も多いため魔物も多い。
しかし地形の関係で人里には降りてこないことから、魔物と共存する王国とも言われている。
近年、エリステムとの国交が断絶。悪化の傾向を辿り、いまにも戦争が始まるのではないかと噂されていたが、エノワスの消滅により冷戦状態に。
今現在はエノワスの国土の三分の二をエリステムに譲ったことで、戦争にはなっていないが、裏ではディンドラとの軍事提携も行っており、戦争は避けられそうにない状況である。
今現在はエノワスの国土の三分の二をエリステムに譲ったことで、戦争にはなっていないが、裏ではディンドラとの軍事提携も行っており、戦争は避けられそうにない状況である。
エルフの亡里ラボルタ<Laborta>
位置:ファブニル山脈内
代表:バーネット・ホーソン Burnet Hawthorn
特産:武器(十字剣)、染織物
位置:ファブニル山脈内
代表:バーネット・ホーソン Burnet Hawthorn
特産:武器(十字剣)、染織物
険しい山中にひっそりと存在していた、戦闘を生業とするエルフの里。あえて資源の乏しい痩せた土地に住むことで厳しい修行生活を送っていた。力を絶対とし、魔物を崇め、遠距離武器を邪道としている。
15年前の山火事により里は焼失、住んでいた人々も各地方へ散り散りになってしまったという。
特産の十字剣は、資源の乏しい中から生み出された知恵と技術の結晶である。細身の割に堅牢な両刃の刀身を持ち、女性の戦士も多い一族が手足の延長のように扱えるように作られている。柄の美麗な植物彫刻は芸術品としての評価も高い。
山火事により里自体が失われてしまったため、現存する数は極めて少ない。
噂によれば、そのうちの一振りは、一族の末裔の手を通じてある港町の者に渡ったようだ。
15年前の山火事により里は焼失、住んでいた人々も各地方へ散り散りになってしまったという。
特産の十字剣は、資源の乏しい中から生み出された知恵と技術の結晶である。細身の割に堅牢な両刃の刀身を持ち、女性の戦士も多い一族が手足の延長のように扱えるように作られている。柄の美麗な植物彫刻は芸術品としての評価も高い。
山火事により里自体が失われてしまったため、現存する数は極めて少ない。
噂によれば、そのうちの一振りは、一族の末裔の手を通じてある港町の者に渡ったようだ。
恵み溢れる聖都ディンドラ<Dindora>(封印の神子と導き手)
概要
位置:最南端
首都:ラス=レヒト(Las=Lecht)
王朝:レヒト王朝
国王:エミアーノ・レヒト・ディンドラ レヒト第九世
気候:温暖で湿度が高く、比較的四季がはっきりしている。南部は亜熱帯気候で雨季と乾季に近い。
特産:農産物・魚介類・ラナウ(Ranau・手のひら大の赤い果実、甘みが強い)
首都:ラス=レヒト(Las=Lecht)
王朝:レヒト王朝
国王:エミアーノ・レヒト・ディンドラ レヒト第九世
気候:温暖で湿度が高く、比較的四季がはっきりしている。南部は亜熱帯気候で雨季と乾季に近い。
特産:農産物・魚介類・ラナウ(Ranau・手のひら大の赤い果実、甘みが強い)
山脈を境に、大陸の最南端に位置する国。
二つの大きな半島(西岸-ヴィレル半島・南端-アマキド半島)と湾(北-エプセ湾・南-サニク湾)が存在する。
比較的平地が多く無機物資源には恵まれないが四国中最も豊かな生活を送っており、随分長い間大きな内乱もなく平和な治世が続いている。
気候が温暖で四季もはっきりしているので農業が盛んであり、その輸出を行うための海運業も発展。大きな半島と湾のある独特の地形から複雑化した海流を乗りこなす操船技術は大陸一とまで言われている。
漁業に関してはアマキド半島東・マリスティア島北部の海域が好漁場であり、名産のカシアエ(Cashiae・中型魚、美味だが一部毒有り)をはじめ様々な種類の魚介類を見ることができる。
二つの大きな半島(西岸-ヴィレル半島・南端-アマキド半島)と湾(北-エプセ湾・南-サニク湾)が存在する。
比較的平地が多く無機物資源には恵まれないが四国中最も豊かな生活を送っており、随分長い間大きな内乱もなく平和な治世が続いている。
気候が温暖で四季もはっきりしているので農業が盛んであり、その輸出を行うための海運業も発展。大きな半島と湾のある独特の地形から複雑化した海流を乗りこなす操船技術は大陸一とまで言われている。
漁業に関してはアマキド半島東・マリスティア島北部の海域が好漁場であり、名産のカシアエ(Cashiae・中型魚、美味だが一部毒有り)をはじめ様々な種類の魚介類を見ることができる。
信仰の離島マリスティア<Maristia>
位置:ディンドラ・アマキド半島東-エノワス南西間の小島
代表:クリス・ハルフェラー神父 Chris Halferrar
特産:水産物・果物・マリステライト(Maristilite・鉱石)
位置:ディンドラ・アマキド半島東-エノワス南西間の小島
代表:クリス・ハルフェラー神父 Chris Halferrar
特産:水産物・果物・マリステライト(Maristilite・鉱石)
アマキド半島東に浮かぶ小島。
政治的には何の歴史もない島だが【封印の神子】信仰を元に独自に発展した宗教を有し、その排他的な土地柄も含め宗教研究家達の間ではそれなりに有名である。
島の南側にある港は本土とマリスティアを結ぶ連絡船の為のものであり主な港は北側のものだったが、エノワス滅亡後難民流入を防ぐために元々少なかった国外運行は休止され現在は北の漁場へ向かう漁船専用の港となっている。
政治的には何の歴史もない島だが【封印の神子】信仰を元に独自に発展した宗教を有し、その排他的な土地柄も含め宗教研究家達の間ではそれなりに有名である。
島の南側にある港は本土とマリスティアを結ぶ連絡船の為のものであり主な港は北側のものだったが、エノワス滅亡後難民流入を防ぐために元々少なかった国外運行は休止され現在は北の漁場へ向かう漁船専用の港となっている。