天月束（一般逃走者） - ゆっくり逃走中総合wiki | 《ゆく逃wiki》

天月束 / あまつき たばね

二つ名

天翔ける水鏡
夢見る少女

解説

2022年枠の逃走者の一人。ここでは2022年に作成されたゆっくり逃走中で初出場となったプレイヤーのことを指す。
立ち絵は綿月依姫(よりひめ)。出場回数は進行中を含め3回。
代表作とも言える「ルナティックアイランド」で起こした出来事から、大きな話題をもたらした張本人でもある。

その女が体現するは、王蛇の二文字【ルナティックアイランド】

　初出場は「ルナティックアイランド」。当回では逃走成功を果たした桜ノ宮一葉を始め、これからのゆっくり逃走中を彩る濃密な面々が集う大規模な回となった。今でこそ天月束の名は知れ渡っているが、逃走成功予想の票数を見て分かる通り当時はお世辞にも現在ほどの注目はされていなかった。

　その風潮が崩れたのはミッション2の振動感知装置解除ミッション。スタッフにミッションの動向を問われると、これを待っていましたと言わんばかりの笑みを浮かべる。謎ノRIDER、博麗霊夢が次々と強制通報を決め、救出派による装置解除も行われていく中で天月束はkakanamiに何故か接近。
　おかしい。通報するなら普通は気づかれないように撮影してそのまま通報するはず。そう気づいた次の瞬間、信じがたい光景を目の当たりにする。

(*1)
まさかの解除するふり。サイコパスもいいとこである。

　実は先んじてkakanamiの撮影を終えており、束はこんな楽しみ方をするためだけにわざわざ接近したのである。この常軌を逸したプレイには被害者であるkakanamiも「完全にやられた」とガックリ。視聴者からも「性格悪すぎる」「これは賞金とかじゃない」「捕まっても文句言えない」と当然の声。それまで通報派として動いていた二人への注目を一気に奪い去ったどころか、歴代のゆっくり逃走中を通しても他に例のない驚愕のシーンとして今も恐れられている。
　上記のシーンの他、その後のスタッフからの質問でも、まるで非難などどこ吹く風と言わんばかりの回答を残している。

『私のやり方は、あくまで人当たりのいい性格を演じることよ』
『他人がどう思うだなんて、自分には関係ない』
『このゲームは、自分が楽しんだもの勝ちでしょ？』
『だったら、自分のやりたい放題やればいいのよ』

天月束

しかし、因果応報とはよく言ったもの。新エリア脱出ミッションではみなとじまを選び脱出失敗。河城にとり、八雲ソルトともども150体ハンターの餌食となり、ポートアイランド最後の確保者となる形で束の断末魔は木霊した。

『最悪だぁーーーー！』

天月束

牢獄deトークでは、同じ通報派の二人と共に登場。魔理沙にも謎ノRIDERを差し置いて突っ込まれるあたり、どれほどヤバいことをしたかが見て取れる(悪いことをするとバチが当たる良い例である)。
なお霊夢が言っていた通り、謎ノRIDERと天月束はやり方が全く違う。同じ悪の側でも、一括りに扱える存在ではないことに留意されたし。

束に権力、持たせてはならぬものの例【月から落ちる兎たち】

　ルナティックアイランドで凶悪な本性を現した後の次なる舞台はXin作の「月から落ちる兎たち」。ゲーム序盤からの立ち回りは、強制失格系のミッションが来ても対策しやすいように集団行動を取ろうと考える。しかし思うようには行かず、合流までの道のりは未だ半ば。

　ニセ逃走者の存在、サバイバル戦の発動と状況は刻一刻と変わり、生き残ることだけでも精一杯。密告されないことを優先して立ち回っていた彼女だが、2階に上がっていくところを雪村ねこまにロックオンされてしまう。だが束もさるもの、咄嗟の判断でコール音に気づき条件付きで同盟を組むことに成功。なんとか一命を取り留めた。

そしてここから、遂に束は極悪無比の所業で暴れ回る。

　もう察しの良い人なら分かるとは思うが、子狐が絡む密告では当然の如く雪村ねこまを密告。しかしどうやって密告したのか？その答えは此方になる。

１　子狐が2人のもとへ来た時、雪村ねこまからの提案を表面上では受理する
２　その間に、手元で自身の子狐に雪村ねこまを密告するよう声を発さず伝える
３　マップを使い、指で辿って迂回するように命令

という一連の流れになっている。そして何をしたかとスタッフに問われると……

『知ってるくせによ』

天月束

　これまでの彼女からは想像もつかない低い声に。ルナティックアイランドでは見せなかった一面がここに来て現れることに。
　そして時間逆転が発動、束の選択は当然とばかりに「150分まで巻き戻す一択」。先回りして話しかけられないようにしてしまうという作戦を立て、真っ先にフォーナのもとへ到着したがタイミング悪くハンターがお出まし。しかし束はなんと文字通り空中一回転して躱すという驚異の反射神経を見せつける。
　その頃、フォーナの目の前にはいっしとYT。束はハンターに追われていた身ながら、時間逆転を止められるすんでのところで二人の制止に成功。遂にゲームの実権を握ることとなる。「悪魔的な贅沢をしたい。こんなちっぽけな賞金で満足してたまるか」。今まで積み重ねてきた賞金をも嘲笑う言葉を放ち、フォーナの説明を受けた束は賞金と引き換えに様々なものを差し出す。

その内容は

• MEGAWEB封鎖
• 電話機能消滅
• YTの逃走権利(*2)
• 3階エリア封鎖

もう何といえばいいのか分からないぐらいのやりたい放題っぷりである。

　独裁者も同然な暴走をした束だったが、駆け付けてきた古明地こいしに自分がしてきた逃走権利の剥奪をされることとなりゲームから排除。自身の詰めの甘さが仇になる幕切れとなった。(*3)

　なおその後の復活ゲームだが、蓬莱山輝夜、藤原妹紅、ゆっくりポパイ、YTの四人に身動きを封じられ新型ハンター「ランドハンター」の餌食に。自身の復活よりも独裁者の復権を阻止しようとするのはこれまでしてきたことを考えれば当然と言えるだろう。

まさに「束に権力、持たせてはならぬものの例」である。

ゲームのスタンス

　一人でいることに不安を覚えたり寂しがったりするため、他者にくっつくことを選ぶ。基本的に愛想がよく、誰に対しても敬語を使う。やや臆病な面を見せて、人の庇護欲などを誘う。他、隠れながら体力の消耗を避ける傾向にある。

……が、上記の面はすべて猫を被ったもの。

　その本性は狡猾で人を蹴落とすことに一切の躊躇をせず、騙しも裏切りも平然と行ったりと意地汚さが目立つ。他者と行動を共にする本当の理由も、一緒にいる逃走者をハンターに追われた時の囮にするため。上記の敬語で愛想を振り撒く姿もこれを隠すためのカモフラージュに過ぎず、本性を現した時は口調も荒く変わる。

設定

プロフィール

　普段は大学に通っている一般生徒。スタンスの項目にあるように、ここでも普段は猫を被って過ごしている。
　いわゆるサークルクラッシャーであり、人の和を崩壊させて愉しんでいる。なぜそんなことをするのか、と聞かれれば「おもしろいから」とのこと。人を騙して破滅に追い込む狡猾さの他にも、変声や優れた身体能力などを併せ持っており、彼女に目をつけられれば大体ろくな目に遭わない。

性格

　刹那主義者。自分が楽しめればいい、自分に一切の責任はない。常にそう考えており、悪事を悪事とも思わない。ストレートに言ってしまえば、吐き気を催す邪悪。人間の三大欲求に対して忠実であり、金を欲しがるのもそれらが理由。
　長所は躊躇がないこと。本ゲームにおいては一瞬の迷いが確保に繋がるケースもままあるため、この点は明確な強みと言えよう。

余談

中の人曰く、モチーフにしたキャラクターが複数いるとのこと。

1　タマモヴィッチ・コヤンスカヤ(Fate/GrandOrderより)
2　浅倉威/仮面ライダー王蛇(仮面ライダー龍騎より)

　なお中の人が謎ノRIDERと兄弟関係である。この情報は謎ノRIDERから明かされたが、多くの視聴者が驚いたのは言うまでもないだろう。
その中の人だが、「天月束としての出場はもうない」という声明を出している(事実上引退宣言)。これを見て手をかけられずに済むと安堵するのか、共演できないのが残念だと思うのかはそれぞれの読み手に任せたい。

出場ゲームと結果一覧

投稿者(GM)	タイトル	リンク	逃走時間・逃走率	その他
SPECIAL	逃走中06 ～ルナティックアイランド～	再生リスト	94分43秒 / 63.14%	150体ハンターにより確保
Xin【ザン】	【ゆっくり逃走中】月から落ちる兎たち	再生リスト	進行中
謎ノRIDER	ゆっくり逃走中1 月光乱舞	再生リスト	進行中