月歌ユキエピソードまとめ > 03章

3章 Day2 課業後①

【選択肢】月歌「てへぺりんこ!」
ユキ「やめろぉーーーー!!」
月歌「え?」
ユキ「やめろぉーーーーー!!」
月歌「もしかして…。」
ユキ「もしかしてじゃない、わかってるだろ、やめろぉーーーー!!」
月歌「ノー…。」
ユキ「そっちもやめろぉーーーーー!!」
月歌「え?」
どっちもやめろぉーーーーー!!」
月歌「待て待て…。」
ユキ「待たない、やめろぉーーーーー!!」
月歌「話を整理しよう。」
ユキ「整理するまでもない、やめろぉーーーーー!!」
月歌「まず…。」
ユキ「まずもない。やめろぉーーーーー!!」
月歌「なんも話せない。」
ユキ「話さなくていい。やめろぉーーーーー!!」
月歌「……。」
ユキ「やめろぉーーーーー!!」
月歌「黙ってたじゃん。」
ユキ「来る気配を感じた。やめろぉーーーーー!!」
つかさ「どうしたの?いつも仲いいくせに。」
ユキ「どーしても許せないところが出たんでな。ここらで徹底的にそれはNGだと教え込む。」
めぐみ「てへぺりんこか?」
ユキ「あーーーーーーーーーー!!伝染してたーーーーーーーーー!!食い止められなかったぁーーーーーーー!!」
つかさ「別にいいんじゃない?てへぺりんこぐらい。」
ユキ「うああぁぁーーーーーーーー!!
タマ「てへぺりんこですものね!」
ユキ「お終いだぁーーーーーーーーーーーーーー!!」
月歌「死ぬのか?」
ユキ「死ぬ。」
月歌「誰が。」
ユキ「あたしが。」
月歌「なぜ。」
ユキ「イラッと来すぎて血管ぶち切れて、くも膜下出血で。」
月歌「おいおい、マジかよ…。」
ユキ「マジ。」
月歌「ユッキーが言うなら、マジなんだな…。」
ユキ「ああ。」
月歌「わかったよ…。」
ユキ「え?分かってくれたのか…?」
月歌「あんまり言わないようにする。」
ユキ「今更ぁーーー!!そんな約束はとうに破られているーーー!!二度と言うなぁーーーー!!」
月歌「え?二度と?最近ブームがあたしん中で来たんだぜ?」
ユキ「もうかれこれ一ヶ月以上は経ってるからーーーーーーーー!!」
月歌「あれ?意外とハマってんだな、あたし…。」
ユキ「そうだよ、ずぶずぶにハマっちゃってるよ!?」
月歌「そっかー、どうすっかなー。とりあえず次言ったら…。」

【選択肢】月歌「問答無用でぶっちゅーしていいぜ。」
ユキ「ぶっちゅーしねーよ。」
月歌「していーよ。」
ユキ「してなんの得になるんだよ。」
月歌「二度と言っちゃいけねーな、って戒めになるよ。」
ユキ「本当か。」
月歌「そりゃ、ぶっちゅーされたら、いけねーなって気分になるよ。やべーもん。」
ユキ「わかった。なら次は問答無用でぶっちゅーしてやるよ。」

月歌「ああ、覚悟しとくよ。」
ユキ「こっちも相当な覚悟がいるよ。」
つかさ「わたしたちも覚悟しておきましょう。その時になって錯乱しないように。」
可憐「うんうん…。」


3章 Day2 課業後②

【選択肢】月歌「てへぺりんこ!」
ユキ「はぁ…。」
月歌「え、なになに、なんで詰め寄ってくんの?」
ユキ「なんでって、お前にぶっちゅーするためだよ。ほら、ツラ貸せ。」
可憐「ついに…!!」
タマ「ぶっちゅーする!!」
月歌「優しくお願い…!!」
ユキ「ってするかよ!」
月歌「ほぺたいたーーーい!」
ユキ「いいか、もう一度言う。二度と言うな。」
月歌「なにを?」
ユキ「てへぺりんこをだぁーーーー!!」
月歌「なんだ、そんなことで怒っていたのかぁ…。」
ユキ「そんなことじゃなーーーーーい!!」「次言ったら他の部隊に行っちゃうからな。」
月歌「そんな…どうしてこんなことに…。」
ユキ「言わなければいいだけだろ。」「話を戻すぞ。」
月歌「ユッキーが…他の部隊に・・・。」
ユキ「あーうるさいうるさい。」

3章 Day2 課業後③

【選択肢】月歌「てへぺりんこ!」
【選択肢】月歌「問答無用でキレていいぜ。」
ユキ「ここまでキレてないと思ったか?
月歌「え?キレてたのか!?」
ユキ「やめろぉーーーーーーーー!!」
「がキレていないと思っていたのか?」
月歌「ああ、いつものテンションじゃん。」
ユキ「喉壊れるわ。」
月歌「そういや、今はやけに大人しいな…。」
ユキ「どんだけ無邪気なキャラだと思ってたんだ。」
月歌「いや、あたしぐらいしか相手できないテンションの高い奴だなあと常々…。」
ユキ「お前と会ってからはそうかもな。」
月歌「え?なんか相性悪いみたいな言い方だな…。」
ユキ「よくはないだろうな。」
月歌「カッチーーーーン。」
ユキ「ガーーーーーーンだろ。カッチーーーーンと来たら頭おかしいぞ。」
月歌「そうだ。カッチーーーーーーーーン。」
ユキ「必死にこっちが合わせてやってるんだよ。それを自覚してくれたら、もう少しあたしが楽に生きられる。」
月歌「そうか…必死だったのか…そいつは無理をさせていたな…。」
「あんまり言わないようにする。」
ユキ「だから今更ぁーーー!!そんな約束はとうに破られているぅーーーー!!」
「ほら、またキレたろ、あたし。」
月歌「ああ、今のがキレてたのか…ちょっと張り切った奴ぐらいに思ってたよ。」
ユキ「言いながら、あたしがお前の顔面に飛ばした唾、拭いてるじゃないか。普通こんな唾飛ばねーよ。わりぃな、顔面に唾飛ばして。」
月歌「じゃ、ユッキーには穏やかに居てもらえるよう頑張るよ。」
ユキ「その言葉、忘れるなよ。」
月歌「ああ。魂に刻んでおく。」

3章 Day2 課業後④

月歌「あたしにとってのユッキー…。」
【選択肢】月歌「あんなこともする仲だったのか…。」
最中「あんなこと?」
つかさ/可憐「……。」
めぐみ/タマ「……。」
最中「ほう、ふたりはそのような仲なのか。」
ユキ「察するなーーー!!お前らもへんな目で見るなぁーーー!!なにもなーーーーーい!!」
最中「違うのか。」
ユキ「違う。ただの戦友だ。」
最中「そいつは意外だ。」

3章 Day5 昼

【選択肢】月歌(ユッキーをランチに誘おうかな…?)
月歌「よう、一緒にランチしない?」
ユキ「ふたりでか?」
月歌「うん。」
「ユッキーまた魚なのぉ?」
ユキ「文句あるか?」
月歌「たまにはお肉も食べなきゃ、魚顔になるよ?あ…。」
ユキ「やめろ。元から魚顔かぁ、とか。」
月歌「馬顔かー。」
ユキ「さらにひどかった。どこがだよ。」
月歌「でもまあ、美形の馬だからいいじゃん?」
ユキ「フォローになってないわ。 お前はいっつも肉食ってるから、手が前足になるだろうな。」
月歌「え…めっちゃ早く走れるじゃん!」
ユキ「なにメリット見出してるんだよ。そんな四つん這い奴が前線に立ってたらキャンサーと間違えて攻撃されっぞ。」
月歌「めっちゃ早いからよけれる。」
ユキ「さらに攻撃されるわ。」
月歌「さらによけれる。」
ユキ「エンドレスやめろ。早く食べなさい。」
月歌「はーい。」

3章 Day5 課業後

ユキ「いやいや、分析中は無防備なんだから、ちゃんと守ってくれ。」
めぐみ「和泉を守るなんて、ますます月歌の役目やないか。
ユキ「なんでだよ。力合わせて守ってくれよ。」
可憐「空気読んじゃいそう。」
ユキ「生死に関わる空気の読み方すんなよ。みんな遠くに居そうでこえーよ。」

3章 Day8 夜01

月歌「ユッキー、お風呂まだー?」
ユキ「ひとりでも行けよ。なんで待ってるんだよ。」
月歌「連れションみたいなもんじゃん。」
ユキ「いつも一緒にいるんだから、風呂とトイレぐらい別でいいだろ。」
月歌「やだー、ユッキーといくもーん。」
めぐみ「自分ら、相変わらず仲ええなぁ。」
ユキ「らって言うな。相変わらずなのは、こいつだけだ。」
タマ「そうでしょうか!?」
ユキ「そうだわ。」

3章 Day11 午前02(日付誤りの可能性あり要確認)

ユキ「お前らほんと、仲いいな。」
つかさ「嫉妬よ…嫉妬してるわ…。」
ユキ「してねーーから!」
月歌「またかよ…。」

3章 Day12 午前02

月歌「じゃあ無線で帰投ヘリの要請をするか。」
ユイナ「それがだな、通信が途絶しているようなんだ。帰りは歩きだ。」
月歌/めぐみ「えー。」
ユキ「カップルか。」
つかさ「完全に嫉妬している…!」
可憐「うんうん!」
ユキ「してねーーから!」


3章 Day12 夕方

月歌「そういうユッキーは?」
ユキ「ここでバンマスがやらねーとは言えね-だろ。」
月歌「ユッキー。」
ユキ「なんだよ。」
月歌「そういうところが好き。」
ユキ「……。」
可憐「言葉を失ってる!!」
タマ「告白キタワー!!」
つかさ「完全に落ちたわ!」
めぐみ「もう付き合えや」
ユキ「無視しただけだわ!!」



3章 Day14 午後02

ユキ「ああ、それぐらい危険な場所だからだ。それともお前は仲間を犠牲にしてまで、その情報を手に入れたいのか?」
月歌「そりゃあ、なにより命が大事さ。」
ユキ「だろ。」
月歌「仲間のはな。」
ユキ「おい、それってまさか…。」「だったらお前が…!!」「お前が…。」「……。」
月歌「あたしがなんだよ。途中で言うのやめんなよ。」
ユキ「命を軽く扱う奴は許せない。」
月歌「あたしの命だったら文句言われる筋合いはねーよ。」
ユキ「月歌…それ本気で言ってるのか。」
月歌「本気だよ…だって、約束したろ!」「唐突に亡くなってただでさえ辛いのに、謎まで突きつけられてるつかさっちのために協力するって!!」
ユキ「危険を冒してまでかよ!?」
月歌「ああ。」
ユキ「命より大事なものなんてねーよ!!」
月歌「時には命がけにならなくちゃいけないことだってあるんだよ!!」
つかさ「月歌さん、いいのよ…。」
ユキ「月歌、お前なぁ!!」
月歌「こんな大事なことを前に怖じ気づいてられるかよ!!」
ユキ「もう知らねぇ!勝手にしろ!!」
月歌「ああ、勝手にする!!」
めぐみ「え、うそやん。まじもんの喧嘩してんの、自分ら。」
タマ「ちゅーする仲なのに!!」

ユキ「まだしてないわ。」 OR ユキ「してないわ。」
※【過去に「問答無用でぶっちゅーする」を選択しているか否かで表示が変わる】

可憐「あれだけ信じ助け合ってきたふたりが…そんな…。」

3章 Day14 夜02(自由時間)

ユキ「命より大事なものなんてねーよ…。」

めぐみ「あんな仲ええふたりでも、喧嘩することあるんやな…っておったんか!」
可憐「あのふたりなら、すぐ仲直りするよね…って居たの!?」
タマ「ユキさんと月歌さんならきっと大丈夫…って居たぁ!」

3章 Day15 朝

月歌「さーて、めしめしぃー!」
ユキ「おっと、もうそんな時間だったか。」
月歌「ついてくんなよ!!」
ユキ「だって、行くところ一緒じゃないか。」
月歌「ひとりで便所飯食ってろよ!!」
ユキ「なんでだよ。孤立してんのは、むしろお前のほうだからな?」
月歌「ちょっと離れて食うよ!!」
つかさ「そんな…わたしのせいで…。」
月歌「つかさっちも、もう関係ねぇ…これはただあたしの生き様さ!!」
ユキ「そうだぜ。東城が気にする必要はねぇよ。」
つかさ「そう…。」

月歌「ついてくんなよな!!」
ユキ「ったく…。」

月歌「ふーんだ!カフェテリア行こ!」

月歌「だからついてくんなって!」
ユキ「あたしだって腹減ってるんだよ。」
月歌「ユッキーはちょっと遅れて入ってきなさい!」

めぐみ「ほんまにちょっと離れて食ってるで…。」
可憐「可哀想…月歌さんきっと寂しい。」
ユキ「いや、この会話も聞こえる距離だから大丈夫だろ。」
月歌「勝手に大丈夫だなんて決めつけるなよ!!」
ユキ「え?寂しいのか?」
月歌「ちげーよ!!ユッキーにあたしの考えていることなんてわかりっこねーよ!って意味でキレてんだよ!!」
ユキ「そうか、そりゃ悪かったな。」
月歌「なんで喧嘩相手とこんなに会話してんだよ!!」
ユキ「じゃあ、もっと離れればいいだろ。」
月歌「お前らが何話してんのか聞こえなくなるだろ!!」
ユキ「そこは聞いていたいのか。」
月歌「喧嘩した直後なんだから、すっげー気になるだろ!!」
「あいつらあたしのこと何て言ってんのかな?って!!普通に考えたらわかるだろ!!」
ユキ「すっげーわかるよ。わかるけど、キレてる時はそういう不安は隠すもんだ。」
月歌「気になって気になって仕方がないよ!!」
ユキ「わかったわかった。近くにいてやるから。」
月歌「喧嘩相手にそんな気遣いされたくねーよ!!ひとりっぽくしておいてくれよ!!」
ユキ「ああ、ひとりにしておくよ。」
月歌「っぽくだよ!!完全にひとりにするなよ!!」
ユキ「ああ、っぽくな。あたかも居ないようにな。」
月歌「そうだよ!ったく!!」
タマ「なんて難儀なさじ加減を要求してくるのでしょうか!?」
可憐「早く仲直りできないかな…ふたりが引っ張ってきた部隊なのに…。」

3章 Day15 午前01

※条件:①プロローグ午前02「よく聞く」②プロローグ夕方「了解であります!」を選択
【選択肢】群れるのが苦手でね
月歌「群れるのが苦手でね」
手塚「人類の存亡がかかってるんだから群れなさい。ひとつになる時です。」
ユキ「あ、いつかのあたしのツッコミだ!!再現してくれた!!なんか懐かしい!!ちょっと照れる!!」
月歌「なにデレデレしてんだー!!そんなんで人類を救えるかぁ!!」
手塚「では群れなさい。ひとつになりなさい。いいですか?」
月歌「いいでしょう。」

3章 Day16 午前01

めぐみ「結婚しそうな勢いやったのに、自分らなんやねん…。」
タマ「いずれぶっちゅーする仲だったはずなのに!」

3章 day16 夕方

ユキ「そのセリフ、あたしに響くと思って言ったか、今。」
【選択肢】月歌「うん。」
ユキ「やるじゃねーか…。」
月歌「やっぱ同じ国の言葉のほうが響くじゃん?」
ユキ「なんの話だ。」
月歌「歌詞の話。」
ユキ「は?」
月歌「ほら、あたしってさ、あんまり英詞書かないじゃん?」
ユキ「お前のリリック能力なんて知らんわ。」
月歌「え?She is Legendのファンだったんだろ?」
ユキ「そうだったぁーー!!お前の歌詞聞きまくってたぁーーー!!あ、この歌詞、今のあたしにめっちゃ響く!とか思っちゃってたぁーー!!」
月歌「だろ?」
ユキ「なんでお前のような奴があんな響く歌詞書けてたんだ!?」
月歌「そりゃ十代の代弁者だったから。」
ユキ「生きる伝説ぅーーーー!!」
「駄目だ。あの頃のあたしは黒歴史として葬り去ろう…。」
月歌「相変わらずユッキーは情緒不安定だな。」
ユキ「お前さえ居なかったらあたしは冷静沈着だ。」
月歌「おいおい、まるであたしのせいみたいな言い方だな。」
ユキ「その通りだよ。話を戻すぞ…。」

3章 Day17 深夜

月歌(ユッキーはと…)
ユキ「……。」
月歌(死んでる!!)
ユキ「……。」
月歌(え、生きてる…?)
(寝息ひとつ聞こえてこないんだけど…。)
(息してる…?)
ユキ「……。」
月歌(びっくりしたぁ…小さくしてる…思わず人工呼吸しそうになっちゃった…)
(寝てるだけのひとにしたら、変態じゃん…あっぶなー…)

3章 Day19 深夜

月歌(で、ユッキーは、と…)
「……。」
(あれ?居ない?)
(トイレかな?)
(この前は死んでるかのように静かに眠ってたのに…)
(ストレス発散のため夜遊びでもしてるのかな…)
(まあ、いいや…眠ろう)

3章 Day20 午後02

ユキ「なあ、月歌。」
「今でも自分の命より大事なものがあるって思っているか…?」
月歌「そうだな…。それは特に今回に限ってじゃない。」
「あたしはぎりぎりのところで一命を取り留めてただ生きてるだけ、といえる状態のような奴にさ…何人も会ってきた。」
ユキ「え?いつの話だよ。」
月歌「音楽やってた頃だよ。あたしがそういうひとたちに会いに行くっていうドキュメント番組が作られたことがあってさ…。」
「そういうひとたちは口を揃えてこう言ってた。どうしてあの時死ねなかったんだろう?って。」
「それは後悔で、今も後悔のただ中に居た。完全に生き甲斐を失っていたんだ…。
「また別の夢が見つかるさ、なんてのは高みの見物してる奴らが言うことさ…。」
「そもそも命より大事なものはないって言える奴は恵まれてんだよ。」
「適当に過ごしてりゃ明日がやってくるような奴もいれば、必死にその日を生き抜いた奴だって居るんだよ。」
「そんな奴から生き甲斐を奪ってまで生きろなんて言えねーよ…。」
「だって、それを奪ったら、生きてはいるけど、ただ死んでいないだけの状態じゃん…。」
「あたしは言えないと思うんだ…。」
「だから、命より大事なものはないなんてセリフ、あたしは受け入れないんだ…。」
「生きる喜びのためにひとは生きるべきで、死んでるかのように生きるべきではないと思うからだよ…。」
「いつかそういうひとたちも救われることをあの日以来願ってきたんだ…。」
ユキ「そうか…そこまで考えていたなんて思いもしなかった…。」
「ただガキみたいになんとなく気に入らないって理由で喚いてたんだと思っていた…。」
「そっか、お前、ロッカーだったもんな。」
月歌「ああ、ファンだったくせに何聴いてやがったんだよ。」
ユキ「「悪かったよ。あたしのほうこそ理由もなく意地張ってた。平和だった時代の一般論だ。」
「今や人類の窮地。生き方はひとそれぞれでいいと思うよ。」


月歌「みんな、集まってくれ。」
ユキ「大事な話だぞー。」
めぐみ「なんや、前みたいにひっついて。仲直りしたんか?」
ユキ「え、いや…。」
月歌「うん、しちゃった。しちゃいました。」
ユキ「やめろ…お前が言うといやらしく聞こえるだろ…。」
つかさ「和泉さんがデレてる…!!」
可憐「うんうん!」
ユキ「デレてなんかいねーーわ…。」
タマ「よかったですね!!」


月歌「じゃ、最後にユッキーだな。」
ユキ「もうあたしだけか…。」
月歌「うん。」
ユキ「そうだな…。」「ふぅ…。」
「仕方ねーな…行ってやるよ。お前らだけじゃ心配だ。」
月歌「ユッキー!」
ユキ「やめろ、抱きついてくるな…!」
つかさ「ふふ…。」
可憐「本当に元通り。」

3章 Day20 午後02

蔵「あたしの裏工作も脆くも崩れ去ったし。」
月歌「裏工作?なんの?」
蔵「月城ちゃんは頑固って知ってたからさ、あんたのところのハッカーさんと一対一で話をしていたんだよ。」
月歌「ユッキーと…。」
蔵「あたいは月城ちゃんに死んで欲しくない。あんただって隊長に死んでほしくないだろ?って訊いたのさ。」
月歌「ユッキーに…?」
蔵「そうとも。」「最初は別に、とか言って余裕ぶっていたけどさ、真剣にそいつの居ない暮らしを想像してみろよと言ったら、落ちたよ。」「あんたを失うのは耐えられないってさ。」「他の31Aの仲間も。誰ひとりとして。」
月歌「…ユッキーがそう言ったのか?」
蔵「ハッカーのユッキーか。語呂がいいね。そうだよ。」「ちなみにあたいはあんたらのことをずっと見てたから気づいてたよ。」「ふたりの間にはすでに誰からも計り知れないほどの絆が生まれてるってことにね。」
月歌「……。」
蔵「あんたもそうだろ?」
【選択肢】月歌「うん、もちろん。」
蔵「は…やっぱり即答かい。」「あんたとあいつが言い争ってるのを見た時、これは利用出来るって思っちゃったんだよ。」「上手く使えば、月城ちゃんを行かせずに済むってね。」「でもその絆は強固で、結局あたいの思い通りにはならなかった。」「そんな卑怯な工作をしていたあたいは、ひとり稲穂で囲まれて余生を過ごすことを夢にしたのさ。」

3章 Day21

月歌「三回目の作戦かぁ…。」
ユキ「戦うことには慣れてきたか。」
月歌「少しはな。」
ユキ「そりゃ成長したもんだ。うちの隊長様も。」
月歌「ユッキーは?」
ユキ「あたしか…。」「今回はただの作戦じゃないからな…。」
月歌「恐い?」
ユキ「ただでさえ高難度の作戦だ…さらに途中で抜け出して軍すら放置している危険な研究所に向かうなんてな…。」「そりゃびびるさ…。」
月歌「じゃ、あたしの勝ち。至って冷静だ。」
ユキ「ほんとか?手ぇ貸せよ。」
月歌「やめろよ。」
ユキ「震えてる。」
月歌「武者震いさ。」
ユキ「いいんだよ。びびりなほうが長生きする…戦場ではな。」
月歌「ふたりで震えてよう。」
ユキ「ああ。震えながらすべてを成功させよう。」
「なぁ…。」
月歌「うん?」
ユキ「お前が自分の命なら犠牲にしてもいいって言った時、あたしが言わずじまいになった言葉があるんだが、聞きたいか?」
月歌「聞きたい。確か、だったらお前が…って言ってた気がする。」
ユキ「ああ…。」
「だったらお前が居なくなったあと、あたしはどうすりゃいいんだよ、わかんなくなるだろ!!」
「……。」
「だから死ぬなよ。許さない。」
月歌「……。」
ユキ「何か言えよ。恥ずいだろ。」
月歌「さいこー。」
最終更新:2023年03月29日 22:08