2022/7/24 Half Anniversary Party!内の朗読劇
可憐「あれ?月歌さんは?」
ユキ「ショップ。佐月のところにいてるよ。」
タマ「めぐみさんは?」
ユキ「ナービィ広場で立って寝てるだろうよ。」
つかさ「自由時間なのにこの4人だけみたいね。」
ユキ「別に珍しいことではないだろう。」
可憐「だったら挨拶させて。」
タマ「おはようございます!!」
可憐「おはようございます。って違うの」
ユキ「今更誰に挨拶するってんだよ。」
可憐「ユキさんの電子軍人手帳の中にいる「人工知能KETSU」に!」
ユキ「え?あああ!!??そんなのいねぇよ?」
可憐「月歌さんに聞いたの。月歌さんとユキさんが生み出したって。」
ユキ「やめろ、あいつは名付けただけだわ。」
可憐「いるんだ!」
タマ「それはご挨拶しなければ!」
つかさ「私も興味あるわ。」
可憐「ねぇ、ユキさんのKETSU見たいな、お願い。」
ユキ「あたしの尻みたいになってるじゃねーか!」
可憐「安心して、ここには私達しかいない。ねぇKETSU出てきて、お願い。」
KETSU「はい、この私をお呼びでしょうか。」
つかさ「でてきたわ」
タマ「これがユキさんのKETSU!!!」
ユキ「あってるけど、ちげーわ。いやあってるけど、やっぱちげーわ。」
可憐「ねぇKETSU、私朝倉可憐。覚えてもらえると嬉しい。」
KETSU「既にデータとしてあります。幾人もの命を奪い去った、恐ろしいサイコキラーとしてお茶の間を震撼させた」
ユキ「やめろ、やめろ。暴くな。チームワークが悪くなるだろう!!」
タマ「私は國見タマです!」
KETSU「既にデータとしてあります。連合艦隊としてキャンサーに挑み、オホーツク海で破れさった負け犬の」
ユキ「やめろ!やめろ!やめろ!傷口を更に抉るな!負け犬なんてデータまでインプットしてねぇよ!」
つかさ「私は東條つかさよ。」
KETSU「既にデータとしてあります。使えない素人同然の名ばかりのワンワンと犬の遠吠えのような無駄で糞みたいな情報を延々とグダグダと垂れ流す」
ユキ「やめろ!やめろ!やめろ!!!!なんでどんどん口が悪くなっていくんだよ!私がとち狂った情緒でデータをインプットしてるみてぇじゃねえか!!」
可憐・タマ・つかさ「……。」
ユキ「三人に白い目で見られてるじゃねーか!KETSU!余計なことは言わないでいい、言葉はシンプルに扱え!」
KETSU「ユキさんは月歌さんが好きです。」
可憐・タマ・つかさ「あ…」
ユキ「うわぁあああああああああ!!!シンプルすぎぃ!もっとなんか言え!」
KETSU「すみません。うちのユキさんってば、ほら、ただでさえShe is Legendのファンじゃないっすか、そこに本物が眼の前に現れたわけですよ。どうなると思います?そりゃもう歓喜雀躍 有頂天外 狂喜乱舞 恐懼感激 感慨無量」
ユキ「複雑、複雑、複雑ぅ!言葉も複雑!私の下心も丸出しで複雑!」
可憐「一人で空回りしてる。」
タマ「自分で作った人工知能のはずなのにですね!」
KETSU「まぁそんなユキさんと月歌さんが支えてる31Aなので、お前らは精々足を引っ張らないようにせいってことです。」
ユキ「はぁー???」
カレン「貴様ー!!!このワシが足を引っ張っていると抜かすかー!!」
つかさ「さっきはスルーしてあげたけど、覚醒したこの私は到底スルーできないわ。この電子軍人手帳、はい バーンって消し炭にしていい?」
タマ「ぎぃいやゃゃぁぁぁぁぁーーーーーー!!二人の逆鱗がこぼれ落ちました!!」
つかさ・カレン「逆鱗は触れるもの!!(だぁー!!)」
タマ「ぎぃやあゃゃぁぁぁぁぁーーーーーー!!私にも殺意の目が!とても仲間とは思えない!ユキさん!仲間とはこんなクソ恐ろしいものでしたっけ!?」
ユキ「その素材は揃ってたことには今気づいたよ!クソッ、KETSU!お前の口の悪さのせいだぞ!謝るぐらいしろ!」
KETSU「更新プログラムの構成中…残り85%」
ユキ「どんなタイミングで更新に入ってくれてるんだよ!そもそも電子軍人手帳更新はいるのかよ!今の今までしらなかったよ!」
カレン「どうしてくれようかー!?」
つかさ「どうしようかしら…。」
KETSU「ユキさん、勝手な行為をお許しください。こうなったら、自爆します。」
カレン「なんだと?」
つかさ「ええっ」
タマ「そんなー!」
ユキ「それだけはやめろ、KETSU!お前は私のKETSUだ!いや、お尻じゃないけど!」
KETSU「3・2・1」
(爆発音)
ユキ「KETSUーーーー!!!」
ユキ「ふー。なんて夢を見たなんて馬鹿な話、月歌ぐらいにしか言えねぇ。早く帰ってこねぇかな…。」
最終更新:2022年07月31日 01:40