「佐々木を動物に例えると………猫だな」
「なんだい突然」
「いやなんか電波がな」
「で、どうして僕が猫なんだい? そんなに自由主義ではないつもりだが」
「まあな。 うちの猫のイメージから持ってきただけなんだが、不快にさせたならすまん」
すると佐々木は目を細めて
「くっくっ……。 別に不快ではないけどね。 少しばかり矛盾があると思ったのだよ。
それはそうとキョン」
「なんだ」
「猫に発情期があるのは知ってるかい?」
「うちの猫はないみたいだがな」
「キョン、君が僕を『動物に例えると猫』と言ったことを後悔させてあげようか」
「え?」
がばっ、と佐々木が俺の体にのしかかる。
「え? ちょ、佐々木」
「言っただろう、猫には発情期があるんだ。 僕はもう……ね」
気づくと、佐々木の顔はもう眼前にあった。
わっふるわっふる
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最終更新:2009年10月15日 00:23