安倍晋三首相(60)が4日、日本テレビ系情報番組「情報ライブ・ミヤネ屋」に生出演。懸念されている安保法制の改正について「シビリアン・コントロール(文民統制)がしっかり機能する形で法律を」と語った。
戦後70年談話の話題になると「なるべく丁寧に説明しようとしていますが」としつつも、「よく暴走と言われますが、暴走して私はどこに行くんですか? 私は何をしようとしているんですか? 言ってる人に聞いてみたい」と語気を強めた。
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この日は参院の安保法案に関する特別委員会が開催されていた。自民党側は、安倍首相の出席要求は出ていなかったと説明しているが、日本経済新聞によると、4日の理事懇談会で鴻池祥肇委員長(自民)は「一国の首相としてどういったものか」と不快感を示した。
野党は攻勢を強める構えだ。特別委員会の福山哲郎理事(民主)は4日の記者会見で「中谷大臣の答弁が二転三転している中、安倍総理には安保特委員会に出て説明するよう再三再四要求をしているが、委員会質疑に出てこない。そのような中、わざわざ大阪まで出向いてテレビの生中継に出演し、他の番組の収録も行っていた」と批判した。