仮面ライダーグランドジオウ

「ライダータイム! 仮面ライダー、ジオウ!
グランドタイム! クウガ! アギト! 龍騎! ファイズ! ブレイド! 響鬼! カブト! 電王! キバ! ディケイド! ダブル! オーズ! フォーゼ! ウィザード! 鎧武! ドライブ! ゴースト! エグゼイド! ビルド!
祝え! 仮面ライダーグランドジオウ!」

【ライダー名】 仮面ライダーグランドジオウ
【読み方】 かめんらいだーぐらんどじおう
【変身者】 常磐ソウゴ
【スペック】 パンチ力:55.8t
キック力:129.2t
ジャンプ力:ひと跳び146.6m
走力:100mを0.4秒
【基本形態】 仮面ライダージオウ
【強化形態】 仮面ライダージオウ ディケイドアーマー
仮面ライダージオウⅡ
仮面ライダージオウトリニティ
【声/俳優】 奥野壮
【スーツ】 高岩成二
【登場作品】 仮面ライダージオウ(2019年)
【初登場話】 EP39「2007:デンライナー・クラッシュ!」
【テーマソング】 「Next New Wφrld」

【詳細】

常磐ソウゴがジクウドライバーのD`9スロットにジオウライドウォッチ、D`3スロットにグランドジオウライドウォッチをセットし変身したジオウの最強形態。

ソウゴがこれまで継承した全ての平成ライダーの力を宿すライドウォッチが合体したグランドジオウライドウォッチを使い変身したことで、仮面ライダークウガから仮面ライダージオウまで平成ライダー全員のレリーフが全身に配置されているのが外見上の大きな特徴となる。

ライダーレリーフと呼ばれる時空制御デバイスをタッチすることで、そのライダーの様々な力や武装を呼び出す「ライダーズレコード」を発動する固有能力を持つ。
クウガからビルドまでの力が収束されているため、異なる時空からそのライダーそのものを召喚して共に戦ったり、武器だけ呼び出して自分が扱うなど「歩く仮面ライダー図鑑」どころか「一人平成ライダー博物館」とでもいった能力を持つ。

身体スペック自体もジオウⅡ、ジオウトリニティを遥かに上回り、並の平成ライダー達を凌駕する。
ジオウ自身の力ももちろん行使する事が可能で、時間の操作を行うことでライダーズレコードの能力はより多次元的に活かされる。
アナザーライダーに対しては対応するライダーの力を持つ武器を召喚、対応するライダー本人を召喚する以外にも、そのライダーの力そのものを自身に宿し撃破する事が可能。
ほぼどのようなアナザーライダーに対してもグランドジオウは特攻にシフとした攻撃を発揮できる。

専用武器は平成ライダーの各武器などを召喚する他、ジオウがこれまで使ってきたジカンギレードなども変わらずに使用することが可能。

【各部機能】

頭部を含めた全身の装甲に歴代ライダーの姿を模した彫像型の時空制御デバイス「ライダーレリーフ」が配され、触れることで様々な時空に存在するライダーの力を呼び出す「ライダーズレコード」を発動する。

グランドジオウの全身はアジャストライクスーツの発展型であるGストライクスーツが覆っている。
身体能力を大幅に上昇させるだけでなく自己修復機能により蓄積されたダメージもほぼ無効にする事が可能。
スーツにはメタルバンド型生体強化装置バンドライナー・グランドが装着されているが、体正面だけでなく脇や腕部にも配する事でエネルギーの変換効率と供給量が向上しており、経路の細分化による供給バランスの微調整で出力を一点に集中させることで驚異的なパワーを発揮できる。
肘や膝にはライダーレリーフに隠れる様に装甲型計測装置「ソナカウントパッド」を備え、受けた衝撃や対象物の情報を一瞬で測って、ソナクレストに送信する。

頭部となるグランドキャリバーAには頭頂部にジオウのライダーレリーフが設置されているが、他とは違ってライダーズレコードの制御を担う。
グランドジオウはアーマータイムとは異なりジオウ本体の最強バージョンであるため、ジオウのライダーズレコードは使われない。
その上部から生えている針は時空通信装置コンプリケーションハンドとなっており、両肩にあるコンプリケーションハンドとの連携でライダーズレコードに多粒子干渉し、ライダーレリーフの決定を反映する。
アンテナに相当するデータ収集装置グランドブレードA、長針側の「グランドバリオンハンド、主に時間関係の情報、短針側のグランドメソンハンドが主に空間関係の情報を収集する。
更に両針の軸のオウシグナルは情報集約用メインユニットとして各種センサーから寄せられた情報を統合、分析を行う。
額の時空連結器、ソナクレストはジオウのライダーズクレストを表し、ライダーズレコードと直結して歴史上のライダーをグランドジオウのいる時空に転送する。
「ライダー」という文字を複眼状にはめ込んだインジケーションアイは視野角270°を持ち、グランドジオウの現状を表示している。

顔部装甲は白く美しい光沢感を出す特殊金属ハイクラスグラフェニウムを多層に重ねたグランドカメンダイアルに覆われている。
さらに顎から両頬にかけディグニティークラッシュベゼルに覆われているが、鋼鉄の1200倍も硬いザバルダストグラフェニウムと呼ばれる装甲材で構成され、衝撃や弾丸を横の吹き返しへ受け流す。

ディケイド電王キバエグゼイドビルドのライダーレリーフを配したザバルダストグラフェニウム製の胸部装甲グランドチェストアーマーは上半身を特殊エネルギーフィールド、ソナマジェスティで覆って防御力を大幅に強化する。

肩部装甲のグランドショルダーアーマーはザバルダストグラフェニウム製でコンプリケーションハンドを備える。
右肩部にクウガ、左肩部にWのライダーレリーフが配されている。
ナノチューブ筋で超強化されたGタイムアームは平成ライダー20人のノウハウを凝縮した20テックと呼ばれるモーションバンクを搭載し、多彩な技を使いこなす技量をグランドジオウに与えている。
腕を覆うザバルダストグラフェニウム製のグランドアームアーマーは内蔵されたパワーリザーブによって貯蔵した生体エナジーを手甲であるGハンドアーマーに送り込み打撃力を向上させる。
このGハンドアーマーはザバルダストグラフェニウム製の装甲とソナマジェスティの併用でパンチの打撃力を上昇させるだけでなく、しなやかな柔軟性により多様な武器の扱いやすさを実現する。
前腕部には右腕側にアギト龍騎、左腕側にオーズフォーゼのライダーレリーフが配されている。

脚部GタイムレッグはGタイムアーム同様にナノチューブ筋と20テック、グランドタイアーマーで覆われた脚部はグランドアームアーマー同様にパワーリザーブを備える。
足甲であるGシューズアーマーはグランドタイアーマーから生体エネルギーを受け取り、Gハンドアーマー同様にザバルダストグラフェニウム製の装甲からソナマジェスティを発生させ、キックの打撃力を上昇させる。さらに反発力に転用する事で高い跳躍力を発揮可能。
右腰にはカブト、右腿には響鬼、右脚にはファイズブレイド、左腰にはゴースト、左腿にはドライブ、左脚にはウィザード鎧武のライダーレリーフが配されている。

必殺技は複数のライダーを一斉に召喚して攻撃を繰り出す「オールトゥエンティタイムブレーク」。
単体の場合は19人のライダーの力を借りたキックを放つ。
『ゲイツ、マジェスティ』では他のライダーと共に必殺技を繰り出した際に単体キックを使用。
武器系必殺技は複数あり、他の形態も使用する技。

【召喚】

グランドジオウの固有能力。ライダーレリーフに触れ、別の時間からライダーを召喚する。
ライダーの武器のみも可能。

ライダー召喚の場合は金色のライダーズクレストが表示、武器召喚の場合は関連した金色ではない文字や紋章などの印が表示されている。

※作品順
召喚されたものを羅列。()内は必殺技など。
※は特殊攻撃。

  • クウガ
    • EP40:マイティフォーム(マイティキック)、タイタンソード、ペガサスフォーム(ブラストペガサス)+ゴウラム
    • EP43:マイティフォーム(キック)
    • 劇場版:マイティフォーム
    • 令和:マイティフォーム(パンチ)
  • アギト
    • EP41:フレイムセイバー、グランドフォーム(※ライダーキック)
    • EP43:グランドフォーム(キック)
    • 令和:グランドフォーム(パンチ)
  • 龍騎
    • EP43:基本形態(キック)
    • 令和:基本形態(ドラグクローファイヤー)
    • 戦記:サバイブ(ドラグバイザーツバイ)
  • ファイズ
    • EP43:基本形態(キック)
    • 劇場版:基本形態
    • 令和:基本形態(グランインパクト)
    • ゲイツ:ブラスターフォーム(フォトンバスター)
  • ブレイド
    • EP43:基本形態(キック)
    • 令和:基本形態(ブレイラウザーの斬撃)
    • ゲイツ:キングラウザー
  • 響鬼
    • EP43:基本形態(キック)
    • 劇場版:基本形態
    • 令和:基本形態(音撃棒の攻撃)
  • カブト
    • EP43:ライダーフォーム(キック)
    • 令和:ライダーフォーム(カブトクナイガンの斬撃)
    • 戦記:ライダーフォーム(クロックアップ)
  • 電王
    • EP40:ソードフォーム
    • EP41:ソードフォーム(エクストリームスラッシュ)、デンガッシャー(エクストリームスラッシュ)
    • EP43:ソードフォーム(キック)
    • 劇場版:ソードフォーム
    • 令和:ソードフォーム(エクストリームスラッシュ)
    • ゲイツ:デンカメンソード
  • キバ
    • EP43:キバフォーム(キック)
    • EP47:ザンバットソード
    • 令和:キバフォーム(パンチ)
  • ディケイド
    • EP43:基本形態(キック)
    • 令和:基本形態(ライドブッカーの射撃)
  • ダブル
  • オーズ
  • フォーゼ
    • EP43:ベースステイツ(キック)
    • EP47:バリズンソード
    • 劇場版:ベースステイツ
    • 令和:ベースステイツ(ライダーロケットパンチ)
  • ウィザード
    • EP43:フレイムスタイル(キック)
    • LAST:インフィニティースタイル(ドラゴンシャイニング)
    • 劇場版:フレイムスタイル
    • 令和:フレイムスタイル(ウィザーソードガンの射撃)
  • 鎧武
    • EP40:オレンジアームズ(ナギナタ無双スライサー)、スイカアームズ(双刃割り)
    • EP41:オレンジアームズ(大橙一刀)、大橙丸(大橙一刀)
    • EP43:オレンジアームズ(キック)
    • LAST:パインアームズ(無頼キック)
    • 劇場版:オレンジアームズ
    • 令和:オレンジアームズ(無双セイバー・ナギナタモードの斬撃)
  • ドライブ
    • EP41:タイプスピード(※スピードロップ)
    • EP43:タイプスピード(キック)
    • EP44:ハンドル剣(タイヤ型斬撃)
    • EP45:タイプスピード(スピードロップ・オールトゥエンティタイムブレーク併用)
    • EP47:トレーラー砲
    • LAST:タイプフォーミュラ マンターン
    • 劇場版:タイプスピード
    • 令和:タイプスピード(ドア銃の射撃)
  • ゴースト
    • EP43:オレ魂(キック)
    • LAST:オレ魂(オメガドライブ オレ)
    • 劇場版:オレ魂
    • 令和:オレ魂(ガンガンセイバーの斬撃)
    • 戦記:グレイトフル魂(サングラスラッシャーの斬撃)
  • エグゼイド
    • EP43:アクションゲーマー レベル2(キック)
    • LAST:マキシマムゲーマー レベル99
    • 令和:アクションゲーマー レベル2(ガシャコンブレイカーの斬撃)
  • ビルド
    • EP40:ラビットタンクフォーム(ボルテックフィニッシュ!)、フルボトルバスター(フルフルマッチブレイク!)、ジーニアスフォーム(ジーニアスフィニッシュ!)
    • EP41:ラビットタンクフォーム(※ボルテックフィニッシュ!)
    • EP43:ラビットタンクフォーム(キック)
    • LAST:タンクタンクフォーム(フルボトルバスター)
    • 令和:ラビットタンクフォーム(ドリルクラッシャーの射撃)
    • 戦記:ラビットタンクスパークリングフォーム(ドリルクラッシャーの斬撃)、フルボトルバスター

【活躍】

EP40で正式登場。
EP39ではゼロノス勢の見たアナザー電王との戦闘の未来の描写として登場。

2019年で生まれたアナザー電王との戦いで2017年に遡行した際に変身、ビルドのボルテックフィニッシュ!、クウガのマイティキック、オーズのタトバキック、鎧武のナギナタ無双スライサーを連続で叩き込む。
更に必殺技を発動し、召喚された複数のライダーの攻撃でアナザー電王を撃破した。

EP41では2068年でオーマジオウと戦いになるが、正式にドライブの力を継承していなかったため、自身が召喚したドライブが「オーマジオウの力」で支配下に置かれ、逆にドライブから攻撃されてしまい、ドライブが放ったスピードロップ変身解除に追い込まれる。
敗北の原因は正式にドライブの力を入手していないためで手元にあるドライブライドウォッチは2068年でゲイツがオーマジオウから奪って2018年に持ち込んだ点が影響している(正式にドライブライドウォッチをゲットできたかは明かされていない)。

その後、ソウゴはウォズの手で2019年に送り返されるが、歴史改変によってアナザージオウⅡが魔王となった世界が生まれ、窮地に立たされる。
また、アナザージオウⅡが使役するアナザーアギト、アナザー電王、アナザー鎧武と戦った。

EP42ではグランドジオウライドウォッチを奪われてしまい、変身不能になる。翌週のEP43ではグランドジオウライドウォッチを取り戻して変身、アナザーライダーを率いたアナザージオウⅡと戦い、部下のアナザーライダー軍団を仲間たちと共に倒し、アナザージオウⅡを撃破した。
EP47ではディケイドと共に海東大樹の変身したアナザージオウⅡと戦い撃破、その後に集めたライドウォッチの機能停止の影響でウォッチが消え去り、変身不能となった。
LASTでは常磐順一郎がライドウォッチの大半を修復して復活、変身しアナザーディケイドと戦ったが善戦むなしく変身解除された。

『スーパーヒーロー戦記』では多くのゲストライダーが通常形態で出てくる中で唯一強化形態で登場。
戦隊メギドの襲撃にあったゼンカイザーたちを救うために登場、ライダーを召喚し怪人たちを一掃した。

【余談】

10作目の仮面ライダーディケイド コンプリートフォームを彷彿とさせる容姿だが、その姿から遺影フォームならぬ仏壇フォームとネットで称される。
前作の最強フォームと同様に歴代仮面ライダーの最強フォームとしてはトップクラスに遅い話数での登場となった。

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最終更新:2025年05月28日 17:53