マネキン邪面

「やはりマネキンはこの世の美の頂点にある…僕の作るマネキンもこれくらい美しくしたいなぁ~」

【名前】 マネキン邪面
【読み方】 まねきんじゃめん
【声】 鳥海浩輔
【登場作品】 魔進戦隊キラメイジャー
【登場話】 エピソード30「誇り高き超戦士」
【所属】 ヨドンヘイム/ヨドン軍
【分類】 邪面師
【素体スーツの色】
【手袋/マント/ブーツの色】 緑/緑(裏地は銅)/緑
【邪面】 マネキン→洋服を着せてディスプレイする地球の等身大人形
【担当邪面獣】 邪面獣トルソーヒルドン
【作戦名】 地獄マネキン作戦
【一口メモ】 より美しいマネキンを求める、面食いの私
【モチーフ】 マネキン

【詳細】

ベチャットが地球の等身大人形「マネキン」を模した邪面をかぶって昇格した邪面師。

首から上がきついピンク色のTシャツを着たマネキンになっており、たわんだシャツの胸元辺りにつり上がった鋭い目、
邪面の腰のあたりに黄色とオレンジ色の三角形を組み合わせた口のような部位がある。
マネキンの頭部にはヨドン軍の紋章が描かれている。
首から下はバクダン邪面と同じ緑をベースとしたタイプ。

撫で回した人間を人形のように固めてしまう能力を持ち、これを使って闇エナジーを集める「地獄マネキン作戦」を開始する。
後にヨドンナによって能力が強化され、撫で回した対象を本物のマネキンに変えてしまうことが可能になった。
当初マネキンに変えられてしまった人間は時間が止まったように固まっていたことから、それを見た瀬奈は「ストップウォッチ邪面」と推理していた。

なおマネキンにされてしまった人間の意識はそのまま残されており、自力では動けず邪面師を倒さない限り能力が解除されることもないため、闇エナジーを集める手法としてはかなり高い効率を誇る。
触れる時間もさほど長くなく、全身を触る必要もないというのも利点になるだろう。

「僕」という一人称を使い、マネキンこそが人間よりも美しいという歪んだ価値観を持つ一方、自分を守るためならその美の象徴すら盾にしてしまう非道な一面も併せ持つ。

作戦開始に伴い街に出現。
一般市民達を次々に固めていき被害者を量産していたところ、そこへキラメイジャーが駆けつける。
固められてしまった人々を視て「ストップウォッチ邪面」の仕業と推理した瀬奈の近くに近寄って彼女を撫で回し、動きを固めてしまう。
「冷たく、硬く、滑らか。生きている人間よりも美しい…、それがマネキン!」という持論を語りながら能力を行使したマネキン邪面は、続けて瀬奈の近くにいた充瑠に触れて彼も能力の餌食にしてしまおうと目論む。
しかしシャイニーブレイカーを使って文字通り跳んで駆けつけたキラメイシルバーがそれを妨害。
彼の跳躍の勢いを載せたキックをまともに食らって吹っ飛んでしまい、キラメイチェンジした充瑠らからの反撃を受ける。

能力が攻撃に向かず、撫で回す必要があることから極力近づかず猛攻を加えるキラメイジャー達に圧倒されてしまい、とどめを刺すためキラフルゴーアローを呼んでパワーアップし、一気に勝負を決めようとした充瑠。
しかしCARAT本部にて無鈴が突然思い立ったかのようにキラフルゴーアローの改良を始めてしまっていたため、充瑠の呼び出しにもキラフルゴーアローが飛来せず、パワーアップ不可能という状況に彼らは混乱。
そんな彼らを尻目にもっとマネキンを増やすためその場から逃走した。

撤退後マネキンの倉庫に隠れ、陳列されたマネキン達の「美」を堪能していたが、マネキンに紛れ何故かヨドンナが紛れ込んでおり、マネキンだと思っていた彼女が突然動き出したため驚くも、すぐに上司であることに気がついて落ち着きを取り戻す。
マネキンの気持ちを知ろうとしたという彼女から、「最悪の気分」という褒め言葉(?)をもらい、人間をもっと完璧なマネキンにするために彼女の鞭でひっぱたかれてパワーアップを果たした。

これによって動きを固めるどころか上記の通り本物のマネキンに変えてしまう能力を手に入れ、被害者をさらに増産。
街中に大量のマネキンが配置されている様子はかなり不気味であり、駆けつけたキラメイジャー達もその様子に困惑。
いつの間にか小夜の近くにすり寄っていたマネキン邪面は彼女をマネキンへと変えてしまい、呼び出したベチャットと共に女性メンバー2名を欠くキラメイジャー達と戦闘を開始する。

その頃ヨドンヘイムではクランチュラがマネキン邪面を勝手にパワーアップさせたことに対し、帰還したヨドンナへ抗議していた。
実はヨドンナは邪面師をパワーアップさせることが出来るが、それは邪面師の寿命を縮めてしまう諸刃の剣であり、そのことを抗議中闇エナジーが溜まったことで邪面獣トルソーヒルドンを送り込む準備が整う。
早くに召喚できるほど闇エナジーが溜まったのは自分のおかげだと礼を求めるヨドンナに対し、「誰が言うか!」と吐き捨てたクランチュラによってトルソーヒルドンが地球に出現。

場面は戻って大量のベチャットに相手をさせつつ、自分は積極的にキラメイジャーをマネキンにしてしまおうと振る舞うマネキン邪面。
キラフルゴーアローが使えずパワーアップできないキラメイジャー達は追い詰められていた。
為朝がキラメイジンでトルソーヒルドンと戦い、小夜と瀬奈がマネキンにされてしまったため充瑠、時雨、宝路しかマネキン邪面を相手にできるメンバーがおらず、
ベチャット達が彼らの動きを止めることでうかつにマネキン邪面に近づけない彼らは大苦戦。
そこへキラフルゴーアローを呼び出そうとした充瑠を、弟が新たなる戦士「キラメイゴールド」になるための調整中だと思いこんでいた宝路はやめさせようとしたが、実は無鈴の改良は自分がキラメイジャーに変身するためではなく、
聖地アタマルドにいるオラディン王、いや魔進オラディンと直接連絡を取るための改良だった。

充瑠は無鈴の気質から自分自身が戦うためにキラフルゴーアローを改良しているのではないと直感しており、時を同じくして無事キラフルゴーアローの改良も終わったため、充瑠らはアローを呼び出しゴーキラメイジャーへとパワーアップ。
やってきた魔進オラディン&魔進ハコブーに充瑠が乗り込んだため、残された時雨がキラフルゴーアローでベチャットを瞬殺。
兵隊を失い丸裸にされてしまったためマネキンに変えた市民を周りにおいて盾にするという非道な行いを見せるも、宝路がシャイニーブレイカーを地面に突き立て、その衝撃でマネキンを浮き上がらせたすきにゴーキラメイブルーのアンストッバブルレイザーに貫かれ、
「美しいって、罪~!」と叫びつつ爆散した。

邪面師が倒されたことでマネキンにされてしまった人達も、動きを固められていた瀬奈、マネキンにされた小夜ももとに戻ることができた。

【余談】

邪面以外のスーツはバクダン邪面と同じものを引き継いでいる。
ジョイスティック邪面ミュージック邪面マシュマロ邪面バクダン邪面→マネキン邪面と流用されている。

マネキンモチーフの怪人は初。

最終更新:2020年12月20日 02:33