「なんてことリサイクル……こんなはずじゃー!」
【詳細】
クダックに「リサイクルトジルギア」を組み込み、環境に配慮して誕生したリサイクルトピアの力を宿す
ワルド怪人。
第6カイに登場した
ゴミワルドとよく似た姿をしているが、胸部中央と左腕の一部に「輝くリサイクルマーク」を持つ
れっきとした別人(別怪人?)。
そもそもトジルギアに封じられた平行世界自体「ゴミトピア」と「リサイクルトピア」で異なるため、姿が似たのは偶然に過ぎない……ハズ(メタ視点では以下余談にて)。
人間や
キカイノイド種別構わずバケツとなった顔、あるいは頭上から吸い込み、体内に取り込むことでトジルギアから得られるリサイクルパワーを悪用し、それらを
リサイクルクダックとして再生、自分のコントロール化に置く能力を持つ。
このリサイクルワルドが作られた目的は、「何らかの理由から特定の
トジルギアを探すツーカイザー」と、市民のヒーローであるゼンカイジャーらを対立させるため。
これは
バラシタラが立案した作戦であり、公園に現れそこにいた人々を吸い込んでおり、駆けつけた介人とガオーンの前で取り込んだ人々をリサイクルクダックとして再生。
さらにバラシタラがトジルギアをもたせた上で介人らへ差し向ける。
元が人間であることをわかっているため強く攻撃できず苦戦するゼンカイザー達。そこへやってきたツーカイザーことゾックスはクダックごときに苦戦する二人を呆れ混じりに見ていたが、「本命」と称して
バラシタラを銃撃するも、近くに立っていたリサイクルワルドが盾として引き寄せられ防がれる。
そこをリサイクルクダック達が襲いかかってきたため、いつものように叩きのめそうと拳を構えた。
その寸前介人からリサイクルクダックが人間であったことを聞かされるが、元から一般市民への攻撃を躊躇しないゾックスは意に介さずその顔面をぶん殴る。
と、そのリサイクルクダックからトジルギアがこぼれ落ちた。
バラシタラがリサイクルクダック達にトジルギアを与えていたことを聞いたゾックスは、その中にお目当てのトジルギアが入っているかもしれないということで、ワルドやバラシタラそっちのけでリサイクルクダックを集中攻撃し始める。
一般市民を傷つけたくない介人達は慌て、セッちゃんのアドバイスから「デカレンジャーギア」を使ってゾックスへ手錠をはめ込んで拘束。
そのままカラフルへと連行していった。
カラフルに到着し、手に入れたトジルギアを調べるゾックスとブルーンだったが、それはかつてトジルギアシステム開発の際に作られたダミーだった。
偽物とわかったものの、「本物が混じっている可能性」から罠とわかりつつリサイクルクダックへの攻撃をやめないことを宣言するゾックスと、させるわけにはいかないゼンカイジャー達は激しく対立する。
それはバラシタラの思惑通りの展開となっていた。
どうにか誰も傷つけずに助けられないかと考えた介人は、刷毛をメガネに差し込まれたブルーンを見てある作戦を思いつく。
街でリサイクルクダックを探していたゾックスと、それを追いかけていたガオーン。
ターゲットを発見して銃撃しようとしたゾックスをガオーンは身を盾にして防ぎ、遅いくるリサイクルクダック達を落ち着かせようと孤軍奮闘する。
そこへ駆けつけた介人達は両手に持った荷物から、サンバカーニバルの衣装を装着。
手に持った羽や刷毛を駆使して、リサイクルクダックたちをくすぐることで動きを封じ、そのすきに持たされたトジルギアのダミーを奪い取るという作戦を大真面目に実行する。
リサイクルクダックにされた人間やキカイノイド達を傷つけず、かといってゾックスの狙うトジルギアの奪取も叶う一挙両得の作戦。
考えた末、ふざけた格好も構わず自ら実践していく介人の姿を見てゾックスは大笑い。
介人のことを改めて「面白い」として認めたゾックスは、想定外の自体で思わずその場にやってきたリサイクルワルドのギアを破壊することを宣言。
そして人間達をクダックに変えてしまったことに怒り心頭のガオーンと共にチェンジし、リサイクルワルドへ猛攻を開始する。
慌てて応戦するも攻撃手段に乏しいため、シンケンフォームにチェンジしたツーカイザーとガオーンクローを装備したゼンカイガオーンの怒涛の攻撃によって抵抗も出来ずに圧倒されていくリサイクルワルド。
そしてゴーオンウイングスの力をイメージしたゴーオンジャーギアの技で突撃を受けて吹き飛び、ツーカイザーシンケンフォームが発動した痛快斬・真剣一閃によって切り裂かれ爆散。
それと共にリサイクルクダックにされた人々も元に戻り、意思疎通が図れるようになったことで無事彼らの持つトジルギアのダミーは回収された。
唯一、地面に落ちていたリサイクルトジルギアを介人が拾ったものの、破損していたためスパークしたギアを落としてしまい、それを踏みつけた
クダイテストが
ダイリサイクルワルドとして誕生する。
【余談】
スーツ?は
ゴミワルドの流用。
ゼンカイジャーのスピンオフでは
キックボクシングワルド→
ボクシングワルド等のように、既存のワルドを違う個体として流用し再登場させる手法がよく使われているが、
テレビ本編にそういう扱われ方で登場したのはこのリサイクルワルドが初。
最終更新:2025年01月16日 07:28