ディスレース2000

「さぁ地球人よ!ブンブンジャーの情報を集めろ!拡散せよ!探せ!暴け!地球の敵を叩き潰せー!!」

【名前】 ディスレース2000
【読み方】 でぃすれーすにせん
【声】 森久保祥太郎
【登場作品】 爆上戦隊ブンブンジャー
【初登場話】 バクアゲ45「地球の敵」
【所属】 大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」
【分類】 ハシリヤン再建隊長
【エンジン】 プロデュースコブラ
【スピード】 洗脳最速
【カスタム】 フランク、ディスマスク2000
【ファーストラウンド】 コース/プレゼン会場
【ナンバー】 不明
【モチーフ】 ヘビ、ウロボロス
【ナンバーの由来】 不明
【名前の由来】 デス・レース2000、ディスる

【詳細】

かつてブンブンジャーに倒された大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」の再建隊長、ディスレースワルイド・スピンドーの”走大将パワー”によって復活した姿。

グランツ・リスクが探し出したディスレースが連れ歩いていたマスコットのフランクにスピンドーが自身の帽子を被せ、シャイシャイ・サルカーが眼を赤く発光させた瞬間復活を果たした。

復活直後は生前同様の外見で周囲にいたI.S.Aの面々やグランツ・リスクワルイド・スピンドーに対しても今まで死んでいたとは思えない軽薄な挨拶をしていくが、その中に自身のボスが混ざっていたことから凄まじく驚愕。

しかし生前?の自身の功績をスピンドーに評価され今があることを知り、さらにはその能力を評価されての仕事を任せたいと言われたことから跪いて「何なりと!バキッと2000分で方つけてやりますよ!」と安請け合いしてしまう。

それをスピンドーが聞くや否や控えていたグランツによって顔にプレゼントと称するディスマスク2000を装着され、2000分の間ハイパフォーマンスなタスクをこなせるようになった。

そして大得意の弁舌と、数人を洗脳しての先導によってブンブンジャーに対する市民感情を180°転換させることに成功。
SNSを利用した拡散による誤った情報を方方に走らせることによってブンブンジャーを「地球の敵」として周知させてしまった。

大也らがブンドリオ・ブンデラス復活のため尽力している中、始末屋としての焔先斗とビューン・ディーゼルが駆けつけ、でたらめなプレゼンテーション中のディスレースへ横槍を入れる。
そして市民感情最悪にもかかわらず、「ブンブンジャーのブンバイオレット」として戦うことを宣言した先斗&ビュンディーを相手取り、彼らの高速移動に翻弄されたがサイキック技を駆使して互角に渡り合う。

しかしそ戦闘中に先斗とのやり取りによってサンシーター達にマッドレックス・フューリーがディスレースによって使い捨て仕様にさせられた事実を知られてしまう。
その挙げ句、一人宇宙で散ったマッドレックスに対し「一人で逝きやがってコスパ最悪」、「復活は無駄だった」とまで毒づきこれによってサンシーター達の心は完全にディスレースから離れてしまった。

その直後フランクを通した通信によって、ブンブンジャーを追い込む手腕を評価され調子に乗ったのもつかの間…

「そうだなぁ、じゃあ。お前はブンブンジャーごと逝ってくれるよな?」


スピンドーが告げた瞬間、復活した時と同じくシャイシャイ・サルカーが瞳を発光させ、装着させられたディスマスク2000が起動する。
実はこのマスクには爆弾が仕込まれており、最終的にはディスレースもろとも駆けつけてくるであろうブンブンジャーをまとめて始末しようとしていたことを察したディスレースはたまらずサンシーター達に助けを求める。

しかし敬愛する上司を使い捨てとして扱ったディスレースが、ハシリヤントップから使い捨てとして扱われる因果応報とも言える現状を前にサンシーター達が手を差し伸べるわけもなくその場から立ち去ってしまう。

孤立無援の状況に追い詰められ、流石のディスレースも焦り始めるが最後は先斗とビュンディのダブルキックによって上空に蹴り飛ばされ、そのまま虚しく爆弾が起動し二度目の死を迎えた。

「人のハンドルばっか握ろうとしてるから、テメェのハンドルがおろそかになるんだよ」


先斗のこのディスりが、正しくディスレースという存在の本質を突いていたと言えるだろう。
生前はマッドレックスをはじめとした多くの者達のハンドルを勝手に握って操って利用していたディスレースが、自分自身のハンドルをスピンドーに握られ都合よく再利用されてしまう末路はそれらしい報いを受けたわけである。

死の間際も舎弟達に思いを馳せ誇り高く散っていったマッドレックスに対し、ディスレースは上空に蹴り飛ばされた挙げ句何も出来ずに爆死という対象的な最期であった。

【余談】

スーツはディスレースを流用しつつ、新規のマスクを取り付けたもの。
同じく復活したマッドレックス・フューリーが左手にハシリ犬が取り付いた状態での復活だったのに対し、こちらは復活直後は生前そのままだったが後付で差異部分となるマスクを取り付けられたのも地味ながら対照的。
名前はディスレースの元ネタでもある「デス・レース2000」から。

爆上戦隊ブンブンジャーにおいて、以前と同じ外見を持ついわゆる再生怪人は多く登場しているが、そのほとんどは外見が同じだけの別個体である。
ソードグルマー/ソードグルマー・リベンジのように特殊な器物を使って納車であれば生まれ変わり、ほんとうの意味での再生怪人と言えるが、トケイグルマートケイグルマー・セカンズ等のように外見が同じだけで声が違う形で別人であることを表現している(例えに使ったトケイグルマー達は能力も全く違う)。

ここで一つ気になるのが、ディスレース復活に際しスピンドーが言う「戻してやった」という発言である。
マッドレックスとディスレース、双方復活の際に必要だったのは彼らが連れ歩いていたマスコットの存在であった。
公式サイトにも記載されているスピンドーの「走大将パワー」とやらが関係しているのか?

最終更新:2025年01月21日 20:39