「裏切り者の発覚は必ずや分裂を招くもの。なのに何故異お前達はバラバラにならない!?」
【名前】 |
ディスレース |
【読み方】 |
でぃすれーす |
【声】 |
森久保祥太郎 |
【登場作品】 |
爆上戦隊ブンブンジャー |
【初登場話】 |
バクアゲ26「宇宙の秘密」 |
【退場話】 |
バクアゲ35「碧き王者」 |
【所属】 |
大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」 |
【分類】 |
ハシリヤンテコ入れ再建隊長 |
【エンジン】 |
プロデュースコブラ |
【スピード】 |
ダウジング最速 |
【カスタム】 |
フランク、ウィジャボード、サイキックガード |
【ファーストラウンド】 |
コース/ミーティングルーム |
【セカンドラウンド】 |
コース/倉庫 |
【ファイナルラウンド】 |
コース/宇宙 |
【ナンバー】 |
不明 |
【モチーフ】 |
ヘビ、ウロボロス? |
【ナンバーの由来】 |
不明 |
【名前の由来】 |
デス・レース、ディスる、This Race |
【詳細】
正面から見た鎌首もたげるコブラを人形にしたような、尻尾を飲み込んで輪となったヘビのような姿を持ち、他の惑星の侵略もテコ入れしその成功率はなんと100%を誇るという凄腕。
「コスパ(コストパフォーマンス)」、「タイパ(タイムパフォーマンス)」を口癖とする効率重視を信条とし様々な星の侵略をこなしてきた。
その中には振騎玄蕃を名乗っていた本名ゲンバード・デ・リバリー二世の故郷、
惑星ブレキも国王に冤罪を着せ投獄することで侵略してしまった。
右肩にはツチノコのような
フランクというマスコットを乗せているが、武器として扱ったりダウジングとして扱うなど完全に道具として使っている。
電話にもなり惑星間との通信が可能と多機能。
ハシリヤンの隊長達はどうやら何かしらのペットといるようだ。
金色のマフラーがモヒカンめいたシルエットを構成した世紀末的な外見だが、その厳つい見た目に反して口調は軽く業界用語を連発する
フランクな立ち振舞い。
誰に対してもそのような態度を取るが、流石にボスに対しては謙った態度になる。
部下となった
サンシーター達に自己紹介しつつ、「侵略は効率的なターゲティングとマーケティングがなければ刺さるとこに刺さらない」という持論を語るも理解に及ばなかった様子を見ても「お前らに言ってもわかんねえよ」と小馬鹿にするなど、自分以外の評価は基本的に一定(低く見積もっているという意味で)。
なおサンシーターに自己紹介した際に
ヤイヤイ・ヤルカーから「再建隊長というよりテコ入れ隊長」と称されるも軽く笑って受け入れている等、ある意味では懐が深いと言えなくもないか。
その言動が理解され難いのは他者と情報を共有せず、作戦内容を自己完結させているためと思われる。
始末屋として宇宙で活動していた焔先斗とも既知であるが、彼に依頼しておいてその依頼料を何度も踏み倒しているんだとか。
また先斗からは「何言ってんのかわかんねえ」と言われている(「どうせ言ってもわかんねえだろ?」と返していることから他者からの理解を求めていない模様)。
「コスパ」、「タイパ」を重視する業界用語連発キャラクターの胡散臭いディスレースだが、実際に地球に赴任する前にも惑星ブレキをハシリヤンの支配下に置き、「ハシリヤン通販」として利益を生み出す等手腕そのものは確かである。
だが結果を重視し経緯を軽視しがちなことから、ブレキの王族であった玄蕃のことを全く知らず、彼が復讐心に駆られ仲間達を無視した暴走を見せた際にも彼が今まで自分が手掛けてきた”仕事”の被害者であることはわかっても詳細までには思い至っていなかった。
これはディスレースの悪癖であり、かつ回り回って身を滅ぼすきっかけとなっている。
地球からの
ギャーソリン回収率のテコ入れのためまずは
カーペットグルマーを誕生させるも、集めたギャーソリンはそのままカーペットに吸収させた上で撃破された後密かに回収していた。
そして見つけ出した
ハシリ犬と、回収した
マッドレックスの体の一部、ギャーソリンを蓄積させたカーペットを使うことで戦死したはずのマッドレックスを再建する。
そして蘇ったマッドレックスに対し
マッドレックス・フューリーと名付けるのだった。
マッドレックス・フューリーは自我を封印した操り人形として都合よく使い倒そうという考えで、「記憶なんてゴミ」や「ほしかったのは斬り込みパワーだけ」と評価していたのはマッドレックスの能力のみであった。
それでも敬愛するかつての上司が蘇ったこともあり、
デコトラーデらサンシーターは何とかかつての彼を取り戻そうと奮闘するが、ディスレース本人はそれを察しつつもできる訳がないと見下しているのか特に反応を示さなかったものの、
ストーン兄弟を使って健闘する様子をウィジャボードを通して見ていた際のつぶやきに反応したマッドレックスが記憶を取り戻していたことを見抜いて拘束。
再び記憶を封じる「ナンバーディスプレート」を取り付けることで暴走させ、ブンブンジャーを確実に始末するための一手としつつ、ブンブンジャーロボポリスを見たことで何かに気がついたのか(バクアゲ28)、フランクを通して自分のコネクションを利用して情報を収集していた。
バクアゲ33にてマッドレックス・フューリーが自分のハンドルを取り戻しつつ、ディスレースの思惑に沿うこと無くただ一人宇宙で散ったのだが、その死に関わっていることを全く見せず、サンシーター達に対しマッドレックスはブンブンジャーに倒されたとだけ伝える。
そして敵討ちしようとするサンシーター達を尻目に、誰かと通信しブンブンジャーロボの正体を知ると
エレキギターグルマーとサンシーター達の攻撃をなんとか切り抜け洞窟に避難していたブンブンジャー達の前に現れる。
そしてブンブンジャーロボの外見情報から、かつてハシリヤンの裏切り者として処刑されていたはずの
ブンドリオ・ブンデラスであることの証左にして彼が生き延びていたことと、かつてはボスこと
ワルイド・スピンドーのお気に入りでありハシリヤンの開発スペシャリストとして関わっていたことをブンブンジャー達に対して暴露する。
それと同時にその情報をハシリヤン本家に流し、ブンドリオがハシリヤン関係者であった事実がブンブンジャー達の信頼を崩すことを確信しつつ、その場から撤退した。
「俺の読みじゃあ、ブンブンジャーの5人組は裏切り者の発覚で仲間割れのバランバランよ!」
バクアゲ34における驚愕の事実暴露によって今頃ブンブンジャー達は仲間割れしているであろうことを高笑いしつつ、「大出世のWin-Win」と調子に乗っていたディスレース。
サンシーター達をそそのかすことで、自分の思惑通りブンドリオがハシリヤン中枢だったこと、そしてそれを今まで黙っていたことに憤り単独行動していたビューン・ディーゼルを拉致し人質にした上で、仲間割れのバランバラン(ディスレース談)のブンブンジャー達を一網打尽にしようと目論んだが、実はブンブンジャー達は仲間割れを起こしたりなどせず、ブンドリオがどうしてハシリヤンと関わることになったのかの経緯を拠点に戻った上で冷静に聞き出していた。
そしてそれを先斗のさりげない気遣いによってブンブンコントローラーを通してビュンディも聞いていたため、彼らは仲間割れどころかより一層団結することになり、ディスレースが仕掛けた卑劣な作戦に乗る気はまったくない大也達は人質云々の話を無視してディスレースのいる廃工場に爆速で乗り込んでくるのだった。
頭に描いた図面とは正反対の状況に思わず慌てふためくディスレースは、先斗がビュンディを救出した際に叩きのめされてしまったサンシーター達に対して今までの余裕をかなぐり捨てて解雇宣言。
さしものサンシーターたちも状況の悪さを察してかそそくさと立ち去った後、
ネジレッタを呼び出してチャンピオンブンブンジャーとの直接対決に挑む。
しかしブンドリオを信じるというハンドルを握ると決めたら手を離さず、仲間の危機に全力で答える最高の仲間――――
爆上戦隊ブンブンジャーにはネジレッタ程度相手にならず、ならばと直接ブンドリオに狙いを定めるもすかさずチャンピオンブンオレンジに阻止される。
そして自身の父の怒りと虐げられた人々全て、友である仲間の思いを込めたチャンピオンブンオレンジのバクアゲチャンピオンドライブにバリアを突破され大きなダメージを受ける。
影からコソコソ状況を整えるのが得意なディスレースは、直接戦闘状態となった現状に分が悪い状況を押し付けられ続けてきたため「セカンドプラン」と称して
ギャーソリン大強化体となって宇宙空間へ逃亡。
ブンブンジャーの装備では宇宙空間までの追跡は不可能という判断だったが、チャンピオンキャリアーにブンブントレーラーとブンブン水素カーを接続することでブンブンジャーは大気圏を突破しディスレースを追跡する。
遂には月面で追いつかれ、「優勝爆上合体」ブンブンジャーロボチャンピオンが誕生すると月面での最終決戦が開始する。
ここで仕留めてやると息巻いてブンブンジャーロボチャンピオンを相手取るも圧倒的な力に押されてしまい、魔法陣で動きを封じたうえで
巨大ネジレッタを召喚するもブンブンカー装備を切り替えることで対処され瞬く間に全滅。
フランクもどこかへ飛ばされてしまい、最早なすすべ無い中でも出世の望みを捨てない往生際の悪さを見せるも、バクアゲチャンピオン・ブンブンゴールインが直撃。
それが致命傷となり、死の間際裏切り者であるブンドリオを決して許さないスピンドーが地球にかならず来ることを予言した後爆散した。
――――そしてディスレースが遺したその予言は的中する。
マッドレックス、
キャノンボーグ、ディスレースら隊長達が集めた地球のデータを閲覧したスピンドーは自ら地球に降り立つことを決断。
バクアゲ39にて最強最悪の存在が地球にやってくることになったのだった。
爆死したディスレースだったが、実は彼のペット?であるフランクはブンブンジャーロボチャンピオンのバクアゲソードによってどこかへ弾き飛ばされており密かに生存していた(その場面をよく見ると弾かれ遠くなっていくフランクの鳴き声が聞こえる)。
それを見つけ出した
グランツ・リスクによってハシリヤンの再建隊長は
再び蘇り、以前とは別の形でブンブンジャー達を追い詰めることになるのだった。
【余談】
モチーフは「プロデュースコブラ」ということからコブラ、ヘビと思われる。
声を担当した森久保祥太郎氏は帰ってきた
獣電戦隊キョウリュウジャーに登場した
後悔の戦騎 アースレバン以来の出演となる。
ある意味アースレバンも「ああすればよかった」という後悔の念を元に、キョウリュウジャーに勝利するための活動をしていたため、ディスレースと似たようなポジションと言えなくもない。
最終更新:2025年01月29日 04:21