「・・・・シャンハーイ。(おかしい・・・・・あっけなさすぎる。)」
動かなくなった奇妙な人形を前にして上海は手にしていたセミオートショットガンの弾をリロードする。
目の前には、近距離でショットガンを連発されてボロボロになった、蓬莱人形の彼氏である、不気味な人形があった。
【・・・・・まさか、包丁だけで襲い掛かってくるとはな。】
その様子を見ていたリゾットが、呆れたように呟いた。
【ま、暗殺向きだけどそれ以外は弱いってタイプのスタンドだな。
それにしてもあっさり終わったなー。まるで五部ゲーのプロシュートVSミス・・・・・・・・・・。】
【グレイトフルデッド!!!】
【にぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!】
無線の向こうでは、イルーゾォが余計なことを言って直触りされていた。
【・・・・後は、蓬莱だけね。上海。】
アリスの言葉に、上海はこくり、と頷いた。
ここに来るまで、たくさんの苦難があった。
時には人形を倒し、説得し、うっかり鍋の中に入ってしまったり、キャンディーが置いてあると思ったら罠だったり。
ベイビィ・フェイスを発動してみたら球体間接好きにはたまらない展開になったり。
メタリカは役に立った、金属類を引きつけて動かし、敵の注意を引くことが出来た。
ビーチボーイは遠くのものを引き寄せるのに役に立ったし、バタフライも壁を無視することが出来たのは大きかった。
ちなみにグレイトフルデッドとジェラートのスタンドは使ってない。
グレイトフルデッドは無機物相手には、死ぬほど無力だった。老化なんて精々飾ってある花が枯れる程度だ。
ジェラートはスタンドを使う事を、本人がいように嫌がった。
何でも「こんな馬鹿番外編でスタンド判明とか嫌だ。もうしばらく目立たないからそれだけは勘弁してくれ。」
とのことだ。まぁしょうがない。
だが、元凶である蓬莱人形の恋人の人形のいる部屋に入ると、あっさり勝負ははついた。
【メーンッ!!】
と真正面から背丈と同じくらいある包丁を振りかざして、襲い掛かってきたのだ。
だが、それを見た瞬間、暗殺チーム一同は言った。
【【【【【・・・・・見たところ、遠距離攻撃のスタンドじゃないみたいだから、人形壊しちまえ。】】】】
そして連射可能なショットガンでガンガンと攻めたところ、あっさりとその人形は壊れてしまった。
【・・・・何を油断している、まだ、敵のスタンド自体は仕留めてないんだぞ。】
リゾットの冷静な言葉に、上海は頷いた。
「シャンハーイ・・・・・。(だが、奴はまだ放っておいていい。私にはやることがある。)」
そう言って、上海は歩き始める。
【どこに行くつもりなの?!上海!!むやみにうごいちゃ・・・・。】
「シャンハイ。(私には分かるんです。あの子が、待ってます。)」
そう言ってシャンハイは、ジャキン、と拳銃を構えた。
いつの間にか、空は曇り始めていた。
太陽はすっかりその姿を消し、厚い雲が空いっぱいに広がっていた。
びゅぅっと、生ぬるい風が吹く。
そんな中、上海は、アリス邸の屋根の上にいた。
そこには、彼女以外にもう一人・・・いや、もう一体の人形がいた。
赤いドレスに身を包んだ、彼女と同じ金髪の人形。
「ホウラーイ・・・・・。(来たわね・・・・・、お姉さま。)」
「シャンハイ!!(蓬莱!!)」
上海は彼女の名前を呼び、ジャキッとハンドガンを構えた。
「ホウラーイ・・・。(ずいぶんと地味な格好ですのね。まるで女を捨てたかのよう。)」
「シャンハイ。(私たちは人形だ、男も女もクソもあるか。)」
蓬莱の言葉を、上海はぺっと切り捨てた。
それを見て、蓬莱人形はクスクスと笑う。
「・・・ホウラーイ(・・・そう、私達は人形。でも、私はお姉さま達とは違う!!)」
蓬莱の体から、ぶわぁっと魔力があふれ出す。
「ホウラーイ。(私は手に入れた、彼を愛することで・・・アリスに従うことしか出来なかったお姉さま達にはない力を!!)」
蓬莱が、手のひらを掲げ、弾幕を放つ。
「シャンハイッ!!」
とっさに上海は身をかわし、それを避けた、が。
「・・・・っ?!」
上海がいた部分の屋根は、弾幕の形にえぐれていた。
到底、人形一体ではありえないパワーである。
疑問に思うと、すぐさまイルーゾォが助言をしてくる。
【注意しろ!!あのスタンド・・、蓬莱に憑依してやがる!!】
イルーゾォの通信を受けて、上海は思い切り攻撃を仕掛けることにした。
もはや隠れる意味もない、派手にやってやろう。
動かなくなった奇妙な人形を前にして上海は手にしていたセミオートショットガンの弾をリロードする。
目の前には、近距離でショットガンを連発されてボロボロになった、蓬莱人形の彼氏である、不気味な人形があった。
【・・・・・まさか、包丁だけで襲い掛かってくるとはな。】
その様子を見ていたリゾットが、呆れたように呟いた。
【ま、暗殺向きだけどそれ以外は弱いってタイプのスタンドだな。
それにしてもあっさり終わったなー。まるで五部ゲーのプロシュートVSミス・・・・・・・・・・。】
【グレイトフルデッド!!!】
【にぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!】
無線の向こうでは、イルーゾォが余計なことを言って直触りされていた。
【・・・・後は、蓬莱だけね。上海。】
アリスの言葉に、上海はこくり、と頷いた。
ここに来るまで、たくさんの苦難があった。
時には人形を倒し、説得し、うっかり鍋の中に入ってしまったり、キャンディーが置いてあると思ったら罠だったり。
ベイビィ・フェイスを発動してみたら球体間接好きにはたまらない展開になったり。
メタリカは役に立った、金属類を引きつけて動かし、敵の注意を引くことが出来た。
ビーチボーイは遠くのものを引き寄せるのに役に立ったし、バタフライも壁を無視することが出来たのは大きかった。
ちなみにグレイトフルデッドとジェラートのスタンドは使ってない。
グレイトフルデッドは無機物相手には、死ぬほど無力だった。老化なんて精々飾ってある花が枯れる程度だ。
ジェラートはスタンドを使う事を、本人がいように嫌がった。
何でも「こんな馬鹿番外編でスタンド判明とか嫌だ。もうしばらく目立たないからそれだけは勘弁してくれ。」
とのことだ。まぁしょうがない。
だが、元凶である蓬莱人形の恋人の人形のいる部屋に入ると、あっさり勝負ははついた。
【メーンッ!!】
と真正面から背丈と同じくらいある包丁を振りかざして、襲い掛かってきたのだ。
だが、それを見た瞬間、暗殺チーム一同は言った。
【【【【【・・・・・見たところ、遠距離攻撃のスタンドじゃないみたいだから、人形壊しちまえ。】】】】
そして連射可能なショットガンでガンガンと攻めたところ、あっさりとその人形は壊れてしまった。
【・・・・何を油断している、まだ、敵のスタンド自体は仕留めてないんだぞ。】
リゾットの冷静な言葉に、上海は頷いた。
「シャンハーイ・・・・・。(だが、奴はまだ放っておいていい。私にはやることがある。)」
そう言って、上海は歩き始める。
【どこに行くつもりなの?!上海!!むやみにうごいちゃ・・・・。】
「シャンハイ。(私には分かるんです。あの子が、待ってます。)」
そう言ってシャンハイは、ジャキン、と拳銃を構えた。
いつの間にか、空は曇り始めていた。
太陽はすっかりその姿を消し、厚い雲が空いっぱいに広がっていた。
びゅぅっと、生ぬるい風が吹く。
そんな中、上海は、アリス邸の屋根の上にいた。
そこには、彼女以外にもう一人・・・いや、もう一体の人形がいた。
赤いドレスに身を包んだ、彼女と同じ金髪の人形。
「ホウラーイ・・・・・。(来たわね・・・・・、お姉さま。)」
「シャンハイ!!(蓬莱!!)」
上海は彼女の名前を呼び、ジャキッとハンドガンを構えた。
「ホウラーイ・・・。(ずいぶんと地味な格好ですのね。まるで女を捨てたかのよう。)」
「シャンハイ。(私たちは人形だ、男も女もクソもあるか。)」
蓬莱の言葉を、上海はぺっと切り捨てた。
それを見て、蓬莱人形はクスクスと笑う。
「・・・ホウラーイ(・・・そう、私達は人形。でも、私はお姉さま達とは違う!!)」
蓬莱の体から、ぶわぁっと魔力があふれ出す。
「ホウラーイ。(私は手に入れた、彼を愛することで・・・アリスに従うことしか出来なかったお姉さま達にはない力を!!)」
蓬莱が、手のひらを掲げ、弾幕を放つ。
「シャンハイッ!!」
とっさに上海は身をかわし、それを避けた、が。
「・・・・っ?!」
上海がいた部分の屋根は、弾幕の形にえぐれていた。
到底、人形一体ではありえないパワーである。
疑問に思うと、すぐさまイルーゾォが助言をしてくる。
【注意しろ!!あのスタンド・・、蓬莱に憑依してやがる!!】
イルーゾォの通信を受けて、上海は思い切り攻撃を仕掛けることにした。
もはや隠れる意味もない、派手にやってやろう。
「シャンハーイ!!」
咒詛「上海人形」!!
咒詛「上海人形」!!
上海は自らの弾幕を展開し、蓬莱をけん制する。
すると、蓬莱はにやりと笑い、こちらも弾幕を放ってきた。
すると、蓬莱はにやりと笑い、こちらも弾幕を放ってきた。
「ホウライッ!!」
咒詛「蓬莱人形」!!
咒詛「蓬莱人形」!!
激しい弾幕がぶつかり合い、お互いを相殺しあっていく。
だが、力は、圧倒的に蓬莱が上だった。
敵スタンドを、先ほど上海が傷めつけてしまったせいもあるのだろう。
その恨みのパワーが、さらに蓬莱の力を強めていた。
【無理よ!!蓬莱・・・殺す気で弾幕を撃ってきてる!!】
上海は弾幕を撃つのに集中していて、銃を撃つことは出来ない。
そして、遠くからの支援は限界がある。
【やっぱり遠距離じゃ・・・私が直接そっちに・・・・・!!】
立ち上がったアリスを、イルーゾォが引き止める。
【今から言っても間に合わねーよ!!こっちからの援護に集中しろ!!】
【でも・・・・でもぉ・・・・!!】
戸惑うアリス達をよそに、人形たちは激しくぶつかり合う。
このまま真っ向勝負では無理だと判断した上海は、ナイフを抜き、弾幕を自分の前方に集中させた。
横や斜めから迫り来る弾幕を、機敏な動きで避けて行き、正面のみの弾幕を破壊していく。
そしてナイフの届く距離まで接近し、思い切りナイフを突き出す。
だが、蓬莱の口元が、ニヤリ、とゆがんだ。
『「メーンッ!!」』
「?!」
蓬莱の腹の部分から、奇妙な形をした腕のようなものが飛び出してくる。
それは突き出した上海の腕を、ナイフごと掴んだ。
「ホウラーイ!!(捕まえた!!)」
蓬莱が、狂ったような笑みを浮かべる。
【スタンドだ!!上海!!】
そう、上海を掴んだその腕はエボニーデビルのスタンド像のものだった。
今からスタンドを借り、敵の腕を振り払うのでは間に合わない。
「ホウラーイ!!(死ねよぉ!!)」
弾幕が、上海を狙って放たれようとする。
「シャンハイッ!!(舐めるな!!)」
上海はそう叫ぶと、自由な腕で銃を操り、捕らえられている腕に突きつける。
そして上海は引き金を引き、自らの腕を吹き飛ばした。
「ホウライッ?!(何っ?!)」
腕を吹き飛ばした衝撃で、蓬莱の姿勢が揺らいだ。
スタンド像もその衝撃で、上海の腕を落としてしまった。
その隙に、上海は一気に距離をとる。
【上海!!】
通信機から、アリスの悲痛な叫びが聞こえてきた。
「シャンハーイ!(問題ない!戦闘は続けられる!)」
そう叫んで上海は抜いた銃の標準を、蓬莱に向ける。
「っ!!」
それを見て、蓬莱はエネルギーをためていた弾幕を放った。
世界が、スローモーションになったかのような錯覚に陥る。
上海が撃った三発の弾丸は、ほぼ同じ軌道を描いて、まっすぐ蓬莱の額へと向かう。
だが、力は、圧倒的に蓬莱が上だった。
敵スタンドを、先ほど上海が傷めつけてしまったせいもあるのだろう。
その恨みのパワーが、さらに蓬莱の力を強めていた。
【無理よ!!蓬莱・・・殺す気で弾幕を撃ってきてる!!】
上海は弾幕を撃つのに集中していて、銃を撃つことは出来ない。
そして、遠くからの支援は限界がある。
【やっぱり遠距離じゃ・・・私が直接そっちに・・・・・!!】
立ち上がったアリスを、イルーゾォが引き止める。
【今から言っても間に合わねーよ!!こっちからの援護に集中しろ!!】
【でも・・・・でもぉ・・・・!!】
戸惑うアリス達をよそに、人形たちは激しくぶつかり合う。
このまま真っ向勝負では無理だと判断した上海は、ナイフを抜き、弾幕を自分の前方に集中させた。
横や斜めから迫り来る弾幕を、機敏な動きで避けて行き、正面のみの弾幕を破壊していく。
そしてナイフの届く距離まで接近し、思い切りナイフを突き出す。
だが、蓬莱の口元が、ニヤリ、とゆがんだ。
『「メーンッ!!」』
「?!」
蓬莱の腹の部分から、奇妙な形をした腕のようなものが飛び出してくる。
それは突き出した上海の腕を、ナイフごと掴んだ。
「ホウラーイ!!(捕まえた!!)」
蓬莱が、狂ったような笑みを浮かべる。
【スタンドだ!!上海!!】
そう、上海を掴んだその腕はエボニーデビルのスタンド像のものだった。
今からスタンドを借り、敵の腕を振り払うのでは間に合わない。
「ホウラーイ!!(死ねよぉ!!)」
弾幕が、上海を狙って放たれようとする。
「シャンハイッ!!(舐めるな!!)」
上海はそう叫ぶと、自由な腕で銃を操り、捕らえられている腕に突きつける。
そして上海は引き金を引き、自らの腕を吹き飛ばした。
「ホウライッ?!(何っ?!)」
腕を吹き飛ばした衝撃で、蓬莱の姿勢が揺らいだ。
スタンド像もその衝撃で、上海の腕を落としてしまった。
その隙に、上海は一気に距離をとる。
【上海!!】
通信機から、アリスの悲痛な叫びが聞こえてきた。
「シャンハーイ!(問題ない!戦闘は続けられる!)」
そう叫んで上海は抜いた銃の標準を、蓬莱に向ける。
「っ!!」
それを見て、蓬莱はエネルギーをためていた弾幕を放った。
世界が、スローモーションになったかのような錯覚に陥る。
上海が撃った三発の弾丸は、ほぼ同じ軌道を描いて、まっすぐ蓬莱の額へと向かう。
一発目は、弾幕と相殺しあって消えた。蓬莱の顔に、笑みが浮かぶ。
二発目は、弾幕に弾き飛ばされた。蓬莱は、さらに顔を喜びに歪める。
三発目も、弾幕にあたり、消えた。蓬莱は、勝ち誇った。
そして、その表情のまま、蓬莱の首は、宙に飛んだ。
その横では、先ほど吹き飛ばした、ナイフを持った上海の腕が、宙に舞っていた。
「シャンハーイ・・・・。(だからお前は、いつまでたっても餓鬼なんだ。)」
力のある人物が見れば、すぐに分かっただろう。
アリスが人形たちを動かすのに使っている魔法の糸が、分離したはずの上海の腕に、まだ繋がっていたのを。
上海はアリスの人形達の中でも力を持ち、古参である。それゆえ、アリス同様、指を動かさずとも、糸を操れるのだ。
それが、自分の体ならば、思考能力さえ残っていれば、糸でバラバラになっても動かせる。
「・・・・・・・・・・・・シャンハーイ(・・・・・・どうして裏切った?あの毒人形にでも毒されたか?)」
上海は、静かに、吹き飛んだ蓬莱の首まで、歩いていく。
「・・・ホウラーイ(だってお姉さま・・・・、従ってばっかじゃ、それこそアリスの求める『自立人形』なんて、夢の夢じゃない・・・。)」
もはや体を動かすことの出来ない蓬莱は、観念したように笑った。
「ホウラーイ・・・・。(ただでさえ私は、力が強いばかりでそれ以外はてんで駄目な子だったから・・・皆を見返したかったの。だから、彼を愛して、アリスに反抗すれば、『自立人形』になれるかなぁって・・・・・。)」
そう言って、蓬莱は自嘲の笑みを浮かべる。
「ホウラーイ・・・ッ!!(でも・・・・、駄目だった・・・!!私はただ・・・主を『アリス』から『彼』に変えただけの・・・操り人形だったの・・・・。)」
蓬莱の目から、ぽろぽろと涙がこぼれる。塩味のしない、人形の涙である。
「ホウラ・・・・・。(私は・・・・・・。)」
そう言い掛けて、蓬莱はその活動を停止した。
上海はその頭を優しく抱え、持っていたかばんに詰める。
頭にあるコア部分さえ残っていれば、人形である彼女たちは大丈夫だ。
【上海!!まだスタンドを倒してない!!油断するな!!】
イルーゾォに声を掛けられ、上海はハッとする。
そうだ、まだこの事件の元凶である、あいつを仕留めていなかった。
「シャンハーイ・・・っ!!(殺してやる・・・・っ!!)」
明確な殺意をこめて、上海は魔力の糸をさらに増やす。
不可視の糸が、片腕の彼女の代わりに、彼女の持つ銃器に弾をリロードする。
だが、突然、ドォンと地面が揺れた。
【な・・・何だ?!】
【まさか・・・・あいつ!あれに憑依したって言うの・・・?!】
アリスの言葉に、イルーゾォは?を浮かべた。
【あれ・・・・・?何だよ、それ。】
【・・・・・・・私が、魔理沙を振り向かせるために作っていた物・・・・。あの河童から、幻想郷の技術者の称号を奪還するために・・こつこつと作っていた・・・。】
アリスの家が、ゴゴゴゴゴと音を立てて、地面からずれていく。
ずれたそこには、家がすっぽり入る程の、巨大な穴が開いていた。
そして、そこから、何かが昇ってくる。
アリスは、その正体を呟いた。
【そう・・・、私が研究していた自立型協力弾幕兵器・・・・マジカル・ギアが!!】
穴から上ってきたのは、花やらピンクやら虹やら星やら、まるで小学生女子の文房具のようなペイントの・・・・・巨大な兵器だった。
まるで恐竜のような形の脚で地面に立ち、その上には弾幕を発射するための、訪問や敵の位置を察知するための魔力レーダーがついている。
きらきらと、ラメをふんだんに使われた体が、輝いていた。
「シャンハーイ・・・・。(だからお前は、いつまでたっても餓鬼なんだ。)」
力のある人物が見れば、すぐに分かっただろう。
アリスが人形たちを動かすのに使っている魔法の糸が、分離したはずの上海の腕に、まだ繋がっていたのを。
上海はアリスの人形達の中でも力を持ち、古参である。それゆえ、アリス同様、指を動かさずとも、糸を操れるのだ。
それが、自分の体ならば、思考能力さえ残っていれば、糸でバラバラになっても動かせる。
「・・・・・・・・・・・・シャンハーイ(・・・・・・どうして裏切った?あの毒人形にでも毒されたか?)」
上海は、静かに、吹き飛んだ蓬莱の首まで、歩いていく。
「・・・ホウラーイ(だってお姉さま・・・・、従ってばっかじゃ、それこそアリスの求める『自立人形』なんて、夢の夢じゃない・・・。)」
もはや体を動かすことの出来ない蓬莱は、観念したように笑った。
「ホウラーイ・・・・。(ただでさえ私は、力が強いばかりでそれ以外はてんで駄目な子だったから・・・皆を見返したかったの。だから、彼を愛して、アリスに反抗すれば、『自立人形』になれるかなぁって・・・・・。)」
そう言って、蓬莱は自嘲の笑みを浮かべる。
「ホウラーイ・・・ッ!!(でも・・・・、駄目だった・・・!!私はただ・・・主を『アリス』から『彼』に変えただけの・・・操り人形だったの・・・・。)」
蓬莱の目から、ぽろぽろと涙がこぼれる。塩味のしない、人形の涙である。
「ホウラ・・・・・。(私は・・・・・・。)」
そう言い掛けて、蓬莱はその活動を停止した。
上海はその頭を優しく抱え、持っていたかばんに詰める。
頭にあるコア部分さえ残っていれば、人形である彼女たちは大丈夫だ。
【上海!!まだスタンドを倒してない!!油断するな!!】
イルーゾォに声を掛けられ、上海はハッとする。
そうだ、まだこの事件の元凶である、あいつを仕留めていなかった。
「シャンハーイ・・・っ!!(殺してやる・・・・っ!!)」
明確な殺意をこめて、上海は魔力の糸をさらに増やす。
不可視の糸が、片腕の彼女の代わりに、彼女の持つ銃器に弾をリロードする。
だが、突然、ドォンと地面が揺れた。
【な・・・何だ?!】
【まさか・・・・あいつ!あれに憑依したって言うの・・・?!】
アリスの言葉に、イルーゾォは?を浮かべた。
【あれ・・・・・?何だよ、それ。】
【・・・・・・・私が、魔理沙を振り向かせるために作っていた物・・・・。あの河童から、幻想郷の技術者の称号を奪還するために・・こつこつと作っていた・・・。】
アリスの家が、ゴゴゴゴゴと音を立てて、地面からずれていく。
ずれたそこには、家がすっぽり入る程の、巨大な穴が開いていた。
そして、そこから、何かが昇ってくる。
アリスは、その正体を呟いた。
【そう・・・、私が研究していた自立型協力弾幕兵器・・・・マジカル・ギアが!!】
穴から上ってきたのは、花やらピンクやら虹やら星やら、まるで小学生女子の文房具のようなペイントの・・・・・巨大な兵器だった。
まるで恐竜のような形の脚で地面に立ち、その上には弾幕を発射するための、訪問や敵の位置を察知するための魔力レーダーがついている。
きらきらと、ラメをふんだんに使われた体が、輝いていた。
その時、イルーゾォは思った。
(どうしよう・・・・、ここは突っ込むところなのだろうか・・・・・。)
(どうしよう・・・・、ここは突っ込むところなのだろうか・・・・・。)
その時、アリスは思った。
(あぁ・・・、あの河童の発明をあんまり魔理沙が気に入るもんだから対抗して外の本にあった兵器を参考にしてせっかく作ったのに・・・!!あれに乗り込んで私ごとで魔理沙に盗んでもらう計画が・・・・!!)
(あぁ・・・、あの河童の発明をあんまり魔理沙が気に入るもんだから対抗して外の本にあった兵器を参考にしてせっかく作ったのに・・・!!あれに乗り込んで私ごとで魔理沙に盗んでもらう計画が・・・・!!)
その時、レミリアは思った。
(・・・・・・・もうカオス過ぎてどうでもいいわ・・・。パチェにこの間読んでた薄い本貸してもらいましょ。)
(・・・・・・・もうカオス過ぎてどうでもいいわ・・・。パチェにこの間読んでた薄い本貸してもらいましょ。)
その時、フランは思った。
(何あれかわいい!!後でお願いしたらアリス作ってくれるかなぁ?!あれで遊びたい!!)
(何あれかわいい!!後でお願いしたらアリス作ってくれるかなぁ?!あれで遊びたい!!)
その時、メローネは思った。
(・・・・・・ごめん、何か俺切れそうだわ。MGS舐めてんじゃねーよ腐(ry)
(・・・・・・ごめん、何か俺切れそうだわ。MGS舐めてんじゃねーよ腐(ry)
その時、ギアッチョは思った。
(・・・・・・そういやMGS4買ったけど積んでる・・・・・。)
(・・・・・・そういやMGS4買ったけど積んでる・・・・・。)
その時、パチュリーは思った。
(オタコンとスネークはリバありで・・・!!でもスマブラ関係のカップリングも美味しいわ!!)
(オタコンとスネークはリバありで・・・!!でもスマブラ関係のカップリングも美味しいわ!!)
その時、咲夜は思った。
(今夜はリゾット達も夕飯食べていくのかしら・・・・?あとで手伝ってもらいましょ。ついでに何かイタリアンの作り方教えてくれないかしら。)
(今夜はリゾット達も夕飯食べていくのかしら・・・・?あとで手伝ってもらいましょ。ついでに何かイタリアンの作り方教えてくれないかしら。)
超オマケ【スーさんとメランコ】
「ん・・・・・・・・・。」
メディスンは、誰かがすぐそばにいる気配に目を覚ました。
「目を覚ましたけ?」
「スーさん!!」
彼女の目の前では、大柄な青年がばらばらになった彼女の体を包帯でつないでいた。
「めらんこ、帰っど。皆心配してんべ。」
「で・・・でも!!せっかく人形革命が達成されるチャンスなのに・・・・。」
「んなごと言っておめえさ死んじまったら元も子もねえべ。家で直してやっがら・・・・。」
青年はそう言って、煤で汚れたメディスンの頭をきれいにし、体にはめた。
そして動かないメディスンの体を背中に背負い、青年はのっしのっしと歩き始める。
「・・・・・・ごめんね、スーさん。もうママにもシーくんにも心配かけないわ・・・。」
「ん。」
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「ん・・・・・・・・・。」
メディスンは、誰かがすぐそばにいる気配に目を覚ました。
「目を覚ましたけ?」
「スーさん!!」
彼女の目の前では、大柄な青年がばらばらになった彼女の体を包帯でつないでいた。
「めらんこ、帰っど。皆心配してんべ。」
「で・・・でも!!せっかく人形革命が達成されるチャンスなのに・・・・。」
「んなごと言っておめえさ死んじまったら元も子もねえべ。家で直してやっがら・・・・。」
青年はそう言って、煤で汚れたメディスンの頭をきれいにし、体にはめた。
そして動かないメディスンの体を背中に背負い、青年はのっしのっしと歩き始める。
「・・・・・・ごめんね、スーさん。もうママにもシーくんにも心配かけないわ・・・。」
「ん。」
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