時刻は午後10時30分。
エリアI-6の運転免許試験場にて。
頭から血をかぶったような仮面ライダー……アークゼロワンの複眼が敵を捕らえた。
3人の戦士、トランクス、激怒戦騎のドゴルド、小鳥遊ホシノを迎えるように両手を広げる。
エリアI-6の運転免許試験場にて。
頭から血をかぶったような仮面ライダー……アークゼロワンの複眼が敵を捕らえた。
3人の戦士、トランクス、激怒戦騎のドゴルド、小鳥遊ホシノを迎えるように両手を広げる。
(よし、来たな。
トランクスにあの盾の少女は、小鳥遊ホシノだと!?
チッ!大方王様戦隊の放送を見て俺のギアスのせいで後輩がどうのとか言って抱き込んだか。
最後の鎧は……NPCモンスターか?
だがこのエネルギー量は……まさか冥黒の五道化とまで手を組んだのか?
お前、そこまで手段を選ばないタイプだったか?)
トランクスにあの盾の少女は、小鳥遊ホシノだと!?
チッ!大方王様戦隊の放送を見て俺のギアスのせいで後輩がどうのとか言って抱き込んだか。
最後の鎧は……NPCモンスターか?
だがこのエネルギー量は……まさか冥黒の五道化とまで手を組んだのか?
お前、そこまで手段を選ばないタイプだったか?)
「『変身すればそのエネルギーを辿ってお前たちが来ることは予測できていた』」
「ルルーシュ!」
あの魔女と対峙してから忘れたことはない気配を前にトランクスは戦意を滾らせる。
「綾小路清隆は一緒じゃないみたいだな」
「『ここで我らに倒される貴様には関係のない話だ』」
そう言ってアークゼロワンが左腕を上げると、周囲に潜んでいた配下のNPCモンスターたちが銃火を浴びせる。
だが相手は四凶のカウンターと期待された単体戦力最強トランクスにキヴォトス最高の神秘、そして柊家の最高傑作を内包した五道化。
腕や剣の一振りで遮り、彼ら彼女らが爆散する間に戦闘の準備を終える。
だが相手は四凶のカウンターと期待された単体戦力最強トランクスにキヴォトス最高の神秘、そして柊家の最高傑作を内包した五道化。
腕や剣の一振りで遮り、彼ら彼女らが爆散する間に戦闘の準備を終える。
「変身!」
「エンゲージ!」
<グレイト!ジャックポットヒット!ゴールデンフィーバー!>
<超!警察チェーンジ!>
元から鎧のドゴルドに加えてトランクスは仮面ライダータイクーンブジンブーストフォーム(ジャマ神ver)に、ホシノはユニバース・スーパーパトレン一号に姿を変えた。
「お前と綾小路を倒して終わらせる!覚悟しろ!」
「………………」
武刃を引き抜き迫りくるトランクスにアークゼロワンは色だけ赤くしたMA-M03Dビームサーベルを投射生成して迎え撃つ。
あまりの威力と膂力に大きく後退させらえるが、すぐさま地面に染み込ませたスパイトネガをクッション代わりに立ち上がり、新たな武装を生成する。
(なぜ貴様が持っているかは知らないが、流石はスザクの愛用した仮面ライダーといったところか)
なぜこうなってしまったのか、それは少し前のお話……
宝太郎たちと富良洲高校で別れたルルーシュたちが弧のランドマークを訪れたのは、アッシュフォード学園に立ち寄る前に一度休憩を入れつつ、未踏破の場所の調査をするためだった。
ヒューマンタイプのNPCモンスターでは夜目が効かないのでマシンタイプのNPCモンスターたちで外を見張らせ、監視部隊の指揮にキラとゴドウを残してルルーシュと舞衣は内部の調査を行う。
殆どが何の変哲もない建物だったが、警察関係者が出入りしていたと思われる一室から入ることのできた地下室には明らかに特殊車両やライダーシステムを整備するための設備が整えられていた。
ヒューマンタイプのNPCモンスターでは夜目が効かないのでマシンタイプのNPCモンスターたちで外を見張らせ、監視部隊の指揮にキラとゴドウを残してルルーシュと舞衣は内部の調査を行う。
殆どが何の変哲もない建物だったが、警察関係者が出入りしていたと思われる一室から入ることのできた地下室には明らかに特殊車両やライダーシステムを整備するための設備が整えられていた。
「素晴らしい」
残念ながら車両は何台かすでに先に来た誰かが持ち去っていたようだが、中身のデータはほぼほぼ無事。
それらを回収しようとしたルルーシュが何やら見慣れないデバイスを触っているのに舞衣は気付いた。
それらを回収しようとしたルルーシュが何やら見慣れないデバイスを触っているのに舞衣は気付いた。
「それ、どうしたんですか?」
「これか?これはケミーライザーと言ってな。
錬金連合が所属するエージェントやアカデミー生に貸与するガジェットの改修型だ。
錬金アカデミーを掌握した際に今後必要と思ったデータはその時生成したこいつに入れて持ってきた。
ドラえもん卿の言葉を信じるならその方が都合がよかったからな」
錬金連合が所属するエージェントやアカデミー生に貸与するガジェットの改修型だ。
錬金アカデミーを掌握した際に今後必要と思ったデータはその時生成したこいつに入れて持ってきた。
ドラえもん卿の言葉を信じるならその方が都合がよかったからな」
「またなにかするつもりなんですか?」
銀色の三角形のスイッチと紫色の銃口のようなパーツが目を引くガジェットを舞衣に渡し、ルルーシュは話し始める。
「まず我々が今後しなければならないことは大きく三つに分けられる」
「三つ?
バグスターウイルスを解読することと、レジスターを外すことはわかりますけど、最後の一つは?」
バグスターウイルスを解読することと、レジスターを外すことはわかりますけど、最後の一つは?」
「残る五道化、四凶を倒すことだ」
ルルーシュが説明している間にもケミーライザーの画面には読み取ったデータが次々表示されている。
「連中はこのバトルロワイヤルがあくまでもゲームであることに凝っている。
私もそこまで詳しいわけではないが、魔王城の魔王が幹部も残っているのに出張ってくるのはよっぽどの異常事態以外ではないだろう」
私もそこまで詳しいわけではないが、魔王城の魔王が幹部も残っているのに出張ってくるのはよっぽどの異常事態以外ではないだろう」
よっぽどの事態、実際にヒースクリフがNPCモンスター扱いに格落ちした一件のことだろう。
理由はあるプレイヤーを排除しようとしたとのことだが、舞衣には心当たりが一人しか思い浮かばない。
理由はあるプレイヤーを排除しようとしたとのことだが、舞衣には心当たりが一人しか思い浮かばない。
「前にテレビ局を襲ったブラックナイツを率いる四凶……」
「ああ。生き残っている五道化を巻き込めたらそれが理想だが、運営も運営で赤枝逆徒のヒースクリフを排除に動いているだろうから、あまり期待できん。
だからこそ、首輪の解除、およびそれを報酬とした他のプレイヤーとの協力は必須だ。
これをメリットとして提示できれば少なくとも伏黒は味方にできる。
龍園翔に、十条姫和も生き残っていればなお良しだ」
だからこそ、首輪の解除、およびそれを報酬とした他のプレイヤーとの協力は必須だ。
これをメリットとして提示できれば少なくとも伏黒は味方にできる。
龍園翔に、十条姫和も生き残っていればなお良しだ」
姫和の名前に舞衣の表情が変わる。
沙耶香から聞いていた通りの少女らしいと分かったルルーシュは少しだけ安心した様に微笑む。
沙耶香から聞いていた通りの少女らしいと分かったルルーシュは少しだけ安心した様に微笑む。
「続けるぞ。
まずバグスターウイルスのことだが、私の手元にあるプロトガシャット、錬金アカデミーで回収した様々な錬金術のデータや望み薄だがもしかしたらここで手に入れたデータも使えるかもしれない。
そして、これらをひみつ道具博物館の設備で解析、複製出来ればおそらく解除まで行ける」
まずバグスターウイルスのことだが、私の手元にあるプロトガシャット、錬金アカデミーで回収した様々な錬金術のデータや望み薄だがもしかしたらここで手に入れたデータも使えるかもしれない。
そして、これらをひみつ道具博物館の設備で解析、複製出来ればおそらく解除まで行ける」
「ひみつ道具博物館の設備?」
「ああ。
ドラえもん卿が言うには、ひみつ道具とは遥か未来の科学で造られた道具のことであるらしい。
それを展示、管理するシステムもそこにあるなら……」
ドラえもん卿が言うには、ひみつ道具とは遥か未来の科学で造られた道具のことであるらしい。
それを展示、管理するシステムもそこにあるなら……」
「羂索も最初から私たちに反逆してもいいと言っていましたし、そういうことができる施設があっても不思議はないですね」
「話が早くて助かる。
実験台を除き、真っ先に使わせてやることを条件につければ鉄華兵団も我々が施設を使うことを断りはしまい。
その後対四凶、五道化で共同戦線を張ってくれるなら万々歳だ。
最後の四凶はわからんが、五道化はひみつ道具博物館を陥落させはしないだろうからな」
実験台を除き、真っ先に使わせてやることを条件につければ鉄華兵団も我々が施設を使うことを断りはしまい。
その後対四凶、五道化で共同戦線を張ってくれるなら万々歳だ。
最後の四凶はわからんが、五道化はひみつ道具博物館を陥落させはしないだろうからな」
変な話、欠員の出ている運営の理性に期待するような前提だが、ここで更に運営が乱れることがあれば、いよいよ最終勝利を目指すプレイヤーが居なくなる。
そう考えれば、おかしな話でもないのかと舞衣は思う。
そう考えれば、おかしな話でもないのかと舞衣は思う。
「そしてバグスターウイルスで削がれている力を取り戻せば最終的に生き残る連中の実力と気力次第だが、少なくとも羂索とクルーゼを各個撃破に持ち込めれば勝ちの目もあるぐらいの戦いはできる」
「羂索はわかりませんけど、イザークさんやキラさんの話を聞いている限りラウ・ル・クルーゼは明らかに個人的な感情と目的でザフトやコンパスの皆さんを巻き込んでいるようですし、そこまでもっていけば変な話まともに戦ってくれるかも」
「その通り。
そしてレジスターはドラえもん卿から聞いた未来の科学力であってもこのサイズでバグスターウイルスの鎮静剤の投与、そして立ち入り禁止のエリアの有無の判別を行う位置情報に関する機能に加えてさらに我らを害する機能がついているとは思えにくい。
何せ機械はどれほど小さくできても薬品はどうしても体重に合わせた適量と接種間隔が必須だ。
どうしても物理的に容量を食う」
そしてレジスターはドラえもん卿から聞いた未来の科学力であってもこのサイズでバグスターウイルスの鎮静剤の投与、そして立ち入り禁止のエリアの有無の判別を行う位置情報に関する機能に加えてさらに我らを害する機能がついているとは思えにくい。
何せ機械はどれほど小さくできても薬品はどうしても体重に合わせた適量と接種間隔が必須だ。
どうしても物理的に容量を食う」
口でそういうと同時に舞衣の手元のケミーライザーの画面が変わる。
そこには短い文章が書かれていた。
そこには短い文章が書かれていた。
『どんなに機能を詰め込んでも盗聴機能がせいぜいだろう』
と。
舞衣は無言で頷く。
舞衣は無言で頷く。
「バグスターウイルスさえどうにかなればレジスターは最悪無理やり引きちぎってもいい。
ここまで考えれば、何を優先すべきかわかるな?」
ここまで考えれば、何を優先すべきかわかるな?」
「プレイヤーの減るペース次第ですけど、五道化や四凶に出会わない限りどうしようもない討伐よりはウイルスの解毒」
「そういうことだ。
後は、動き回っている間に余計な戦闘がおこらないように」
後は、動き回っている間に余計な戦闘がおこらないように」
そこまで言ったところでルルーシュとイルヴァは猛烈に戦意を滾らせる何かがまっすぐこちらに近づいてくるのに気付いた。
『これは!』
「イルヴァ?ルルーシュさんもどうしたんですか?」
「すまない柳瀬卿。
どうやら招かれざるお客のようだ」
どうやら招かれざるお客のようだ」
多分、闇檻の気配を察知されたのだろう。
嫌われているし恨まれているとも思っていたが、よもやこのタイミングで明らかに戦闘する気満々で向かってくるとは思ってなかったルルーシュはザイアスペックで通信を入れる。
嫌われているし恨まれているとも思っていたが、よもやこのタイミングで明らかに戦闘する気満々で向かってくるとは思ってなかったルルーシュはザイアスペックで通信を入れる。
『ルルーシュ?丁度よかった。
今猛スピードで接近してくる一団が……』
今猛スピードで接近してくる一団が……』
「ヤマト将軍!そいつらは敵です!
こちらで残るように指示した者たち以外の全員を率いて後退してください!
その後はそのまま敷地内を囲むように潜伏して待機!
頼めますか?」
こちらで残るように指示した者たち以外の全員を率いて後退してください!
その後はそのまま敷地内を囲むように潜伏して待機!
頼めますか?」
『……わかった。君と舞衣さんは?』
「おそらく私の蒔いた種です。
地下に隠れられる場所があったので、そこで待機してもらいます」
地下に隠れられる場所があったので、そこで待機してもらいます」
「いいんですか?」
「さっきも言ったが私で蒔いた種だ。
それに我先にと近づいてきている者は知らないが、それ以外の連中もギアスを持つ私は最大限警戒しても君相手ならどんなに過剰な要求をしても武装解除で済むだろう。
一応は私を叩きのめしたい者も運営には逆らう気があるはずだからな」
それに我先にと近づいてきている者は知らないが、それ以外の連中もギアスを持つ私は最大限警戒しても君相手ならどんなに過剰な要求をしても武装解除で済むだろう。
一応は私を叩きのめしたい者も運営には逆らう気があるはずだからな」
そう言ってルルーシュはそのままケミーライザーを舞衣に渡す。
「ここから外の様子がわかるようには設定した!
ナビゲーションとイレギュラーが起きた場合の報告だけ頼む!」
ナビゲーションとイレギュラーが起きた場合の報告だけ頼む!」
そう言ってルルーシュは正義実現委員会の構成員を一人だけ残すと地上に戻っていった。
(やれやれ。次に五道化、四凶級の者と戦わなければならないときはブラックナイツを率いる者との戦いとばかり思っていたが、よりにもよって貴様か!
理由は……冥黒しおか?)
理由は……冥黒しおか?)
ルルーシュはここまでの道中で思考を整理している間に宝太郎たちが倒したライダーの力で出来たキメラの素材が神戸しおの死体ではないかとあたりをつけていた。
ロロを殺したジオウの力に、魔王グリオンの配下となったものを示す冥黒の名前、そしてイザークが倒した偽ギーツや舞衣たちが対峙した偽キャル以外にほかに手ごまが(少なくとも駆け付けられる範囲には)いなかったからだ。
ロロを殺したジオウの力に、魔王グリオンの配下となったものを示す冥黒の名前、そしてイザークが倒した偽ギーツや舞衣たちが対峙した偽キャル以外にほかに手ごまが(少なくとも駆け付けられる範囲には)いなかったからだ。
(いや、トランクスは冥黒しおが倒されたと知らないはずだ。
あの件は放送の時点で気付いていないから言っていない。
仮にトランクスがあの現状に居たなら今こうなっているように俺は殺そうとしただろうが、ライダーキメラに加勢しようとは流石にしなかっただろう。
戦闘に参加しないということもあり得ない。
俺がユーフェミアを撃った時の様に、せめて自分がとむしろ宝太郎たちを遠ざけるべく出てきたはず)
あの件は放送の時点で気付いていないから言っていない。
仮にトランクスがあの現状に居たなら今こうなっているように俺は殺そうとしただろうが、ライダーキメラに加勢しようとは流石にしなかっただろう。
戦闘に参加しないということもあり得ない。
俺がユーフェミアを撃った時の様に、せめて自分がとむしろ宝太郎たちを遠ざけるべく出てきたはず)
ならば何の件だ?
そう考えるのとは別に迎撃のプランを練りながら歩き続ける。
そう考えるのとは別に迎撃のプランを練りながら歩き続ける。
「ルルーシュ!ここに居たか。
話はキラから聞いている」
話はキラから聞いている」
「白羽卿。何か卿ゆえに気付いたことはありますか?」
「件の少年のような殺意はないが、サーヴァントが来る」
「っ!……これが卿の信念に反するならば、断ってくれて構いません。
サーヴァントの相手をお任せしても構いませんか?」
サーヴァントの相手をお任せしても構いませんか?」
「ああ。団体で行動している以上、可能性は低いがいまだ羂索たちの配下と言っていい状態のサーヴァントの可能性もある。
一度は会って話を聞くべきだろう」
一度は会って話を聞くべきだろう」
「ありがとうございます」
ゴドウと別れるとルルーシュは合流してきたエリザベスとオフィーリアに告げる。
「毎度すまない。
悪いがこれは王様戦隊ではなく俺個人の戦争だ。
だが勝てなければ、王様戦隊は滅びるかもしれない」
悪いがこれは王様戦隊ではなく俺個人の戦争だ。
だが勝てなければ、王様戦隊は滅びるかもしれない」
鳩野ちひろはそれはそれは重い足取りで再び運転免許試験場の中を進んでいた。
外側の捜索と、こちらに気付いて全力で後退する一団の追跡を行うトランクス、ドゴルド、ホシノ、それから状況を見れるライダーとは別に建物内を改めて捜索することになったからだ。
外側の捜索と、こちらに気付いて全力で後退する一団の追跡を行うトランクス、ドゴルド、ホシノ、それから状況を見れるライダーとは別に建物内を改めて捜索することになったからだ。
(実際のところ、ルルーシュ殺すのに乗り気じゃないから遠ざけられただけだよね……)
どうにも色々期待されているらしいが、こんなふつうな自分じゃ結果はどうあれ何かを変えることすらできないのだろうか?
そう考えながらシノアとともに歩いていると。
そう考えながらシノアとともに歩いていると。
「はとっちさん、ストップです」
「るぱー……」
アリがいた。
ただのアリじゃない成猫ぐらいのサイズはある黒い体に薄紫色の複眼を持っており、高いがどこかダウナーな声で鳴いている。
ただのアリじゃない成猫ぐらいのサイズはある黒い体に薄紫色の複眼を持っており、高いがどこかダウナーな声で鳴いている。
「多分式神の類です。いつでも逃げれる様に……」
そこまで行ったところでアリ、レプリアントルーパーが手に持っていた何かを掲げた。
破片に映る自分と目があう。
どうやら割れた鏡らしい。
直後
破片に映る自分と目があう。
どうやら割れた鏡らしい。
直後
「『特状課のある部屋に向かい、開きっぱなしの扉から地下に降りろ』」
耳元でささやかれた声のままに二人は歩き出す。
群にして個のレプリアントルーパーと鏡の反射を利用した姿を見せないギアスの使用だ。
群にして個のレプリアントルーパーと鏡の反射を利用した姿を見せないギアスの使用だ。
(よし、このルートなら二人はあの巨漢とはちょうど特状課と合流する。
サーヴァントも白羽卿が三人が柳瀬卿ともども地下に閉じ込められるまでの時間は稼いでくれるだろう。
後はこっちで闇檻の力を垂れ流しにすれば勝手にヤマト将軍たちへの追跡を辞めて戻ってくる。)
サーヴァントも白羽卿が三人が柳瀬卿ともども地下に閉じ込められるまでの時間は稼いでくれるだろう。
後はこっちで闇檻の力を垂れ流しにすれば勝手にヤマト将軍たちへの追跡を辞めて戻ってくる。)
ルルーシュは確保していたゼリー飲料を一息で飲み切ると側のごみ箱に捨て、一度だけ大きく息を吐く。
(さて、ここからが今回の賭けだな)
「マスターとのパスが一瞬だったけど変に揺らいだ!
誰かからの魔術干渉があったみたい!」
誰かからの魔術干渉があったみたい!」
ライダーからもたらされた報告にトランクスたちはまだルルーシュが運転免許試験場に潜伏していると判断した。
同時に周囲一帯を塗りつぶすほど強い闇檻の気配がそれを裏付ける。
とんぼ返りで戻った四人は。
霊体化したライダーだけを鳩野たちのもとに向かわせ、待ち構えていた仮面ライダーと対峙する。
同時に周囲一帯を塗りつぶすほど強い闇檻の気配がそれを裏付ける。
とんぼ返りで戻った四人は。
霊体化したライダーだけを鳩野たちのもとに向かわせ、待ち構えていた仮面ライダーと対峙する。
「今までのすべての罪に対する罰を受けろ!」
「『仮面ライダーの字の件はもう清算した。過去のことだ』」
「それもお前の眼の力で無理やり彼ら納得させただけじゃないのか!?」
王様戦隊の宣誓を放送で見たトランクスの怒りはより強まっていた。
なんだあの茶番は。
なんだあの自分たちが正義の味方かのような開き直りは。
悪役ごっこの次は正統派の正義の味方か?
ふざけるな。
お前のいるべき場所はそこじゃない
なんだあの茶番は。
なんだあの自分たちが正義の味方かのような開き直りは。
悪役ごっこの次は正統派の正義の味方か?
ふざけるな。
お前のいるべき場所はそこじゃない
「『想像力逞しいことだ。
それをもう少し他のことに使っていればどれ程の者たちが死なずに済んだかな?』」
それをもう少し他のことに使っていればどれ程の者たちが死なずに済んだかな?』」
「選別をするお前が言うな!」
「『選別?私は今まで殺されてしかるべきものしか殺していない』」
「この期に及んでまだ開き直るか!」
視界の内も外も問わない銃火、涼し気に受け流される
ビームシールド、理外の力だで切り裂かれる。
無数の盾の重ね張り、単純なパンチ力で貫かれる。
重力操作の足止め、脚部バーニアと自前の飛行能力の合わせ技でちぎられる。
ビームシールド、理外の力だで切り裂かれる。
無数の盾の重ね張り、単純なパンチ力で貫かれる。
重力操作の足止め、脚部バーニアと自前の飛行能力の合わせ技でちぎられる。
(ここまで効かないとは。
流石に絡繰りありきでなければこまるな)
流石に絡繰りありきでなければこまるな)
もし今アークゼロワンに振るわれている超威力や超防御力。
デフォルトなら枢木スザクは死ななかっただろう。
真人から読み取った状況が正しければ同型のドライバーを持つ者に自分の装備を使わせていたから死んだわけでもない。
デフォルトなら枢木スザクは死ななかっただろう。
真人から読み取った状況が正しければ同型のドライバーを持つ者に自分の装備を使わせていたから死んだわけでもない。
「『魔力流動+拡散放出+スパイトネガ』」
足元からスパイトネガを発生させて、その上を滑るように移動。
当然トランクスはそれを追って踏み込む。
当然トランクスはそれを追って踏み込む。
「トランクス後ろ!」
ホシノ声に振り返ると、いつの間にか黒いMSのNPCモンスターが立っていた。
続いて自分が広がったスパイトネガのほぼ真ん中にいることに気付く。
続いて自分が広がったスパイトネガのほぼ真ん中にいることに気付く。
(誘いこまれた!?でも関係ない!)
トランクスは回転切りの要領で背後に出現した闇檻機装兵のスローターダガーの首を斬りつつ、アークゼロワンにも斬撃を飛ばす。
これが今までルルーシュが召喚したスローターダガーならこれで無力化できただろう。
だが今回のスローターダガーの装備はランチャーストライカー。
右肩のウェポンポッドはまだ生きており、バルカン砲とガンランチャーが火を噴く。
初戦NPCモンスターの攻撃ゆえに致命打にはなり得ない。
だが間違いなく、今の攻撃は煙で視界がふさがれる以上に、首がよろけて牽制として有効に働いた。
これが今までルルーシュが召喚したスローターダガーならこれで無力化できただろう。
だが今回のスローターダガーの装備はランチャーストライカー。
右肩のウェポンポッドはまだ生きており、バルカン砲とガンランチャーが火を噴く。
初戦NPCモンスターの攻撃ゆえに致命打にはなり得ない。
だが間違いなく、今の攻撃は煙で視界がふさがれる以上に、首がよろけて牽制として有効に働いた。
「『仮面ライダーに対する特攻と特防、か』」
「っ!気付いたところで!」
「『ああ。結果は変わらん。
今のうちに神戸しおへの再開の言葉でも考えておけ。
イノシシの様に突っ込むのが能のお前の頭は暇だろう?』」
今のうちに神戸しおへの再開の言葉でも考えておけ。
イノシシの様に突っ込むのが能のお前の頭は暇だろう?』」
「悪事にまみれたお前の頭と一緒にするな!」
(いいぞもっと怒れ。
アークゼロワン以外に何も見えないほどに!
このままエリザベスに気付かなければ俺の勝ち筋が見える!)
アークゼロワン以外に何も見えないほどに!
このままエリザベスに気付かなければ俺の勝ち筋が見える!)
タイクーンが激しくアークゼロワンを追い立てる一方で、ドゴルドとホシノも暇をしているわけじゃない。
それぞれオフィーリアの変身した仮面ライダーリュウガ、突貫で過剰強化と強制チューニングでヒューマギアに変身させた仮面ライダーエターナル(レッドフレア)と戦っていた。
それぞれオフィーリアの変身した仮面ライダーリュウガ、突貫で過剰強化と強制チューニングでヒューマギアに変身させた仮面ライダーエターナル(レッドフレア)と戦っていた。
「テメェ!NPCとはいえこんだけ戦えるんなら一点物だろ!?
あんなブレイブのかけらもねえのに好き勝手使われて腹立たしくねえのかよ!?」
あんなブレイブのかけらもねえのに好き勝手使われて腹立たしくねえのかよ!?」
「私の願いは、人を音楽で幸せにすること。
その機会を永遠に奪いうる貴方は私の敵!」
その機会を永遠に奪いうる貴方は私の敵!」
「そうかよ!じゃあぶっ壊されても文句言うなよブリキ人形!」
「……っ!」
自前で生成不可能なために事前にルルーシュに生成してもらったエターナルエッジで銃弾を切り裂きながら肉薄し、白兵戦を挑むエターナル(レッドフレア)。
重力操作を初手のマキシマムドライブで封じた故に行える無茶だ。
重力操作を初手のマキシマムドライブで封じた故に行える無茶だ。
「ほんとここにきて偽エターナルとか、性格悪いし盗人猛々しいね!」
目の前の敵は戦っていてどうにもならないほど理不尽な存在ではない。
あの金色のバックルがあるこちらが言うのもなんだが、トランクスを相手にしているにもかかわらずあまり息を切らしていないアークゼロワンは何かインチキをしているのだろうが、それでも被弾や技の威力の低下が見て取れる。
あの金色のバックルがあるこちらが言うのもなんだが、トランクスを相手にしているにもかかわらずあまり息を切らしていないアークゼロワンは何かインチキをしているのだろうが、それでも被弾や技の威力の低下が見て取れる。
このまま押し切れば勝てる。勝てはする。
(でもチヒロちゃんたちが出てこないのはなんで?)
この規模の戦闘なのでちひろともう一人戦闘要員が出てこないのはわかるが、せめてライダーか孔富はこちらに来れるんじゃないのか?
そんな疑問を抱くホシノを主のもとにも他の仲間のもとにも行かせまいと猛撃を仕掛けるエターナル。
時間は徐々にトランクスたち三人に味方する。
そのころ地下では……
そんな疑問を抱くホシノを主のもとにも他の仲間のもとにも行かせまいと猛撃を仕掛けるエターナル。
時間は徐々にトランクスたち三人に味方する。
そのころ地下では……
『ここまで静聴していただいたならもうお分かりのことだろうが、彼女は自分の幸福の為なら誰が死んでも殺されても殺しても構わないと考えている人間だ。
……長々話してしまったな。
もし諸君らが松坂さとうと神戸しおの件以外の理由で私を倒しに来たのなら全くの無駄な時間を過ごしたことになるが、トランクスと共にいた上にここまで付き合ってくれたということはその可能性は1割以下だろう』
……長々話してしまったな。
もし諸君らが松坂さとうと神戸しおの件以外の理由で私を倒しに来たのなら全くの無駄な時間を過ごしたことになるが、トランクスと共にいた上にここまで付き合ってくれたということはその可能性は1割以下だろう』
投影された画面にでかでかと映る『SOUND ONLY』の文字は無機質だが、語られる声には放送で聞いた時よりの冷徹な魔王よりよっぽど普通の人間に近い感覚があるとちひろは思った。
(前に孔富さん松坂さとうは殺されるほどのことはしてないだろうって言ってたけど思いっきりしおちゃんって子に対して誘拐と監禁してるじゃん。
それにしおちゃんにしてるの、えーっと確かペッティングって言うんだっけ?)
それにしおちゃんにしてるの、えーっと確かペッティングって言うんだっけ?)
誘われるままに地下に降りたちひろとシノア、そして二人を追ってきた孔富は物理的にドライブピットに閉じ込められてた。
魔術的な手段でならライダーが破れたが、今回のロックはアークを使ってセキュリティを掌握することで仕掛けていた物理的なものだ。
イノセンスではどうしようもない。
じゃあ力任せに壊せばいいという話だが、そこはルルーシュも考えていた。
魔術的な手段でならライダーが破れたが、今回のロックはアークを使ってセキュリティを掌握することで仕掛けていた物理的なものだ。
イノセンスではどうしようもない。
じゃあ力任せに壊せばいいという話だが、そこはルルーシュも考えていた。
『上のドアのロックと連動して機士の聖域でZGMF-Xシリーズの期待から入手したNジャマーダズラーのレプリカを起動した。
外からの電波は入ってこない。
加えてそこの車に、トライドロンに爆弾を仕掛けた。
爆発すれば全員ただでは済まないし、特にただの生身でしかない者の命は保証できない』
外からの電波は入ってこない。
加えてそこの車に、トライドロンに爆弾を仕掛けた。
爆発すれば全員ただでは済まないし、特にただの生身でしかない者の命は保証できない』
「そんなハッタリ……」
『嘘だと思うのは自由だが、もし嘘じゃなかった場合をよく考えたまえ。
そして、君たちが私の想像通りの理由でトランクスの行動を認めているならそこに柳瀬卿に残ってもらった意味を』
そして、君たちが私の想像通りの理由でトランクスの行動を認めているならそこに柳瀬卿に残ってもらった意味を』
と、録音とは思えないタイミングで言われては流れに任せるしかなかった。
「ルルーシュさん……そこまで自分の信用の無さを確信したうえでこんな作戦考えれるのは一周回ってすごいですね」
「それは同感(そう)ね。
でもこれを機に良い漢の観方、研鑽(みが)いた方がイイんじゃない?」
でもこれを機に良い漢の観方、研鑽(みが)いた方がイイんじゃない?」
「大丈夫です。別にルルーシュさんに男性的魅力を感じたことはほぼありませんから」
幸いその場にいたルルーシュに協力するプレイヤー、柳瀬舞衣と相棒の魔導輪イルヴァはトランクスたちの認識として『騙されている』側の者たちであり、今回の監禁に限れば100%同じ被害者でしかないのでそのままともにルルーシュの録音を聞くことになった。
語られたのは松坂さとうの危険な思考と神戸しおに対して行った拉致と監禁の実情は、もし本当なら未成年でも男でなくても一発でアウトと感じるような内容だった。
語られたのは松坂さとうの危険な思考と神戸しおに対して行った拉致と監禁の実情は、もし本当なら未成年でも男でなくても一発でアウトと感じるような内容だった。
『奴の話を聞いた時、私は震えたよ。
特に死んでくれたとすら思っているアリサに感謝すらしてない、むしろ自分としおの楽園の為に死んでくれすら思っていたのだからな。
その時だ。
この女はナナリーと、我が最愛の妹と出会うタイミングがずれた自分だと強く確信したのは。
今でもあの心筋をカビの生えた雑巾で撫でまわされるような嫌な感覚を鮮明に思い出せる』
特に死んでくれたとすら思っているアリサに感謝すらしてない、むしろ自分としおの楽園の為に死んでくれすら思っていたのだからな。
その時だ。
この女はナナリーと、我が最愛の妹と出会うタイミングがずれた自分だと強く確信したのは。
今でもあの心筋をカビの生えた雑巾で撫でまわされるような嫌な感覚を鮮明に思い出せる』
「よっぽどですね」
『それにおそらく私に理由さえあれば殺されるかもと考え排除に動く者を認めた諸君ならこの気持ちを理解してくれよう。
あれは放っておけば諸君らに被害をもたらしていた可能性も大いにあると。
あれほどの執着だ。
仮に我がギアスを二度かけることができたとしても、その歪な精神で振り払いかねない』
あれは放っておけば諸君らに被害をもたらしていた可能性も大いにあると。
あれほどの執着だ。
仮に我がギアスを二度かけることができたとしても、その歪な精神で振り払いかねない』
孔富の顔が目に見えて怒りに歪んでいた。
シノアは飄々と「本当に口が回りますねこの悪逆皇帝は」などと言っている。
シノアは飄々と「本当に口が回りますねこの悪逆皇帝は」などと言っている。
『死ぬ気はないが、トランクスに殺されていなかったら今度は直接会おう。
ここからは、君たちの自由だ。
この録音の終了と同時に部屋のロックは解除される。
外部電波も地上に出れば問題なく拾えるだろう。
柳瀬卿、君はこのままトランクスの協力者たちと共に行ってもらっても構わない。
理由も説明せず、無理矢理付き合わせて本当にすまなかった。
では、さようなら』
ここからは、君たちの自由だ。
この録音の終了と同時に部屋のロックは解除される。
外部電波も地上に出れば問題なく拾えるだろう。
柳瀬卿、君はこのままトランクスの協力者たちと共に行ってもらっても構わない。
理由も説明せず、無理矢理付き合わせて本当にすまなかった。
では、さようなら』
録音が終了し、画面も消えた。
『人の陰我は世界が違っても変わらないようですね』
イルヴァのつぶやきはさとうだけに向けられたものではないだろう。
どれだけ理屈があっても、ルルーシュのさとう謀殺の理由の半分近くを同族嫌悪が占めているのは事実だ。
どれだけ理屈があっても、ルルーシュのさとう謀殺の理由の半分近くを同族嫌悪が占めているのは事実だ。
「先にその手段(て)を使っておいてよくもまあ……」
ゆえに孔富も認められない様子だったが、想像以上に過激(ヤバ)いさとうの所業に、どうしても自分たちのボスもかつてそうだった顔にガムテープの巻かれた子供たちを思い出してしまっていた。
出鼻をくじかれたような感覚もあるだろうが、彼女のような存在を狩る理屈を、認めれずとも理解できてしまう。
出鼻をくじかれたような感覚もあるだろうが、彼女のような存在を狩る理屈を、認めれずとも理解できてしまう。
「私は、上に行かせてもらいます」
「ルルーシュに加勢するんですか?」
シノアの問いに、階段を上りかけていた舞衣が振り返る。
「文句を言う前に死なれたら夢見が悪いから。
それに、そろそろ叱ってあげる人がいないと、本当に取り返しのつかないことになる」
それに、そろそろ叱ってあげる人がいないと、本当に取り返しのつかないことになる」
そう言って出ていく舞衣の後を
「私も行く!」
まだ人の身である神が続いた。
「はいオッケー。
これでセイバーはマスター……羂索とのつながりは断ち切れたはずだよ。
流石に令呪の影響まで完全無効、とはいかないけど」
これでセイバーはマスター……羂索とのつながりは断ち切れたはずだよ。
流石に令呪の影響まで完全無効、とはいかないけど」
サーヴァントとは使い魔と化すにあたって令呪の命令をたがえないなどのいくつかの条件を呑んでから召喚に応じている。
ゆえに鞍替えはできても一度受けた令呪の影響を簡単に無にすることはできない。
ゆえにゴドウは羂索とのパスを完全に断ち斬るためにライダーに頼んで破却宣言を使ってもらったのだ。
ゆえに鞍替えはできても一度受けた令呪の影響を簡単に無にすることはできない。
ゆえにゴドウは羂索とのパスを完全に断ち斬るためにライダーに頼んで破却宣言を使ってもらったのだ。
「感謝する、かの大帝に仕えた勇士殿。
これでようやく憂いなく守りし者として戦える」
これでようやく憂いなく守りし者として戦える」
「どういたしまして!
どうせフリーになったんなら、僕のマスターと契約する?
それならちょうど地下に居るマスターを助けても問題なくなるし」
どうせフリーになったんなら、僕のマスターと契約する?
それならちょうど地下に居るマスターを助けても問題なくなるし」
「そのことに関しては、私も聞かされていなかったことだ。
全く、恐ろしく頭の回る少年だよ。
私が貴方の真意を確かめている間にマスターの方を傷つけずに抑えて動きを封じるのだから」
全く、恐ろしく頭の回る少年だよ。
私が貴方の真意を確かめている間にマスターの方を傷つけずに抑えて動きを封じるのだから」
「あれ?その言い方だろ僕の誘い、断られた?」
「魔戒騎士は、闇に忍びながらも闇を斬る者。
特定の人間だけの味方をするわけにはいかない。
ゆえに、よほどのことがない限り人間同士の殺し合いには関知しない」
特定の人間だけの味方をするわけにはいかない。
ゆえに、よほどのことがない限り人間同士の殺し合いには関知しない」
そう言ってゴドウは眼下で繰り広げられるルルーシュたちの戦いを見つめる。
魔戒騎士である以上、どちらを正義とも悪とも言ってはならない。
魔戒騎士である以上、どちらを正義とも悪とも言ってはならない。
「でも僕は、彼女の助けに応じた英霊だからね!
行かせてもらうけど、止めないでしょ」
行かせてもらうけど、止めないでしょ」
「ああ。貴方が信念を果たせることを祈っている」
「変なの。なんか前にも、こんな変なサーヴァントにあった気がするけど、誰だっけ?」
そう言いながらライダーはマスターのもとへと駆けていった。
「雷電残光!」
<GUARD VENT>
斬撃は防げたが電機は防げず吹き飛ばされるリュウガ。
カードはほぼ使い切り、度重なる電撃であちこちの回路をやられてとうとう膝をついた。
カードはほぼ使い切り、度重なる電撃であちこちの回路をやられてとうとう膝をついた。
「道具渡されただけのNPCモンスターにしちゃあ頑張ったがここまでだな!消し炭になれぇ!」
与えられたすべての力を上乗せした斬撃にリュウガのデッキが砕け散る。
同時に限界を超えた機体のあちこちが引火炎上。
同時に限界を超えた機体のあちこちが引火炎上。
「うわぁああああああーーーーーー!!!!!!」
炎を噴き上げて倒れ伏すと同時に爆散した。
残る敵の姿を探して視線を動かすドゴルド。
ホシノもちょうど決着をつけようとしているところだった。
無理矢理使われていたエターナルメモリの力がいよいよ制御できなくなったからだ。
残る敵の姿を探して視線を動かすドゴルド。
ホシノもちょうど決着をつけようとしているところだった。
無理矢理使われていたエターナルメモリの力がいよいよ制御できなくなったからだ。
「手間かけさせてくれたけどこれでラスト!」
両肩のキャノン砲が火を噴き、直撃した機体が変身解除されて砕け散る。
焦げ跡の残るドライバーと唯一無傷なガイアメモリだけが残った。
そしてトランクもまさに王手をかけるところであった。
焦げ跡の残るドライバーと唯一無傷なガイアメモリだけが残った。
そしてトランクもまさに王手をかけるところであった。
「これで、終わりだぁああああ!」
サイヤパワーをありったけ乗せた斬撃がついに回避も防御も出来なくなったアークゼロワンの肩に食い込んだ。
どうにかしようと使える力を無茶苦茶に重ね掛けするが、すべてライダーのそれに企画が統一されている以上無意味だ。
どうにかしようと使える力を無茶苦茶に重ね掛けするが、すべてライダーのそれに企画が統一されている以上無意味だ。
(頼む!持ってくれあと少し、一秒で良い!
エリザベス!頼む、頼む!)
エリザベス!頼む、頼む!)
この作戦の唯一にして最大の賭け。
ここでボールがどちらに落ちるかでトランクスたちの勝ちか、ルルーシュの勝てるかもしれない可能性を得るかの二つに一つ。
武刃が、振り抜かれる。
ここでボールがどちらに落ちるかでトランクスたちの勝ちか、ルルーシュの勝てるかもしれない可能性を得るかの二つに一つ。
武刃が、振り抜かれる。
「がぁあああーーー!!!」
女の悲鳴と同時に鏡の割れるような音が響く。
「は?」
膝をついたのはエリザベスの変身した仮面ライダーベルデだった。
今までトランクスたちが戦っていたアークゼロワンはコピーベントの贋物だったのだ。
爆散し、彼女だったものが流体金属に変換されて周囲に飛び散る。
それは戦いながらまき散らし、地面に染み込ませていた他のスパイトネガや流体金属も浮かび上がらせた。
トランクス、ドゴルド、ホシノ。
すべてが今、悪意の手のひらの上。
今までトランクスたちが戦っていたアークゼロワンはコピーベントの贋物だったのだ。
爆散し、彼女だったものが流体金属に変換されて周囲に飛び散る。
それは戦いながらまき散らし、地面に染み込ませていた他のスパイトネガや流体金属も浮かび上がらせた。
トランクス、ドゴルド、ホシノ。
すべてが今、悪意の手のひらの上。
(この一瞬の為だけにいざという時に部品になるようにとスパイトネガに流体金属を仕組んでおいた全てのNPCモンスターを手元に残したんだ!
術式は構築済み!
さあ、同じテーブルに座ってもらうぞ救世主!)
術式は構築済み!
さあ、同じテーブルに座ってもらうぞ救世主!)
最高速度で飛行するAEUヘリオンから飛び降りるルルーシュ。
その手はすでに孔雀王印を結んでいる。
その手はすでに孔雀王印を結んでいる。
「領域展開(ドメインエクスプロージョン)っ!
闇檻(ダークケージ)・監獄聖域(プリズンサンクチュアリ)!!!」
闇檻(ダークケージ)・監獄聖域(プリズンサンクチュアリ)!!!」
全てのスパイトネガが逆立ち、捕らえた者たちから力を吸い取り始めた。
| 190:想 Emotion | 投下順 | 191:救世屋は■えてない |
| 187:Cuz I'm Survivor 冥黒王:デッドライズ | 時系列順 | |
| 189:集う(後編) | 小鳥遊ホシノ | |
| 激怒戦騎のドゴルド | ||
| 柊真昼 | ||
| トランクス | ||
| 繰田孔富 | ||
| 柊シノア | ||
| アストルフォ | ||
| 187:Cuz I'm Survivor 冥黒王:デッドライズ | ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア | |
| 柳瀬舞衣 | ||
| キラ・ヤマト准将 | ||
| 白羽ゴドウ |