前回の領域展開……無神幣殿は初めてだったのもあり改良すべきところだらけだった。
まず『術式が焼き切れる』という事実を知らなかった。
ベースに使う闇檻と呪いの力は絶対に使わなければならない。
数の利は覆せないので相手を弱体化させたうえでこちらを強化できるエネルギー吸収系も一つは使わなければならない。
だが後々の戦闘を考えるとノロとスパイトネガ以外のアークのほぼ全部の機能は残しておきたい。
まず『術式が焼き切れる』という事実を知らなかった。
ベースに使う闇檻と呪いの力は絶対に使わなければならない。
数の利は覆せないので相手を弱体化させたうえでこちらを強化できるエネルギー吸収系も一つは使わなければならない。
だが後々の戦闘を考えるとノロとスパイトネガ以外のアークのほぼ全部の機能は残しておきたい。
(だから武装生成は領域に使うが、戦闘ではプロトガシャットで代用する。
闇檻ももしかしたらクールタイムが長くなってしまうかもしれないがジャックライズを残すために愛液とかいうふざけたものでなくても生命エネルギーを吸い上げられるように改造してフルで使う!
あとは、自前の制御と領域の足引算!)
闇檻ももしかしたらクールタイムが長くなってしまうかもしれないがジャックライズを残すために愛液とかいうふざけたものでなくても生命エネルギーを吸い上げられるように改造してフルで使う!
あとは、自前の制御と領域の足引算!)
効果範囲をスパイトネガに触れている物に限定。
あえて不完全な領域にすることと、上記の条件により不要な必中性能を引き算することで術式性能の大幅上昇を実現。
あえて不完全な領域にすることと、上記の条件により不要な必中性能を引き算することで術式性能の大幅上昇を実現。
・・・・・・・・・・
(並行してさっきエリザベスの遠隔操作と並行で行っていたトランクスのライダーシステムへのハッキングを継続!
これが最後の楔だ!
これさえ打ち終われば後はこちらが死力を尽くせば絶対勝てる勝負になる!)
(並行してさっきエリザベスの遠隔操作と並行で行っていたトランクスのライダーシステムへのハッキングを継続!
これが最後の楔だ!
これさえ打ち終われば後はこちらが死力を尽くせば絶対勝てる勝負になる!)
当然トランクスたちが全く無抵抗でいるはずがない。
絡みつくスパイトネガを引きはがそうとトランクスはサイやパワーを全開にして抜け出そうと藻掻き足掻く。
絡みつくスパイトネガを引きはがそうとトランクスはサイやパワーを全開にして抜け出そうと藻掻き足掻く。
「うぅうううおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!!!」
(ええい!化け物め!
だがいいぞ!やっぱり強いお前が追い詰められた時に一番に頼るのは後から手に入れた仮面ライダー特攻よりも!
自前で鍛え上げたパワーだよな!
そのパワーをそっくりそのままホシノ:五道化に対して2:8で逆流させる!
そして、逆流ついでにお前たちのデータも残さずラーニングさせてもらう!)
だがいいぞ!やっぱり強いお前が追い詰められた時に一番に頼るのは後から手に入れた仮面ライダー特攻よりも!
自前で鍛え上げたパワーだよな!
そのパワーをそっくりそのままホシノ:五道化に対して2:8で逆流させる!
そして、逆流ついでにお前たちのデータも残さずラーニングさせてもらう!)
感電しながら電線を無理やりショート回路につなげるような無茶だが、すでに体内にノロを取り込んでいるルルは肉体の生態維持に必要な機能をノロに保護させ、アークの装着者の体の稼働効率・不具合などをチェックして、機能の限界を引き出すための調整を随時行う機能を使って強引に肉体と生命を維持する。
「ぎゃあああああ痛い痛い痛い!」
「テメェトランクス!おい!
お前の力がこっちに流れこんでる!
もっと別の手を使え!」
お前の力がこっちに流れこんでる!
もっと別の手を使え!」
二人の声が聞こえたかどうかしらないが、トランクスは両腕にかかったスパイトネガを振り払い、武刃を引き抜く。
その一閃だけでルルーシュの領域が崩壊した。
その一閃だけでルルーシュの領域が崩壊した。
「『相変わらずの化け物っぷりだな。
それだけの力を味方に引き入れておきながらなぜ神戸しおの復讐が上手くいかなかったのか不思議でならん』」
それだけの力を味方に引き入れておきながらなぜ神戸しおの復讐が上手くいかなかったのか不思議でならん』」
「考える必要なんてないぞ!
お前はここで死ぬんだからな!」
お前はここで死ぬんだからな!」
ルルーシュは横薙ぎの一撃を飛び上がってよけるとガシャコンウェポンを装備する。
<ガシャコンブレイカー!>
<ゲキトツロボッツ!ガッシャット!>
赤いロケットアームを模したエネルギーを纏った鉄槌を地面に叩き込む。
エネルギーを抜き取られた上にサイヤパワーを逆流させられたホシノとドゴルドは足を取られて尻もちをついた。
トランクスも直撃ならば特防で振動もダメージもほぼ無効に出来ただろうが、純物理現象として受けた震動に足を取られて一瞬たじろぐ。
エネルギーを抜き取られた上にサイヤパワーを逆流させられたホシノとドゴルドは足を取られて尻もちをついた。
トランクスも直撃ならば特防で振動もダメージもほぼ無効に出来ただろうが、純物理現象として受けた震動に足を取られて一瞬たじろぐ。
(ここで目くらまし!)
<ガシャコンソード!カ・チーン!コ・チーン!>
<ドレミファビート!ガッシャット!>
氷と炎の五線譜を3:2で生成して一つにまとめて放つ。
強烈な水蒸気が発生し、視界がふさがれる。
しかしこの一手はタイクーンの音で探知し、視界が晴れたところで的確な一撃を叩き込むという基本戦術上問題ない。
納刀しなおした武刃を脇に構えながら足跡の方に走る。
強烈な水蒸気が発生し、視界がふさがれる。
しかしこの一手はタイクーンの音で探知し、視界が晴れたところで的確な一撃を叩き込むという基本戦術上問題ない。
納刀しなおした武刃を脇に構えながら足跡の方に走る。
(増えた!?でも気を辿れば!)
迷わず左の方に斬りかかる。
正中線で真っ二つになったバトルマギアが倒れ伏した。
正中線で真っ二つになったバトルマギアが倒れ伏した。
(馬鹿な!闇檻の気は確かにこっちに……)
「別アカウントでログイン、ってわけだ!」
ルルーシュは異能力者としては戦闘向きではない。
だからより強い闇檻に気配がかき消されてしまうのだ。
もしトランクスがタイクーンの性能を信じて耳だけを頼りに斬りかかっていれば闇檻もアークも手元にいないルルーシュを斬れていただろう。
だからより強い闇檻に気配がかき消されてしまうのだ。
もしトランクスがタイクーンの性能を信じて耳だけを頼りに斬りかかっていれば闇檻もアークも手元にいないルルーシュを斬れていただろう。
(その時はその時でギアスを使ったがな)
<ジェットコンバット!ガッシャット!>
<ギリギリチャンバラ!ガッシャット!>
エネルギーのミサイルと矢が降り注ぐ。
だが所詮ライダーの攻撃。
今のタイクーン相手には目くらましになってもダメージにはならない。
だが所詮ライダーの攻撃。
今のタイクーン相手には目くらましになってもダメージにはならない。
「『どうした最強!?
大好きなしおちゃんにフラれて男を磨きなおしたと思ったらその御大層な鎧は飾りか?』」
大好きなしおちゃんにフラれて男を磨きなおしたと思ったらその御大層な鎧は飾りか?』」
「お前がしおちゃんを語るなぁ!」
(じゃあお前は私に説教垂れる程神戸しおを知っているのか?)
ルルーシュの視界を黒いマントが覆う。
視界を奪って急所に突きとあたりをつけて身をひねる。
視界を奪って急所に突きとあたりをつけて身をひねる。
だが、左胸の装甲に刃が触れる。
(なんて感のいい!)
ルルーシュの心臓を武刃が貫いた。
遅かった。
黒い日本刀に串刺しにされたアークゼロワンを前に舞衣は息をのむ。
肩で息をする黒い仮面ライダーが変身を解除して、すがすがしい……まるで大変な庭仕事を終わらせたときのような顔でこちらに微笑んだ。
黒い日本刀に串刺しにされたアークゼロワンを前に舞衣は息をのむ。
肩で息をする黒い仮面ライダーが変身を解除して、すがすがしい……まるで大変な庭仕事を終わらせたときのような顔でこちらに微笑んだ。
「と、トランクスさん……その仮面ライダー……」
舞衣にやや遅れてやってきたちひろが目を恐怖で見開き、震える声で問いかける。
「ああ、ちひろちゃん。
それに、君はルルーシュの放送に映っていた……。
見ての通りだよ!
ついにルルーシュを倒したんだ。
これでもう誰もこいつの悪だくみに殺されることはない!
皆助かったんだよ!」
それに、君はルルーシュの放送に映っていた……。
見ての通りだよ!
ついにルルーシュを倒したんだ。
これでもう誰もこいつの悪だくみに殺されることはない!
皆助かったんだよ!」
そう言って舞衣たちの方に一歩踏み出したトランクスを前に舞衣は御刀の柄に手をかけた。
「落ち着いて。
ルルーシュは君を騙していたんだ。
こいつは何の罪もないさとちゃんを騙して邪魔者ごと殺すような奴なんだ。
しかも、さとちゃんとは別に綾小路清隆を使って自分に迎合しない参加者を殺しておいてその不都合な事実を隠している。
その上で君たちを危険な戦場に送ろうとしていたんだ。
こんな奴死ぬべき……」
ルルーシュは君を騙していたんだ。
こいつは何の罪もないさとちゃんを騙して邪魔者ごと殺すような奴なんだ。
しかも、さとちゃんとは別に綾小路清隆を使って自分に迎合しない参加者を殺しておいてその不都合な事実を隠している。
その上で君たちを危険な戦場に送ろうとしていたんだ。
こんな奴死ぬべき……」
「それでも!」
ちひろが舞衣よりこちらを向かせるように大きな声を出した。
ゆっくりとむけられた目に一瞬脅えるが、舞衣の真横に立ち、告げる。
ゆっくりとむけられた目に一瞬脅えるが、舞衣の真横に立ち、告げる。
「それでも、それだったとしてもルルーシュの仲間はどうなるの!?
そんなにひどい奴なんだ、じゃあそんなひどい奴をやっつけたトランクスさんすごいねって、私はならない!
別にルルーシュと仲良くなくても悪い奴だと思っていても!
絶対に!やっていいことと悪いことがある!
これ最悪メラも冥黒王も生きててサッちゃんも捕まったまんまなのに最悪仲間割れとか、そうならなくても見てよ舞衣ちゃんを!
トランクスさんのこと、信じてくれるように見える!?」
そんなにひどい奴なんだ、じゃあそんなひどい奴をやっつけたトランクスさんすごいねって、私はならない!
別にルルーシュと仲良くなくても悪い奴だと思っていても!
絶対に!やっていいことと悪いことがある!
これ最悪メラも冥黒王も生きててサッちゃんも捕まったまんまなのに最悪仲間割れとか、そうならなくても見てよ舞衣ちゃんを!
トランクスさんのこと、信じてくれるように見える!?」
トランクスは舞衣の顔をよく見た。
その目は、とてもではないが信用するものに向ける目ではなかった。
その目は、とてもではないが信用するものに向ける目ではなかった。
「なんだよ……なんだよその眼!
その眼はルルーシュのような奴にこそ向ける眼だろう!?
俺は、俺は……」
その眼はルルーシュのような奴にこそ向ける眼だろう!?
俺は、俺は……」
「そもそもいい!?
悪い人だから殺すってやったらルルーシュと同じじゃん!
だから!」
悪い人だから殺すってやったらルルーシュと同じじゃん!
だから!」
そこまで言ってちひろが信じられないものを見るような目でこちらを見る。
舞衣もだ。
正確には、トランクスの少し後ろを見ている。
舞衣もだ。
正確には、トランクスの少し後ろを見ている。
(なんだ?そこにはルルーシュの死体が……)
「『闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え』」
そこには人一人分が入るだけの黒いドームが出来上がっていた。
(嘘だ……ありえない!だって気は消えていた!
生身まで貫いた手ごたえがあった!
生きているはずが……!)
生身まで貫いた手ごたえがあった!
生きているはずが……!)
黒いドームが一瞬で消え、同時に飛び出したマグマのような色の流体金属がトランクスの腕に絡みついた。
「───────っ!」
同時に、激痛が走る。
まるで不揃いの刃が一斉に突き刺さったような激痛だ。
まるで不揃いの刃が一斉に突き刺さったような激痛だ。
「ルルーシュさんやめて!」
その声と共にトランクスの左腕に噛みついていた荒魂が斬り祓われた。
ノロはその場で形を変えて崩れ落ち、錆びた長剣のような姿に変わってしまった。
そして噛みつかれたような傷口を抑えるトランクスの手には、もうブジンソードレイズバックルは握られていない。
ノロはその場で形を変えて崩れ落ち、錆びた長剣のような姿に変わってしまった。
そして噛みつかれたような傷口を抑えるトランクスの手には、もうブジンソードレイズバックルは握られていない。
「『ライダーァアアアッ!パァンチ!』」
そしてデザイアドライバーの装着された腹部に強烈な正拳突きを叩き込んだ。
くの字に曲がった身体が宙を舞い、仰向けに倒れ伏す。
くの字に曲がった身体が宙を舞い、仰向けに倒れ伏す。
「マスター!」
「イルヴァ!舞衣!」
「ライダー!」
「ゴドウさん!」
「これは、どうゆう状況だ?」
「私にも、分かりません。でも……このままじゃまずいです」
駆け付けた英霊たちも、もう肉眼にも見え始めるのではなにのか?と思うほど濃く強烈な悪意を前に武器を片手に契約者や協力者の前にでる。
その先には倒れた救世主と、死んだはずの悪意の化身がいる。
その先には倒れた救世主と、死んだはずの悪意の化身がいる。
「ば、かな……ありえない!お前は、絶対に死んだはずだ!
どうして生きてるんだ!お前なんかが!」
どうして生きてるんだ!お前なんかが!」
「『酷いことを言うなよ!
体内のノロを操作して心臓を避けさせて気配を完全に消すために心臓も肺も縛り付けて脳に内側から管を通して酸素を送った!
文字通り七割死体の状態で踏んばったんだ!
親友の形見を我が物顔で使うハイエナ野郎をぶちのめしてやるためになぁ!』」
体内のノロを操作して心臓を避けさせて気配を完全に消すために心臓も肺も縛り付けて脳に内側から管を通して酸素を送った!
文字通り七割死体の状態で踏んばったんだ!
親友の形見を我が物顔で使うハイエナ野郎をぶちのめしてやるためになぁ!』」
ルルーシュはベクトル操作でノロが変質した武刃と同じ形になった赤羽刀を引き寄せる。
(すまないスザク。
お前の形見、仕方のないこととは言え壊してしまった。
けど親友のお前なら許してくれるよな?)
お前の形見、仕方のないこととは言え壊してしまった。
けど親友のお前なら許してくれるよな?)
ルルーシュは一度だけ赤羽刀を優しくなでると収納する。
起き上がったトランクスをなおも煽る。
「『せっかくの仮面ライダーもお前と戦闘スタイルがかみ合っていなければ宝の持ち腐れだったな。
服に着られる、とはお前のためにあるような言葉だな!』」
服に着られる、とはお前のためにあるような言葉だな!』」
「黙れぇええ!」
飛び出したトランクスがシャドーセイバーを構え斬りかかるが、徹底的に相手を斬り伏せるためにチューンナップされたタイクーンのそれに比べれば実によけやすい斬撃だ。
(そうだ!少々予定とは狂ったが、このためだ)
このためだけに今すぐにでもスザクの形見を引きちぎってでも取り戻したい衝動に耐えてこの野郎を煽って煽ってこちらへ攻撃させてきたといっても過言ではない。
馬力のあるエンジンほど温まりやすいように、トランクスをひたすら疲れさせるべく煽った。
一番疲れる相手である自分以外目に入らないようにトランクスの変身する仮面ライダーの機能をハッキングして視界と聴覚をいじってホシノとドゴルドの声をマスキングで聞こえないようにしてまで自分だけを見るように仕向けた。
今のトランクスは、ちひろたちと共に出てきてホシノたちの治癒に当たっている孔富たちのことを認識しているかも怪しい。
一番疲れる相手である自分以外目に入らないようにトランクスの変身する仮面ライダーの機能をハッキングして視界と聴覚をいじってホシノとドゴルドの声をマスキングで聞こえないようにしてまで自分だけを見るように仕向けた。
今のトランクスは、ちひろたちと共に出てきてホシノたちの治癒に当たっている孔富たちのことを認識しているかも怪しい。
(そして、聞き出した言い分から察するにさとうの件以外に成見の件もブラックに引っかかったわけか。
ならば、お前たちの隠している不都合な事実とやらも、白日にさらしてやるとしよう!)
ならば、お前たちの隠している不都合な事実とやらも、白日にさらしてやるとしよう!)
ルルーシュは残っていた亜里沙の手首を『消費』する。
残っていた令呪の魔力を闇檻に流し込み発動する。
残っていた令呪の魔力を闇檻に流し込み発動する。
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!
時刻よ!我にひれ伏せ!」
時刻よ!我にひれ伏せ!」
時間を拘束し、ルルーシュ以外のすべてが停まる。
残る令呪すべてを使ったとあって体感で30秒といったところだろうか。
残る令呪すべてを使ったとあって体感で30秒といったところだろうか。
(十分!先ほどのラーニングで分かったことだ。
ドゴルドは魔改造されたNPCモンスター……高確率で五道化。
しかもその中身から検知されたレジスター!
それが示す結論はただ一つ!)
ドゴルドは魔改造されたNPCモンスター……高確率で五道化。
しかもその中身から検知されたレジスター!
それが示す結論はただ一つ!)
ルルーシュは孔富たちの元まで行き、どうにも治療を拒んでいる様子のドゴルドを抱えるとトランクスと孔富たちのちょうど真ん中まで行き、その仮面を殴りつけて破壊した。
同時に、時が動き出す。
同時に、時が動き出す。
「がぁあああっ!テメェ、ルルーシュ!」
「え?」
「い、いつのまに?」
「『見るがいい。
これが、私が不都合な事実を隠していたことを糾弾しに来たトランクスたちの隠していた不都合な事実だ!』」
これが、私が不都合な事実を隠していたことを糾弾しに来たトランクスたちの隠していた不都合な事実だ!』」
ルルーシュは破壊したドゴルドの内側……綺麗な朱色の瞳を覗き込む。
「『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが、冥黒の五道化が一人に捕らわれた者へ命じる!目覚めよ!』」
嫌な亀裂音と共にドゴルドの鎧の身体が崩れ始める。
「ふざっ……けるなぁ!俺はまだちっとも満足しちゃいねえ!
なにも出来ちゃいねえ!道具のままで……終われるかぁ!」
なにも出来ちゃいねえ!道具のままで……終われるかぁ!」
(その気持ちに全面的に同感。
でも同感するだけに、私もあなたの部品で終わりたくはない。
だから謝らないし、遠慮もしない)
でも同感するだけに、私もあなたの部品で終わりたくはない。
だから謝らないし、遠慮もしない)
そして崩壊が唐突に止まると、壊れた顔の穴から裏返る様にひっくり返って
「ふぅ!……あー、あちこち痛い」
シノアによく似た少女が再びこの真贋入り混じるバトルロワイヤルに舞い降りた。
「嘘……」
シノアのそのわずかなつぶやきに横にいた孔富は完全に理解した。
彼女こそがこの子のオリジナルの姉なのだと。
ルルーシュも彼女の顔を見た舞衣の反応で大体察した。
彼女こそがこの子のオリジナルの姉なのだと。
ルルーシュも彼女の顔を見た舞衣の反応で大体察した。
「柊真昼だな?」
「ええ。はじめましてねルルーシュ。
一応、貴方にお礼を言うべきなんでしょうけど……どうしようかしら。
舞衣ちゃんから聞いているなら知っているかもしれないけど、私乗ってる側なのよね」
一応、貴方にお礼を言うべきなんでしょうけど……どうしようかしら。
舞衣ちゃんから聞いているなら知っているかもしれないけど、私乗ってる側なのよね」
足元に落ちた喧嘩上刀を拾い、周囲を見渡しながら真昼は言う。
「でもあなたを殺し損ねたらこの貸しが何倍にもなって帰ってきそうだし、悩ましいところだわ」
「ならば、お前に素晴らしい提案をしよう。
このまま何もせずに立ち去り、次の放送まで自衛以外でプレイヤーを殺すな。
そうすれば我が名においてここでの貸し借りは一切なしとする」
このまま何もせずに立ち去り、次の放送まで自衛以外でプレイヤーを殺すな。
そうすれば我が名においてここでの貸し借りは一切なしとする」
ルルーシュとしてはまだトランクスが全然起き上がれる状況で真昼の相手までするなど御免被る。
それに四凶級の危険人物という意味では実質的に真昼の前座になり得たドゴルドをここで倒せているなら、先ほど自分がトランクスたち相手にやった二連戦を強いられる可能性は大きく下がっている。
こちらが戦力を再編してから倒せれば構わない。
どうせトランクスたちが最後までドゴルドの秘密を大事に隠していたとしても最終的に生き残った者は真昼と戦うことになったのだ。
それに四凶級の危険人物という意味では実質的に真昼の前座になり得たドゴルドをここで倒せているなら、先ほど自分がトランクスたち相手にやった二連戦を強いられる可能性は大きく下がっている。
こちらが戦力を再編してから倒せれば構わない。
どうせトランクスたちが最後までドゴルドの秘密を大事に隠していたとしても最終的に生き残った者は真昼と戦うことになったのだ。
「保証書が欲しいわね」
何も問題はない。
ルルーシュは真昼が周囲を確認する際に、一瞬だけNPCの少女で視線が止まったのを見逃していなかった。
そしてその時の眼がどんな時の物かよく知っている。
ルルーシュは真昼が周囲を確認する際に、一瞬だけNPCの少女で視線が止まったのを見逃していなかった。
そしてその時の眼がどんな時の物かよく知っている。
「我が妹ナナリーと、我が弟ロロに誓う」
「……いいわ。その言葉だけは信じてあげる」
そう言って真昼は歩き出す。
「ばいばい舞衣ちゃん。今度会う時は殺しあう時ね」
「……」
そして孔富たちの横で立ち止まる。
「いろいろ言いたいこと、聞きたいことはあるでしょうけど、このシノアちゃんはNPCモンスター。
いわば影法師みたいな物です」
いわば影法師みたいな物です」
何か言おうとして、先んじて言われてしまった。
だが真昼は特に気にし様子もない。
だが真昼は特に気にし様子もない。
「そう。じゃあこれはただの独り言ね。
こんな陳腐な言葉、絶対言わないと思ってなかったけど……愛してる」
こんな陳腐な言葉、絶対言わないと思ってなかったけど……愛してる」
本当に驚いて顔を上げたシノアに一度だけ優しく微笑むと、真昼は喧嘩上刀を振るって雷光を呼ぶとそれに紛れて姿を消した。
そして残ったのはホシノを介抱する孔富にシノア、それを守るライダー。
ちひろと舞衣。
ライダーとセイバー。
そしてトランクスとルルーシュが残る。
そして残ったのはホシノを介抱する孔富にシノア、それを守るライダー。
ちひろと舞衣。
ライダーとセイバー。
そしてトランクスとルルーシュが残る。
「トランクスよ、成見亜里沙の件は確かに私の不徳の致すところ。
指示も実行もしていないが確かに黙認したことだ。
この一件に関してはいかなる罰も受けよう。だがな」
指示も実行もしていないが確かに黙認したことだ。
この一件に関してはいかなる罰も受けよう。だがな」
ルルーシュは右手のひらを上に向ける形で指鉄砲を造り、トランクスに向ける。
「危険人物とは言え、プレイヤーを部品にして動く五道化と手を組んで私を殺そうとしておきながら、いったい何の正当性があって私を糾弾していたんだ?」
| 191:特状課事変:プレリュード | 投下順 | 191:皇帝屋が止まれない/准将屋は気に食わない |
| 時系列順 | ||
| 小鳥遊ホシノ | ||
| 激怒戦騎のドゴルド | ||
| 柊真昼 | ||
| トランクス | ||
| 繰田孔富 | ||
| 柊シノア | ||
| アストルフォ | ||
| ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア | ||
| 柳瀬舞衣 | ||
| キラ・ヤマト准将 | ||
| 白羽ゴドウ |