何故マクギリスがあのような暴挙に及んだのか。
それを説明するにはホシノが防衛陣地にやって来るより前まで時を遡らなければならない。
それを説明するにはホシノが防衛陣地にやって来るより前まで時を遡らなければならない。
「こんなことをしても何の意味もありませんよ」
「黙っていてくれ。
僕だって無意味に傷をつけたいわけじゃないんだ」
僕だって無意味に傷をつけたいわけじゃないんだ」
ひみつ道具博物館にて、キラ・ヤマト准将は無力化したルルーシュの配下、エリザベスのデータの吸出しを行っていた。
機械、それも技術的にブラックボックスであるアークドライバーゼロよりも彼女からの方がいくらか楽に情報を入手できると考えたからだ。
事実、今までのルルーシュの動きをエリザベスの視点から見返すぐらいのことはできている。
機械、それも技術的にブラックボックスであるアークドライバーゼロよりも彼女からの方がいくらか楽に情報を入手できると考えたからだ。
事実、今までのルルーシュの動きをエリザベスの視点から見返すぐらいのことはできている。
「ヤマト卿、気付いておいででしょうか?」
「やめてよね、そのブリタニア式の呼び方」
「卿はルルーシュ様のことを言える程、善意の存在ではないことに」
「……何が言いたい?」
「ストライクフリーダムガンダム弐式」
今まで彼女に背を向けるように座って端末を叩いていた
四肢をもがれ、しゃべるかカメラアイを動かすしかできない美しいガイノイドは淡々と告げる。
四肢をもがれ、しゃべるかカメラアイを動かすしかできない美しいガイノイドは淡々と告げる。
「あれはルルーシュ様が『機士の聖域』で入手したマイティストライクフリーダムガンダムのデータにZGMF/A-42S2とZGMF-X666Sの予備パーツをフルスクラッチして完成させた物です。
あの機体は卿が元々使っていたMSとは明確に違う部分があったはず」
あの機体は卿が元々使っていたMSとは明確に違う部分があったはず」
「戦闘AIユニットと増設バルカンが一体化したヘッドギア型の装備……まさか、ルルーシュがそこになにかを!?」
「あれは、ルルーシュ様がドライバーなしでもその恩恵にあずかるために外付けしたアークのターミナルユニットですよ」
キラは勢いよく立ち上がるとストライクフリーダム弐式のアーマーを装着する。
エリザベスのカメラアイが不気味に赤く輝くのは同時だった。
エリザベスのカメラアイが不気味に赤く輝くのは同時だった。
『少し考えればわかったことでしょう?
あの時のルルーシュ様が頼るAIはアーク様をおいてほかにないことぐらい。
あなたは知らずにルルーシュ様同様に少しずつ、でも確実に精神を汚染されていたのですよ。
時間が短かったからルルーシュ様と違ってあの放送の後に自分の行いが正しかったのかどうか違和感を抱く程度の事は出来ていましたが……恋人を殺した武器だろうと使えるモノならば使う合理性があだになりましたね』
あの時のルルーシュ様が頼るAIはアーク様をおいてほかにないことぐらい。
あなたは知らずにルルーシュ様同様に少しずつ、でも確実に精神を汚染されていたのですよ。
時間が短かったからルルーシュ様と違ってあの放送の後に自分の行いが正しかったのかどうか違和感を抱く程度の事は出来ていましたが……恋人を殺した武器だろうと使えるモノならば使う合理性があだになりましたね』
頭部ユニットを外そうとしたが少し遅かった。
急に機体が固まったかのように動かなくなり、眼前には克明にその異常が表示される。
急に機体が固まったかのように動かなくなり、眼前には克明にその異常が表示される。
『DATE TRANSMISSION……TRANSMISSION COMNPLETE』
『滅亡迅雷.netに接続。
すべては、アークの意志のままに』
すべては、アークの意志のままに』
機体がキラの制御を完全に奪い、油の切れたロボットのような動きでエリザベスにアメイジングストライクの起動鍵を触れさせる。
パワードスーツを装着したエリザベスは自らの変声機能を使うとどこかに通信を始めた。
パワードスーツを装着したエリザベスは自らの変声機能を使うとどこかに通信を始めた。
『大変だ!ひみつ道具博物館がメラの勢力に襲われている!
前のルルーシュみたいに大勢戦闘員も連れていて、このままだと持ちこたえられるか分からない』
前のルルーシュみたいに大勢戦闘員も連れていて、このままだと持ちこたえられるか分からない』
短く通信を終えると無理やり機体の制御を取り戻したキラは頭部ユニットを引きちぎった。
同時にエリザベスもパワードスーツを解除する。
同時にエリザベスもパワードスーツを解除する。
「はぁ……はぁ……い、今のは?」
「第三のシンギュラリティに至るまでの悪意の器。
それこそがアーク様にとってのルルーシュ様。
トランクスの対仮面ライダー特攻とでもいうべき金色の力があってはメラにも楽に勝ててしまえるでしょう。
なので引きはがさせていただきました」
それこそがアーク様にとってのルルーシュ様。
トランクスの対仮面ライダー特攻とでもいうべき金色の力があってはメラにも楽に勝ててしまえるでしょう。
なので引きはがさせていただきました」
「その為だけに、他の皆を巻き込んでもルルーシュをもう一度悪意に墜とそうっていうのか!?」
引っ手繰ったアメイジングストライクルージュの起動鍵を展開し、武器を突き付けるキラ。
しかしエリザベスは何の恐怖も感じていないようにつらつらと喋る。
しかしエリザベスは何の恐怖も感じていないようにつらつらと喋る。
「悪意を振りほどいても別に構わない。
そうなったらそうなったでゼアとの同調の足掛かりにするだけ。
『人類の善意と悪意の交錯の果ての結論を見届ける』ことこそアーク様がこの地にて下した結論。
この先の地球の存続を占う貴重なデータの収集を妨げるならば排除もやむなしです」
そうなったらそうなったでゼアとの同調の足掛かりにするだけ。
『人類の善意と悪意の交錯の果ての結論を見届ける』ことこそアーク様がこの地にて下した結論。
この先の地球の存続を占う貴重なデータの収集を妨げるならば排除もやむなしです」
「戦力を欠いた状況で戦えばルルーシュどころかアークだって無事じゃないかもしれない!
君はそれでもいいっていうのか!?」
君はそれでもいいっていうのか!?」
「人類は古来より己が身に降りかかる火の粉を払い、他者より優越するために善意を育みながらも悪意を持って進化を続けてきた。
その最も効率的な達成は苦境の中でこそ発揮される。
卿ならご理解いただけるでしょう……蹂躙される地球人(ナチュラル)たちが宇宙人(コーディネイター)共を討滅するために開発した最初の神(ガンダム)の騎手(パイロット)!
同族殺しの末にMSという兵器をその向こうへと押し上げた裏切者のキラ・ヤマト!
あの地獄こそが、あなたを最強へと導いた!
あなたにこそ否定できない事実のはずだ!」
その最も効率的な達成は苦境の中でこそ発揮される。
卿ならご理解いただけるでしょう……蹂躙される地球人(ナチュラル)たちが宇宙人(コーディネイター)共を討滅するために開発した最初の神(ガンダム)の騎手(パイロット)!
同族殺しの末にMSという兵器をその向こうへと押し上げた裏切者のキラ・ヤマト!
あの地獄こそが、あなたを最強へと導いた!
あなたにこそ否定できない事実のはずだ!」
エリザベスの上半身が砲撃を受けて吹き飛んだ。
パワードスーツを解除してフラフラと壁にもたれかかると苛立ちに任せるまま拳を壁に叩きつける。
パワードスーツを解除してフラフラと壁にもたれかかると苛立ちに任せるまま拳を壁に叩きつける。
「クソっ……」
大きく息を吐き、使っていた端末を拾い上げて確認してみるが見事なまでに文字化けしており中身をまともに確認できそうにない。
どうした物かと頭を回すより先に轟音と共に博物館全体が揺れた。
どうした物かと頭を回すより先に轟音と共に博物館全体が揺れた。
「……まさか、さっきの通信はまんざら嘘でもない?」
嫌な予感を感じながらキラは外に飛び出した。
ひみつ道具博物館は堅固な要塞でもなければ見栄えだけを重視された城でもない。
勿論盗まれたら困る物をそれなりの数収蔵しているだけあって上等なセキュリティこそ用意されているが別に軍事拠点ではない。
攻城兵器など持ってこられたらたまったものではないのだ。
勿論盗まれたら困る物をそれなりの数収蔵しているだけあって上等なセキュリティこそ用意されているが別に軍事拠点ではない。
攻城兵器など持ってこられたらたまったものではないのだ。
「状況は!?」
キラが向かうと、すでにマクギリスと美嘉が出てきていた。
「非常にまずいことになった。
どういった理屈か知らないが、かつてここを襲撃した神将と同等の存在らしき仮面ライダーがNPCモンスターの大群を引き連れてこちらに向かってきている。
もう間もなくアッシュフォード学園は」
どういった理屈か知らないが、かつてここを襲撃した神将と同等の存在らしき仮面ライダーがNPCモンスターの大群を引き連れてこちらに向かってきている。
もう間もなくアッシュフォード学園は」
「まるでいつぞやのテレビ局だな。
確かどこかの鎧が逃げ出したルルーシュ共の事を腰抜けなどと言っていた気がするが、お前達はどうかな?」
確かどこかの鎧が逃げ出したルルーシュ共の事を腰抜けなどと言っていた気がするが、お前達はどうかな?」
三人が臨戦態勢を取り、大きく一歩下がる。
美嘉は先んじて発動した呪いの力で先手を取ろうとしたが、突如現れた女は片目を不気味に青く光らせると美嘉の力を打ち消してしまった。
美嘉は先んじて発動した呪いの力で先手を取ろうとしたが、突如現れた女は片目を不気味に青く光らせると美嘉の力を打ち消してしまった。
「能力の無効化……まさか!」
「ドゴルドたちから聞いていたようだな。
私は冥黒の五道化の一人、死告邪眼のザラサリキエル」
私は冥黒の五道化の一人、死告邪眼のザラサリキエル」
「ご丁寧にどうも。しかし解せないな。
仮にもこちらに公平な勝負を強いているはずの運営が我々の邪魔をしに来たのか?」
仮にもこちらに公平な勝負を強いているはずの運営が我々の邪魔をしに来たのか?」
「邪魔?違うな。お前たちを始末しに来た。
私に倒される程度ならそれまでだったというだけの話。
少しでも虚しさに抗う気概があるなら、私と戦え」
私に倒される程度ならそれまでだったというだけの話。
少しでも虚しさに抗う気概があるなら、私と戦え」
「どこの世界もクソゲーの運営は横暴だな」
ザラサリキエルの脳天に青い炎の連撃が叩き込まれる。
そして粉塵が完全に周囲を覆った直後に質量を持っての止めが振り下ろされる。
煙が晴れると、白いきつねの仮面ライダーがそこにいた。
そして粉塵が完全に周囲を覆った直後に質量を持っての止めが振り下ろされる。
煙が晴れると、白いきつねの仮面ライダーがそこにいた。
「アーチャー!」
「よう。無事だったか?」
「皆さん、お待たせしてすいません!」
浮世英寿、そしてそのマスターとファーストサーヴァントも続いてやって来る。
「今ので、倒せたんですか?」
「だったらこのゲームの攻略ももう少し楽だな」
英寿が見上げる先には攻撃を受ける前と寸分変わらない様子のザラサリキエルが立っていた。
「折角いただいたことだし、肥やしにしておくのも勿体ない。
お前たちと同じおもちゃで遊んでやる」
お前たちと同じおもちゃで遊んでやる」
そう言って彼女はエケラレンキスがエクスガッチャリバーなどを受け取ったように運営から渡されたニーナ・アインシュタインに支給されるはずだった支給品を取り出す。
<ジリオンドライバー!>
「そのベルトは……」
「劣化複製(デッドコピー):変貌大妃(メタモルレグナント)」
ドライバーを装着したままの姿でザラサリキエルが分身する。
直ぐに英寿は一体だけでも潰そうとカウボーイも驚く早打ちで向かって右側の分身を撃ち抜くが、二体の分身がもう一度劣化複製権能(デッドコピースキル)を使う方が早かった。
三体になったザラサリキエルが跳躍王(キングリープ)の力で一同の攻撃を回避しながら変身シークエンスを終わらせていく。
直ぐに英寿は一体だけでも潰そうとカウボーイも驚く早打ちで向かって右側の分身を撃ち抜くが、二体の分身がもう一度劣化複製権能(デッドコピースキル)を使う方が早かった。
三体になったザラサリキエルが跳躍王(キングリープ)の力で一同の攻撃を回避しながら変身シークエンスを終わらせていく。
<GAZER ZERO SIGN IN!>
<REGAD ACCESS!>
<REGAD Ω ACCESS!>
<<<GENERATE!>>>
「「「変身」」」
<CONTROL WITH ABSOLUTE POWER GAZER ZERO!>
<ENFORCEMENT OF VIOLENCE REGAD!>
<CREATION AND MASTER OF ALL REGAD Ω!>
三体の仮面ライダーが変身を完了させた。
「できれば二度と見たくなかった顔ぶれだ」
「そういうな。
折角お前のドレスコードにあわせてやったんだ」
折角お前のドレスコードにあわせてやったんだ」
<CYCLONE!>
そう言ってゲイザーゼロはベルトの上部パネルをタッチし、加速。
マシュと藤丸を掴んで一気に博物館下層に向かって降りていく。
マシュと藤丸を掴んで一気に博物館下層に向かって降りていく。
「させるか!」
「こっちのセリフだ」
追おうとした英寿だが、リガドΩがすかさず対応する。
<ACCELERATE!>
単純な加速ではなく、ドライバーの管理権限を使った転移で姿を消した二人。
残されたのはマクギリス、美嘉、キラ。
そしてリガドの四人。
残されたのはマクギリス、美嘉、キラ。
そしてリガドの四人。
「もうルルーシュの時の比ではない。
一刻も早く私を倒さなければ今度こそここら一体火の海瓦礫の山になるぞ」
一刻も早く私を倒さなければ今度こそここら一体火の海瓦礫の山になるぞ」
「全く……戦力不足ここに極まれりだな!」
紅蓮特式と冥黒の魔女が走り、ストライクフリーダム弐式は宙に上がってビームライフルとレールガンを構える。
リガドは左足のつま先で地面を小突いて崩し、落下に任せて回避する。
リガドは左足のつま先で地面を小突いて崩し、落下に任せて回避する。
<READY!>
<NINJA INFINITY!>
そして着地の縦鼻をしながらサイドバックルに迷宮女王の劣化複製権能で創り出したニンジャバックルを装填。
分割されたニンジャデュアラーが出現し、大きく円を描いて三人をけん制しながらリガドの手元に戻る。
分割されたニンジャデュアラーが出現し、大きく円を描いて三人をけん制しながらリガドの手元に戻る。
「来い、この程度の障害跳ね除けてみろ!」
9月3日午前1時30分。
これがひみつ道具博物館の終わりの始まりだった。
これがひみつ道具博物館の終わりの始まりだった。
何度も何度も壁をぶち抜き下へ下へと降っていく。
「うっ……ぐぐぐ、変身!」
<I HAVE FULL CONTROL OVER GLARE2!>
ゲイザーゼロに首を抑えられながらも変身した藤丸はザラサリキエルのわきばらに思い切り蹴りを入れて脱出した。
壁に何度も激突しながら転がり、地面と熱烈な再会を果たす。
壁に何度も激突しながら転がり、地面と熱烈な再会を果たす。
「ぐあああっ!」
「わぁあああ!」
「な、なんだ!?一体何が!?」
痛みをこらえて起き上がると、藤丸の視線の先にはドラえもんに流子、そして茫然自失の鈴音に付き添うピルツが居た。
ルルーシュたちがC-3に向かうまでの間にひみつ道具博物館に集まれたはいいが、こちらに来たら来たで地上部分で起こるだろう大破壊に巻き込まれかねないため、避難していたのだ。
ルルーシュたちがC-3に向かうまでの間にひみつ道具博物館に集まれたはいいが、こちらに来たら来たで地上部分で起こるだろう大破壊に巻き込まれかねないため、避難していたのだ。
「お前たちは、なまじ運がよかったばっかりに強くなれなかった余り者どもか。
鳩野ちひろはいないが、まさか死んだのか?」
鳩野ちひろはいないが、まさか死んだのか?」
「ああっ!なんだとテメェ!?」
起動鍵片手にいきり立つ流子にザラサリキエルは首元のマフラーを背中の方に流しながら音頭のない声で告げる。
「そう突っかかるな、一番哀れな纏流子。
誰かと強くなるにはかかわった人間が少なすぎて、自分で強くなるには周りにいた人間が弱くなかった。
そこの義足女の様に得意もなければ、そっちのジャンク品の子守ロボの様に特殊な経験があるでもない。
今のお前は、いいとこ吠えて暴れるカワイイチワワちゃんってところか」
誰かと強くなるにはかかわった人間が少なすぎて、自分で強くなるには周りにいた人間が弱くなかった。
そこの義足女の様に得意もなければ、そっちのジャンク品の子守ロボの様に特殊な経験があるでもない。
今のお前は、いいとこ吠えて暴れるカワイイチワワちゃんってところか」
「喧嘩売ってんなら素直にそう言え!」
沸点を超えた流子がウルトロイドゼロを装着してゲイザーゼロに殴りかかった。
単純な格闘だけなら二人はほぼ互角と言っていい。
単純な格闘だけなら二人はほぼ互角と言っていい。
「マシュ、動ける?」
「はい……オルテナウス、損傷許容内です。行けます!」
グレア2とマシュも続き、ひとまず抑え込むだけならどうにかなりそうだ。
「先に奥に行こう!」
「ええ!鈴音さん、こっち!」
三人が奥に消えたのを確認すると、流子はもう遠慮はいらないとばかりに両腕のバーニアを吹かして強化しら打撃を叩き込む。
「ん!流石は素体の時点で人間離れしてるだけあるな」
「なんだよ?負けた時の言い訳か!?」
「いいや。攻め手を変えるというだけの話だ」
ザラサリキエルは組み合ったまま劣化複製権能を発動し、サイドバックルに直接モンスターレイズバックルを出現させる。
<READY!>
<MONSTAR INFINITY!>
モンスターフォームの一体化型武装、モンスターグローブを両手に装着するザラサリキエル。
「だったらこっちも!」
<HACKING ON CRACK START!>
各部装甲を兼ねるレーザービットを展開し、手持ちのスカルマグナムも併せてオールレンジ攻撃を仕掛けるグレア2だったがゲイザーゼロの武器はレイズバックルやベルトだけではない。
寧ろそちらは飾りと言ってもいい。
寧ろそちらは飾りと言ってもいい。
「劣化複製:迷宮女王──原始」
レーザービットと相打ちになる様に無数に壁や地面から生成された重火器が火を噴く。
同時に飛び出たゲイザーゼロはまずマシュに肉薄したバーニア付きの盾を回転させて攻撃を仕掛けてくるが、ゲイザーゼロもドライバーの上部を叩いて加速。
ウルトロイドゼロに肉薄する。
同時に飛び出たゲイザーゼロはまずマシュに肉薄したバーニア付きの盾を回転させて攻撃を仕掛けてくるが、ゲイザーゼロもドライバーの上部を叩いて加速。
ウルトロイドゼロに肉薄する。
「うぉおおおお!」
頭部のスラッガーを射出し、牽制にしてから自分も飛び出す流子。
ゲイザーゼロはそれを軽いステップだけで避けると再びインファイトで張り合う。
しかしすぐに体制を整えたマシュと藤丸、そしてブーメランの要領で戻ってきたスラッガーが背後に迫る。
ゲイザーゼロはそれを軽いステップだけで避けると再びインファイトで張り合う。
しかしすぐに体制を整えたマシュと藤丸、そしてブーメランの要領で戻ってきたスラッガーが背後に迫る。
「劣化複製:覇瞳皇帝」
だが今目の前にいるの本来四凶を狩るべく用意された冥黒の五道化。
この程度の策で倒せるならこのゲームはあと6時間早く今の人数までプレイヤーの数が減っていることだろう。
この程度の策で倒せるならこのゲームはあと6時間早く今の人数までプレイヤーの数が減っていることだろう。
「ふっ!」
まずザラサリキエルは一番早くに辿り着くと分かっていたスラッガーをモンスターグローブの一番分厚い部分で受けた。
次に後ろ蹴りを放ちながら流子に破損したモンスターグローブで攻撃する。
当然ガードされるうえに大したダメージは与えられないが、むしろ狙い通り。
モンスターグローブが砕け、相対的に細くなった腕がガードをすり抜け流子の首を掴んだ。
そして左腕でドライバーを操作してスーツ能力を引き上げると、素早く流子を掴んだまま位置を入れ替え、藤丸の遠距離攻撃の肉の盾にする。
次に後ろ蹴りを放ちながら流子に破損したモンスターグローブで攻撃する。
当然ガードされるうえに大したダメージは与えられないが、むしろ狙い通り。
モンスターグローブが砕け、相対的に細くなった腕がガードをすり抜け流子の首を掴んだ。
そして左腕でドライバーを操作してスーツ能力を引き上げると、素早く流子を掴んだまま位置を入れ替え、藤丸の遠距離攻撃の肉の盾にする。
「ああ、流子さん!」
「てっ……めぇ、、離し、やがれっ!」
「私も別に余裕たっぷりって訳でもないんでな。
手っ取り早くこの戦場を終わらせてもらう」
手っ取り早くこの戦場を終わらせてもらう」
そう言ってザラサリキエルは一枚のカードを取り出した。
「私は嚮導老君の劣化複製権能を捨てて、速攻魔法『超融合』を発動!」
吹き荒れる強力な魔力に止めなければ拙いと直感し走るマスターとサーヴァントだが、見えない力に弾かれたように近づくことが出来ない。
「このカードの発動に対して魔法、罠、モンスターの効果は発動できない。
リガドΩをフリーにしていいならあの狐に泣きつけばいいがな」
リガドΩをフリーにしていいならあの狐に泣きつけばいいがな」
「神霊クラスでないと干渉すらできない魔術!?」
「だったらルールその物ならどうだ!」
ヴィジョンドライバーを操作する藤丸だったが、ザラサリキエルが使うのはより上位の権限を持つジリオンドライバーだ。
とてもではないが対抗できない。
とてもではないが対抗できない。
「私は相手フィールドの纏流子、ウルトロイドゼロ、そして手持ちのデストルドスメダルを融合!」
宣言を終えるとザラサリキエルは流子を放り捨てて、距離をとる。
黒いメダルが倒れる彼女の身体に吸い込まれるのが分かった。
黒いメダルが倒れる彼女の身体に吸い込まれるのが分かった。
「あ……ああっ……ああああああああ───!!!!!!」
変化は劇的だった。
まずブチブチと古い布を無理やり引きちぎるような音、続いてぐちゃぐちゃと肉をかき分ける異音と共に装甲を突き破ってミイラ化した怪獣のパーツが合理的能力構成を度外視して無数に突き破る。
そして顔面が割れて、醜悪なトカゲのような顔が露出した。
まずブチブチと古い布を無理やり引きちぎるような音、続いてぐちゃぐちゃと肉をかき分ける異音と共に装甲を突き破ってミイラ化した怪獣のパーツが合理的能力構成を度外視して無数に突き破る。
そして顔面が割れて、醜悪なトカゲのような顔が露出した。
「■■■■■■■■■■■■!!!!!!!」
「これは……」
「嘘、でしょう?」
「真実は闇に消え、復讐は意味を亡くし、最後に残ったその虚しさと詰め込まれた雑多な命を糧に、来たれ死と破壊の王!
融合召喚!暴れ狂え!殲滅機甲獣デストルドス!」
融合召喚!暴れ狂え!殲滅機甲獣デストルドス!」
周囲の壁や地面を破壊しながら巨大化するその冷たい巨躯に潰されないように必死に走る。
「先輩!流子さんが、流子さんが!」
「わかってる!……わかってる」
涙を流しながらついてくる後輩に何も言葉を掛けてやれず、流子を助け出すことも出来なかった。
その虚しさが、藤丸の心に血がささくれだったような鈍い痛みを与えた。
その虚しさが、藤丸の心に血がささくれだったような鈍い痛みを与えた。
| 215:超メラ決戦:兵書読みのルルーシュ | 投下順 | 215:超メラ決戦:頭上の災い、足元の機獣 |
| 時系列順 | ||
| ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア | ||
| イザーク・ジュール | ||
| 糸見沙耶香 | ||
| 黒見セリカ | ||
| 小鳥遊ホシノ | ||
| 立風館ソウジ | ||
| メラ | ||
| サチ | ||
| マクギリス・ファリド | ||
| キラ・ヤマト准将 | ||
| ラクス・クライン | ||
| 東ゆう | ||
| 道外流牙 | ||
| 藤丸立香 | ||
| マシュ・キリエライト | ||
| 浮世英寿 | ||
| 益子薫 | ||
| 堀北鈴音 | ||
| ドラえもん | ||
| 纏流子 | ||
| ピルツ・デュナン | ||
| トランクス | ||
| 亀井美嘉 | ||
| ニコル・アマルフィ | ||
| 柊シノア | ||
| 鳩野ちひろ | ||
| アストルフォ | ||
| 柊真昼 | ||
| 激怒戦騎のドゴルド | ||
| 死告邪眼のザラサリキエル | ||
| 朝比奈まふゆ | ||
| ユフィリア・マゼンタ |