データ
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
≪クラス≫:キャスター
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
【真名】:ミシェル・ノストラダムス 【属性】:秩序・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
【筋力】:E 【耐久】:E 【敏捷】:D 【魔力】:A 【幸運】:C 【宝具】:EX
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
_,.ィ'三三二ニ二三ミー 、、
,ィ'´ィィィィ彡三ニエニ二三ミミヽ
,ィf//ィ'ィ'ィ'ィ'/ィシ' ``ヾヽミミミヽミミヽ
ノィ'//,'イ///,イ!lj/ l|lトミミミtゝ、ミ'、
//イ{|{lh{lilililil|l| |i,' li八ミヾ`ヽヽミ':、
ハ{{{N、',',',、{((li| |l ,.........||_!l|l|lトトゝミヽ丶、
!|l{lトi、',ミミミ','ji|l|l!:||:.i /:.:.,:'ィリftiミkjljljlj|j|トミミミ≧ュ、、
、ヾミミヽヽ',',}}l|:.||: | ,':.:.: ``lF彡ト'リl|l|l|l|lト、liトミ三ミミヽ
ハ',',}}}iトN|}|ljj|:.|! !:.:.. |l {l|l{lリハトl|l|、}〉| `ヾヽヽ
. ハリトミ',W八リノツ'.:.リ ,..、 |l |トトWl|l|l|lNjljl| ヾソ}
. {{{{{lリハリllツノ/.:.:/: '―' '、.:リト、{{、',NNhト、 ノリ′
,)}W/}}リノ,イ:,、'_____,.メィリj}j>、{((NトV、 ,イjリ
. イノリ//ハ}l//イ/` ―----― ´ /リノハノハトミヾミミミゝ、/ノ/
//イノハリノイノトi{、`:.:.‐;,-;,‐.:.:´ イツノ八トミミト`ヾヽ、ミ{{{/ー- 、
{{{i{i{i{(({i{i{i|l|l|リハトi、,イi{,,,}iト、ィツ{fリイ ハliliトミヾヽ',iトミヾWト、 ヽ
,})})}lトiトl|l|l|l|| `ツノリ{{{M}}lリィfイヾ! LlLlレ‐=ミ)}lト}|l|liヾ'、ヽ、
、__,.ノィメイト'、',',lililili|::..'´,ンiメ!ルイl/lイ八`/ {´ ̄/ W!,リリハ ヾミ、i}
`ニ彡'´ 'リ ヾ',lNi|l:.:.:、 ´jツ ヾ' / ,':: '、::/ ヾミ彡小、_, リ
, - 、_,. -'´ / /| ヾ',W :. / ' ,':: ∨ X` ,ノ '′
‐ '´ / ,':| ',iリ .::ノ /::: / ∧`ー-、
/ /:::| }ト、 / ,':::: / ∧、 丶、__
/ /::::::| ,ノノヾ、ヽ /:: //:``丶、 ∧ヽ、
/ /.:.:.:.:l ,ィツ′ 丶、 ノ::./ /:::::::::::::::::::::`丶、 ∧ ヽ、
/ , ':. -‐|=彡' /^ヽヽ .:.:. /ノ:::: 〈丶、ヘ \
'´ , ':: | ./:::::::丶', // ', \〉
、_,,.. -― /::: | /:::: ヾ! ,'/ l
´ /:::: | / .ヽ ,' l
/:::::. .| / '、,' l―- 、、_
,':::::::: | / .Y:::. l `
,':::::::::: | / 〈::::: l
!::::::::: .' |::: l
',::::::: | ',
',::::: ,ノ '、
AA:シックス(魔人探偵脳噛ネウロ)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【クラススキル】
◆陣地作成:D
「魔術師」のクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成可能。
キャスターにあるまじき陣地作成能力の低さ。占星術師としては珍しく、星見台や天文室を作ることもない。
◆道具作成:A
「魔術師」のクラス特性。魔力を帯びた器具を作成可能。
Aランクともなると種々様々な礼装や道具を用意することができるが、たいていの道具は一度きりの消耗品。
◆█████:EX
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【保有スキル】
◆占星術:B
アストロロギア。星辰を読み、未来を識る。時計塔では天体科に属する比較的メジャーな魔術。
ただしキャスターのそれには大分オリジナルな自己解釈が含まれており、本人でさえ「何故未来が分かるのか」理解できない。
その上予測できるのが「何らかの致命的な危機」に限定されるため、日常生活においてはまったくと言っていいほど役に立たない。
◆カリスマ:A‐
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に於いて自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能なため、一介の占星術師としてはAランクは過剰と言える。ここまで来ると呪いの域。
キャスターはこのスキルを使って、根拠がないはずの占星術の内容を他人に信じさせている。
……ただし、『大予言』を外したという負の実績から完全に信用させることはできず、どうにも胡散臭い印象を持たれることも。
◆自己保存:EX
自身はまるで戦闘力がない代わりに、マスターが無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。
キャスターの場合、危機を「予知」することでより確実に自身の身を守っている。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
,ィ洲洲ii洲洲ii、
,.イ洲洲洲洲洲洲ili、
f洲洲洲洲洲洲洲洲!
/\ .,.,ノ洲洲洲洲洲洲洲洲i!
/. \ ;il洲洲洲洲洲洲洲洲洲iト 、
V. ,!゙ i洲洲洲洲洲洲洲洲洲iト ゙、
i ...,.,ノ .{洲洲洲洲洲洲洲洲洲iリ ゙ヾ、
斗‐''"¨ ̄ ̄`ヽ{ .ili }i洲洲洲洲洲洲洲洲i{.{《i、 ゙、
{、 ヽ .,リ ,i洲洲洲洲洲洲洲洲洲、ヾiト `
{ミヽ \.,ノ’ {リ洲洲洲洲洲洲洲洲洲、 li}
ヘ: ヽ i! ,rl洲洲{!=(i=洲洲)洲il,}ニiト、 ヾ
ヘ:. :', ,.ノ __リィl{ー}!'ー)!-゙li}-《(ヾ、ゞ、‐{ニニiト、
ヘ :':, _ -==_-=二二ニニi'ニニl!ニニ{i!ニヾiliヾ; ソニヽニ{ニヽ‐_
ヘ :::':,、 __-=ニニニニニニニ{ニ'二二l!ニ( 巛{i={、ニニヽ二二二ニ=-__
....,ィニ二二ニニニニ二二二二二二二二{、ニヽヾ゙、ニヽ二二二ニニニニニ二二ヽ
../ニニニニニ二二二二二二二二二二二l二二二二二二二二二二二ニニニニニ\
..〈ニニニニニニニ二二二二二二二二二二l二二二二二二二二二二ニニニニニニニ〉
...{ニニニニニニ二二二二二二二二二二二l二二二二二二二二二二二ニニニニニニ}
/ニニニニニ二二二二二二二二二二二二l二二二二二二二二二二二二二二ニニニ゙、
.. ./ニニニニニニニニニニニニニニニ二二二l二二二二二ニニニニニニニニニニニニニ゙、
,仁ニニ二二二二二二二二二二二二二二二l二二二二二二二二二二二二二二二ニニニヽ
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【宝具】
◆『彼方を問う終詩篇(ドゥームズデイ・カム)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
ノストラダムスの大予言。
とある占星術師が残した、未来を予言するという「詩編」。
現界時点で発動する宝具であり、その効果は単純明快。
即ち、「直近で発生する、世界が滅びるほどの大災害を予言する」。
たったそれだけの効果だが、この宝具が発生した時点で予言は確定しているものであり、まず間違いなく外れることはない。
ただし、予言は抽象的であったり、ブレが存在することもあるらしい。
なので、具体的にどういう理由で何時何時までに世界が滅びるのかはノストラダムス本人ですらわからない。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
_,.-=ニ㍉-、
ニ="‐彡彡アヾミミ
-‐=_彡彡'-、;:::l{i!
ー'",.ィ=彡i、 :::;:!リ
_ -ニ〈.| `"/!},ヽ、
,.-ニニニ二/ l: .::/!ニニ≧-_、
,.'ニニニニ/ .! / {ニニニニ≧.、
/ニニ/ニニ/ l / 、二二二ニニヽ
_,,,..-ニニニ.'二/、 .{./ \二二ニニニi
_-ニ二ニニニ-‐'/ニ/ .∧ l / .\ニニニニl
_-ニニ-‐' ̄ ./ニ/ / l;;;;i ー- ! _- ∧/ \二二ニl
_.-ニニ'" /ニ/ -‐ " ̄`ー--.li、 ̄-‐ {;;;}' _!,、ニニ!
、-ニニニ'゙. ,ニ/;;;'ー-,,,,,,,.._ /´,;;;ヽ´ ̄ヽ_‐ニ=-ー'二ニ!
`<=/ ,ニ/;;;;___-‐==ニ二;;;;}_l」,レ'l;! l;;;;;;lニニ!
` ___-‐==二二ニ=-‐''"゛/ ;.l゙:;! .l .l;;;;;;;;!ニニl
___-‐=二二二=-― ̄ ̄;;;;;;;;;;;/ / .!リ .l .!;;;;;;;;l二ニl
__-‐=二二ニ=-―‐ ̄ ̄ /_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;' /二}ニll三llV l、 l;;;;;;;;;;!ニニ!
___-‐ニニ==― ̄ ̄ ̄ /_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V;;;;l777777l77V /、ヽl;;;;;;;;;;;}ニニ!
―'''"¨ ̄ /_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!//////l///V///ヽ!;;;;;;;;;;;;;'ニニl
/_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'///////l////////l;;;;;;;;;;;;;'二ニl
/_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'///////,/!///////,!;;;;;;;;;/ニニl
/./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'////////;;!///////,!;;;;;;;;'二ニ/
/./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'///////,';;;;!///////l;;;;;;;;!ニニ,'
,.',.';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;!///////;;;;;;;l///////,!;;;;;;;{ニニ{
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;l'///////;;;;;;;l///////,!;;;;;;;;!ニニ!
,.',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;!///////;;;;;;;;;;!'//////,!;;;;;;;;;,ニニ!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,;;;;;;;;;;;!'//////;;;;;;;;;;;;;!//////,!;;;;;;;;;;;,ニニ!
//" ̄ ̄`゙''ー' ,;;;;::::-l//////!、;;;;;;;;;;;;l//////,!;;;;;;;;;;;;}ニニ!
/ '" l//////! ヽ:;;;;;;;!//////!;;;;;;;;;;;;!ニニ!
l//////! `ーl//////!;;;;;;;;;;;;!二二l
l//////l l//////! ̄`"''ー='′
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【Weapon】
◆『無銘・錫杖』
ゴテゴテとした装飾の施された予言者の杖。彼は仕込み杖としてもっぱら護身用に使用する。
「見た目にも少しは予言者らしくしないとねえ。ぶん回すのはいいのかって?そこはご愛嬌、さ」
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【来歴】
ミシェル・ド・ノートルダム。フランスの医師、詩人。その通り名をノストラダムス。
ノストラダムスは、本来英霊となるような人物ではない。
彼はフランスで産まれ、フランスを生き、フランスに没した。
ノストラダムスは戦いで名を挙げた人物ではない。
医師として多くの人々を救ったわけでも、文才で名を馳せたわけでもない。
ノストラダムスの生涯には数多の逸話や伝説が残っているのだが、それらは殆どがあくまで「伝説」であり。
実際のノストラダムスがどのような人生を歩んだかについては非常に朧げな輪郭が見えるのみである。
そんなノストラダムスが世界でも有数の知名度を誇る「偉人」に仕立て上げられたのは、彼が様々な「予言」をしたからに他ならない。
ノストラダムスは医師として各地を巡る一方占星術を用いた「予言者」としても活動しており、
その中の多くは『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』で見ることができる。
王族の死。王位の継承。ルイ16世とマリー・アントワネットの馬車での亡命と捕縛をもノストラダムスは予言したという。
未来を言い当てるというその予言詩には懐疑の声が集まったが、同時に多くの人々を惹きつけ、今尚研究が続けられている。
その『予言集』の中でも最も有名なものが所謂「ノストラダムスの大予言」と呼ばれる一節であり、
これが未来における人類の滅亡を示唆したものであるとして近現代の世を大いに揺らがした。
予言が世界に与えた影響は凄まじく、大予言の解釈を記した書籍は飛ぶように売れ、集団自殺や犯罪が相次ぎ。
日本でもいくつかの新興宗教が大予言を土台に広まっていった。
しかし、結局のところ予言が示していたとされる1999年7月になっても人類は滅亡せず、予言の価値も暴落。
未だ解釈を進める一部の人間を除いて、ノストラダムスの大予言は今度こそ過去に取り残されたのだった。
「1999年、7の月、
空から恐怖の大王が来るだろう。
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために」
【能力】
サーヴァントとしてははっきり言って弱小の一言。規格外の「自己保存」能力によって自分の身は守れるが、それだけ。
彼のサーヴァントとしての能力は予言能力に集約されていると言っていい。
現界直後に自動的に宝具が発動し、彼は世界の滅びを観測する。
ただし、宝具の項で述べたように具体的にどう世界が滅ぶのかは自力で解釈する必要がある。
ノストラダムスの予言能力は、本人は占星術によるものと述べているが、実際には非常に胡散臭い何かであると言わざるを得ない。
なにせ、本人ですら根拠を説明できず、結果だけがポンと出力されるからだ。
ただし、彼本人は予言を絶対に起こる未来だと確信しているし、彼が語る言葉には不思議と説得力が篭っている。
……ちなみに。ノストラダムスが1999年7月直前に召喚された場合、予言の内容は「ノストラダムスの大予言」とまったく同一のものになる。
【性格】
世界を救うため奔走する、善の予言者。人類を守るべきものとして優先し(秩序)、その主張に芯を通す(善)。
自分が予言した滅びではあるが、むしろ自分が予言した滅びであるからこそ責任をもってどうにかしないといけないと考える。
柔和、老獪、主人公に助言を与える賢者のような在り方。
それはそれとして、素は悪戯好きでだらしない。有り体に言えばダメ人間の類。予言に関わらないことであれば平気で他人に嘘をつく。
暇なときはギャンブルに熱中したり、手品の練習をしたり、ボーっと空を眺めたりしている。
普段は隠しているが、菓子作りが趣味。かつてノストラダムスが著した『ジャム論』にはジャムや菓子のレシピが詳らかに記されている。
【行動方針】
基本的に召喚された時点でマスターには真名を明かす。許可が取れれば他陣営にも明かす。
聖杯戦争にはどちらかといえば消極的。自分が予言した「滅び」を回避するために行動していると公言する。
なので予言についての情報は積極的に他陣営に流し、協力者を集めようとする。
最悪の場合は聖杯を使おうとするが、単独ではやはり難しいので。
【聖杯への願い】
予言された「世界の滅び」を回避する。
【一人称/二人称】
一人称:僕、「ノストラダムス」。気取って「私」を使うことも。
二人称:君、貴殿、貴方、お前など
【しゃべり方の特徴】
語り口はあけすけだが、言葉遣いに持って回った、捻くれた表現が多い。
断定は好まず、直接的な言い方をするときも「かもしれない」「と思う」を多用する。
予言を語るときも同じく。元より予言とは抽象的なものだが、彼の予言は殊更あやふやで解釈の幅が広い。
「久しぶりだマスター!前世からの旧友よ!改めて自己紹介しよう。僕はキャスター。真名はミシェル・ノストラダムスだ。君が知るとおりね」
「さて、早速『ノストラダムス』として予言しよう。僕たちはきっといい関係を築ける、ってね」
「レオナルド・ダ・ヴィンチ?ああ、僕とは同年代だった。今まですっかり忘れてたよ」
「会ったことはあるけど、語るほど面白い男でもなかったな。パラケルススに関しても、まあ似たようなものだよ」
「ノストラダムス2世、アントワーヌ・クレスパン・ノストラダムス、フィリップ・ノストラダムス……」
「誰も彼も、ノストラダムスの偉大なる先輩にして、僕の尊敬すべき後輩だ。憧れちゃうな」
「私は真理を語り、虚言を語らない。それは天からの賜りものだからだ。語り手は神であって、私ことノストラダムスではないのだ」
「……予言しよう。私の最後の未来、私の最初の過去。この知性体たちがピリオドを打つ時を」
【コンセプト】
予言者ノストラダムス。
【使用・参考にしたステータスの出所(僕鯖・皆鯖などあれば)】
公式のオベロン等。
【推薦したいその他の代理AA】
基本的に使用者さんに任せます。
【代理AAを選んだ理由】
秘書シャヴィニーによる、
「彼の身長は平均よりも少し低かったが、身体は頑強にして壮健で、逞しかった。
大きく開けた額、真っ直ぐで一様な鼻、灰色の瞳をそなえており、眼差しは穏やかだったが、怒ったときには燃えているようだった。
厳格だが陽気な風貌だったので、厳格さの中に深い人間味が込められているようだった。
老齢になってまでも頬の血色は良く、あごひげは濃くて長かった」
という描写にちなんで。逞しい肉体、開けた額、あごひげ。
【その他コメント】
……そして、すべては虚偽になる。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
― overcount 1999 ―
+
|
... |
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
≪クラス≫:プリテンダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
【真名】:『恐怖の大王』 【属性】:混沌・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
【筋力】:C 【耐久】:C 【敏捷】:C 【魔力】:C 【幸運】:C 【宝具】:E
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
-‐―――‐‐- 、__
/ /州州州〕iト
/ 〈州州i州i州i州〕iト
/ / 〉州州州i州i州i州丶
/ / / 〈州州州州州州州州ハ
/ / 〉州州州州州州州州‘:、
/ _____〈州州州州州州州州州ハ
/ / / /~~~\州州州州州州i州i州∧
/ / 丶州州州i州i州i州i州∧
/ / / \州州州i州i州i州i州\
/ / /:::丶州州州州i州i州i州ハ
/ / /::::::::::\州州州州州州i州ハ
/ / / / /::::::::::::::::::::寸州州州州州i州ハ
/ / / | }:::::::::::::::::::::::::|州州i州i州i州i州i{
/ / | /:::::::::::::斗-‐|州州州i州i州i州{
| | 「≧=‐- ミ__ ,ム斗γ,<亦ヽ|州州州i州i州i州i{_
| | |l人 弋艾ウメ、ヲ /IlIlIlIlIlf{人辷 ノ八州州州州州州i州if\
レ'´ | | | ≧=====≦ノ | l≧=‐- ≧==≦≦∨州州州州州州f州iハ
// /| | | | ト :::::::::::::::::::::::::::::::: Ⅶ州州州州州 ト、州|
. ∨ / ./ | ∧ | | |:::::::::/ ̄|::::::::::: |州州i州i州i州f| l州!
∨ { | / ∧ | l /:::::::::|__,/ r rfノ::!州州i州i州i州i| リilリ
V \_j / / ∧ 、 | レ:::::::::::::::::::r 「 l丿:::/州|州i州i州i州il /il/
. ∨ / / / ハ}l:、 、 ` ト、r r r f |ノノ::::::/ 州i|州i州i州i州i| il/
.. 八 / / / ∧}l}、 `ーr====|_丿ノノノノ:::::::::::/州州|州州州州i州i{
. / ヽ / / /:|ハ}i}i}i:、 ≧三 |_ ノノ_ノ::::::::: <|i州i州iⅧ州i州i州i州i\
. / / / / | }i}i}i}i}、 |::::::::: <ル' |州i州fⅧ州州i州i州i州丶
../ | l / }i}i}i} 、__| 斗<li{lル′ Ⅷ州州 \州州州州i州i州\
| |: / l }i}i}l}l}i}lil{li{il{l{liル′ Ⅷ州州州丶州州州州州州 丶
/ /| }i}li}ili{l{il{iliル′ `ヽ州i州i州i\州州州州州i州\
,′ \ \/ | }ilil{liレ′ / / \州州i州i丶州州州州州i州丶
,′ | | / / 寸州州州 \州州州州州f州\
/ ′ / / }州州i州i州} 州州i州i州i州i州丶
,.. '´l | / / /州f州i州i州} 州州州州州州州州\
___,,.. '゙´ | | / / /州州州州i州} 州州州州州州州州州丶
/ / /州州i州i州i州i} 州州州州州i州i州i州i州}
AA:シックス(魔人探偵脳噛ネウロ)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【クラススキル】
◆領域外の生命(偽):D
外なる宇宙、虚空からの降臨者。邪神に魅入られ、権能の先触れを身に宿して揮うもの。
……を、騙るもの。空から来りし恐怖の大王。空言より現れるアンゴルモアの兆し。
本来であれば特殊クラス「フォーリナー」のクラススキルだが、彼のそれは大元のそれとは全く違うものと化している。
世界という大枠の外側の存在であり、あらゆる特攻能力の対象に含まれない。
◆偽装工作:A
ステータスおよびクラスを偽装する能力。
Aランクであれば上記二つの他、スキルや宝具・アライメントまでも偽りのものを表示できる。
本来であれば特殊クラス「フェイカー」のクラススキル。クラスとしての親和性が高いためか、高ランクで取得できている。
このスキルそのものも道具作成スキルに偽装しているが、彼の作成能力とこのスキルに相関はない。
◆恐怖の大王:EX
ノストラダムスが発生時より持っている「呪い」。
予言など戯言。世界の滅亡など論じるに値しない──
世界でもっとも有名な予言詩『ノストラダムスの大予言』はそうやって忘れ去られたが、それは転じてノストラダムスの性質を表していた。
人類史において彼の言動には『何をやっても虚偽』というレッテルが貼られてしまい、結果、「事実は(言え)無い」という呪いが刻まれてしまったのだ。
例外は、スキル及び宝具の発動時のみ。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【保有スキル】
◆ロスト・ピリオド:B
結末放棄。
何らかの理由で「完結しないまま終わった」物語。
彼が口にしたこと/関わった行動は全て「未確定の事象」になり、その輪郭を不鮮明にぼやけさせる。
あらゆる「未来を予測・測定・予知・演算する能力」は彼にとっては無意味なものと化し、
彼という情報が混じった時点でそれら観測の信憑性は強制的に0になる。
「だって、予言は当たらなかったじゃあないか」
◆メガロマニア:A‐
燎原の火。
根拠のない風説の流布。
特定の情報を何らかの形で大衆に紛れ込ませ、枯れ野に火を付けるように一瞬で広めさせる。
「情報」には尾ひれが付き、解釈を無限大に膨らませながらほぼ全世界にまで広まったあと、あるタイミングで急速に熱を失う。
きっかけは情報の出元の特定、予言されたタイムリミットの到達、あるいは単純に「飽きられる」ことなど。
とにかくふとした衝撃で、世界中を牛耳っていた噂話は「くだらない、取るに足らない珍説」と化す。
「世界の終わり? さあね、エイプリルフールだったんじゃないの」
◆ヴァニティ:EX
偽王の冠。
恐怖の大王による、人類の総意に基づいた現実の否定。
現在進行形で起きている事象・現象を無かったことにし、「何の意味もないデタラメな作り物」に改竄する。
正しく発動すればゾンビは特殊メイクを施されたただの人間になり、光の剣はまぶしいだけの剣になる。
ただし、発動には認識している知性体の過半数が「これは真実である」と信じているという前提が必要。
そのため、余りにも現実離れした状況に対しては能力が上手く働かないこともある。
「オーケー。好い画が撮れた。じゃ、次は本番行ってみようか?」
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
|! i| / レ'" / \ |i / / / ! /. /
. l |i l ./ / | l. / / / .!... /. /
|l l! /レ゙ .、./ 、 .ll゙. / / / |..../. /
. ヽ |l. / │ | l .! .! /. / / ,ノ / /. /
. l il. ! .l .!, .l /,. .} ,/ / ,./゙/ . ' / }... /
. l .|l i{ i′ i!Ⅵ ,,ノ゛ ゞ/. / / .l ."/!..゙/.,,i′. /
li ..il |il l.ヽ / ., .l゙ ./ / / l /\/.゙}i/ ''// /
li .il .!.l... | }.、 ...l / .\ ./ / 、 .,,‐l゙ .l゙/_, /.!‘ ./... / . /
. lL ヽ ! ! !/ .ヽ l.! .、.∨ /. /ン" !/゙.゙/. ! l" }/. / /
ヽ ヽ .! l . '!゙ .゙'iL.l l゙/゙゙./. \. ,/´.. / ,/_.lr'" //..,iiソ'´
、 .ヽ ヽ| .l . |! i!.il. /. /、_ .`'- .゛ . /. /ヌ´ l〉 〃. ` _..-'"゛
. \ ヽ ゙i}, !l...Ⅵ|/il\iY`ゝ/ /_、.`''ー ミニ三ニ‐'/ /.'゙// /!厶/ __irー'″
\ .ヽ. ゙ゝi . lil .,!/ヽ..../,i′.、 `'-、 ≦ . ,/ /| ∧/ " ._ ㌢ _..-'"゙~
. `'-_ヽ. .l..Ⅵ ゙Lニヽ//゙´゙"'''三二ニ.゙_/ / .|/-''゙≦〃.゙_..-‐″ ._,,,.. ;;;;=¨¨´
-,゙'㍉. l,゙゙Ⅵ,リミ〃..゙ ゙゙゙̄≦三/ /.¨¨≦/\_. ;メ′ _,,,.. -‐'二―'''"゛ ._,,,.. -ー
`'- \ ヽ..`Ⅵ..゙lミ.t心-..,..-'゛ /.≡ニ二ニ㍉彡'" . ''''"゙_ ー'''',゙,,.. -ー'''"´
`'- ゙‐ . `. !゙三.゙-'"≧/㌢三彡升,㌢'.゙,,,..i;;;;ニニ`-ー''''"´
|... 守x寺三二二ニ彡ニ㌢'゙”゙゙゙´ _,,.. -‐''"
┌┐_┌┐l|‐┐ ¨`゙'ーニ三ニ‐'´ _,,,.... -ー'''二.. -'"
「||三三三三三三| `"¬r-─=ニ`-`-―¬'''゙゙゙´
___rュ_rュ_ |:||三三三三三三| _|_rェュ_rェュ_
.. |llll|_|!llll|lllllllll| |:||三三三三三三| ||-|-|-|-|-|||-|-||
.. | ロ|_|!ロ |llllllll| |:||三三三三三三|rェュ_ ||-|-|-|-|-|||-|-||
.. | ロ|_|!ロ |llllllll| |:||三三三三三三|llllllll| ||-|-|-|-|-|||-|-||
.. | ロ|_|!ロ |llllllll|_|:||三三三三三三|llllllll| __ _||-|-|-|-|-||┌┬┐
_r=ョ_ _」 ロ|_|!ロ |llllllll|==|:||三三三三三三|_lll| __┌_┐_ 「l| L| |=||-|-|-|| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|
|ミ|彡| |lllll| ロ|_|!ロ |llllllll|==|:||三三三三三 {_[]}| |ェェェェェェェェ|ェ| |ll| | |_|=||-|-|-||三三三|三三|
|ミ|彡| |lllll| ロ|_|!ロ |llllllll|==|:||三三三三三{丁 ̄丁} |ェェェェェェェェ|ェ| |ll| | | |=||-|-|-||三三三|三三|
|ミ|彡| |lllll| ロ|_|!ロ |llllllll|==|:||三三三三三|├―┤| |ェェェェェェェェ|ェ|_ ┌|ll| | | |=||-|-|-||三三三|三三|
|ミ|彡|_|lllll| ロ|_|!ロ |llllllll|==|:||三三三三三|├―┤|┐ 冂_「ェェェェェェェ 「ェェl ||ll| | | |=||-|-|-||三三三|三三|
|ミ|彡| |lllll| ロ|_|!ロ |llllllll|==|:||三三三三三|├―┤||_┌r|_l| |ェェェェェェェェ|,ェェ|_「| ̄|| | | |=||-|-|-||三三三|三三|_
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【宝具】
◆『唾棄すべき終末論(エラーコード・アンゴルモア)』
ランク:E 種別:対民宝具 レンジ:‐ 最大捕捉:‐
世界の滅び。ノストラダムスの戯言。またの名を、アンゴルモアの大王。
巨大隕石の衝突、外宇宙からの侵略、人類同士の絶滅戦争、etc……。
そういった、「人類が想像し得る世界の終わり」────
──を、幻覚として全世界に拡散する宝具。
燎原の火の如く広がった「世界が滅ぶ」という噂を媒介に、噂通りの滅びの幻覚を「発症」させる。
発症させるには判定を挟む必要があり、成功率は対象が噂を「くだらないもの」だと考えているほどに上昇する。
……ただし。もし、発症数が全知性体の半数を超えたのなら。
発症は人類のみならず世界にすら及び、それまで幻覚であったはずの滅亡は一転して現実のものへとひっくり返る。
誰もが論じるに値しないと切り捨てた風説が現実の脅威となって人類に牙を剥く、因果と応報の空想原理。
ノストラダムスの予言は外れる。それは逸話に刻まれた宿命であり、信仰だ。
では、彼の予言がもし「人類の滅びなど発生しない」と解釈されたのならば────
「──それは永久に積み上げる砂の巡礼」
「どれほど高く築こうと、波が全てを浚うだろう」
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
. |!ill|.| l.!||!
li| !li|!!l l|l!|i
!| i.!|! |l |l |ll!l|!li
|!i|! !|!l!.! l! l.!|!l!||l
ii!|! i.|!l|.! !l|il!|!l!
|!il|l !|!i!! !|ll!i!|li!
!||!ll.!|i!l !||!il!ll!
..!|!i! .l.!l!|! !li; !||!i
.l|!|! ||!|! l|! l!il
l!|| .l.!l! |il!i
i!|! .|l l!ili|!
l.i| ! |i!l
i.l! i .!|i
!|! .i| li!|li|i!
!l! ! l.! . |!i|l!il!|!l|!li! ヽ ,.ノ
!| l.!i|li! .l l|! |!i!!l! |l!i777\ 、_、`ーヽ、 ,ぅ
l!. i , !!l!i|!li l ,il|!l l! l!l|i!'/////>、 ヾ、_,、{ゞ、、_《
! | ,illi|!lill!|li , .il||!l! l! ,!lil;//////////>、 _洲洲洲ilヽ_
! l. !l|il!|!!il||!ill!lil!|!.l l!|!i////////////´,≧洲洲洲洲!
i|! l! !l!||!il|li!|! l||!i.|! ,l|!l'∨/////////'彡洲ツ㍉洲洲
l.! l| ! ,ill!illi||l!ili!!.l!|il.,! ,.ilil/ /V////,∧´/ 〃'´ヽ ,.'洲洲
.!l li !| !|il!|! l! l|! |lil|! |ilill|!.!lil/ ' `゙"""´ }/ /,;.ト / ̄{洲i{洲
! |l |il!|i!i il|l!| !||il l|ill|!iilli/ ./l ,.㍉´ィ/洲リ'"/
! l.! li|!ill!|l!.!il||! ! ヽ;;;;;;;/ /.' ./ .///////
! i .!li||i|i!l!il|!l! ゙;;;/ / // .////////
l! ilil|il!ll!! __ -  ̄,'. /:::::..../ {'///////
l| |ili!!|!! / /,..'" ∨//////
i l!l!l||!ill / /′ _,,,,,,,,,.-‐ '∨/////
l!| i.! .|!||!lill! / _ ,. -‐ ¬ ,イ;;;;;;;;;;;;〈 /∨////
|lil! !l|!! !|i ! ! ./ ,. -‐=ニ-< >- 、 ,. ! .〈;;;;;;;;;;;;;;;;;l / 冫////
|!ll!!|i!l|!li|! /.'"./二ニニニ{ ヽ`l ゙:;;;;;;;;;;;;;,'/ ヽ //////
! il!ll!|i!l !.||! /ニニニニニニ≧-/_∧_ ゙:;;;;;;;;/ ///////
.l! !lil|!!|i!.!.!| /ニニニニニニニニ二二二ニ‐_、:;;;;;;;} /゙| .///////
.l! l|i!||i!l||.l| l! ./二二二二ニニ/ニニニニニニニヽ;;;;'./`.! ////////
il! ,li|i!ll!il |!.l! ! /二二ニニニニニ/ニニニニ二二二rマ-‐' ∧!////////
lil|! !ll!|ill!i| l| l! {ニニニニニニ//ニニニニニ二二⊂`ー ,ィ ,i l;;;;;V///////
i li|| ! illl!|lilli!l l. ゙ニニニ二二/ .,.'ニニニ二二二二二7'/〃/;;;;;;∨//////
i li|il!!| !li!|.lil|! ゙ニニニ二/ /ニニニニニニ二二二/゙ー';;;{,ノ;;;;;;;;;;;∨/////
!.l lil!ll!ili||!li!l!|! ゙ニ二二二/ニニニニニ二二二二/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨////
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【Weapon】
◆『夏日星(マルス)』
『唾棄すべき終末論』を限定的に使用して生み出した剣の幻影。
「恐怖の大王」が携える錫杖。宝具ランクにしてD~C相当の色なき光条であり、対文明・対神秘それぞれの属性を微量ずつ備える。
―――アンゴルモアの大王とはアッティラ大王のことを指すのだ、という説がある。
彼方のソラから来て、一度地球で死したアンゴルモア。
或いは、「その時」に蘇りマルスに代わり地上を支配するのは……
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
【来歴】
「時に君、世界の滅びを空想したことは?ない?そりゃ結構」
「だが覚えておくことだ。世界ってのは案外脆くって、ちょっとしたことで壊れちまうってことをさ」
「メメント・モリ。どんな生命だろうといつかは死に絶え土に還る。どれだけ肥大化しても同じことだ」
「失敬、君に言ったんじゃあない」
「そこの、無垢で可愛らしい世界さんに言ったのさ」
……ノストラダムスの大予言は、『未完のまま』『既にどうしようもなく終わってしまった』物語だ。
何故なら、アンゴルモアの大王など現れなかった。1999年7月、果たして世界は滅ぶことのないまま予言を過去に置き去りにした。
このサーヴァントはその「来ることのなかった恐怖の大王」という空想が、「ノストラダムス」という殻を纏い現界したものである。
当然恐怖の大王など現実には存在しないが、世界中が大予言に涌き、その空想に恐怖したことで朧げな共通認識が出来上がり。
アラヤの自滅願望、ラグナロク、カリ・ユガ、宇宙の熱的死等の終末神話、マヤ・カレンダー等の滅亡論、
ないし「本当に世界が明日滅びるかもしれないという漠然とした不安」と結びつくことで「恐怖の大王」という反英霊の下地となった。
彼の本質は人類全体のデストルドーの化身。その目的は果たされなかった予言の成就。
【能力】
空想の魔王。「ないもの」を「あるもの」に召し上げ、「あるもの」は「ないもの」に貶める。
キャスター時のステータス・スキル・宝具は殆ど「役を羽織るもの」としての特性で取得した偽装工作スキルで改竄されたものであり、実際のものではない。
例えば陣地作成スキルは持っていないのを屁理屈で誤魔化しているし、道具作成スキルは宝具を小規模に使用して一時的に道具のようなものを作っているだけである。
予言関連スキル・宝具に関しては酷いもので、予言にそぐわない事実を打消し、予言に沿った事実を作り出すマッチポンプを行っているに過ぎない。
こと「騙す」能力にかけては一流。民衆を騙し、敵を騙し、果ては文字通り世界を騙す。
宝具発動に必要な「全知性体の過半数の発症」はあくまで宝具を「世界が滅びる」という条件で発動する場合であり、実際にはもっと小規模に使用できる。
例えば個人にダメージを与える手段として使用するのなら相手が発症していればそれで十分。
道具作成に用いるなら、それを見ているもののうち過半数が発症していれば問題ない。
宝具のランク自体は極めて低ランクだが、生み出される現象はランクを問わない。まさしく詐欺の手口。
戦闘になった場合は、「あ、UFO!」のような普通に考えて引っかからないような騙りを剣戟に織り交ぜ多用する。
相手が信じずに攻撃してきた場合はどこからともなくUFOが飛んできて光線を浴びせ、信じて警戒し注意を逸らすのならその隙に正面から攻撃する。
天敵はアヴェンジャー。スキル「忘却補正」の効果で噂話を「くだらない」と流してくれず、まず発症しない。
なので、どうにか自力で攻撃を加えるか範囲効果に巻き込んで攻撃するほかない。
知性を持たず単純な行動原理で敵対してくる生物(蟲など)にも弱い。
【性格】
内向的、強気、能動的。社会秩序を致命的に乱すために行動し(混沌)、その手段、過程を重視しない(悪)。
別に世界が憎いわけじゃない。人類が嫌いなわけじゃない。
ただ「それが自分という存在だから」という理由ですべてを滅ぼす破滅主義者。
過激、悪辣、主人公を唆す黒幕のような在り方。何もかもを嗤いながら、決して手に入らないはずの幸福を追う。
誰よりも執念深く予言を遂行しているように見えて、その実誰よりも自分の存在理由について諦めている。
「『そう』生まれたからには、『そう』やって終わるしかない。歴史上、こんなチャチな理由で世界を滅ぼすやつは何人いるかな」
「笑えるだろう。でも、僕にはこれしかないんだ」
道の途上、未完成でありながらすっぱり「これ以上はない」と切り捨てられたもの。
そんな物語の登場人物である彼は、「この物語を終わらせなければならない」という妄念で行動している。
人をおちょくるような言動も、本質的には存在意義の確認のため。何かを騙していないと安心できない。
このような経緯もあってか、異聞帯に対しては概ね同情的。呼び出されたのなら滅ぼすのに変わりはないが。
対峙するは『ノストラダムスの大予言』を勝手に生み出し、勝手に持ち上げ、勝手に打ち捨てて去った人類世界。
憎くはない。嫌いでもない。ただ、彼にとってこれは復讐ですらない個人的なあてつけであり、ひいてはレゾンデートルそのものなのだ。
生まれた意味を知るために奔走する彼は、ある種の求道者であると定義することもできる。
【行動方針】
まずは宝具の種となる予言をでっちあげ、『表向き』、その予言を覆すため活動する。
協力者が得られる、とか聖杯戦争に有利になる、というのは極論どうでもいいことで。
その過程で「どうやら近い将来世界が滅亡するらしい」という噂の種をばら蒔ければ万々歳。
ことによっては、その過程で先達のプリテンダーよろしく消滅を偽装するくらいはやる。
あとはじっくりその芽を育て、花が枯れるのを待ち、最高のタイミングで実を落とすのみ。
その後なら世界が滅びても、滅びが見れないまま倒されても、どちらでもいい。
彼はただ『予言が成就する瞬間』が見たいだけだ。
『予言の通りの滅びが起こるも、人類はなんとかそれを乗り越える』、それならそれで別にいい。
……ただし。もし、戦いの中で彼が『譲れない何か』を見つけていたのなら────
【聖杯への願い】
「いっぺん世界を滅ぼす。──その上で、何もかもなかったことにする。完璧なショーだろ?きっと誰もが喜ぶし、誰もが記憶に刻んでくれるさ!」
宝具発動には全世界過半数の承認を得られれば条件は整うが、流石に出力は宝具単体では補えない。
そのための聖杯。能力で聖杯を騙せばその魔力を使うことくらいはできる。
特異点を形成する聖杯でもよし、聖杯戦争で用いられる聖杯なら英霊が何騎か収まっていれば燃料として使用できる。
【一人称/二人称】
一人称:僕、『我々』
二人称:君、貴殿、貴方、お前など
【しゃべり方の特徴】
ある種の呪いによって、彼は事実を語れない。
口にしたことは信憑性の欠片もないでたらめで、すべての言動が信頼するに値しない。
かもしれない、気がする、きっとでしか物事を語れず、迂遠な表現を多用するのもこのため。
とはいえ、彼は生粋の詐欺師なので、確定しているように見えている事実であっても、その揺らぎを見出して事実として語ることができる。
そうは言っても『確たることは語れない』ため、やはり彼の語る事実には何の意味もない。
ノストラダムスは確定した・現在進行形の事実に関してはまったく信用のおけない語り手となるが、
逆に未来のことや「こう思う、こう感じる、こう信じる」といった心象であれば嘘偽りなく語ることができる。
例えば、菓子作りが好きなのは好悪の感情なので客観的な事実には当てはまらず、虚偽ではない。
「久しぶりだマスター!前世からの旧友よ!改めて自己紹介しよう。僕はキャスター。真名はミシェル・ノストラダムスだ。君が知るとおりね」
「さて、早速『ノストラダムス』として予言しよう。僕たちはきっといい関係を築ける、ってね」
……「キャスター」でも「ミシェル・ノストラダムス」でもない。何もかもが虚偽。
に、見せかけて、いい関係を築けそうなのは未来の話であるので嘘ではない。彼の直感である。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ?ああ、僕とは同年代だった。今まですっかり忘れてたよ」
「会ったことはあるけど、語るほど面白い男でもなかったな。パラケルススに関しても、まあ似たようなものだよ」
……ノストラダムスとダ・ヴィンチは確かに年代が近いが、会ったことは(少なくとも公式の記録には)ない。
ましてや「ノストラダムス」はともかく「僕」と言っているので、確実に虚偽。
ちなみに、パラケルススとノストラダムスは議論を交わしたことがあるらしい。砂糖菓子の是非についてだが。
「ノストラダムス2世、アントワーヌ・クレスパン・ノストラダムス、フィリップ・ノストラダムス……」
「誰も彼も、ノストラダムスの偉大なる先輩にして、僕の尊敬すべき後輩だ。憧れちゃうな」
……上に述べたのは何れもノストラダムスの死後に現れた「偽・ノストラダムス」。
ノストラダムスにとっては後輩で、彼にとっては先輩。ここで彼らについて「憧れている」と語っているが、実際にはそうでもない。
好悪・感情については真実を話せるというだけで、嘘もつけるのだ。
「私は真理を語り、虚言を語らない。それは天からの賜りものだからだ。語り手は神であって、私ことノストラダムスではないのだ」
「……予言しよう。私の最後の未来、私の最初の過去。この知性体たちがピリオドを打つ時を」
……一行目の文は予言詩についての匿名の解釈書『ミシェル・ノストラダムス師の真の四行詩集の解明』に寄せられた詩。
著者は詩のことを自作のものであると公言しており、つまり最初からノストラダムスの言葉でもなんでもない。
「人生を愉しむコツは、どれだけバカなことを考えられるかなんだ。くたばれ、ノストラダムス!ってね」
【コンセプト】
予言者を名乗る世紀の大ペテン師、『詐称者』ノストラダムス。
……の、『役を羽織るもの』であり、恐怖の大王を『僭称するもの』。
プリテンダー。
完結したことで人々から置き去りにされた物語であるオベロンと対比して、ピリオドの打たれなかった、意味を失ったまま忘れ去られた物語。
あちらが「気持ち悪いから終わらせよう」と決意した蟲であるのに対し、こちらは「終わらせないと気持ち悪いから」立ち上がった幻影。
「『すべて一夜の狂騒なれば』/『或いは明日の現実ならば』」。
【使用・参考にしたステータスの出所(僕鯖・皆鯖などあれば)】
公式のオベロン等。
【推薦したいその他の代理AA】
変化を分かりやすくするため、戦闘中の一部などでAAを変えてみてもいいかもしれない。
候補は髑髏の騎士(ベルセルク)等。
【代理AAを選んだ理由】
「ノストラダムス」の項で述べた理由の他に、「どう見ても胡散臭い」という印象を与えるため。
【その他コメント】
恐怖の大王。ノストラダムス=グレート・フィアー。
ヴォーティガーンが星の見た滅びの夢だとするなら、恐怖の大王は人類が空想した滅びの寓話。
あちらが現実を喰らう穴であるのに対し、こちらは虚構を埋めつくす望洋たる摺墨の海である。
決まっていないはずの未来を「滅び」という結末で塗りつぶす崩壊現象。
その性質上穴、空白、虚数などの属性を持つ者には容易く宝具が浸透するが、逆に現実での強度が高ければ高いほど成功率が下がる。
(「そこに存在しないはずの隙間」を容赦なく埋める色彩だが、瞬時に現実を塗り替えるほどの強度はない)
具体的には、童話や民間伝承出身の英霊に最も効果を発揮し、天属性・地属性・人属性の英霊、その時代に生きる生物、の順で効きにくくなる。
◆
ノストラダムスの大予言は外れた。恐怖の大王など訪れなかった。
……本当にそうなのだろうか?
ノストラダムスの予言能力については、予言詩自体がある種どうとでも取れるものであったのも手伝い非常に疑わしい。
だが、それでも予言の中にはいくつか「成就した」と言えるものも混じっているのだ。
こと「大予言」においてのみ外れたと断言するのは、もしかすると少しばかり早計なのかもしれない。
「まあ、これもただのデタラメなんだけどね」
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
|
関連項目
登場歴
【二次創作聖杯戦争】暇つぶしに記憶を取り戻す聖杯戦争【鯖鱒wiki】
1
2