【初出】
XX巻
【解説】
導きの神シャヘルの
眷属“笑謔の聘”
ロフォカレの自在法。自分の周囲から遠く離れた場所まで、目に依らない視覚で見ることが出来た。
彼の優れた索敵能力(本人曰く「感受性」)はこの自在法によるものと思われる。
彼が『
久遠の陥穽』にまで同行したのは、『千里眼』をもってしてもこの世からでは
両界の狭間は見通せないからだと
ダンタリオン教授は
ドミノに語っていた。
最終巻では、中央アジアの天山山脈から遠い日本の
御崎市の状況をこの自在法で偵察していたが、自身の周囲の偵察が疎かになるのか
ミカロユス・キュイが事前に張り巡らせていた『
パラシオスの小路』に囚われてしまった。
前述の両界の狭間のみ同行する必要があったこと、彼を捕らえるために敷いた索敵網が「地域丸ごと」という規模だったことからすると、この自在法の射程も地域丸ごと全てだと思われる。ただし、一度に地域全てを見ることが出来るわけではなく、視野そのものは限られているようだ。
【由来・元ネタ】
1.千里先をも見通すことができる能力。もしくはその能力の持ち主。四天王の広目天が、この力を備えるという。
2.道教の女神・媽祖に仕える鬼神。1の能力を持つ。千里眼の対になる鬼神として、順風耳がいる。
最終更新:2025年05月15日 08:22