【種別】
自在法

【初出】
短編『クイディティ』

【解説】
色盗人』の首領である“踉蹌の梢”バロメッツが使用する自在法。
新世界『無何有鏡』へ渡り来た後にバロメッツが無限の“存在の力”が満ちているのを利用して、もう一つの自在法『啖牙の種』と共に改良した。

株分けさせた分身を存在に寄生させて強化を行う自在法で、必要条件として相手の同意を得なければならない。
対象者に『隠羽織』を施術して分け与えることで寄生して、本人たちに気付かせないまま被施術者たちを自分の分身にして支配できる。

初めに、新世界各地にばら撒いた指先大の種の『啖牙の種』が条件付けに引っ掛かったフレイムヘイズや“紅世の徒”たちの“存在の力”の一部をごと無理矢理に本体のバロメッツの元に転移させる。
その吸収せずに保存した状態のままの“存在の力”を自他の存在に根付かせることで、“存在の力”の統御限界を継ぎ足す方法とし、安易に力を欲する“徒”たちに『隠羽織』を施術して支配し、バロメッツは支配と勢力拡大を続けていた。

【由来・元ネタ】
ラテン語の「ミュステリア(mysteria)」で、秘密の儀式、秘儀を意味する。特に、資格を持ったものだけが参加出来るような宗教的儀式を指す。
英語の「ミステリー」等の語源。

【コメント】
☆当然としてアニメシリーズには未登場。
ギュウキさんの『倉蓑笠』と同じく天狗の隠れ蓑由来かと思ったが、「天狗」と「羽織」で検索してもヒットしないんだよな。日本の民間伝承でこれっていうのあるか?
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルチェルノボーグモレクウルリクムミや[百鬼夜行]のギュウキパラゼミナや[革正団]のサラカエル相手にも使用してほしかったな。

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最終更新:2024年12月20日 15:24