バーズ・オブ・プレイ(Birds of Prey)
(チーム、DC)
初登場:Birds of Prey: Black Canary/Oracle #1 (1996年6月)
概要
「バーズ・オブ・プレイ」とは猛禽類のこと。途中からヒーローが使い始めるチーム名である。
バーバラ・ゴードン(ジェームス・ゴードン署長の娘で、当時の
バットガール)が、ゴードン邸に乗り込んできた
ジョーカーに撃たれて、下半身不随になった事件(「キリング・ジョーク」)の後、コンピューターの教育を受け、「オラクル」と名乗りコンピュータによるヒーローのバックアップを行うことにした。
オラクルは
ゴッサムの時計塔に司令室を設け、
ブラックキャナリーと組んで、活動を開始した。
基本的には、歩けないオラクル+動けるヒーローの構成である。女性のチームというイメージが強いが、ホーク(ホーク&ダヴの男の方)が参加していたりと、必ずしも女性だけではない。
アニメーションやドラマがつくられているが、
バットガール、
ブラックキャナリー、
ハントレスの組み合わせであるが、「バーバラは動けないんだけど、このバットガールは誰だっけ?」となり、コミックスとは異なってくる。
なお1997年公開、シャキール・オニール主演の「スティール」では、別の女性がオラクルに似たバックアップ担当となり、(空を飛べないので)街を走るスティールを補佐している。
関係者
主要メンバー
(女性)
ブラックキャナリー/ダイナー・ランス:
バード・オブ・プレイの格闘屋。超音波を発する超能力「キャナリー・クライ」をもつ。バーバラとダイナーは親友である。基本的にはオラクル+
ブラックキャナリーがバーズ・オブ・プレイ。
(女性)
ハントレス/ヘレナ・バーティネリ:
元マフィア幹部の娘で、家族がマフィアにより殺害されたため、腕を磨きマフィアに「正義の戦争」を仕掛ける。過剰な暴力に訴える傾向があった。
(女性)レディー・ブラックホーク/ジンダ・ブレイク:
時間を超えてきた1940年代のキャラクター(ブラックホークという第二次大戦時の飛行機乗りの娘)。バーズ・オブ・プレイの飛行隊に勤務し、自身もアエリーという飛行機に乗る。優れた射撃の腕を持ち、さまざまな火器を扱うことができる。
繰り返し登場するキャラクター
(女性)
キャットウーマン/セリーナ・カイル:
バットマンと敵ながら恋人という関係のヴィラン。メンバーではないが、いくつかのオペレーションで協力する。
(女性)カサンドラ・ケイン:
暗殺者同士の親の娘で、幼いころから暗殺者として育てられる。一時、
バット・ガールとなる。破壊力は抜群だが、言葉を教えられなかったので、最初は話せなかった。
(男性)
コンドル/ベンジャミン・レイズ:
男性ヴィジランテ。機械の翼で空を飛べる。当初バーズ・オブ・プレイと対立していたが、後に同チームに参加する。
(男性)クレオト:
ロシアのKGBのエージェント(男)。サヴァン(男)というヒーローの部下でただ一人の友人であるが、後にバーバラが、クレオトのサヴァンに対する「気持ち」を告げ、二人は結ばれることになる。
(女性)
ダヴ/ドーン・グレンジャー:
平和の象徴であり穏健派を意味する「鳩」をテーマにした女性ヒーロー。
ホークと対に行動する。なお初代ダヴは
ホークの弟ドンだった。
(男性)
ホーク/ハンク・ホール:
戦争の象徴で強硬派を意味する「鷹」をテーマにしたヒーロー。弟のドン、後に女性ドーンの
ダヴと対に行動する。魔術師モルドルにより発狂させられ、エクステントというヴィランになり多くのヒーローを殺害、本人も死亡する。復活の後にバーズ・オブ・プレイへ参加した。
(女性)
ホークガール/ ケンドラ・サウンダース:
人工の羽で空を飛ぶヒーロー。
ホークマンの恋人。この二人は輪廻転生と、同名の宇宙人とが絡んでいるので非常にややこしい。
(女性)
アイス/トーラ・オラフスドッター:
いないと思われていたノルウェーのマジカル・アイス・ピープルの一人。氷を操る能力をもつ。複雑な交代劇を経てジャスティス・リーグ・インターナショナルに所属し、
ファイアーと仲良くなり(「あの二人ってレズじゃなかったの?」と驚かれるくらい仲が良かった)、
ブースター・ゴールド&二代目
ブルー・ビートル(テッド・コード)(こちらもホモが疑われるくらい仲がいい)の四人でつるんでいた。
(女性)
インフィニティ:
本シリーズのオリジナルキャラクター。消えることと死体の記憶を読み取ることができる能力(ただし腐ってはだめ)をもつ。
(女性)二代目
ジュードーマスター/ソニア・サトー:
柔道で戦うヒーロー、ジュードーマスターの二代目。柔道だけでなく、シールドを張る能力ももつ。
(女性)
カタナ/タツ・ヤマシロ(当時):
「ソウルテイカー」として知られる妖刀を帯び、剣術と格闘技で戦う日本人女性。
(女性)
マンハンター/ケイト・スペンサー:
マンハンターを名乗るヒーロー(アンチヒーロー?)は多いが、女性のマンハンターである。他のメンバーと異なり、司法を信じておらず、スーパーヴィランの殺害も厭わない。
(女性)ミスフィット/シャーロット・"チャーリー"・ケイジ=ラドクリフ:
ホモ・マギでテレポーテーション能力をもつ少女。一時
バット・ガールを名乗っていた。
(女性)
パワー・ガール/カーラ・ゾー=エルあるいはカレン・スター:
オラクルが最初に組んだ相手だが、作戦は失敗。以来、関係は悪い。巨乳で有名。
(男性)サヴァン/ブライン・ダーリン:
男性ヴィジランテ。おそらくサヴァン症候群(自閉症の一種にみられ、特異な記憶力など一部が天才的な能力となる)と思われる。ノン・リニア・メモリーの持ち主。
ブラックキャナリーを誘拐し拷問したが、バーズ・オブ・プレイに倒される。後にクレオト(男)の気持ちを受け入れる。
シークレット・シックス(キャットマン、
デッドショット、ラグドール、スキャンダル・サヴェージ、ノックアウト、
ハーレイ・クイン): ヴィランのチーム。敵として登場
(女性)ストリックス/メリー・ターナー:
元
タロン(
ゴッサムの暗殺秘密組織「梟の法廷」に使われる超人暗殺者)。
(女性)スパイ・スマッシャー/カトリーナ・アームストロング:
オラクルの学生時代からのライバルで、政府や情報機関のコネを使って、バーバラやバーズ・オブ・プレイを操ろうとした。射撃の腕も優れている。
その他
二代目
ブルー・ビートル/テッド・コード:
パワーはないが、科学の知識で戦う。バーズ・オブ・プレイの主要メンバーが彼の墓を参っている。
ジョッシュ:
ハントレスにデートの代わりに情報を売り込むレンタカー屋。
ハントレスは、彼を簡単な仕事をやらせるのに使った。
最終更新:2019年12月21日 15:37