ウォッチメン(原作)


概要

アラン・ムーア原作、デイブ・ギボンス作画によるアメリカンコミック。1986年〜1987年にかけてDCコミックスから全12巻が刊行された。アイズナー賞を受賞し、1988年にはヒューゴー賞の特別部門に選ばれた。2005年には『タイム』誌によって1923年以降に発表された長編小説ベスト100に選ばれた。日本では、1998年にメディアワークスより、石川裕人、秋友克也、沖恭一郎、海法紀光による訳書『WATCHMEN』が刊行された。長らく絶版状態であったが、2009年2月28日に小学館プロダクションより再刊された。同じく2009年にザック・スナイダー監督による実写映画『ウォッチメン』が公開された。

当初、ムーアは別の会社の既出のキャラクター-具体的にはMLJコミックス(現在のアーチー・コミックス)のヒーロー-を使った作品にしようと考えていた。次にチャールトン・コミックスのヒーローを考えたが、DCコミックスがチャールトン・コミックスからキャラクターの権利を取得しており、(アイデアの中には、そういったキャラクターを殺すことも含まれていたので)そんなことをすると将来的にキャラクターが使えなくなるため、当時のDCの編集長が、ムーアに、代わりのキャラクターを作るよう説得した。

ウォッチメンのキャラクターとその元となったチャールトン・コミックスのキャラクターは以下の通りである。
キャプテン・アトム→Dr.マンハッタン
ピーター・キャノン、サンダーボルト→オジマンディアス
ブルービートル(2代目)→ナイトオウル
クエスチョン(さらに基になったアングラコミックスのヒーローの"Mr.A")→ロールシャッハ
ナイトシェイド(ただし、あまり直接的でなくなった)→シルクスペクター
ピースメーカー→コメディアン

ヒーローチームとメンバー紹介

クライムバスターズ
コメディアン(エドワード・ブレイク)
ロールシャッハ(ウォルター・J・コバックス)
ナイトオウル(ダン・ドライバーグ)
オジマンディアス(エイドリアン・ヴェイト)
Dr.マンハッタン(ジョン・オスターマン)
シルク・スペクター(ローリー・ジュピター)

ミニッツメン
初代ナイトオウル(ホリス・メイソン)
初代シルク・スペクター(サリー・ジュピター)
フーデッド・ジャスティス(姓名不詳)
キャプテン・メトロポリス(ネルソン・ガードナー)
ダラー・ビル(ビル・ブラディ)
モスマン(バイロン・ルイス)
シルエット(ウルスラ・ザント)
最終更新:2020年06月28日 21:22