フェイス(Faith)/フェイス・ハーバート(Faith Herbert)
(キャラクター名、ヴァリアント)
初出:オリジナル Harbinger #1 (1992年1月)
リブート Harbinger (Volume 2) #3 (2012年8月)
種族:地球人/女性/サイオット(超能力者)
別コードネーム:ゼフィール(Zephyr)
偽名:サマー・スミス(Summer Smith)
概要
ぶっちゃけていうと、「空飛ぶぽっちゃりオタ女」。
プラスサイズ(ぽっちゃり体型)だが、それまでの「体型が怪力や耐久力など超能力に関係している超能力者」と異なり、超能力と体型が全く関係していない、純粋なプラスサイズという点で画期的である。
現在は、銀色と青のジャンプスーツで活動している。
またやや古いコミックブックを読んで育ったため、「ヒーローのあり方」に詳しく、チームの中では「モラルの羅針盤」という役割を果たしている。
普段は赤毛のカツラと伊達眼鏡で変装して、サマー・スミスと名乗り、ややいかがわしいゴシップを扱っているブログ新聞で働いている。正体は明かしてしまったが、職場の仲間からは正体がばれないように気を遣ってもらっている。
仲間内からは、ツェッペリン(飛行船)というあだ名で呼ばれたことがあった。
当初のシリーズでは、体型をネタにしたジョークが使われていたが、最近は減っている。
履歴
フェイス・ハーバートは幼くして両親を亡くし、祖母の家に引き取られる。そこで彼女が手にしたのは、大量のコミックスだった。フェイスはコミックスやSFドラマに浸るオタク(ナード)として成長していった。
ある日、極秘の政府のプロジェクトから誘いを受け、超能力者(サイオット)の予備軍となる。そこで、
スティングと出会い、
スティングの力で超能力が覚醒する。彼女と同じようにサイオットとして目覚めた仲間は、人類を自らの手で「教導」しようとする
トヨ・ハラダに反旗を翻し、ハービンジャー・レネゲードを組織、ハラダらと戦うことになる。
また、フェイスはユニティー(ヴァリアントのアベンジャーともいうべき、エース級の組織)にも参加している。
能力
飛行
コンパニオン・フィールド(選んだ対象を吊り上げて、一緒に空を飛ぶことができる)
テレキネシス(コンパニオン・フィールドを拡張して、通常のテレキネシスとして使う)
恋愛
映画
2018年6月に、ソニー・ピクチャーズから「映画版の」フェイスの制作依頼が出された。当時の計画では、「
ブラッドショット」の後、「
ハービンジャー」を制作して、そこから「フェイス」をスピンオフさせる計画だったらしい。
しかし、ソニー・ピクチャーズが「
ブラッドショット」後のヴァリアント・ユニバースの映画制作権をパラマウントに売ってしまったので、今後の展開は不明である。
小説
2020年に、フェイスを主人公にしたヤングアダルト向け小説が出版された。
トリビア
ドクター・フーの13人目のドクター(初の女性ドクター)が、白人で銀と青のスーツを着ているところから、「やせたフェイス」そっくりに見える...のは私だけ?
最終更新:2020年06月03日 10:12