シュマゴラス(Shuma-Gorath)

(キャラクター、マーベル)

初出:
言及:Journey into Mystery (Vol. 2) #1 (1972年10月)
声:Marvel Premiere #9 (1973年7月)
フル出演:Marvel Premiere #10 (1973年9月)
属性:異次元(多次元)の邪神

原案は、蛮人コナンの作者であるロバート・E・ハワードの、カル(キング・カル)の短編小説"The Curse of the Golden Skull"。
カルのシリーズは、怪奇譚と英雄譚を合わせたストーリーを狙っており、コナンよりクトゥルー神話に影響を受けた怪異譚風になっている。
(カルは蛮人コナンに先立つヒーローで筋肉男であり、カルもマーベルからコミカライズされている。)

異次元/多次元に現れるもの。Earth-616以外には出没しており、Earth-616への侵略を狙う。
クトゥルー神話に強い影響を受けたキャラ。「今は眠っているがいずれ目覚める者」との異名を持つ。
シュマゴラスについては、「シュマゴラスの鉄で綴じた本」(Iron-Bound Books of Shuma-Gorath :数冊の本が鉄の板で留められているもの)に記載されているとされる。

ハワードの「黒の碑」という作品をコミカライズしたときに、「ヨグ=ソトース」などをシュマゴラスで置き換えているため、ヨグ=ソトースのような神性とも考えられる。
マーベル版のショゴスをつくった神でもある。

他メディア展開

カプコンの格闘ゲームに登場し有名に。
格闘ゲームに初登場する際、登場を提案してきたカプコンに対しマーベル側が「誰?」と言ったという逸話が残っている。実際、現在の編集長であるセルベスキーに日本のゲーム雑誌の編集者が聞いたら、セルベスキーも答えられなかった(さすがに版権担当者は答えられたが)。

マーベルvsカプコン3では、マーベルからゲームに出すのを反対されるが、カプコンは絶対入れると主張。マーベルは折れたものの「ダウンロード(DLC)のみにしろ」と言ったとか(結局、DLCになった)。

ゲームのEDでは自身に宇宙を内包したり、ダルシムと通じ合ったり、ダルシムの奥さんのカレーをご馳走になったり、語尾に「シュ」をつけてしゃべったりと、邪神らしくなくフレンドリー。

海外では「日本人はタコが好きだから、シュマゴラスに執着している」(海外では、タコのような怪物が女を襲うエロアニメが、気持ち悪さと同時に好奇の目で見られており、日本を象徴するエロになっているくらい日本人=タコ好きと思われている)という噂があるとかないとか。


最終更新:2021年02月23日 11:48