ディケン・ネラマニ(D'ken Neramani)
初出:X-Men #97(1976年2月)
種族:
シーアー人、男性
概要
銀河三大帝国の一つ、
シーアー帝国の皇帝だった人物。
デスバードの弟で、
リランドラの兄にあたる。
本来であれば帝位の第一継承権を持っていたのはデスバードだったのだが、
彼女は先代の皇帝であった父と、リランドラとは別の姉妹を殺害したため、継承権を失った上で追放された。
そのためディケンが皇帝の座に就いた。
しかしディケンもまたかなり狂暴・猟奇的な人物で、
- 誘拐した地球人夫婦を別々に投獄し、妻を手籠めにしようとした挙句、救出に現れた夫の目の前で殺害する
- その妻が当時妊娠していた胎児を取り出し、無理矢理成長させ、奴隷として使役しようとする
- 生き残った夫の方を死ぬまで鉱山で働かせようとする
など非情な所業を行っている。
また力を求めるあまり正気を失っており、絶大なパワーを秘めるエムクラン・クリスタルの危険性を甘く考え、そこから解き放たれたパワーを自分でコントロールできると思っていた。
その思想を危険視して反発したリランドラを逮捕し、彼女が帝位を狙っていると告発。
X-MEN、
スタージャマーズを巻き込む帝国内での内戦を勃発させた。
最終的にエムクラン・クリスタルのパワーは解放されたものの
ジーン・グレイ(と化していた
フェニックス・フォース)によって、事態は沈静化。
ディケンは
ラザ・ロングナイフによって投げ込まれたエムクラン・クリスタル内で精神にダメージを負って昏睡状態になりリランドラが帝位を継承することになった。
数年後、シークレット・オーダーと呼ばれる過激派がリランドラを捕らえ、帝国を掌握。
そこに殺された母親の復讐をすべく
ヴァルカンが現れたものの、意識のないディケンは殺すに値しないとして、ディケンを復活させてしまう。
目覚めたディケンは事情を知ってヴァルカンを気に入り、デスバードとの結婚を許した。
皇族の一員としてヴァルカンを迎え入れ、共に帝国を統治しようとしたディケンだったが
元々ディケンを許す気はなかったヴァルカンによって、スタージャマーズとの戦闘中に殺害された。
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最終更新:2021年04月10日 21:03