コタティ(Cotati)
概要
その昔、惑星
ハラを
クリーと二分して支配していた原住民で植物型知的生命体。
平和を愛する種族だが、運命に翻弄され
クリーと
スクラルの何千年もの長きに渡る恒星間戦争の勃発に関わった。
何千年も前、
スクラル帝国が先んじて恒星間航行技術を確立し貿易と交渉など平和的手段で銀河にその版図を広げていた。当時のスクラル皇帝
ドレクが惑星ハラにたどり着いたとき、この星は原始的な文明しか持たない2種類の原住民でヒューマノイド型の
クリーと植物型のコタティが支配していた。
ドレクは惑星ハラを交渉により帝国に組み込むため、どちらの種族がその相手にふさわしいか決めようと考え、競争させることにした。
その競争の手段とは2種族の代表者17人ずつを地球の月の裏側「
ブルーエリア」に送り、
スクラルの文明を与えてどちらがより発展させるかというものだった。
その結果
クリーは巨大な文明都市を築いたのだが、平和を愛するコタティが作り上げたのは調和のとれた広大な庭園だった。これによりドレク皇帝がハラの支配者にコタティを選ぶと
クリーの支配者モラグは猛反発。武装を持たないコタティに攻撃をしかけ虐殺を始めた。コタティを守ろうとした
スクラルもまた戦争に慣れておらず、クリーによって殺害されドレク皇帝も死亡。クリーは
スクラルの宇宙船を奪い、やがて帝国を築き版図を広げ始めた。
この事件がきっかけで
クリーと
スクラルの間で長きにわたる戦争が始まり互いに強力な武器と巨大艦隊を編成するなど激化していったのである。
コタティは全滅したと思われていたが一部が隠れ潜み生き延びていた。
最終更新:2025年04月09日 00:00