Ms. Marvel: Beyond the Limit 『ミズ・マーベル:ビヨンド・ザ・リミット』


出版:2022年2月〜6月(全5話)

概要

ミズ・マーベルカマラ・カーン)が主人公のミニシリーズ。
とある研究所に盗みに入った黒いトレンチコートの男を撃退したカマラ。盗まれそうになった「ポルチンスキーの箱」を取り戻すとに成功する。
その後、突如ボリウッドムービーの世界に包まれ、町中が踊り出したと思ったら、もう一人のミズ・マーベルが現れ町中で狼藉を働く。
その正体は異世界の少女、カリン(Qarin)だった。

登場人物

ミズ・マーベルカマラ・カーン):パキスタン系の少女。手足など体の一部を巨大化したり伸ばしたりする能力を持つが、なぜか能力が不安定になっていく。
ブルーノ・コルレリ:カマラの親友の少年。化学の天才。
ゾーイ・ジマー:カマラの友人
ナキア・バハディル:カマラの友人でムスリムの少女。
ワスプナディア・ヴァン・ダイン):カマラに呼ばれ、助太刀に現れる。G.I.R.L.の一員。
カリン(Qarin):異世界の少女。カマラと量子もつれの関係になってしまう。

結末と影響(ネタバレあり)

もう1人のミズ・マーベルの正体は、異世界の少女カリンだった。
カマラが黒いトレンチコートの男と戦ったとき、「ポルチンスキーの箱」を素手で掴んでしまい、カリンの世界との間にワームホールが発生。それに巻き込まれる形でカリンの世界のヒーロー、マーベル・ジ(Marvel-Ji)が死亡。世界が崩壊した(と思い込んでいた)。
カリンはワームホールの影響でカマラと量子もつれの関係になり、変身能力とカマラの能力をシェアする関係になってしまっていた。つまり、体の一部を大きくする能力をカリンとカマラは同時にどちらか一方しか使えない状況になったのだ。
ワスプやブルーノさらにはドクター・ストレンジの協力を得て、カマラを捕縛。元の世界に送り込むことに成功。実はその世界は全滅したわけではなく、既に復興に向けて立ち直ろうとしていたのだ。
ハッピーエンドにように思われたが、逃げおおせた黒いトレンチコートの男はマルチバースをまたにかけた新たな企みを巡らせていた。







最終更新:2023年12月10日 15:01