シング(Thing) / ベン・グリム(Benjamin Jacob "Ben" Grimm)
It's clobberin' time!
ファンタスティック・フォーのメンバーで、パワー担当。「
ザ・シング」と冠詞をつけて呼ばれることが多い。
オレンジ色の岩のような外見をしている。他のメンバーは普段は通常の人間と代わらない姿になるが、彼だけは元に戻ることができない。初期はこの外見に強いコンプレックスも持っていた。
その力を最大限に振るうことを意味する決め台詞"It's clobberin' time!"は「お仕置きの時間だぜ」などと訳される。
好物はピザ(特にニューヨークスタイル)で、若いころはコンビーフアンドキャベジ(アメリカ風にアレンジしたアイルランド料理。コンビーフとキャベツの煮物)を好んで食べていた。
サンドイッチに入っているマヨネーズが嫌い。
育ったのはニューヨーク、ヤンシーストリート7135番地。
一時期、
超人プロレスに所属していたことでも有名。
オリジン
ユダヤ人の家系であり、バー・ミツバー(ユダヤ教の男の成人式、通常13歳に行う)を「シングになって13年目」に行った。
なお、この日の夜に、有名な「ヒーローだけのポーカー大会(
グレート・レイクス・アベンジャーズの
フラットマンが優勝してしまう)が行われた。
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー
能力
外見に違わぬ強い筋力と衝撃や熱などへの高い耐久力、さらにほとんど老化のない肉体を持つ。
ただ、当初は現在のヒーローたちの基準からするとそれほど高いパワーを持っていたわけではなく、長年のトレーニングとさらなる変異によって増大してきた。
ハルクとの戦いで敗れたことがある印象から、それほど強くはないと思われがちだが
複数階建ての建物や石油採掘装置を持ち上げたり、橋を支える
ケーブルを長時間保持したり、
惑星を貫ける杭打機を逆に押し潰したりといった離れ業を幾度も披露している。
戦闘スタイルとしてはストリート仕込みの喧嘩殺法を得意とする一方、ボクシング等にも精通しているとされる。
またパイロット・宇宙飛行士をしていただけあって、宇宙船も含む様々な乗り物の操縦も得意。
いわゆるパワー系のヒーローのなかでも非常に器用であり、実はサクソフォンを演奏できたりもする。
宇宙忍者ゴームズ
1960年代のテレビアニメは、日本での放送で「宇宙忍者ゴームズ」という邦題をつけられた。
「
ザ・シング」は「ガンロック」と名称を変更。
"It's clobberin' time!"という決めセリフは声を演じた関敬六により「ムッシュムラムラ」と訳されていたことで有名。
アルティメットバージョン
アルティメット・ユニバースでは更なる進化で岩の皮膚がはがれ落ち、普通の人間の姿と光り輝くエネルギーのような皮膚の姿になれるようになった。後に、以前のような岩の皮膚の姿にもなれることが判明。
しかも、
スーザン・ストームと婚約してしまった。
最終更新:2021年05月01日 01:40