グリーン・ランタン
(実写映画、DC)
公開:2011年6月17日(アメリカ)、 2011年9月10日(日本)
監督:マーティン・キャンベル
あらすじ
数十億年前、意思を具現化する緑の力を手に入れた種族は宇宙の守護組織"グリーン・ランタン”を結成した。組織は全宇宙を3600のセクターに分け、各セクターの代表に力を与え、守らせた。
1993年、アメリカ。
少年
ハル・ジョーダンの父は空軍に戦闘機を供給するフェリス・エアー社のテストパイロットだった。
この日もハル、ハルの幼馴染みの少年ヘクター、同じく幼馴染みの少女キャロルが見守る中、新型機のテスト飛行が行われた。
しかし、父の乗った実験機は離陸と同時に異常を起こし爆発。父はハルの目の前で死亡する。
現在。
グリーン・ランタンの英雄アビン・サーが且つて封印した恐怖の化身、パララックスが復活。
復讐の手からアビン・サーはかろうじて逃亡する。
パララックスは惑星を破壊し、力を増しながら、グリーン・ランタンの本拠地、惑星オアを目指す。
少年だったハル・ジョーダンは成人し、父と同じく戦闘機のテスト・パイロットになっていた。
腕利きのテストパイロットだが、勝利を優先する余り危険を犯す向こう見ずな男だった。
アビン・サーの乗った脱出ポッドは地球に不時着。瀕死の重傷の中で、アビン・サーは所有者にグリーン・ランタンの力を宿すリングに新たな所有者を選ばせる。
リングが選んだのは、ハル・ジョーダンだった。
一方、ハルの幼馴染みの男、ヘクター・ハモンド博士は政府の組織に召喚され、アメリカにとって初めて遭遇した異星人アビン・サーの死体を解剖する職務を任せられた。
ヘクター・ハモンドは望外の任務に興奮するが、アビン・サーの遺体から発見した”黄色い石”を秘密裏に持ち帰る。
黄色い石はパララックスが用いる恐怖の力の結晶であり、ハモンドに
テレパシーや
テレキネシスなど超人的な力をもたらした。
かくしてハル・ジョーダン、ヘクター・ハモンド、さらに幼馴染みの少女キャロル・フェリスの運命は銀河の危機と交錯していく。
主要キャラクター
キャラ名 |
俳優 |
概要 |
ハル・ジョーダン/ グリーン・ランタン |
ライアン・レイノルズ |
テスト機のパイロット。リングに選ばれ新たなグリーン・ランタンとなる。軽薄そうだが根は勇敢で誠実な男。 |
キャロル・フェリス |
ブレイク・ライヴリー |
ハルの幼馴染みでフェリス・エアー社の経営者の娘。成長してハルと同じくテスト・パイロットになるが、会社の経営にも深く関わり、次期経営者候補にもなる。ハルとは元恋人。 |
ヘクター・ハモンド |
ピーター・サースガード |
ハルの幼馴染み。幼い頃から地球外生命体に興味を持ち、長じて学者となる。ハルに嫉妬し、パララックスの恐怖の力に取り込まれる。 |
アビン・サー |
テムエラ・モリソン |
グリーン・ランタンの伝説的な戦士。 |
シネストロ |
マーク・ストロング |
グリーン・ランタンのリーダー。 |
パララックス |
クランシー・ブラウン(声) |
恐怖の化身。他者の恐怖と生命力を吸収し、自分の力に変える。 |
その他
- 主演ハル・ジョーダン役のライアン・レイノルズは、他にも"ウルヴァリン: X-MEN ZERO"のデッド・プールや"ブレイド3"のハンニバル・キングなど、アメコミ作品の登場人物を演じている。
- ライアンは"アベンジャーズ"でブラックウィドウを演じるスカーレット・ヨハンソンと結婚したが離婚。その後、この"グリーン・ランタン"でヒロインを演じたブレイク・ライヴリーと結婚した。
- 本作は続編へのつながりを示唆する終わり方をしているが、本作の興行収入が奮わなかったためか続編の製作は計画段階から進んでいない。また、DCヒーローのクロスオーバー映画”ジャスティスリーグ”の製作も計画され、グリーンランタンの登場も噂されているが、こちらも公開が延期され、2017年頃の公開をめどに進行している模様。
最終更新:2014年04月09日 16:16