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うわぅー八丈島

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tabi

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                  うわぅー八丈島


Dear best friends!

八丈島に行こうとおもって、14日6時前に出港、向かい風を進んだけど、思うように距離を稼げなくて、結局伊豆大島に午後到着。
波浮の港には沢山のクルーザー、ヨットが、東京や千葉、神奈川方面から来てましたね。

錨をうってクルーザーを停泊させてから
急な坂道を波浮の蝉時雨を聞きながら50mくらい登り、(写真)民宿の風呂だけ入らせてもらい(\300安い!)島の小さなマーケットで食料を買い、その晩はクルーザー泊。



翌朝はやはり早朝 伊豆大島を出港して神津島へ向かったの。
キャビンの窓やハッチは勿論みんな閉めてるから、中は蒸し風呂。

やはり南風が正面から吹いて、おまけに黒潮の流れがあって、やっと夕方神津島の港の入り口に到着。
ところが、その頃は風が強まり16mも吹いて時化模様。
波が船に砕け当たり、3人とも頭からびしょ濡れ。

大揺れのデッキで、一番危険なメインセールを下ろして縛る作業…。
振り落とされそうになるのを、必死に掴まりながらの作業をして、いざ静かな港へ…と思ったけど港の入り口が分からない。
何度も海図やGPSを見てるうちに船酔いでトイレで吐いたけど、ほとんど食べていないから完全に消化された胃液ばかり…。

波が高くて初めての港に入るのは自殺行為。
仕方ないから神津島の反対側の南へ回って走らせた。
暫くしてGPSを確認したら、入るべき港はとっくに通り過ぎていた。
もう時間的に引き返せない。
知らない港に夜入るのはとても危険なので
ホームポートへ帰る事に…。

神津島を左回りに回って、暮れなずむ神津島に別れを告げ、
今度は後ろから風と波を受けて
セールを小さくしてスピードは時速8キロくらいに抑える。
満月に近い月明かりの中、僕にとっては42年ぶりの!
夜間航海。
交代で1時間づつ眠り
こみあげてくる吐き気と戦いながらGPSとレーダー画面を確認。


でも上空を見上げると旅客機がひっきりなしに飛んでる。
あの小さな明かりの中に快適な旅を楽しんでる人たち
思い思いの旅を楽しんでるんだな。

翌朝、1.5時間ばかり行った保田港へ。
東京近郊では有名な食事処なので、たくさんのヨット、ボート、それに広い駐車場も車、車で一杯。

取り敢えず3人共 2時間程船内で爆睡。
そして朝9時頃、炭酸風呂で血行を甦らせ、そこの食堂で生ビールと、空っぽの胃袋が欲しがる 山盛りの野菜海藻サラダ、丼での海苔入り味噌汁、刺身盛り合わせ!


旨かったぁ! 涙が出る程旨かったよ。
丼メシなのに、どこに入ったのか分からないくらい。
だって24時間ろくに食べていないし、船酔いで胃液まで出してしまったからね。

その夜は自宅で食べたけど喉の乾きが治まらず
水を2リットル近く飲んだと思う。
それでも朝までトイレにも行かずに爆睡。

所詮クルーザーのスピードなんてチャリ以下。
そんな訳で八丈島には行けなかったけど、
あれからずっと吹き続けてるから
他のクルーザー、ヨットはかなりの苦戦したんだろうね。
勿論15~20mの風は、クルーザー、ヨットには何んともないけど
体力が消耗するから。

お風呂や白いおまんま、揺れない乾いたベッド、
改めてありがたいと思ったね。
陸に居る時はクルーザーが恋しくなり
クルーザーでシケられると陸が恋しくなって
夫婦みたいなもんかね…。

今は更に風速が増して、ゴーゴーと吹いてるから
20m近いシケだと思います。
八丈島では大シケでしょう。
いい時に中止を決断して帰る決断をできたことに感謝です。
ではまたね。


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