Isolated Magician
蹲る三人の男。その先に、一人の男が立っていた。
一人は、突き刺さるような毒の痛みを堪えるのが精一杯で、
一人は、全く望外からの三連射によってその片足と片手、そして胸から赤を滲ませている。
既に滄我の恩恵を受ける意志は混濁していた。
そして最後の一人は、祈るような四つん這いで、その魔弾の射手を見上げていた。
一人は、突き刺さるような毒の痛みを堪えるのが精一杯で、
一人は、全く望外からの三連射によってその片足と片手、そして胸から赤を滲ませている。
既に滄我の恩恵を受ける意志は混濁していた。
そして最後の一人は、祈るような四つん這いで、その魔弾の射手を見上げていた。
「何故…どうしてお前が…」消え入りそうで、しかし確かに響く声。
しかし彼は応えない。
「お前は…あいつに操られていたんじゃないのか…」嘘であってくれと、血を吐いて願った。
彼は彼の方を向いた。月を背に、月光を逆光に、彼の瞳は陰っていて見えない。
「見るなって言ったろ。どうして会っちまったかな…」彼の唇が動く。笑ってはいない。
ゆっくりと左の手を突き出し、右の手で弓を引く。彼の方へ。
しかし彼は応えない。
「お前は…あいつに操られていたんじゃないのか…」嘘であってくれと、血を吐いて願った。
彼は彼の方を向いた。月を背に、月光を逆光に、彼の瞳は陰っていて見えない。
「見るなって言ったろ。どうして会っちまったかな…」彼の唇が動く。笑ってはいない。
ゆっくりと左の手を突き出し、右の手で弓を引く。彼の方へ。
「お前の親友は、もう死んでるんだよ」
弓が、撥ねた。世界の全てが振動で出来ていることを証明するかのような一射だった。
弓が、撥ねた。世界の全てが振動で出来ていることを証明するかのような一射だった。
魔王が加速する。怨敵をこの手で滅するために、マッハ魔王、ダオスが征く。
魔術師が静止する。究極の死地を踏破するために、孤高の魔術師、デミテルが佇む。
巡り巡った戦争の果てはクイックドロウ。
西部劇とは思想も作法もかけ離れているが、エネルギー節約という一点に於いてこの戦闘方法は評価できる。
余力がない。狭まった選択肢の中で残された道。真夏の昼下がりのように、時間が粘性を帯びていた。
魔術師が静止する。究極の死地を踏破するために、孤高の魔術師、デミテルが佇む。
巡り巡った戦争の果てはクイックドロウ。
西部劇とは思想も作法もかけ離れているが、エネルギー節約という一点に於いてこの戦闘方法は評価できる。
余力がない。狭まった選択肢の中で残された道。真夏の昼下がりのように、時間が粘性を帯びていた。
デミテルが左の鞭を持ったまま、ローブの中に手を入れる。
それを目視したダオスがほんの一瞬、加速度を失する。この局面ですら小細工を疑う。
手から、葉を一枚。素早く丸め、端を乱雑に嚼み、魔術で火を付けた。
煙に灼かれる雑念、全ての思考を再起動する。
魔術以外の何物とも疑いようもない事実を、ダオスは疑う。ほんの一瞬、速度を失する。
空白の一瞬の後、魔王の眼前にあったのは緑の蛇。鞭が、大口を開けて、魔王の眼を啄む。
ダオスは世界の半分を失い、その体をよろめかせる。
鞭を振るい煙を揺らめかすデミテルの眼光を知る。
魔術師の反撃は魔術と固執した自分を責める。魔術すらフェイク。
蛇は未だ空腹なのか、魔王のもう片方の眼を啄みに掛かった。
怒れる魔王の左手が、聞き分けのない蛇の首を掴み、引きちぎる。
鞭の半分を放り投げた左手は棘に血を濡らす。
最後の意志を形として、蛇の半身が見事な半弧を成して重力に平伏した。
それを目視したダオスがほんの一瞬、加速度を失する。この局面ですら小細工を疑う。
手から、葉を一枚。素早く丸め、端を乱雑に嚼み、魔術で火を付けた。
煙に灼かれる雑念、全ての思考を再起動する。
魔術以外の何物とも疑いようもない事実を、ダオスは疑う。ほんの一瞬、速度を失する。
空白の一瞬の後、魔王の眼前にあったのは緑の蛇。鞭が、大口を開けて、魔王の眼を啄む。
ダオスは世界の半分を失い、その体をよろめかせる。
鞭を振るい煙を揺らめかすデミテルの眼光を知る。
魔術師の反撃は魔術と固執した自分を責める。魔術すらフェイク。
蛇は未だ空腹なのか、魔王のもう片方の眼を啄みに掛かった。
怒れる魔王の左手が、聞き分けのない蛇の首を掴み、引きちぎる。
鞭の半分を放り投げた左手は棘に血を濡らす。
最後の意志を形として、蛇の半身が見事な半弧を成して重力に平伏した。
ダオスはさらに足を進める。絶対優勢の機をデミテルの蛇によって食われたとしても、敗北は許されない。
十億の民の為に、そして、マーテルの為に。デミテルを見据える。その拉げた面の向こうから、
眼光が覗く、命乞いを知らない瞳の光。どす黒く、光など知らない瞳。
判断が僅かに遅れる。上空からの殺意を遅れてダオスは察知した。
歩みを止め一歩引き、首をあげてダオスは夜空を見る。
満天の星と二つの月、それ以外に、赤い星、否、火球が八つ、飛来する。
デミテルが唯一持つ「技」、ヘルジェムが空で爆散し、落ちる。
ダオスは最早防御に回す力すら無く、紙一重でそれらを避ける。マントの残りを貫通する火球。
火球一つ一つが、地面に落ちて、僅かに草を燃やし、消えていった。
ダオスは心から怒りを覚えた。片目の死角が出来た瞬間からヘルジェムを高度上空に投げたのか、
先ほどの眼光もこれを当てる為のフェイク。ダオスは許せない、この期に及んで小細工を弄する
ことも何より、デミテルが一向に諦めないと言う事実が、非を侘びる意志のないことが許せぬ。
十億の民の為に、そして、マーテルの為に。デミテルを見据える。その拉げた面の向こうから、
眼光が覗く、命乞いを知らない瞳の光。どす黒く、光など知らない瞳。
判断が僅かに遅れる。上空からの殺意を遅れてダオスは察知した。
歩みを止め一歩引き、首をあげてダオスは夜空を見る。
満天の星と二つの月、それ以外に、赤い星、否、火球が八つ、飛来する。
デミテルが唯一持つ「技」、ヘルジェムが空で爆散し、落ちる。
ダオスは最早防御に回す力すら無く、紙一重でそれらを避ける。マントの残りを貫通する火球。
火球一つ一つが、地面に落ちて、僅かに草を燃やし、消えていった。
ダオスは心から怒りを覚えた。片目の死角が出来た瞬間からヘルジェムを高度上空に投げたのか、
先ほどの眼光もこれを当てる為のフェイク。ダオスは許せない、この期に及んで小細工を弄する
ことも何より、デミテルが一向に諦めないと言う事実が、非を侘びる意志のないことが許せぬ。
気づけば、デミテルの葉巻は既に半分が灰になっていた。その左手の鞭もまた半分になっている。
気づけば、ダオスの衣類はマントは半分が灰で、右手は限界を訴えていた。
気づけば、ダオスの衣類はマントは半分が灰で、右手は限界を訴えていた。
何も言わず、何も語らず、何も懺悔せず、デミテルは走り出した。曖昧になる戦士と魔術師の境界。
ダオスの左手が、白く輝く。マナを手のひらに収束させる。
デミテルの蛇が、魔王の左手に絡みつく。
ダオスの右手がデミテルの心臓に添えられる。収束するマナ。
デミテルの左手が、蛇を解き、魔王の左手を介して右手を微かに動く。落ちる蛇のつがい。
デミテルの蛇が、魔王の左手に絡みつく。
ダオスの右手がデミテルの心臓に添えられる。収束するマナ。
デミテルの左手が、蛇を解き、魔王の左手を介して右手を微かに動く。落ちる蛇のつがい。
ダオスの右手から、レーザーが発射され、デミテルの左肩から先とダオスの右肩から先は消滅した。
「…ここまでだな、デミテルよ。そのミスティシンボルを使う余力も無かったか」
ダオスは左の手を両膝を折ったデミテルの頭に翳す。破れたローブの向こうに、魔紋が覗く。
赤子を褒める親のように。与えるのは飴ではなく、滅び。腕一つ分で、魔王の勝利。
顎を引いたデミテルの表情は、メッシュの髪と未だ煙る葉巻の煙に隠れてダオスからでは判別が付かない。
「…私にここまで肉薄したその恥知らずな精神を讃えて、一つだけ聞いてやる。
何故私に反旗を翻した?貴様の目的は何だ?この私に逆らってまで成す理由とは何だ!?」
自身に時間がないのは重々承知している。しかし、そのマーテルを殺した意志だけは明白にする必要があると
ダオスは考えた。マーテルへの弔いのために、これだけは成さねばならぬと。
「…意味などありませぬ。私はただ、ゲームをしていただけのこと」
燻る煙の向こうから声が湧く。
「誰が死のうが生きようが私にとっては些細なこと…私自身の生き死にすら、些細なことです。
ただ、死ぬまでの退屈しのぎにちょうど良かった…生ける所まで生きて、死ねればそれで良かった…」
灰が微かに落ちる。ダオスの左手が震えていた。
「私は遊びに手を抜くつもりはありませぬ。遊びを完遂するためには、貴方の排除が絶対条件だった…
故にそれを完遂する…当然の思考順序です。その為のもっとも効率の良い手段が、あの女だった。
…実に当たり前の流れです…否定は、出来ますまい?私は唯…混沌たる疑獄が、見たかっただけ」
ダオスは唇を噛む。完膚無きまでに滅する、その瞬間を今と定めた。左手が白く輝く。
「…もういい。貴様の戯言は結構だ。最後に答えろ…何故今になって馬脚を現した!!
何故持論を覆してまで、性急な策を執った!?」
もう葉巻は一センチもなかった。
「…知ってしまえば欲しくなる。喩え、唯のパーツだったとしても、神の力が其処にあった」
煙と共にデミテルが呼吸する。
「我らの中に流れる忌まわしきエルフの血脈―――その根拠を粉砕する力…あの力に私は魅せられた…
あの光を止めたくなかった…使いたかった…それだけですよ、ダオス様」
フフッと、鼻で笑う音がする。ダオスは、左手に最後の力を込めた。
「…一つ、回答を忘れていましたな。なぜ同じ手を知って尚魔法陣を使ったか…」
デミテルが首をあげる。ダオスの眼に、それが映った。
「私がこれを完成させるためですよ」デミテルの葉巻が口から、術の起爆装置が、地面に落ちた。
ダオスは左の手を両膝を折ったデミテルの頭に翳す。破れたローブの向こうに、魔紋が覗く。
赤子を褒める親のように。与えるのは飴ではなく、滅び。腕一つ分で、魔王の勝利。
顎を引いたデミテルの表情は、メッシュの髪と未だ煙る葉巻の煙に隠れてダオスからでは判別が付かない。
「…私にここまで肉薄したその恥知らずな精神を讃えて、一つだけ聞いてやる。
何故私に反旗を翻した?貴様の目的は何だ?この私に逆らってまで成す理由とは何だ!?」
自身に時間がないのは重々承知している。しかし、そのマーテルを殺した意志だけは明白にする必要があると
ダオスは考えた。マーテルへの弔いのために、これだけは成さねばならぬと。
「…意味などありませぬ。私はただ、ゲームをしていただけのこと」
燻る煙の向こうから声が湧く。
「誰が死のうが生きようが私にとっては些細なこと…私自身の生き死にすら、些細なことです。
ただ、死ぬまでの退屈しのぎにちょうど良かった…生ける所まで生きて、死ねればそれで良かった…」
灰が微かに落ちる。ダオスの左手が震えていた。
「私は遊びに手を抜くつもりはありませぬ。遊びを完遂するためには、貴方の排除が絶対条件だった…
故にそれを完遂する…当然の思考順序です。その為のもっとも効率の良い手段が、あの女だった。
…実に当たり前の流れです…否定は、出来ますまい?私は唯…混沌たる疑獄が、見たかっただけ」
ダオスは唇を噛む。完膚無きまでに滅する、その瞬間を今と定めた。左手が白く輝く。
「…もういい。貴様の戯言は結構だ。最後に答えろ…何故今になって馬脚を現した!!
何故持論を覆してまで、性急な策を執った!?」
もう葉巻は一センチもなかった。
「…知ってしまえば欲しくなる。喩え、唯のパーツだったとしても、神の力が其処にあった」
煙と共にデミテルが呼吸する。
「我らの中に流れる忌まわしきエルフの血脈―――その根拠を粉砕する力…あの力に私は魅せられた…
あの光を止めたくなかった…使いたかった…それだけですよ、ダオス様」
フフッと、鼻で笑う音がする。ダオスは、左手に最後の力を込めた。
「…一つ、回答を忘れていましたな。なぜ同じ手を知って尚魔法陣を使ったか…」
デミテルが首をあげる。ダオスの眼に、それが映った。
「私がこれを完成させるためですよ」デミテルの葉巻が口から、術の起爆装置が、地面に落ちた。
鈍光が辺りに掛かる。デミテルの操作を受けた蛇の番いがウロボロスのごとく環を繋いでいた。
その環の中に八つの点とそれを結ぶ線の焼け跡が文様を刻む。
徹底した魔方陣による陽動、そして罠。すべては「これ」を生み出すための、
神の力を体現する為の演習、神々の演習。
その環の中に八つの点とそれを結ぶ線の焼け跡が文様を刻む。
徹底した魔方陣による陽動、そして罠。すべては「これ」を生み出すための、
神の力を体現する為の演習、神々の演習。
「…デミテルゥ…!!貴様…何をしたァ!!??」
ダオスは筋一本動かすこと叶わない。デミテルは応えない。ただ笑っている。真理に至った笑み。
ダオスはこれを解くことが出来ない。魔方陣ではないから。タイムストップではないから。
デミテルがあの激闘を全て計算し、構築した魔術式「弧方陣」。
ダオスは筋一本動かすこと叶わない。デミテルは応えない。ただ笑っている。真理に至った笑み。
ダオスはこれを解くことが出来ない。魔方陣ではないから。タイムストップではないから。
デミテルがあの激闘を全て計算し、構築した魔術式「弧方陣」。
‘エタニティワールド’
人の力では扱うことも叶わぬ、破滅のモノにしか扱えぬ時間停止の弧方陣。
フォルスに惹かれたデミテルが使用の可能性を模索した結論が「陣術」である。
心の力とマナ…源は異なれど文様を刻みそれを媒介とする理論は酷似している。
専門外であるティトレイの情報だけでは足りず、何よりフォルスを使うことの出来ないデミテルは
魔法陣側からアプローチするしかなかった。何回にも及ぶ検証とサウザンド・ブレイバーによる実証から
編んだ、緻密なる術式。理論的にはミスティシンボルで可能になるとはいえ、
それら全てを計算し、構築したのはデミテルの神算。
本来ならば低級の陣術から始めるのが常道、しかし、狂人に道理など無い。
神の力を手中に…その狂気だけが、人外の演算を是たらしめた。
フォルスに惹かれたデミテルが使用の可能性を模索した結論が「陣術」である。
心の力とマナ…源は異なれど文様を刻みそれを媒介とする理論は酷似している。
専門外であるティトレイの情報だけでは足りず、何よりフォルスを使うことの出来ないデミテルは
魔法陣側からアプローチするしかなかった。何回にも及ぶ検証とサウザンド・ブレイバーによる実証から
編んだ、緻密なる術式。理論的にはミスティシンボルで可能になるとはいえ、
それら全てを計算し、構築したのはデミテルの神算。
本来ならば低級の陣術から始めるのが常道、しかし、狂人に道理など無い。
神の力を手中に…その狂気だけが、人外の演算を是たらしめた。
全く未知の術にダオスは察知することも叶わなかった。標準はすでに定まっている。
あとはダオスレーザー一発で全てが終わる。しかし霊的機関ですら「止められた」以上撃つことは叶わない。
しかし厳密なる時間停止ではない。ダオスのマナの流出は一向に止まらない。
事実として金糸は一本一本と力なき銀髪へと変じている。
あとはダオスレーザー一発で全てが終わる。しかし霊的機関ですら「止められた」以上撃つことは叶わない。
しかし厳密なる時間停止ではない。ダオスのマナの流出は一向に止まらない。
事実として金糸は一本一本と力なき銀髪へと変じている。
挑発からの一連の流れは全て魔術師の掌に。
ダオスがこれ以上ないというせっぱ詰まった表情を見せる。
デミテルの瞳はそれを写し、笑みは一向に変わらない。
今動かねば、私は何の為にこの大地に下り立ったのか。今動くためではないのか。
デミテルは一向に動く気配がない。ダオスの状態を察し、惨めに死んで逝くのを鑑賞しようというのか…
何処まで外道なのか。ダオスは憤慨を露わにする。
ダオスがこれ以上ないというせっぱ詰まった表情を見せる。
デミテルの瞳はそれを写し、笑みは一向に変わらない。
今動かねば、私は何の為にこの大地に下り立ったのか。今動くためではないのか。
デミテルは一向に動く気配がない。ダオスの状態を察し、惨めに死んで逝くのを鑑賞しようというのか…
何処まで外道なのか。ダオスは憤慨を露わにする。
「デリス10億の民よ…マーテルよ!私に、最後の力を!!」
ダオスの左手が、ゆっくりと、確実に動く。全てのマナを、命すらも込めて左手だけをマナで守り、
デミテルの顔へ近づけた。距離が狭まるにつれて、数の減る金糸。命の明細。
ダオスの左手が、ゆっくりと、確実に動く。全てのマナを、命すらも込めて左手だけをマナで守り、
デミテルの顔へ近づけた。距離が狭まるにつれて、数の減る金糸。命の明細。
ゆっくりと、母なる星を掴むように、無限とも思われた時間の最後に、
ダオスはデミテルの顔に触れ、全てを知ったとき、弧方陣は解除された。
「…ふざけるなよ、デミテル…」
デミテルは応えない。唯笑っている。
デミテルは応えない。唯笑っている。
狂気故、不可能たる弧方陣を完成させ、
狂気故、それが不可能たることを知らず、
狂気故、己の限界を超えて術を行使した。
「勝手に死ぬ権利など、貴様にあると思っているのかァ!!」
デミテルは応えない。唯笑っている。
デミテルは応えない。唯笑っている。
神の力に至った笑みが、其処に遺っていた。
ダオスは、両肩から大量の血を失血した骸を眺め逡巡する。
奴は、いつから死んでいたのか…陣が完成した時にはもう死んでいたのか…
フォルスに魅了されたデミテルは、最後の最後までサイコロを振らなかった。
策略を編み、確実に勝つ戦術を最後まで模索し続けた。命を賭けることをしなかった。
ダオスは、デミテルを討ち取ったと、言えるのだろうか…全ては方陣の中に包まれて不定となる。
奴は、いつから死んでいたのか…陣が完成した時にはもう死んでいたのか…
フォルスに魅了されたデミテルは、最後の最後までサイコロを振らなかった。
策略を編み、確実に勝つ戦術を最後まで模索し続けた。命を賭けることをしなかった。
ダオスは、デミテルを討ち取ったと、言えるのだろうか…全ては方陣の中に包まれて不定となる。
ダオスは自身の状態を確認する。
もう残った金の髪は数本もない。皮肉なことに、デミテルを殺すための体力だけが残ってしまった。
もう私が成すべき事もない。後は、彼らに託し、デリス10億の希望を繋ぐのみ。
もう残った金の髪は数本もない。皮肉なことに、デミテルを殺すための体力だけが残ってしまった。
もう私が成すべき事もない。後は、彼らに託し、デリス10億の希望を繋ぐのみ。
「マーテル…もうすぐそちらに行く…彼らを助けるまで、もう少し待っていてくれ…」
「そいつは、無理だ」
「そいつは、無理だ」
トスン、トスッ、トス。
ダオスの衣類が、紅く染まる。心臓に三連、「愚連墜蓮閃」がダオスを貫いた。
唇から血が漏れる。ダオスは後ろを向いた。
月光が逆光で、彼の顔はよく見えない。ボーボーな髪の毛が印象的な、シルエットだった。
ダオスの衣類が、紅く染まる。心臓に三連、「愚連墜蓮閃」がダオスを貫いた。
唇から血が漏れる。ダオスは後ろを向いた。
月光が逆光で、彼の顔はよく見えない。ボーボーな髪の毛が印象的な、シルエットだった。
「き…貴様は…」
血と共にダオスの弱々しい声が漏れる。陰は、ゆっくりと彼に近づき、彼を通り過ぎ、
既に息絶えた魔術師の亡骸、その前で片膝を折る。魔紋を胸に仕舞い、形見とする。
「…ああ、両腕が無くなって、失血死か…死んじまったのかよ…おっさん」
悲しみは無い。ただ、人形の中にあるのは、虚無感、そして怒りの模造品。
「貴様は、奴に操られていたのでは無いのかッ!!」
ダオスは残った腕で出血部を抑える。目の前にいるのはデミテルの駒、それだけだったはず。
その男、ティトレイ=クロウは、振り向き様にダオスの顔を一蹴した。無論、目の見えぬ方から。
噴出する魔王の鼻血、プライドだけで横転を拒む。
「…どうしてくれんだよ…本当に、真っ暗になっちまったぜ?」
月明かりがティトレイの顔を映す。彼の顔には、涙が流れていた。
血と共にダオスの弱々しい声が漏れる。陰は、ゆっくりと彼に近づき、彼を通り過ぎ、
既に息絶えた魔術師の亡骸、その前で片膝を折る。魔紋を胸に仕舞い、形見とする。
「…ああ、両腕が無くなって、失血死か…死んじまったのかよ…おっさん」
悲しみは無い。ただ、人形の中にあるのは、虚無感、そして怒りの模造品。
「貴様は、奴に操られていたのでは無いのかッ!!」
ダオスは残った腕で出血部を抑える。目の前にいるのはデミテルの駒、それだけだったはず。
その男、ティトレイ=クロウは、振り向き様にダオスの顔を一蹴した。無論、目の見えぬ方から。
噴出する魔王の鼻血、プライドだけで横転を拒む。
「…どうしてくれんだよ…本当に、真っ暗になっちまったぜ?」
月明かりがティトレイの顔を映す。彼の顔には、涙が流れていた。
ヴェイグは苦悶する。先ほどの光景を、信じ難き友の行為を振り返って。
グリッドはもう何をどうして良いやらと言った顔付きで。
グリッドはもう何をどうして良いやらと言った顔付きで。
ダオスが離れた後、ジェイは薬の効果に苦しみながらもヴェイグ達に事情を説明した。
悪逆非道の魔術師デミテル、そしてそれに付き従う砦の存在。
ヴェイグは認めたくは無かった。しかし、また一人の女を斬った身である自分に反論の権利は無かった。
悪逆非道の魔術師デミテル、そしてそれに付き従う砦の存在。
ヴェイグは認めたくは無かった。しかし、また一人の女を斬った身である自分に反論の権利は無かった。
其処に、ティトレイがぬるりと目を覚まし、立った。二、三歩歩いて、背中を向けたまま月を見上げる。
ヴェイグはある種の淡い希望をティトレイに求めた。
自分を見て、サウザンドブレイバーの直接砲撃を避けてくれた。こいつが今までどれだけ罪を犯したとしても、
俺だけでも許すことが出来たなら、デミテルの呪縛を断ち切りまた仲間になってくれると―――妄想した。
直後、ティトレイは腕のショートボウを構え、ヴェイグの方を向いた。直後、三連射。
専用の闘弓でないため、連射は困難でも奥義として放てば連射も可能。
軽度とはいえ薬物の影響下にあったジェイはその殺気のない弾丸を避けること叶わなかった。
まず足の腿に一射、蹌踉けたところに手首に一射、そして
「やめろ!ティトレイ!!」
心臓付近の大動脈を狙って、最後の一射が射抜かれた。
ヴェイグはある種の淡い希望をティトレイに求めた。
自分を見て、サウザンドブレイバーの直接砲撃を避けてくれた。こいつが今までどれだけ罪を犯したとしても、
俺だけでも許すことが出来たなら、デミテルの呪縛を断ち切りまた仲間になってくれると―――妄想した。
直後、ティトレイは腕のショートボウを構え、ヴェイグの方を向いた。直後、三連射。
専用の闘弓でないため、連射は困難でも奥義として放てば連射も可能。
軽度とはいえ薬物の影響下にあったジェイはその殺気のない弾丸を避けること叶わなかった。
まず足の腿に一射、蹌踉けたところに手首に一射、そして
「やめろ!ティトレイ!!」
心臓付近の大動脈を狙って、最後の一射が射抜かれた。
「お前の親友は、もう死んでいるんだよ」
弓が撥ね、ヴェイグの眼前をギリギリで避けて弾が飛んでいった。
弓が撥ね、ヴェイグの眼前をギリギリで避けて弾が飛んでいった。
「ペトナジャンカのお前の親友はな…二つ遺体を見つけた後でも、同じ年位の女も守れない
クソったれだから死んじまったよ。お前の目の前にいるのは…魔術師を守る唯の名もない弓兵だ」
ティトレイは後ろを向く。そして東に歩を進めた。
「お前は…あいつに騙されて…」
「知ってるよ。そいつの話を聞いていたからな…いや、途中から分かってた。分かってておっさんの駒に成ったんだ」
「何故だ!!応えろ、ティトレイ!!」
「…あの時、しいなが血塗れになったとき、俺は死ぬはずだったんだ。このゲームを認めて、死ぬはずだったんだ」
ティトレイは歩みを止める。声に淀みはない。
「全部が真っ暗になって、どうしようもなくなって…何にも無くなっちまった。
…あのおっさんだけが、俺にとって光だったんだ。
おっさんの駒になることで、俺はしいなのことを忘れて、おめおめと生きることだ出来たんだ。
扉を開けることが出来たのは、デミテルだけだったんだ。デミテルだけが、俺の希望だった。
俺は、もうあいつの人形としてしか、生きられねぇ…そんな俺を、お前には見られたくなかった」
ヴェイグにはティトレイが何を言っているのか要領を得ない。それでも、まるで自分のフォルスのような
冷気だけは分かる。ティトレイは、本気なのだと。
クソったれだから死んじまったよ。お前の目の前にいるのは…魔術師を守る唯の名もない弓兵だ」
ティトレイは後ろを向く。そして東に歩を進めた。
「お前は…あいつに騙されて…」
「知ってるよ。そいつの話を聞いていたからな…いや、途中から分かってた。分かってておっさんの駒に成ったんだ」
「何故だ!!応えろ、ティトレイ!!」
「…あの時、しいなが血塗れになったとき、俺は死ぬはずだったんだ。このゲームを認めて、死ぬはずだったんだ」
ティトレイは歩みを止める。声に淀みはない。
「全部が真っ暗になって、どうしようもなくなって…何にも無くなっちまった。
…あのおっさんだけが、俺にとって光だったんだ。
おっさんの駒になることで、俺はしいなのことを忘れて、おめおめと生きることだ出来たんだ。
扉を開けることが出来たのは、デミテルだけだったんだ。デミテルだけが、俺の希望だった。
俺は、もうあいつの人形としてしか、生きられねぇ…そんな俺を、お前には見られたくなかった」
ヴェイグにはティトレイが何を言っているのか要領を得ない。それでも、まるで自分のフォルスのような
冷気だけは分かる。ティトレイは、本気なのだと。
「待て…ティトレイ…」
ティトレイは再び歩みを始めた。主の元へ征くために。
「ヴェイグ、俺のことなんか気にしてる場合か?そいつ、もう死ぬぜ?」
グリッドは横のジェイの容態を見る。足と手首の一撃はそれほど危険ではない。
問題は腹部からの失血。唯でさえ青白いからだから生気が抜けていく。
「ティトレイ!お前じゃあいつには…ダオスには勝てん!!」
繋がらないキャッチボール。鬱蒼とした樹木に覆われた友情。
「…そうか、放送でお前が呼ばれたのはあいつの仕業か。
ヴェイグ…仲間を殺すなんて俺にはできねえ…だから…俺の見てないところで、死んでくれ」
沈黙するヴェイグ。惑うフォルス。空気が、寒い。
「待て!ティトレイとやら!!」
突如グリッドが吼える。毒にやられた状態だから、少し噎せた。
「あいつは、何処をどう見たって見事な悪党だ!お前がいるべき場所は其処ではな~い!!」
恐るべきメンタルの強さ。ヴェイグも見習うべきだろう。しかし、ティトレイには届かない。
「世界には正義と悪、二つしかねえ…それはよく分かってる。でもな、それでも俺はあいつに救われた…
恩があるんだ。俺の居場所は、そっちにはもう無えよ。ヴェイグ…親友だったんなら少しくらい分かんだろ?」
ティトレイは最後に一言残して走り去った。追う者は誰もいない。
ティトレイは再び歩みを始めた。主の元へ征くために。
「ヴェイグ、俺のことなんか気にしてる場合か?そいつ、もう死ぬぜ?」
グリッドは横のジェイの容態を見る。足と手首の一撃はそれほど危険ではない。
問題は腹部からの失血。唯でさえ青白いからだから生気が抜けていく。
「ティトレイ!お前じゃあいつには…ダオスには勝てん!!」
繋がらないキャッチボール。鬱蒼とした樹木に覆われた友情。
「…そうか、放送でお前が呼ばれたのはあいつの仕業か。
ヴェイグ…仲間を殺すなんて俺にはできねえ…だから…俺の見てないところで、死んでくれ」
沈黙するヴェイグ。惑うフォルス。空気が、寒い。
「待て!ティトレイとやら!!」
突如グリッドが吼える。毒にやられた状態だから、少し噎せた。
「あいつは、何処をどう見たって見事な悪党だ!お前がいるべき場所は其処ではな~い!!」
恐るべきメンタルの強さ。ヴェイグも見習うべきだろう。しかし、ティトレイには届かない。
「世界には正義と悪、二つしかねえ…それはよく分かってる。でもな、それでも俺はあいつに救われた…
恩があるんだ。俺の居場所は、そっちにはもう無えよ。ヴェイグ…親友だったんなら少しくらい分かんだろ?」
ティトレイは最後に一言残して走り去った。追う者は誰もいない。
「義理人情無くして、ヒトは務まらねぇぜ」
最後の言葉は、ヴェイグの絶叫にかき消された。
「ジェイを手に掛けただと!!」
ダオスは鼻血と共にマナを噴出しながら、怒りを燃やす。
「まだ死んでねぇよ。むっつりのヴェイグちゃんが一年前に何したか思い出せれば、手はまだある
…まあ、それが本当に救いかどうかは、分かんねぇがな」
ティトレイは戯けたように口を動かす。その顔は未だ無表情で、人形で。
「贖う意志があるならば、見逃しても良かったが…どうやら貴様も滅ぼさねばなるまい!!」
託すべき希望を断たれた無念、更なる激昂。それが挑発であることにも気づかず。
「親友だった最後のよしみだ…仇はとってやんぜ、ヴェイグ」
ティトレイが走り出す。もはやほとんど見えぬその目でダオスは敵を見据え、拳を振った。
ダオスは鼻血と共にマナを噴出しながら、怒りを燃やす。
「まだ死んでねぇよ。むっつりのヴェイグちゃんが一年前に何したか思い出せれば、手はまだある
…まあ、それが本当に救いかどうかは、分かんねぇがな」
ティトレイは戯けたように口を動かす。その顔は未だ無表情で、人形で。
「贖う意志があるならば、見逃しても良かったが…どうやら貴様も滅ぼさねばなるまい!!」
託すべき希望を断たれた無念、更なる激昂。それが挑発であることにも気づかず。
「親友だった最後のよしみだ…仇はとってやんぜ、ヴェイグ」
ティトレイが走り出す。もはやほとんど見えぬその目でダオスは敵を見据え、拳を振った。
「テトラアサルト!!」
「牙連撃」
「牙連撃」
ティトレイの拳がダオスを半壊させる。腕一本と腕二本。精神論ではどうにもならぬ世界。
すでにダオスに戦力は残されていなかった。
「飛べよ。飛連斬空脚」
ティトレイの追撃は止まない。隙のない連撃から奥義へと流れるのをダオスは止めることは出来ない。
ダオスは飛ぶ、空へ、そのままデリスカーラーンへ飛んでしまうかのように。
ティトレイは蹴る、空へ、デミテルの願いを完遂するために。
すでにダオスに戦力は残されていなかった。
「飛べよ。飛連斬空脚」
ティトレイの追撃は止まない。隙のない連撃から奥義へと流れるのをダオスは止めることは出来ない。
ダオスは飛ぶ、空へ、そのままデリスカーラーンへ飛んでしまうかのように。
ティトレイは蹴る、空へ、デミテルの願いを完遂するために。
高く高く飛んで、ダオスは天使のごとく空に吹き飛んだ。
着地するティトレイを確認する中空のダオス。
「貴様は…貴様だけはこの手で…殺す!マーテル、私に力をォォォォ!!」
全てのマナを解放する。レーザー一発分のマナ、それが全て。
その全てを半壊した掌に収束させる。重力を味方に付け、決死のダオスコレダーを試みる。
ダオスは輝く。太古の血を励起し、天使の波動をその手に。この一瞬を、女神に捧げる。
「貴様は…貴様だけはこの手で…殺す!マーテル、私に力をォォォォ!!」
全てのマナを解放する。レーザー一発分のマナ、それが全て。
その全てを半壊した掌に収束させる。重力を味方に付け、決死のダオスコレダーを試みる。
ダオスは輝く。太古の血を励起し、天使の波動をその手に。この一瞬を、女神に捧げる。
「悪ィな、それ、知ってるんだ」
ティトレイは構える。重複する意味。
一つ、デミテルから口を酸っぱくして聞かされた技そのものへの知識。
そして、二つ。同じルーツの技を持っているということ。
腰溜に構え、両の掌底を結ぶ。収束するオーラ、必殺の波動。
ティトレイは構える。重複する意味。
一つ、デミテルから口を酸っぱくして聞かされた技そのものへの知識。
そして、二つ。同じルーツの技を持っているということ。
腰溜に構え、両の掌底を結ぶ。収束するオーラ、必殺の波動。
「ダオスッ!!コレダァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「緋桜、轟衝牙」
「緋桜、轟衝牙」
まだ日の出ではないのに、少しだけ朝が顔を覗かせた。光の中に翼が有ったからかも知れない。
ティトレイは体中を埃塗れにして親指で鼻をかいた。
デミテルは死んだ。しかし、この堕ちた身に戻るべき場所はない。
ティトレイ=クロウはもう死んだ。感情を失った過去がその事実。
もう死んでもいい、ともティトレイは思った。守るべき魔術師を失った弓兵に居場所など有ろうか。
ティトレイは西を向く。どうせ死ぬならば、最後にこの一日を生かしてくれた
デミテルへの恩に報いる。それもまたいいだろう。
この命尽きる断罪のそのときまで、デミテルが願った混沌の疑獄に荷担しよう。
ここにいない連中が知ったらきっと信じないだろう。しかし、虚無を、しいなを屠り
生きようと願ったあの二つの死体を彼の目の前に用意しこのゲームは、
紆余曲折を経て、彼を修羅へと駆り立てた。
まずは、とりあえずデミテルの元に共にいた誼として、奴にデミテルの死を伝えなければ。
もう悪夢の夜は終演へと向かっている。夢は覚めた。ここは退くべきだろう。
奴を死なせるわけにはいかない。最悪…友殺しの剣を用意しなければならないのだから。
デミテルは死んだ。しかし、この堕ちた身に戻るべき場所はない。
ティトレイ=クロウはもう死んだ。感情を失った過去がその事実。
もう死んでもいい、ともティトレイは思った。守るべき魔術師を失った弓兵に居場所など有ろうか。
ティトレイは西を向く。どうせ死ぬならば、最後にこの一日を生かしてくれた
デミテルへの恩に報いる。それもまたいいだろう。
この命尽きる断罪のそのときまで、デミテルが願った混沌の疑獄に荷担しよう。
ここにいない連中が知ったらきっと信じないだろう。しかし、虚無を、しいなを屠り
生きようと願ったあの二つの死体を彼の目の前に用意しこのゲームは、
紆余曲折を経て、彼を修羅へと駆り立てた。
まずは、とりあえずデミテルの元に共にいた誼として、奴にデミテルの死を伝えなければ。
もう悪夢の夜は終演へと向かっている。夢は覚めた。ここは退くべきだろう。
奴を死なせるわけにはいかない。最悪…友殺しの剣を用意しなければならないのだから。
ティトレイはそれから指輪を拾い、その場を去った。
全てを黒く染める、その心の中の箱に入った闇の力の在るべき姿と共に。
全てを黒く染める、その心の中の箱に入った闇の力の在るべき姿と共に。
哀れなる、魔王と魔術師の遺骸が両の腕が欠けたまま、禿げた丘の上にあった。
【ティトレイ=クロウ 生存確認】
状態: TP残り10% フォルス活性化(闇の力?) 感情希薄
所持品:フィートシンボル、メンタルバングル、バトルブック
エメラルドリング 短弓(腕に装着) ミスティシンボル
基本行動方針:命尽きるまでゲームに乗る(優勝する気は無い)
第一行動方針:クレスと合流。援護した後、撤退
第二行動方針:クレスにヴェイグ殺しを依頼する
現在位置:E3の丘東部→E2城跡
状態: TP残り10% フォルス活性化(闇の力?) 感情希薄
所持品:フィートシンボル、メンタルバングル、バトルブック
エメラルドリング 短弓(腕に装着) ミスティシンボル
基本行動方針:命尽きるまでゲームに乗る(優勝する気は無い)
第一行動方針:クレスと合流。援護した後、撤退
第二行動方針:クレスにヴェイグ殺しを依頼する
現在位置:E3の丘東部→E2城跡
【ジェイ 生存確認】
状態:毒による粘膜の炎症(軽度) 喀血(軽度) 顔面打撲 現状クライマックスモード発動不可
左手首・右足貫通 心臓付近に貫通(出血中) 意識混濁
所持品:忍刀・紫電 ダーツセット クナイ(2枚)双眼鏡 エルヴンマント ダオスの皮袋(ダオスの遺書在中)
基本行動方針:脅威を排除しながら、脱出方法を模索する
第一行動方針:???
第二行動方針:ダオスとデミテルを追跡。ダオスが撃破されたなら、代わってデミテルを追撃する
第三行動方針:ミントへの謝罪
第四行動方針:シャーリィの救済策の模索
第五行動方針:ミトス・ユアンを発見する
現在位置:E3の丘
状態:毒による粘膜の炎症(軽度) 喀血(軽度) 顔面打撲 現状クライマックスモード発動不可
左手首・右足貫通 心臓付近に貫通(出血中) 意識混濁
所持品:忍刀・紫電 ダーツセット クナイ(2枚)双眼鏡 エルヴンマント ダオスの皮袋(ダオスの遺書在中)
基本行動方針:脅威を排除しながら、脱出方法を模索する
第一行動方針:???
第二行動方針:ダオスとデミテルを追跡。ダオスが撃破されたなら、代わってデミテルを追撃する
第三行動方針:ミントへの謝罪
第四行動方針:シャーリィの救済策の模索
第五行動方針:ミトス・ユアンを発見する
現在位置:E3の丘
【グリッド 生存確認】
状態:毒による粘膜の炎症 喀血 混乱
所持品:マジックミスト、占いの本 、ハロルドメモ ペルシャブーツ
基本行動方針:生き延びる。 漆黒の翼のリーダーとして行動
第一行動方針:ジェイの救護
第二行動方針:ヴェイグと共に行動する
第三行動方針:プリムラを説得する
第四行動方針:シャーリィの詳細を他の参加者に伝え、先手を取って倒す
現在地:E3の丘
状態:毒による粘膜の炎症 喀血 混乱
所持品:マジックミスト、占いの本 、ハロルドメモ ペルシャブーツ
基本行動方針:生き延びる。 漆黒の翼のリーダーとして行動
第一行動方針:ジェイの救護
第二行動方針:ヴェイグと共に行動する
第三行動方針:プリムラを説得する
第四行動方針:シャーリィの詳細を他の参加者に伝え、先手を取って倒す
現在地:E3の丘
【ヴェイグ=リュングベル 生存確認】
状態:HP30% 身体・フォルス不安定 傷口を凍らせ応急処置 毒による粘膜の炎症 喀血 衝撃
所持品:チンクエディア(氷のフォルスでコーティング)
基本行動方針:生き残る
第一行動方針:ジェイの救護
第ニ行動方針:ティトレイの説得
第三行動方針:ルーティのための償いをする
第四行動方針:カイル、スタンの2名を探す
現在位置:E3の丘
状態:HP30% 身体・フォルス不安定 傷口を凍らせ応急処置 毒による粘膜の炎症 喀血 衝撃
所持品:チンクエディア(氷のフォルスでコーティング)
基本行動方針:生き残る
第一行動方針:ジェイの救護
第ニ行動方針:ティトレイの説得
第三行動方針:ルーティのための償いをする
第四行動方針:カイル、スタンの2名を探す
現在位置:E3の丘
【ダオス 死亡確認】
【デミテル 死亡確認】
【残り20名】
【デミテル 死亡確認】
【残り20名】
※ジェイのクナイは、E3の丘に転がっている。回収可能
※魔杖ケイオスハートはE3のどこかに弾き飛ばされ所在不明
※魔杖ケイオスハートはE3のどこかに弾き飛ばされ所在不明