《人界剣「悟入幻想」》
人界とは仏教の十界の一つ。欲に駆られなければ、来世でも平均的なものを持って生まれる。
(PR.004:白刃一閃の刹那、無心の境地に達する。)
Illustration:
是印(PR.004:
香水草)
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キャラクター1体に
効果ダメージを与える、実にシンプルな火力カード。
それだけに汎用性は高く、キャラクター除去の基本形として高い採用率を誇るカード。
同系統の
紅符『スカーレットシュート』と比べると、3ダメージというのは十分なようでいて多少の心許なさを拭い得ない。
だが、「これ1枚で処分できるキャラクター」で放置すると厄介なキャラは案外多く、そう言ったキャラクターを非常に安価に無力化してしまえるので使い勝手が良い。
ではこのカード一枚で
決死状態に出来ないキャラには全く不要かというと、一概にそうとも言えない。
戦闘前にこれを撃っておけば、破棄されたくないキャラならブロッカーとしてぶつけてくる事を躊躇させる事も出来るだろうし、こちらが
先制なり
貫通なりを持っていればより厄介になる。
また
他のカードと一緒に使って4点、6点、8点とダメージを伸ばしたり、
浸蝕で耐久を3以下にした上で撃って破棄したり等、シンプルなだけにここぞと言う局面で役に立ったりする事も珍しくない。
とはいえ、やはりこのカードだけでは力不足を感じる事も多く、特に相手の主力カードを除去するとなると、当然相手も対策をして来てしかるべきカードなのでそう簡単には通してくれないだろう。
効果ダメージである都合上、
白楼剣など「戦闘力の強化」による対策が可能な分確実性に欠けるのも事実。
確かに常に警戒すべきカードではあるが、「あって当然」という思考は危険なので注意したい。
- 第二弾以降は全体的にこのカードのダメージ量である「3点」を基準に考えられたカードが多い。そのシンプルさが環境の一つの基準とされるほど評価されたわけである。
- 爆符『メガフレア』や電符『雷鼓弾』といった目標を取らない強力な全体除去カードや、緑眼のジェラシーといった直接決死状態にする汎用性の高いカードの登場により、昔ほどの採用率では無くなっている。それでも3点ダメージが優秀な除去になるのは変わらない。
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最終更新:2012年10月25日 22:51