熊対策
- クマに出会わないために
- クマに出会ったときの対処法
熊に出会わないために
熊は基本的に憶病な生き物です。人間を怖がっているので自ら近づいてくるようなことは基本的にありません。
よってその性質を利用して熊に遭遇しないようにすることができます。
その方法の代表例が熊鈴の携行です。鈴の音は自然界に存在しないので、人間がいるということを熊に知らせることができます。そういった面で考えると、次のようなものが有効です。
よってその性質を利用して熊に遭遇しないようにすることができます。
その方法の代表例が熊鈴の携行です。鈴の音は自然界に存在しないので、人間がいるということを熊に知らせることができます。そういった面で考えると、次のようなものが有効です。
- 熊鈴
- ラジオの音声や音楽
- ペットボトルをへこませる音
熊に自分の存在を気付いてもらって向こうに避けてもらうのが肝心なので、人工音を響かせるようにしましょう。
しかしこの方法は人間を怖がらない熊には無効ですので気を付けましょう。
一度人間を食べた熊や若い熊がこれに当たる可能性があります。
人間を恐れない熊の例
しかしこの方法は人間を怖がらない熊には無効ですので気を付けましょう。
一度人間を食べた熊や若い熊がこれに当たる可能性があります。
人間を恐れない熊の例
熊に出会ったときの対処法
熊は嗅覚をはじめ人間より感覚が鋭敏なので、たいてい人間が熊に気づくより前に人間に気づきます。
ただし視力だけは人間の方が勝る可能性があるので、ひらけた場所で遠くに見えた場合は速やかに離れましょう。
森の中で視界が悪い場合は熊が先に人間に気づきますが、熊鈴などをつけていなかった場合その距離は熊にとっても近すぎることが往々にあります。そのためその段階ではもはや熊側から逃げることはありません。熊が背を向けると危険だと感じるからです。もし藪などが発達していて熊がその中にいる場合、ごく近くまで人間が近づいても息をひそめている場合があるそうです。そのまま気づかず通り過ぎられればラッキーだったと言えるでしょう。
しかし運悪く近づきすぎてしまった場合、熊も姿を現し威嚇すると思います。
このときに最もしてはいけないことは背中を向けて逃げることです。まず間違いなく追いかけられて襲われます。熊はオリエンティア以上に不整地の走破性が高いので逃げ切ることは難しいでしょう。
ではどうすればいいのか。ベストはしっかりと仁王立ちしてじっと熊をにらみつけることです。この時腹から「オォー」と声を出せるとなお良いです。この時腕などを激しく動かしてはいけません。熊が襲われると勘違いしてよけい暴れてしまうからです。
じっと仁王立ちしてにらみつけていると、次第に熊の方の気勢がそがれ始め、いずれ向こうが立ち去るはずです。
しかしさらに悪いことに相手に襲い掛かられてしまった場合の対処法を示します。
熊はいきなりかみついたりませず、のしかかってきます。そして口を開けて頭の方に近づいてくるので、握りこぶしを固め思い切り熊の口に突っ込み、舌をつかんで引っ張ってやります。そうすると熊が嫌がって逃げていくそうです。
ただし視力だけは人間の方が勝る可能性があるので、ひらけた場所で遠くに見えた場合は速やかに離れましょう。
森の中で視界が悪い場合は熊が先に人間に気づきますが、熊鈴などをつけていなかった場合その距離は熊にとっても近すぎることが往々にあります。そのためその段階ではもはや熊側から逃げることはありません。熊が背を向けると危険だと感じるからです。もし藪などが発達していて熊がその中にいる場合、ごく近くまで人間が近づいても息をひそめている場合があるそうです。そのまま気づかず通り過ぎられればラッキーだったと言えるでしょう。
しかし運悪く近づきすぎてしまった場合、熊も姿を現し威嚇すると思います。
このときに最もしてはいけないことは背中を向けて逃げることです。まず間違いなく追いかけられて襲われます。熊はオリエンティア以上に不整地の走破性が高いので逃げ切ることは難しいでしょう。
ではどうすればいいのか。ベストはしっかりと仁王立ちしてじっと熊をにらみつけることです。この時腹から「オォー」と声を出せるとなお良いです。この時腕などを激しく動かしてはいけません。熊が襲われると勘違いしてよけい暴れてしまうからです。
じっと仁王立ちしてにらみつけていると、次第に熊の方の気勢がそがれ始め、いずれ向こうが立ち去るはずです。
しかしさらに悪いことに相手に襲い掛かられてしまった場合の対処法を示します。
熊はいきなりかみついたりませず、のしかかってきます。そして口を開けて頭の方に近づいてくるので、握りこぶしを固め思い切り熊の口に突っ込み、舌をつかんで引っ張ってやります。そうすると熊が嫌がって逃げていくそうです。
出典:クマにあったらどうするか 姉崎等著 ちくま文庫