今回のファイトは「U.N.オーエンは彼女なのか?」をピアノで演奏するというものだ。
言わずと知れた名曲だけあり、多くの人妖が、二人の演奏を聴くために集まっている。
「う~ん、大丈夫かなぁ」
場の雰囲気に慣れていないのか、メディは少し怯えている。
「音楽といえばそれはお姫様が奏でるもの。勝って当然ね」
そんなメディとは対照的に、自信たっぷりの輝夜。
言わずと知れた名曲だけあり、多くの人妖が、二人の演奏を聴くために集まっている。
「う~ん、大丈夫かなぁ」
場の雰囲気に慣れていないのか、メディは少し怯えている。
「音楽といえばそれはお姫様が奏でるもの。勝って当然ね」
そんなメディとは対照的に、自信たっぷりの輝夜。
二人ともこのジャッジのためにピアノを教わっているものの、自ら演奏する、という事は初めてである。
荒ぶる三連符を攻略し、その滲み出る狂気をどこまで再現できるか。
荒ぶる三連符を攻略し、その滲み出る狂気をどこまで再現できるか。
初めはメディの演奏だ。
楽譜は用意していないようだ。
一つ一つ、音を確かめながら演奏していく。
がんばって耳コピして、それを自分なりに弾きやすくアレンジ。
それはとてもぎこちなくて拙いけど、メディなりの一生懸命。
楽譜は用意していないようだ。
一つ一つ、音を確かめながら演奏していく。
がんばって耳コピして、それを自分なりに弾きやすくアレンジ。
それはとてもぎこちなくて拙いけど、メディなりの一生懸命。
あれだけ沸きあがっていた人妖たちも、今は静かに、ただただ聞き入っている。
メディの演奏が終わるのと、人妖が再び湧き上がるのは同時だった。
続いて輝夜の演奏だ。
楽譜を用意して、淑やかに席に着く輝夜。
流れ出すは静かで、流れるような旋律。それは狂気の中の美しさ。
そして雰囲気は一変、発狂したような演奏に変わる。その様はまさに暴走したフランドール。
迫力はあるが、とても旋律とは呼びづらい代物だ。
そう思うと、また落ち着きを取り戻し、そう思ったらまた発狂する。
楽譜を用意して、淑やかに席に着く輝夜。
流れ出すは静かで、流れるような旋律。それは狂気の中の美しさ。
そして雰囲気は一変、発狂したような演奏に変わる。その様はまさに暴走したフランドール。
迫力はあるが、とても旋律とは呼びづらい代物だ。
そう思うと、また落ち着きを取り戻し、そう思ったらまた発狂する。
あまりの展開の忙しさに倒れる者が続出。
その一方で何人かはとてものっていた。
その一方で何人かはとてものっていた。
演奏が終わると、こちらも湧き上がった。
倒れていた人もやれやれという顔で沸きあがった。
倒れていた人もやれやれという顔で沸きあがった。
しかし投票のほうは意外といい勝負だ。
審査委員長四季映姫・ヤマザナドゥの合図とともに、開票される。
審査委員長四季映姫・ヤマザナドゥの合図とともに、開票される。
結果、メディ53票、輝夜46票。
メディの勝利に終わり、歓声と拍手が沸きあがる。
メディの勝利に終わり、歓声と拍手が沸きあがる。
メディは皆に喜んでもらえる喜びをひしひしと感じていた。
輝夜は流石にやりすぎたか、と反省しているようだ。
そんな輝夜に、某瀟洒な方が
「ちょっと私の主の妹が貴女に話したいことがあるらしいわよ」
と話しかけ、そのまま連れ去られたとか。
輝夜は流石にやりすぎたか、と反省しているようだ。
そんな輝夜に、某瀟洒な方が
「ちょっと私の主の妹が貴女に話したいことがあるらしいわよ」
と話しかけ、そのまま連れ去られたとか。
以下、人妖の投票の一部。
「ちょっと昔の私を思い出したかも(七色の人形遣い・メディに投票)」
「彼女は間違いなく伸びるわ(騒霊キーボーディスト・メディに投票)」
「危うく死ぬところでした(伝統の幻想ブン屋・メディに投票)」
「私も無意識にピアノ始めてみたいと思った(閉じた恋の瞳・メディに投票)」
「がんばっているっていうのが凄く伝わった。私も負けてられないわ(魔界の白魔術師・メディに投票)」
「あの暴れっぷりはある意味評価できるぜ(普通の魔法使い・輝夜に投票)」
「あれまさに私の妹だったわね(永遠に紅い幼き月・輝夜に投票)」
「そうそう、弾幕ごっこもあれぐらい激しくなればもっと面白いのにねぇ(四季のフラワーマスター・輝夜に投票)」
「やはり幻想郷では常識にとらわれてはいけないのですね(祀られる風の人間・輝夜に投票)」
「ちょっと昔の私を思い出したかも(七色の人形遣い・メディに投票)」
「彼女は間違いなく伸びるわ(騒霊キーボーディスト・メディに投票)」
「危うく死ぬところでした(伝統の幻想ブン屋・メディに投票)」
「私も無意識にピアノ始めてみたいと思った(閉じた恋の瞳・メディに投票)」
「がんばっているっていうのが凄く伝わった。私も負けてられないわ(魔界の白魔術師・メディに投票)」
「あの暴れっぷりはある意味評価できるぜ(普通の魔法使い・輝夜に投票)」
「あれまさに私の妹だったわね(永遠に紅い幼き月・輝夜に投票)」
「そうそう、弾幕ごっこもあれぐらい激しくなればもっと面白いのにねぇ(四季のフラワーマスター・輝夜に投票)」
「やはり幻想郷では常識にとらわれてはいけないのですね(祀られる風の人間・輝夜に投票)」