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41スレ第14戦

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匿名ユーザー

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「ババァなんて撮ったら私のカメラが腐ります」と苦情を申し立てた射命丸文が
四季様の在り難い(≒在り得ない)お説教に改心して会場に向かったところ、
どんな手を使ったのか既に二組六人の幻想郷重鎮達がそれぞれの衣装に身を包んで待っていた。
文「……これは一体……これ自体がスクープでは?」
神奈子「私は神だから分霊で何とでもなるんだけど……」
紫「私は藍に私の姿を投射してるのよ。完全に上書きしてるから、見分けもつかないわよ」
永琳「ちょっと増える薬を作っただけよ(キリッ)」
文「……(嗚呼、説明努力とかは全部投げたわけですね)」
神奈子「それで、幻想郷の男性陣-2はどこ?」
文「はて、何故-2?」
紫「それは>>347を見ての通りね」
文が二人の冥福を祈っていると、遅れて映姫が姿を現す。
映姫「準備に時間がかかって失礼しました。幻想郷の男性はそこの扉の向こうに待機させています。
ちなみに罪袋やJS999号、馬鹿き手等々の面々は幻想郷の住人ではありません」
映姫の言葉は、額面通りに受け取れば大した事は無いのだが、その真意を六人は感じ取った。
映姫「……つまりそこに集まっているのは、正真正銘、ごく一般的な幻想郷の住人です。ではどうぞ!」
映姫の声に扉が開くより早く、小児姿の神奈子は脱兎の如く逃げ出した。
いかんせん外界知識と多少なりとも常識を持った神として、
信仰心を集めるべき里人にあんまりな姿を見せるのは躊躇われたのだ。
それでも女子高生姿の神奈子が残ったのは、ある種の矜持だったのかも知れない。
一方の里人達、これはもう、何というか、同情せざるを得ない。
体格体型から、やや若作りが過ぎるとはいえ女生徒の姿はそれなりに見栄えがする。
しかしその横の小児二人――これはもう、何とも言えない。
だが相手は幻想郷の重鎮と、永遠亭の薬師にして超常の天才である。
何かあれば……そう、もし彼女達が不満を訴えれば、自分達の明日が危うい恐れがある。
小児二人の愛らしさのアピールも、女生徒三人の可憐さのアピールも、里人達の虚ろな瞳には映っていなかった。
ただ一人、射命丸文のカメラのみが、淡々とその現実をフィルムに収めて行った。

そして集計、開票の結果、計ったようにぴったり半々で引き分けと出た。
これで助かったと安堵する男衆と神奈子だったが、紫と永琳はなお食い下がった。
紫「数がちょうど偶数だったんじゃ仕方ないけどねぇ」
永琳「引き分けは納得できないわ。射命丸文、あなたどっちかに投票なさいな」
文「えっ……」
よくある展開ではあったが、急に振られた事で文は正気に戻った。そして――
文「いやー、いくらなんでも○学生は無いですよねー。ぶっちゃけなんとかの冷や水ですよ」
――先程までの真面目さの揺り戻しで、思ったままを口にしてしまった。

結果:投票同数のため文が裁定を下し、セーラー服チームの勝ち

なお、この後文が「全治:次のファイトまで」の名誉の負傷を負ったのは言うまでもない。


































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