ロリスやチルノなら自分を餌に文を釣れるだろう。
大部分が抱いたそんな思惑に対して、魔界少女ロリスは斜め上を行く行動に出た。
ロリス「出て来なさい、射命丸文!」
グリモワの力を全開にし、妖怪の山をハゲ山にする勢いで大魔法を連発するロリス。
鴉天狗一人を捕まえるために、一人で一山、山狩りをする勢いだ。
あまりの事態と、相手が魔界の住人であるという状況に対して、
天狗たちは射命丸による説得ではなく、実力行使で応じている。
大部分が抱いたそんな思惑に対して、魔界少女ロリスは斜め上を行く行動に出た。
ロリス「出て来なさい、射命丸文!」
グリモワの力を全開にし、妖怪の山をハゲ山にする勢いで大魔法を連発するロリス。
鴉天狗一人を捕まえるために、一人で一山、山狩りをする勢いだ。
あまりの事態と、相手が魔界の住人であるという状況に対して、
天狗たちは射命丸による説得ではなく、実力行使で応じている。
文「あややや……天狗の一団相手に一歩も退かないどころか押し返すなんて、無茶な火力ですねぇ」
遠巻きにそれを眺める文。戦況を確認し、目を細めると、ロリスが大魔法を発動した瞬間を狙い、最高速度で突っ込む。
文「勝負を決めるのが火力のみでない事を、教えて差し上げましょう!」
しかし風の矢となって空を翔る文の動きが急停止する。
見えない何かに包まれ、網に囚われた鳥のように足掻く文。
文「これは……網!?しかしこの私の眼にすら何も……」
アリス「そうね。作るのに苦労したのよ、髪よりも遥かに細く強靭な、魔力の糸……
残念だけど、糸は人形遣いの命。あなたの力では切れないわね」
文「ぐっ……捕えれば好きにして良いとのお許しを頂いたのに……ッ!
ここは一つ取り引きと行きましょう。秘蔵の魔理沙さんの写真やデータをいくらでも差し上げますから……!」
アリス「……そのお誘いには乗れないわ。こっちにも譲れない一線があるもの」
網に捕えた文を引っ張り、ロリスの元に向かうアリス。
ロリス「あれ……もう捕まえちゃったの?」
アリス「そうよ、だからもうファイトは終わり。山をこんなにしちゃって……
これをママの所に連れて行って、山を元に戻すようお願いしてきなさい」
ロリス「はぁい」
文「……こ、この展開は……!?」
遠巻きにそれを眺める文。戦況を確認し、目を細めると、ロリスが大魔法を発動した瞬間を狙い、最高速度で突っ込む。
文「勝負を決めるのが火力のみでない事を、教えて差し上げましょう!」
しかし風の矢となって空を翔る文の動きが急停止する。
見えない何かに包まれ、網に囚われた鳥のように足掻く文。
文「これは……網!?しかしこの私の眼にすら何も……」
アリス「そうね。作るのに苦労したのよ、髪よりも遥かに細く強靭な、魔力の糸……
残念だけど、糸は人形遣いの命。あなたの力では切れないわね」
文「ぐっ……捕えれば好きにして良いとのお許しを頂いたのに……ッ!
ここは一つ取り引きと行きましょう。秘蔵の魔理沙さんの写真やデータをいくらでも差し上げますから……!」
アリス「……そのお誘いには乗れないわ。こっちにも譲れない一線があるもの」
網に捕えた文を引っ張り、ロリスの元に向かうアリス。
ロリス「あれ……もう捕まえちゃったの?」
アリス「そうよ、だからもうファイトは終わり。山をこんなにしちゃって……
これをママの所に連れて行って、山を元に戻すようお願いしてきなさい」
ロリス「はぁい」
文「……こ、この展開は……!?」
ロリス「ただいまー」
神綺「おかえりー……あら、珍しいお土産ね」
文「げぇっ、魔界神!」
ロリス「うん、ちょっと妖怪の山を散らかしちゃったから、元に戻して欲しいの」
神綺「ええ、お安い御用よ。それはそれとして……」
文「文々。新聞の契約……じゃないですよね……ひぃ~っ!」
神綺「おかえりー……あら、珍しいお土産ね」
文「げぇっ、魔界神!」
ロリス「うん、ちょっと妖怪の山を散らかしちゃったから、元に戻して欲しいの」
神綺「ええ、お安い御用よ。それはそれとして……」
文「文々。新聞の契約……じゃないですよね……ひぃ~っ!」
結果:暴れるロリスを餌に文を捕えたアリスの勝ち。