和歌の詳しいルールは知りませんので、あしからず。
2レス使います。
2レス使います。
映姫「東方ファイトの時間です。出場者の皆さんは来ていますか?」
紫 「いるわよ」
藍 「それで、今日は何のファイトなのですか?」
映姫「今日は『歌合せ』です」
レミ「え、何それ?」
映姫「和歌を詠みあって、優劣を競う遊びです。
こういった優雅な競技を選んだ>>245は一つ善行をしましたね」
レミ「ちょっと、私、和歌なんて知らないわよ!
だいたい事前に知らせておいてちょうだい!」
映姫「即興で詠めることもまた一つの醍醐味ですよ、お嬢様。
まあ主の実力不足を隠す言い訳のためなんですが」
咲夜「大丈夫ですよ、おぜうさま。
おぜうの素直な気持ちを三十一音に読めばよいのです」
映姫「さて作法はあれど、思いっきり略式で行きましょう。
まずは……八雲藍。詠めましたか?」
藍 「はい。行きますよ。
紫 「いるわよ」
藍 「それで、今日は何のファイトなのですか?」
映姫「今日は『歌合せ』です」
レミ「え、何それ?」
映姫「和歌を詠みあって、優劣を競う遊びです。
こういった優雅な競技を選んだ>>245は一つ善行をしましたね」
レミ「ちょっと、私、和歌なんて知らないわよ!
だいたい事前に知らせておいてちょうだい!」
映姫「即興で詠めることもまた一つの醍醐味ですよ、お嬢様。
まあ主の実力不足を隠す言い訳のためなんですが」
咲夜「大丈夫ですよ、おぜうさま。
おぜうの素直な気持ちを三十一音に読めばよいのです」
映姫「さて作法はあれど、思いっきり略式で行きましょう。
まずは……八雲藍。詠めましたか?」
藍 「はい。行きますよ。
●初霜の 降りしあしたに 茜さす 紫衣を 誰か被けし」
映姫「ふむ、なるほど。
初霜が降りた朝に紫の着物をかけてくれたのは誰だろう、という意味ですね。
もちろん、主の紫なのでしょう。主人の名前と色の「紫」をダジャレとして掛けていますね。
また折々の単語の色が鮮やかに思い浮かばれますし、
何より早朝の寒さと着物と思いやりの温かさの対比が素晴らしいですね。
では、十六夜咲夜。あなたもできましたか?」
咲夜「ええ、勿論。おぜうさまのメイド長たるもの、これくらい簡単ですわ。
初霜が降りた朝に紫の着物をかけてくれたのは誰だろう、という意味ですね。
もちろん、主の紫なのでしょう。主人の名前と色の「紫」をダジャレとして掛けていますね。
また折々の単語の色が鮮やかに思い浮かばれますし、
何より早朝の寒さと着物と思いやりの温かさの対比が素晴らしいですね。
では、十六夜咲夜。あなたもできましたか?」
咲夜「ええ、勿論。おぜうさまのメイド長たるもの、これくらい簡単ですわ。
●寄る波の 泡沫の身とは 知りつつも とこよの君に 身を尽くしたし」
映姫「ほほう。これも即興にしては面白いですね。
寄せてくる波にできている泡のように儚い人の身だと知っているが、常夜にすむ主に身を尽くしたい
と言ったところでしょうか。
「とこよ」を「常世」とすれば、儚く移ろう現世との対比であり、
人間である咲夜と吸血鬼であるレミリアとの中が思い浮かばれます。
そう考えると、「寄る波」は年齢を言うときの常套句の意味も暗にあるのかしら。
また、「波」「泡沫」「みをつくし(澪標)」は縁語になっているわね。
先の「とこよ」が「常夜」ならば「寄る波」と「よる」で共通しているのかも。
技巧的で瀟酒な歌ね。
さて、では主チームの番と行きましょう。紫」
寄せてくる波にできている泡のように儚い人の身だと知っているが、常夜にすむ主に身を尽くしたい
と言ったところでしょうか。
「とこよ」を「常世」とすれば、儚く移ろう現世との対比であり、
人間である咲夜と吸血鬼であるレミリアとの中が思い浮かばれます。
そう考えると、「寄る波」は年齢を言うときの常套句の意味も暗にあるのかしら。
また、「波」「泡沫」「みをつくし(澪標)」は縁語になっているわね。
先の「とこよ」が「常夜」ならば「寄る波」と「よる」で共通しているのかも。
技巧的で瀟酒な歌ね。
さて、では主チームの番と行きましょう。紫」
紫 「すごい、、、完璧なのが出来上がったわ……自分の才能が恐ろしい」
映姫「あの、紫」
紫 「え、ああ。OK,詠むわよ
映姫「あの、紫」
紫 「え、ああ。OK,詠むわよ
●藍のしっぽ ふわふわもふもふ 気持ちいい 日がな一日 ふわふわもふもふ」
映姫「……」
紫 「ふふん!
すごすぎて口もきけないようね。藍、どうコレ?
わが社の商品カタログ『ボーダー生活』の読者ページで金賞とれそうじゃない!?」
藍 「たしかに写真付きとかでしたら、あの雑誌では受けそうですね」
紫 「でっしょー!!」
映姫「ええと、
はい、先ほどの八雲藍の歌と同じように、その衣の温かさをうたった、
返答の句でしたね。
是非とも読者ページに投稿すべきだと思います。
では、レミリア……まさか逆転できるようなことは期待しませんが、
どうですか、出来ましたか?」
レミ「28,29,30,31……あれ、収まりきらない……;;」
咲夜「おぜうさま、そういう時は、字余りって言えば大丈夫ですよ」
レミ「そうなんだ。和歌って堅いものと思ったら、けっこう柔らかいとこもあるじゃない」
映姫「レミリア、もう大丈夫かしら?」
レミ「うん! いいわよ。
すぅーー
紫 「ふふん!
すごすぎて口もきけないようね。藍、どうコレ?
わが社の商品カタログ『ボーダー生活』の読者ページで金賞とれそうじゃない!?」
藍 「たしかに写真付きとかでしたら、あの雑誌では受けそうですね」
紫 「でっしょー!!」
映姫「ええと、
はい、先ほどの八雲藍の歌と同じように、その衣の温かさをうたった、
返答の句でしたね。
是非とも読者ページに投稿すべきだと思います。
では、レミリア……まさか逆転できるようなことは期待しませんが、
どうですか、出来ましたか?」
レミ「28,29,30,31……あれ、収まりきらない……;;」
咲夜「おぜうさま、そういう時は、字余りって言えば大丈夫ですよ」
レミ「そうなんだ。和歌って堅いものと思ったら、けっこう柔らかいとこもあるじゃない」
映姫「レミリア、もう大丈夫かしら?」
レミ「うん! いいわよ。
すぅーー
●夏休み 咲夜とプール 流水が 少し怖いけど 一緒だから大丈夫
字余り!」
映姫「……36音」
咲夜「いえ、なんて素晴らしいんでしょう、おぜうさまの句は!
従者がこの身ある限り仕えていきたいという先の句に対して、
『お前がいるのなら不安な道のりも大丈夫だ、信頼している』という意思の表明!
それを伸び伸びとした夏の一場面に込めた、深い慈愛の句ではありませんか!」
レミ「そ、そうだったのかー!!」
咲夜「さらに言えば先ほどの私の和歌は、おぜうさまが流水を苦手としているのに、
縁語のテーマが「水」でした。ああ、なんと迂闊な! 従者失格です。
それなのにおぜうさまは、水でも怖くはないと、それを包み込んだ和歌をお詠みになった。
深いっ、深すぎるぅぅぅううう!!」
映姫「忠誠心を鼻から出さないでください。
……八雲藍、あなたは?」
藍 「私も自分の尾を誉めてもらえて嬉しかったです」
紫 「私の作品は完璧だったわ!」
映姫「……閻魔は大岡裁きをするもの。
映姫「……36音」
咲夜「いえ、なんて素晴らしいんでしょう、おぜうさまの句は!
従者がこの身ある限り仕えていきたいという先の句に対して、
『お前がいるのなら不安な道のりも大丈夫だ、信頼している』という意思の表明!
それを伸び伸びとした夏の一場面に込めた、深い慈愛の句ではありませんか!」
レミ「そ、そうだったのかー!!」
咲夜「さらに言えば先ほどの私の和歌は、おぜうさまが流水を苦手としているのに、
縁語のテーマが「水」でした。ああ、なんと迂闊な! 従者失格です。
それなのにおぜうさまは、水でも怖くはないと、それを包み込んだ和歌をお詠みになった。
深いっ、深すぎるぅぅぅううう!!」
映姫「忠誠心を鼻から出さないでください。
……八雲藍、あなたは?」
藍 「私も自分の尾を誉めてもらえて嬉しかったです」
紫 「私の作品は完璧だったわ!」
映姫「……閻魔は大岡裁きをするもの。
●裁きにも 時にはいるは ウソなれや 丸飲みするも 閻魔の務め
(正しい裁きには嘘も必要である。その罪を鷽のごとく丸飲みするのが閻魔の務めである)
(正しい裁きには嘘も必要である。その罪を鷽のごとく丸飲みするのが閻魔の務めである)
この勝負、主チームの勝ちです」
結果:従者チームが主たちをヨイショしたため、紫・レミリアの勝ち