阿求「こんにちは。東方ファイトのお時間です」
文「司会進行はこの私、光よりも早く真実を伝える、清く正しい射命丸文でお送りします!
さて、にとりさん。今日のために博麗神社を徹底的に改装して、風雲にとり城を作り上げたそうですが?」
にとり「いや~、大変だったよ。考えられるだけのトラップを仕掛けて、さらに敵を沢山用意しなきゃいけなかったからね。
手持ちのロボットだけじゃ足りなかったから、知り合いの妖怪たちにも応援を頼んだよ」
文「……ところでここだけの話ですけど、よく霊夢さんがよく妖怪に神社を貸してくれましたね」
にとり「『東方ファイトの会場になれば、観客も来てお賽銭沢山入るよ』って言ったら、ニコニコして貸してくれたよ?」
文「さいですか……。まあ、滞りなく試合ができれば何でも構わないんですけどね……何だかなあ」
にとり「中も見てみる?まだ選手は来てないみたいだから時間はあるよ」
文「司会進行はこの私、光よりも早く真実を伝える、清く正しい射命丸文でお送りします!
さて、にとりさん。今日のために博麗神社を徹底的に改装して、風雲にとり城を作り上げたそうですが?」
にとり「いや~、大変だったよ。考えられるだけのトラップを仕掛けて、さらに敵を沢山用意しなきゃいけなかったからね。
手持ちのロボットだけじゃ足りなかったから、知り合いの妖怪たちにも応援を頼んだよ」
文「……ところでここだけの話ですけど、よく霊夢さんがよく妖怪に神社を貸してくれましたね」
にとり「『東方ファイトの会場になれば、観客も来てお賽銭沢山入るよ』って言ったら、ニコニコして貸してくれたよ?」
文「さいですか……。まあ、滞りなく試合ができれば何でも構わないんですけどね……何だかなあ」
にとり「中も見てみる?まだ選手は来てないみたいだから時間はあるよ」
風雲にとり城の中は、それこそトラップの嵐だった。
下がってくる針だらけの天井に針だらけの落とし穴、天井から降ってくるたらい落としにつるべ落とし。
えげつない罠が満載された城内には、さらににとりお手製のロボットと百戦錬磨の妖怪たちが待ち構えていた。
しかもただ待ち構えているだけではない。バリケードを張り、塹壕を作り、徹底的に陣を組んで待ち構えている。
まさににとりの全力を注ぎ込んだ超要塞と化している内部を見た文たち東方ファイト関係者と、
外に設置してあるモニターで見ていた観客たちは息を呑んだ。
これはそう簡単に突破できない。
下がってくる針だらけの天井に針だらけの落とし穴、天井から降ってくるたらい落としにつるべ落とし。
えげつない罠が満載された城内には、さらににとりお手製のロボットと百戦錬磨の妖怪たちが待ち構えていた。
しかもただ待ち構えているだけではない。バリケードを張り、塹壕を作り、徹底的に陣を組んで待ち構えている。
まさににとりの全力を注ぎ込んだ超要塞と化している内部を見た文たち東方ファイト関係者と、
外に設置してあるモニターで見ていた観客たちは息を呑んだ。
これはそう簡単に突破できない。
にとり「最深部のラスボスを倒したら、演出用のボタンがあるからそれを押してもらうように参加者に説明しておいてね」
文「……参加者のお二人には全力で同情いたします……。これは私でも突破できる気がしませんね」
阿求「そうこうしているうちに、参加者のお二人が来たようですね。準備もできているようです」
文「……参加者のお二人には全力で同情いたします……。これは私でも突破できる気がしませんね」
阿求「そうこうしているうちに、参加者のお二人が来たようですね。準備もできているようです」
先攻:とてもお美しい衣玖さん
文「さあ、先攻は永江衣玖さんです。ああ、いつもながらお美しい……」
衣玖が登場すると、観客から一斉にため息が漏れた。
今日はいつもの服装ではなく、美しいドレス姿でばっちりメイクも決めている。
辺りに光が満ちるような美しさに老若男女問わず、見とれてしまっていた。
衣玖「いえいえ、皆さんの方がお美しいですよ」
文「ご謙遜を。それでは、チャレンジをお願いします」
気負わずに自然体でにとり城に入っていった衣玖は、すたすたと奥へ進んで行く。
万物が動くときに発生する気を読んで、衣玖はまったくトラップに引っかからない。
さらに待ち構えている敵たちは、妖怪だけでなくロボットまでも衣玖のあまりの美しさに、攻撃することを忘れて見とれていた。
衣玖「これは勝負ありましたね。後攻の東風谷早苗が挑戦するまでもないでしょう」
そう言って、ラスボスの扉っぽい最後のドアを無造作に開ける衣玖。
そこにいたのは。
天子「さあ衣玖いらっしゃい!」
衣玖「げっ、総領娘様!?なぜこんなところに!?」
天子「何か河童が面白そうなことをするみたいだったからまぜてもらったのよ! ほら勝負するわよ、勝負!」
いきなり斬りかかってくる天子の一撃をギリギリ避ける衣玖。
天子は衣玖に見とれることなく、連続で攻撃を放ってくる。
衣玖は反撃を試みるが、ドレスの裾を踏んづけて転んでしまい、遂に剣を突きつけられてしまった。
衣玖「分かりました。負けを認めます、総領娘様。ただ、一つだけ質問をよろしいですか?」
天子「何かしら?言ってみなさい」
衣玖「他の妖怪たちはみんな私の美しさに当てられてしまったのに、なぜ総領娘様は何ともないのですか?」
天子「決まってるじゃない。あんたと私の付き合いよ、そのドレス姿だって見慣れてるもの」
結果:ラスボスでリタイア。
文「さあ、先攻は永江衣玖さんです。ああ、いつもながらお美しい……」
衣玖が登場すると、観客から一斉にため息が漏れた。
今日はいつもの服装ではなく、美しいドレス姿でばっちりメイクも決めている。
辺りに光が満ちるような美しさに老若男女問わず、見とれてしまっていた。
衣玖「いえいえ、皆さんの方がお美しいですよ」
文「ご謙遜を。それでは、チャレンジをお願いします」
気負わずに自然体でにとり城に入っていった衣玖は、すたすたと奥へ進んで行く。
万物が動くときに発生する気を読んで、衣玖はまったくトラップに引っかからない。
さらに待ち構えている敵たちは、妖怪だけでなくロボットまでも衣玖のあまりの美しさに、攻撃することを忘れて見とれていた。
衣玖「これは勝負ありましたね。後攻の東風谷早苗が挑戦するまでもないでしょう」
そう言って、ラスボスの扉っぽい最後のドアを無造作に開ける衣玖。
そこにいたのは。
天子「さあ衣玖いらっしゃい!」
衣玖「げっ、総領娘様!?なぜこんなところに!?」
天子「何か河童が面白そうなことをするみたいだったからまぜてもらったのよ! ほら勝負するわよ、勝負!」
いきなり斬りかかってくる天子の一撃をギリギリ避ける衣玖。
天子は衣玖に見とれることなく、連続で攻撃を放ってくる。
衣玖は反撃を試みるが、ドレスの裾を踏んづけて転んでしまい、遂に剣を突きつけられてしまった。
衣玖「分かりました。負けを認めます、総領娘様。ただ、一つだけ質問をよろしいですか?」
天子「何かしら?言ってみなさい」
衣玖「他の妖怪たちはみんな私の美しさに当てられてしまったのに、なぜ総領娘様は何ともないのですか?」
天子「決まってるじゃない。あんたと私の付き合いよ、そのドレス姿だって見慣れてるもの」
結果:ラスボスでリタイア。
後攻:ハイプリースト東風谷早苗
文「さあ、次は東風谷早苗さんです。ところで何ですか、その杖は?」
早苗「この杖ですか?この杖は『リライブの杖』ですよ」
そう言って早苗が杖を振ると、文の姿が暖かな光に包まれた。
文「おお、傷が癒されるようですね」
早苗「でしょう?この杖をずっと使い続けてきて、やっとこの間プリーストからハイプリーストにクラスチェンジできたんです!
これで火力不足とはおさらばですよ!」
文「はあ、そうですか。それでは、チャレンジをお願いします」
元気よくにとり城に突撃していった早苗は、トラップを奇跡の力で片っ端から回避していく。
早苗「この程度なら何とか、ハッ、敵!」
敵「うおおおお、獲物じゃあああああああ!」
早苗「させません!『エルウィンド』!」
敵「ぎゃあああああああ!?」
魔法で敵を撃破しながらガンガン奥へと進んでいく早苗。
しかし、衣玖が全く敵の数を減らしていなかったため、すさまじい弾幕の嵐に襲われることになった。
早苗「くっ、なかなか敵の攻撃が激しい……。『エルウィンド』!」
その時、手元から不吉な音。早苗が手元を見ると『エルウィンド』の魔道書が壊れてしまっていた。
早苗「しまった、使用限界が!あっ、予備の魔道書を持って来るの忘れた!」
攻撃できる魔法がなくなってしまったら、もうおしまいである。
とりあえず手に持っていた『リライブの杖』で敵をぶん殴ってみたりしたが全く効かず、遂に敵に囲まれてしまった早苗。
万事休すかと思った次の瞬間、虚空から声が聞こえた。
???「早苗、大丈夫かい?」
早苗「その声は、神奈子様!」
神奈子「お前は、風祝としてこの世界を見定め正しい方向に導かねばならない。いまこそ、聖なる風の魔道書、
フォルセティを委ねるときなのだろう。さあ、早苗、受け取るがいい」
早苗「これが…わが神社に伝わるフォルセティ…ああっ、この力は…この暖かさは…」
神奈子「早苗、忘れるな。風祝は、風のごとく、おだやかに流れ、世界を暖かい方向へ導くものだ。決して戦うことが使命ではない」
早苗「はい、わかっています。それこそ私が最も望む生き方です」
神奈子「そうだな、確かにお前は風の申し子かもしれない。早苗…もう行け。元気でな…ムチャはダメだぞ…」
声が途切れる。早苗の手には、一つの魔道書が収まっていた。
襲い掛かろうと包囲を狭める敵と相対し、早苗はその魔道書を開いた。
早苗「『フォルセティ』!」
すさまじい風魔法が発動し、取り囲んでいた敵が綺麗に吹き飛ぶ。早苗はこの風に乗り、最深部へと急いだ。
トラップも弾幕も全てかわし、最後のドアを蹴り開ける。
天子「よく来たわn」
早苗「『フォルセティ』!」
問答無用で吹っ飛ばされる天子。いきなり壁に叩きつけられた天子は目を回してしまった。
早苗「ええと、確かラスボスを倒したらボタンを押すんでしたよね。ぽちっとな」
早苗がボタンを押すと、外では花火が上がった。
文「東風谷早苗選手、ゴールです!」
阿求「『フォルセティ』が使えるのってハイプリーストじゃなくてセージじゃ……」
文「まあ、細かいことは言いっこなしで。にとりさん、演出ってこの花火のことですか?」
にとり「うん、最後に特大の花火も上がるよ」
次の瞬間、大砲のような音と共ににとり城の屋根から真上に超巨大な花火が打ち上がった。
文「あやややや、これは最高の演出ですねえ。ところで、なかなか爆発しませんけどいつ爆発するんですか?」
にとり「あれ……?あっ、しまった(ダッ)」
文「ちょっ、おま、何で逃げるんですか、にとりさん!?あやや、東方ファイト、また次回お会いしましょu」
にとりのミスで爆発せず、そのまま降って来た花火に押しつぶされるにとり城と放送席。
早苗を初めとする関係者は全員救助されたものの、にとりは関係者(主に霊夢と文)にこっぴどく叱られることになったのだった。
結果:ラスボスも吹き飛ばして攻略成功。
文「さあ、次は東風谷早苗さんです。ところで何ですか、その杖は?」
早苗「この杖ですか?この杖は『リライブの杖』ですよ」
そう言って早苗が杖を振ると、文の姿が暖かな光に包まれた。
文「おお、傷が癒されるようですね」
早苗「でしょう?この杖をずっと使い続けてきて、やっとこの間プリーストからハイプリーストにクラスチェンジできたんです!
これで火力不足とはおさらばですよ!」
文「はあ、そうですか。それでは、チャレンジをお願いします」
元気よくにとり城に突撃していった早苗は、トラップを奇跡の力で片っ端から回避していく。
早苗「この程度なら何とか、ハッ、敵!」
敵「うおおおお、獲物じゃあああああああ!」
早苗「させません!『エルウィンド』!」
敵「ぎゃあああああああ!?」
魔法で敵を撃破しながらガンガン奥へと進んでいく早苗。
しかし、衣玖が全く敵の数を減らしていなかったため、すさまじい弾幕の嵐に襲われることになった。
早苗「くっ、なかなか敵の攻撃が激しい……。『エルウィンド』!」
その時、手元から不吉な音。早苗が手元を見ると『エルウィンド』の魔道書が壊れてしまっていた。
早苗「しまった、使用限界が!あっ、予備の魔道書を持って来るの忘れた!」
攻撃できる魔法がなくなってしまったら、もうおしまいである。
とりあえず手に持っていた『リライブの杖』で敵をぶん殴ってみたりしたが全く効かず、遂に敵に囲まれてしまった早苗。
万事休すかと思った次の瞬間、虚空から声が聞こえた。
???「早苗、大丈夫かい?」
早苗「その声は、神奈子様!」
神奈子「お前は、風祝としてこの世界を見定め正しい方向に導かねばならない。いまこそ、聖なる風の魔道書、
フォルセティを委ねるときなのだろう。さあ、早苗、受け取るがいい」
早苗「これが…わが神社に伝わるフォルセティ…ああっ、この力は…この暖かさは…」
神奈子「早苗、忘れるな。風祝は、風のごとく、おだやかに流れ、世界を暖かい方向へ導くものだ。決して戦うことが使命ではない」
早苗「はい、わかっています。それこそ私が最も望む生き方です」
神奈子「そうだな、確かにお前は風の申し子かもしれない。早苗…もう行け。元気でな…ムチャはダメだぞ…」
声が途切れる。早苗の手には、一つの魔道書が収まっていた。
襲い掛かろうと包囲を狭める敵と相対し、早苗はその魔道書を開いた。
早苗「『フォルセティ』!」
すさまじい風魔法が発動し、取り囲んでいた敵が綺麗に吹き飛ぶ。早苗はこの風に乗り、最深部へと急いだ。
トラップも弾幕も全てかわし、最後のドアを蹴り開ける。
天子「よく来たわn」
早苗「『フォルセティ』!」
問答無用で吹っ飛ばされる天子。いきなり壁に叩きつけられた天子は目を回してしまった。
早苗「ええと、確かラスボスを倒したらボタンを押すんでしたよね。ぽちっとな」
早苗がボタンを押すと、外では花火が上がった。
文「東風谷早苗選手、ゴールです!」
阿求「『フォルセティ』が使えるのってハイプリーストじゃなくてセージじゃ……」
文「まあ、細かいことは言いっこなしで。にとりさん、演出ってこの花火のことですか?」
にとり「うん、最後に特大の花火も上がるよ」
次の瞬間、大砲のような音と共ににとり城の屋根から真上に超巨大な花火が打ち上がった。
文「あやややや、これは最高の演出ですねえ。ところで、なかなか爆発しませんけどいつ爆発するんですか?」
にとり「あれ……?あっ、しまった(ダッ)」
文「ちょっ、おま、何で逃げるんですか、にとりさん!?あやや、東方ファイト、また次回お会いしましょu」
にとりのミスで爆発せず、そのまま降って来た花火に押しつぶされるにとり城と放送席。
早苗を初めとする関係者は全員救助されたものの、にとりは関係者(主に霊夢と文)にこっぴどく叱られることになったのだった。
結果:ラスボスも吹き飛ばして攻略成功。