霊夢「(年末年始でかなり食べ溜めたから、これで春まで楽勝ね。今日は消耗しないようにしなきゃ)」
アリス「(ちょっと魔理沙の家にお邪魔し過ぎたかしら……
このままじゃ、おせちとお餅でウエストが魔界地方都市だわ……)」
白蓮「はい、ファイト会場に着きましたよ」
ルイズ「できれば観光目的で来たかったわ……」
東方ファイトの召集を受け、永遠亭に集まる四人。
何故永遠亭に、と訝しむ一行の前に、鈴仙が現れた。
鈴仙「こんにちは、今日から皆さんの教官を務めます、鈴仙・優曇華院・イナバです」
鈴仙の口調に霊夢とアリスが内心で首を傾げると、イナバたちが四人一組で巨大なリュックを――
というか、既に何かがみっしりと詰まって、『背嚢』と言った方がしっくりくる荷物を運んで来る。
鈴仙「本日は耐久ブートキャンプですので、まずは皆さんにこれを装備して頂きます」
アリス「ちょっと待って、今日のファイトってトレーニングか何かじゃないの?」
鈴仙「はい、トレーニングです。月の都で玉兎達の行っている、新兵用のブートキャンプを行います」
ここまで来てやっと、霊夢とアリスは、鈴仙の目がいやに落ち着いているのに気付いた。
普段の鈴仙ではなく、教官モード、軍人モードのスイッチが入っているに違いない。
白蓮「お手伝いしますよ。大丈夫ですか?」
ルイズ「全然大丈夫じゃない……私、一般人なんだけど」
白蓮「大丈夫ですよ、魔界の住人なんですから」
アリス「人形なら持ち歩いてるけど、ここまで重くはないわよ」
霊夢「年の初めから荒行なんてね……」
鈴仙「準備はよろしいですか?では砂を敷き詰めたコースを作ってありますから、そこでランニングです」
白蓮「はい。皆さん頑張りましょうね」
三人「……(ぽかーん)」
アリス「(ちょっと魔理沙の家にお邪魔し過ぎたかしら……
このままじゃ、おせちとお餅でウエストが魔界地方都市だわ……)」
白蓮「はい、ファイト会場に着きましたよ」
ルイズ「できれば観光目的で来たかったわ……」
東方ファイトの召集を受け、永遠亭に集まる四人。
何故永遠亭に、と訝しむ一行の前に、鈴仙が現れた。
鈴仙「こんにちは、今日から皆さんの教官を務めます、鈴仙・優曇華院・イナバです」
鈴仙の口調に霊夢とアリスが内心で首を傾げると、イナバたちが四人一組で巨大なリュックを――
というか、既に何かがみっしりと詰まって、『背嚢』と言った方がしっくりくる荷物を運んで来る。
鈴仙「本日は耐久ブートキャンプですので、まずは皆さんにこれを装備して頂きます」
アリス「ちょっと待って、今日のファイトってトレーニングか何かじゃないの?」
鈴仙「はい、トレーニングです。月の都で玉兎達の行っている、新兵用のブートキャンプを行います」
ここまで来てやっと、霊夢とアリスは、鈴仙の目がいやに落ち着いているのに気付いた。
普段の鈴仙ではなく、教官モード、軍人モードのスイッチが入っているに違いない。
白蓮「お手伝いしますよ。大丈夫ですか?」
ルイズ「全然大丈夫じゃない……私、一般人なんだけど」
白蓮「大丈夫ですよ、魔界の住人なんですから」
アリス「人形なら持ち歩いてるけど、ここまで重くはないわよ」
霊夢「年の初めから荒行なんてね……」
鈴仙「準備はよろしいですか?では砂を敷き詰めたコースを作ってありますから、そこでランニングです」
白蓮「はい。皆さん頑張りましょうね」
三人「……(ぽかーん)」
三人「……(ぜーぜー)」
鈴仙「皆さん厳しそうですので、少し早めにこれは切り上げて次に行きましょう。
と、その前に食事を摂った方が良さそうですね」
鈴仙の指示により、またイナバたちが現れ、見るからに高カロリーな肉料理を置いて行く。
鈴仙「訓練と、その後の十分な栄養摂取により、まずは基礎的な身体能力の向上を図ります」
ルイズ「……あの運動の直後に……こんな料理は……うぅ」
アリス「こんなの食べたら……大体筋肉が欲しいわけでもないのに……」
霊夢「あぁもう、こうなったら意地でも食べてやるわよ!」
白蓮「そうですね。この後も続くのですから、栄養は摂れる時に摂りませんと」
鈴仙「では食べながら聞いて下さい。次のトレーニングは――」
そう言って説明を始める鈴仙。
白蓮「あら、そういう運動でしたら、この動きを足した方が効果が――」
鈴仙「そうですね、しかしそれは上級者向けになりますので今回は――」
そこに白蓮が合いの手を入れ、二人は今後のプランで大いに盛り上がる。
アリス「……(霊夢、この隙に……)」
霊夢「……(ええ、逃げるわよ)」
ルイズ「やっぱり食べられないわ……」
アリス・霊夢「(ささっ)」
こっそり目配せをした霊夢とアリスは、背嚢に身を隠すようにして鈴仙の視線を遮ると、
低い姿勢のまま忍び足で逃げて行く。
鈴仙「では打ち合わせも終わりましたので、続きを――あれ?」
白蓮「二人とも逃げてしまいましたか……では私達だけで続きをやりましょう」
ルイズ「えぇっ!?もう勝負はついてるんじゃないの!?」
その後、逃げ遅れたルイズは鬼教官鈴仙とノリノリの白蓮にみっちりしごかれたのだった。
鈴仙「皆さん厳しそうですので、少し早めにこれは切り上げて次に行きましょう。
と、その前に食事を摂った方が良さそうですね」
鈴仙の指示により、またイナバたちが現れ、見るからに高カロリーな肉料理を置いて行く。
鈴仙「訓練と、その後の十分な栄養摂取により、まずは基礎的な身体能力の向上を図ります」
ルイズ「……あの運動の直後に……こんな料理は……うぅ」
アリス「こんなの食べたら……大体筋肉が欲しいわけでもないのに……」
霊夢「あぁもう、こうなったら意地でも食べてやるわよ!」
白蓮「そうですね。この後も続くのですから、栄養は摂れる時に摂りませんと」
鈴仙「では食べながら聞いて下さい。次のトレーニングは――」
そう言って説明を始める鈴仙。
白蓮「あら、そういう運動でしたら、この動きを足した方が効果が――」
鈴仙「そうですね、しかしそれは上級者向けになりますので今回は――」
そこに白蓮が合いの手を入れ、二人は今後のプランで大いに盛り上がる。
アリス「……(霊夢、この隙に……)」
霊夢「……(ええ、逃げるわよ)」
ルイズ「やっぱり食べられないわ……」
アリス・霊夢「(ささっ)」
こっそり目配せをした霊夢とアリスは、背嚢に身を隠すようにして鈴仙の視線を遮ると、
低い姿勢のまま忍び足で逃げて行く。
鈴仙「では打ち合わせも終わりましたので、続きを――あれ?」
白蓮「二人とも逃げてしまいましたか……では私達だけで続きをやりましょう」
ルイズ「えぇっ!?もう勝負はついてるんじゃないの!?」
その後、逃げ遅れたルイズは鬼教官鈴仙とノリノリの白蓮にみっちりしごかれたのだった。
結果:霊夢&アリスの逃走により魔界のお姉さんチームの勝ち。
サラ「あ、おかえりー。こっち側はどうだった?」
ルイズ「……もうおなかいっぱいよ。次回はちゃんと観光での滞在許可をもらうわ……」
サラ「?」
ルイズ「……もうおなかいっぱいよ。次回はちゃんと観光での滞在許可をもらうわ……」
サラ「?」