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ヒーロークラブ&SVS巻末映像紹介

ヒーロークラブおよび、バンダイ スーパービデオセレクション(SVS)の両シリーズで収録された巻末映像および、放送時間告知の変遷について取り上げる。


概要

児童向けソフトであるヒーロークラブおよび、同シリーズの玩具店発売用も兼ねていたSVSでは、メイン視聴者の児童層にアピールするため、巻末に収録されたラインナップの紹介映像が取り上げられていた。
初期は発売済みの全ラインナップを紹介していたが、やがて新発売のタイトルのみを扱う構成へと切り替わっており、内容も以下のように変化を重ねていった。
また、東映制作の特撮・アニメ作品に限り、ED前後に紹介作品の放送時間枠の告知がされることもあり、この形式はSVSの後継シリーズのばっちしVでも採用された。
ここでは、そんな時代ごとの巻末映像および、放送時間告知の変遷を述べる。

ヒーロークラブシリーズ

全体的な構成は以下の通りだが、生産時期によっては、巻末映像が別タイプに差し替えられており*1、パッケージ拡大後の生産分*2はカットされている。
そのため、各アイテムとも、型番とパッケージサイズで見分ける必要がある*3。

1988年11月~90年9月

この時期のタイトルは、巻末にシリーズのラインナップを紹介するPVが収録されており、SVSシリーズでも同パターンの構成を採用していた。
ナレーションは、主に田中秀幸氏が担当している。
発売(生産)時期 内容
88年11月分 緑バックにヒーロークラブのロゴを映したあと、各作品の映像を1カット挿入し、各巻ごとに紹介する構成。
紹介順はソフトの型番順で、『聖闘士星矢』2巻分→『ビックリマン』→『ゲゲゲの鬼太郎(3期)』→『仮面ライダー』→『ウルトラセブン』各1巻。
タイプ1のBGMに、一部作品の音声がそのまま重なる形式であった*4。
なお、『世界忍者戦ジライヤ』1巻の発売は翌月の12月だが、この時点ですでに磁雷矢(第二装着)のシーンが取り上げられている。
88年12月分 11月発売分の映像に、一部BGMの尺を長くして、12月発売の3タイトルを追加したもの*5。
追加された3作品は、他作品とはフォントが異なっている。
89年3月分 BGMがタイプ2に変更され、冒頭映像もRXがフォームチェンジするシーンへと変更された。
同時に、「僕らのビデオが続々登場!東映ヒーロークラブ!」のナレーションも挿入されるようになった。
また、上記2タイプでは1巻ごとの紹介であったが、本作からシリーズごとにまとめて紹介される形式へ変更された*6。
89年7月分 BGMがタイプ3に変更。冒頭映像は変化なし。
この月以降、価格表示に「(税抜)」表記が追加された。
また、同年4月発売の『アニメ名作童話』シリーズは、以降のものも含め、巻末映像では一切紹介されなかった。
89年9月分 88年12月分以来、BGMがタイプ1に戻り、冒頭映像は変化なしだが、一部のラインナップ紹介が簡略された。
簡略されたのは、主にアニメ作品*7および『セブン』の各作品*8。
『ライダー』紹介部分において、3・4巻の紹介パートが赤文字で「(10月27日発売)」のテロップ入りのものとなっていた。
89年10月分 『ライダー』3・4巻の正式発売後のものであり、発売予定の削除と同時に他作品と同じ青文字に変更。それ以外は変更なし。
89年12月分 BGMは引き続きタイプ1だが、尺が10月分より延長された。
冒頭映像も、『高速戦隊ターボレンジャー』のターボビルダーの屋上からラガーファイターが発進するシーンに変更された。
また、東映ヒーロー集合の大型ポスターの代わりに、キャラクターファイル*9のプレゼントに関するナレーションが追加された。
90年3月分 BGMがタイプ4に変更され、紹介作品も、当該作品と同時発売のタイトルのみを扱う構成となった。
この時期は3巻発売だったため、以下の体制となった。
・『ライダー⑥』:『ターボレンジャー②』&『スーパーギャルズメイト』の紹介
・『ターボレンジャー②』:『スーパーギャルズメイト』&『ライダー⑥』の紹介
・『スーパーギャルズメイト』:『ターボレンジャー②』&『ライダー⑥』の紹介
それ以外の発売済みのタイトルは、ラストでまとめて紹介される形式へと切り替わった。
キャラクターファイルのナレーションは89年12月分と同様。
90年5月分 BGMと冒頭映像は変更なしで、この体制は9月分まで続くこととなった。
新作の紹介状況は以下の通り。
・『戦隊スーパーバトルファイル』:『ウインスペクター&ジバン』の紹介
・『WSP&ジバン』:『戦隊スーパーバトルファイル』の紹介
キャラクターファイルのナレーションが怪人・怪獣編*10へと変更された。
90年7月分 3月分同様、3巻発売だったため、以下の構成となった。
・『地球戦隊ファイブマン①』:『特警ウインスペクター①』&『魔法使いサリー①』の紹介
・『WSP①』:『ファイブマン①』&『サリー①』の紹介
・『サリー①』:『ファイブマン①』&『WSP①』の紹介
なお、同PVでは、キャラクターファイルのナレーションも、実際同様に『怪獣・怪人編』との発言である。
90年9月分 本発売分をもって、巻末カタログ映像の形式が変更された。
・『ファイブマン②』:『WSP②』の紹介
・『WSP②』:『ファイブマン②』の紹介
こちらでは、キャラクターファイルのナレーションが再び『怪人・怪獣編』へと戻ってしまった。
なお、この9月分から、東映ビデオのロゴマーク映像が、クリスタルマウンテン仕様の4代目に変更された。

BGMについて

この時期の本PVに使われていたフリーBGMは、時期によって曲が異なるが、これらの大半の楽曲が、あらゆるメディアで使われている。
なお、89年12月分までのBGMは、同時期発売のSVSシリーズの巻末PVでも使われたが、90年発売分は使われなくなった。
ここでは便宜上、「タイプ+数字」で表記する。
タイプ 使用時期 備考
タイプ1 88年11・12月分
89年9~12月分
いかにもテクノポップ風な曲調で、初期タイトルをはじめ、複数のバージョンに使われたBGM。
一番有名な仕様のBGMだが、89年12月発売分は演奏時間が若干長めである。
バンダイのビデオヒーローシリーズ『ウルトラ・ヒーロー伝説』のウルトラマンタロウ編にも使用された*11。
タイプ2 89年3月分 打って変わって、明るくコミカルな雰囲気のBGMへと変更された。
タイプ3 89年7月分 タイプ2とはまた別の曲だが、こちらも明るくコミカルな雰囲気である。
特撮関連以外では、シンエイ動画制作のアニメ作品で使われることが多かった*12。
タイプ4 90年3~9月分 疾走感あふれる勇壮なBGM。
タイプ1同様、『ウルトラ・ヒーロー伝説』のウルトラマンレオ&80編のBGMにも使用。

1990年10月~99年3月

90年10月に巻末映像の形式が変更され、以降、99年3月分で次回発売予定のタイトルの紹介が廃止されるまで、試行錯誤を経ながら、大きく仕様変更を重ねていった。
発売(生産)時期 内容
90年10月分 黒バックに丸ゴシック体で「作品紹介」のテロップの直後、同時発売作品のタイトルが表示され、ダイジェストシーンにつながる形式へと変更された。
・『ファイブマン③』:『WSP③』のダイジェスト
・『WSP③』:『ファイブマン③』のダイジェスト
そこからブルーバックで発売分のタイトルをリストアップする形式へと切り替わったが、この仕様は10月分限りとなった。
90年12月分 ブルーバックに丸ゴシック体で「作品紹介」のテロップの直後、同時発売作品のタイトルロゴのみが表示され、映像がカットされた。
以降は引き続きブルーバックで発売分のタイトルをリストアップする形式は10月分と同様。
91年5月分 ブルーバックに丸ゴシック体で「作品紹介」のテロップが流れるのは90年12月分と同様だが、本仕様が最後となった*13。
また、新発売タイトルの紹介も省略された。
91年8・11月分 シリーズの発売状況が大きく激減した関係から、この時期のタイトルは一切、ラインナップ紹介含めて、巻末映像が未収録であった。
なお、92年2月分では、『鳥人戦隊ジェットマン』のビデオリリースが告知された。
92年5月分以降 本月から毎月発売が定着し、「次回の東映ヒーロークラブ」として、次回発売予定のタイトルの文字テロップが挿入される形式となった*14。
また、93年4月以降は上に表示されている東映マークとヒーロークラブのロゴが廃止された。
96年4~9月分 新たにヒーローが登場するような疾走感あふれるメジャーコードのアップテンポ風のBGMが追加された。
なお、曲の長さは発売タイトルの本数によって異なっていた。また、「毎月21日発売」から「毎月発売!!」に変更されている。
96年10月分以降 BGMが、爽快感あるシティポップ風のものに変更され、巻末ラインナップ廃止の99年3月まで2年半続いた。


SVS

同シリーズはバンダイが発売・販売に直接関与していることもあってか、同社から発売されている玩具・ゲーム関連のCMが収録される場合も多数見られた。
ヒーロークラブシリーズ同様、1988~89年まで発売された初期のタイトルには、巻末にシリーズのラインナップを紹介するPVが収録されていたが、ヒーロークラブより早く、1990年春までに廃止された。
シリーズラインナップの変更に加え、フォントの違いがあるものの、PVの内容およびBGMは、その時期に発売されていたヒーロークラブの巻末映像とほぼ同一仕様である。
発売(生産)時期 内容
88年11月分 各作品の映像を1カット挿入し、各巻ごとに紹介する構成はヒーロークラブ同様だが、SVSではロゴマーク表記なしで、『ビックリマン』の聖フェニックスのシーンが挿入される。
88年12月分 映像そのものは、冒頭のカットが聖フェニックスのものになっている以外は、ヒーロークラブ版と同様。
89年3月分 冒頭映像およびBGMはヒーロークラブ版と同様で、新たに「僕らのビデオが続々登場!バンダイスーパービデオセレクション!」のナレーションが挿入された。
また、ヒーロークラブ版同様、本作からシリーズごとにまとめて紹介される形式へ変更されたが、『星矢』の表記が『星闘士星矢』と誤記されていた。
ヒーロークラブ版のみで、SVS未発売の『マジンガーZ』と『キン肉マン』のアニメ2作品のパートが、『ウルトラビッグファイト』に差し替えられている*15。
89年7月分 BGMおよび、基本の流れはヒーロークラブ版と同様だが、以下の違いが存在する。
・ヒーロークラブ版の2巻がSVS版未発売の『ジライヤ』の紹介が1巻のみ
・『マジンガーZ』と『キン肉マン』の紹介が、『ビッグファイト』と『SDガンダム』の紹介に差し替え
89年9・10月分 『ビッグファイト』の増刊号2巻が発売されたことを受けての変更であり、BGM、冒頭映像、一部ラインナップの省略はヒーロークラブ版同様だが、こちらも以下の違いが存在する。
・『マジンガーZ』&『ジライヤ』の紹介パートが『SDガンダム』&『ビッグファイト』に差し替え
・一部ラインナップの簡略パートで、ヒーロークラブ版におけるキン肉マンの代わりに磁雷矢(第二装着)のカットが挿入された*16。
・『ライダー』紹介部分において、3・4巻の紹介パートが赤文字で「(10月27日発売)」のテロップ入りのものなのはヒーロークラブ版同様*17。
・89年10月発売タイトルのみ、ビッグファイト増刊号シリーズのテロップが赤文字に変更された。
90年以降、その代わりとして、CM関連へと切り替わったが、作品によっては巻末ではなく、冒頭に収録される場合もある*18。

放送時間告知

発売時点で放送中だった作品のうち、特撮・アニメを問わず、ほとんどの作品において、放送時間告知のテロップが表示されていたが、表示形式は時期によって異なる。
89年3月 『スーパー戦隊①』では、『ターボレンジャー』OP部分に固定のテロップが入った。
89年7月 『スーパー戦隊②』のターボレンジャーパートおよび、『ジバン』の#5編集パートにロール形式で挿入された。
90年3月 『ターボレンジャー②』の巻末に収録された『ファイブマン』#1の予告パートで固定のテロップが入った。
90年5月 本月発売の『戦隊スーパーバトルファイル』、『WSP&ジバン』から、テロップロール形式が定着する。
この時期の表記例は、以下のパターンが基本であった。
戦隊系:「(作品名)『毎週金よう日、夕方5時30分より、テレビ朝日系で大人気放送中!!』」
メタル系:「(作品名)『毎週日よう日、朝8時より、テレビ朝日系で放送中!!』*19」
97年4月*20 「毎週◯よう日」の部分が、「毎週◯曜日」の漢字表記に変更され、同時に文章末尾には「(一部地域をのぞく)」の表記も追加された。
99年4月 冒頭の警告文が流れる前に移行し、テロップもロール方式から固定式へと切り替わった。
基本的に各作品の提供クレジットで使われた画像を使用しており、BGMもほぼ同様の仕様であった。
初期は静止画のものが多かったが、2002年5月までには動画映像形式へと切り替わった。
ただし、『仮面ライダー555①』など、一部の作品では例外も存在する。
なお、発売時点で放送が終了していた作品の場合は、テロップが新番組のものに切り替わっている例もあり、混載作品でも、『スーパー戦隊④』の場合は、発売時点で放送開始済みだった『星獣戦隊ギンガマン』の紹介になっていた。
また、時間告知ではないが、放送終了直後に発売された93年1月発売の『特捜エクシードラフト②』および、翌月の同年2月発売の『恐竜戦隊ジュウレンジャー③』では、どちらも新番組の放送開始に関して「新番組のお知らせ」がブルーバックで告知された*21。

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最終更新:2026年10月06日 13:54

*1 これはSVSの初期タイトルも同様。

*2 両端に「T O E I V I D E O」の表記があるもの。

*3 型番は1988年11月~89年3月生産分および、それ以降のもの。

*4 ただし、『ライダー』のパートのみ、スカル魔に襲われる光太郎のアップの直後に1号~ZXまでの10人ライダーの姿が映し出されるパートを倍速映像で紹介しており、無音である。

*5 紹介順は『星矢』3巻分→『ビックリマン』2巻分→『ジライヤ』1巻→『鬼太郎』→『ライダー』1巻→『セブン』。

*6 ただし、一部作品はサブタイトルが未表記である。

*7 ヒーロークラブでのみ発売された『マジンガーZ』以外。なお、SVS版では同作と『ジライヤ』の紹介パートが『ウルトラビッグファイト』とアニメ『〇得スペシャル 機動戦士SDガンダム』の紹介に差し替えられた。

*8 SVS版では『キン肉マン』の代わりに、『ビッグファイト』と『SDガンダム』紹介の関係で除外された磁雷矢(第二装着)のカットが入ったが、画像はSVSでは発売されなかった同作2巻からの引用であった。

*9 変更時点では実写・特撮編。

*10 実際は『怪獣・怪人編』である。

*11 タロウVSコスモリキッド&ライブキング戦のBGMとして使用。

*12 1992年放送の同社のテレビアニメ作品『笑ゥせぇるすまん』#88、『クレヨンしんちゃん』、90年代半ば以降発売の『ドラえもん』のVHSの巻末映像などが該当。

*13 基本的にはシリーズごとの分類表記だが、なぜか、ライダー関連は個別の表記であった。

*14 92年7月~同年9月発売分では、右下に「以下 続々発売!」の表記。同年10月発売分以降は、時期によって表記が異なる。

*15 同パートのナレーションにおいて、7・8巻の発売を告知している

*16 ただし、画像はSVSでは発売されなかったヒーロークラブ版2巻に収録された#35からの引用であった。

*17 89年10月発売タイトルのみ青文字となり、発売予定のテロップが削除された。

*18 ビッグファイトの『ウルトラマンパワード』関連が該当。

*19 『ブルースワット』以降は、戦隊同様に、「大人気放送中!!」の表記へ切り替わった。

*20 この時期から、戦隊の放送時間が、現在の1つ前の世代である日曜朝7時30分へと変更された。

*21 前者は『特捜ロボ ジャンパーソン』、後者は『五星戦隊ダイレンジャー』。