区間と愛称・管理区分
JR西日本が管轄する本線の区間は、米原駅 〜 神戸駅 の区間です。
この区間は内部で以下のように「愛称」が付与され、案内などで扱われています。
この区間は内部で以下のように「愛称」が付与され、案内などで扱われています。
| 米原 〜 京都 | 「琵琶湖線」 |
| 京都 〜 大阪 | 「JR京都線」 |
| 大阪 〜 神戸 | 「JR神戸線」 |
多くの案内表示・利用者案内では「東海道本線」という名称よりこれら愛称を用いることが一般的です。
運行種別と停車パターン
主な種別
普通(各駅停車):沿線の通勤・近郊輸送を担い、多くの駅に停車します
快速・新快速:停車駅を絞り、所要時間を短縮した運転形態。特に「新快速」がこの区間で主要な優等種別として機能しています。
優等列車(特急・寝台等):本区間を通して一般旅客向けに多数運行されてきましたが、近年は割合が少ない傾向です。旧来の長距離優等列車は多数が新幹線や高速交通へ移行しています。
停車パターンの特徴
新快速・快速の停車駅は主要ターミナル・都市近郊駅に限られるため、普通列車との所要時間差が大きく出ます。
昼間時間帯・通勤時間帯・深夜帯で停車駅数・編成数・運転本数が変化します。
「新快速」等は大阪-神戸-京都・米原方面を比較的スピード重視で結び、通勤・都市間輸送の柱となっています。
昼間時間帯・通勤時間帯・深夜帯で停車駅数・編成数・運転本数が変化します。
「新快速」等は大阪-神戸-京都・米原方面を比較的スピード重視で結び、通勤・都市間輸送の柱となっています。
線路・設備・運行上の構造的特徴
- 本区間には多線区画(複々線=四線以上)が設定されており、種別・速度・運転目的の異なる列車を整理運行できる構造が整っています。
例:草津駅-神戸駅間が複々線区間となっており、速度の異なる列車を捌く基盤となっています。
- 電化方式は直流1,500 V、軌間1,067 mm。
- 管理・運行上、線区による分割・直通運転の方式・閉塞方式・保安装置の違いがあります(例えば複線・単線・貨物線との共用・支線など)。
利用実態・沿線の特性
- 本線(米原〜神戸区間)は、都市圏を結ぶ「大都市近郊輸送」の性格が非常に強い区間です。京都・大阪・神戸を中心とした関西大都市圏を横断しており、通勤・通学・都市間移動が日常的です。
- 停車駅数・沿線人口・列車本数ともに高く、ピーク時には混雑が顕著な区間もあります。
- 観光・レジャー用途の列車も存在しており、沿線に観光地(例えば琵琶湖近く、京阪神都市圏など)を抱えるため、土休日・繁忙期には観光需要も加わります。
- ただし、長距離旅客(本線全通区間・優等列車)への比率は過去ほど高くありません。新幹線・高速交通網の発達に伴い近郊・都市間輸送に重点が移行しています。
運行上のポイント・留意点(簡易トリセツ)
- 案内表示・時刻表で「東海道本線」と記されない場合があるため、利用時には「琵琶湖線/JR京都線/JR神戸線」といった愛称を意識する必要があります。
- 停車パターンが種別・時間帯によって大きく変わるため、目的駅までの所要時間・停車駅を事前確認することが重要です(例えば普通列車では所要が長くなる区間もあります)。
- 混雑時(特に大阪-神戸区間の通勤時間帯)では、優等列車(新快速等)が混雑軽減・所要時間短縮の役割を担っています。
- 多種別・複線以上運転の区間が多いため、ダイヤの乱れがあると影響範囲が広く、代替輸送や迂回運転が設定される可能性があります。